豆知識

遺品整理

一軒家の遺品整理費用を安くする3つのコツを遺品整理士が教えます。

実家や相続した家の遺品整理の費用にいくらかかるのか不安で、空き家のままにしている方も多いのではないでしょうか。
同じ一軒家でも遺品の量や敷地の広さによって費用は50万円以上変わりますが、相場価格は決まっています。

この記事では一軒家の遺品整理費用の相場価格や安くするコツ、良い遺品整理業者の選び方を遺品整理士がご紹介します。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。


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一軒家の遺品整理の相場費用

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一軒家の遺品整理費用は15万円~70万円が相場費用になります。

間取り 相場料金
1部屋だけ 3万円~8万円
1LDK 6万円~30万円
2LDK 12万円~40万円
3LDK 18万円~50万円
4LDK 22万円~70万円
5LDK以上 27万円~120万円

 

一軒家のワンルームだけ

一軒家のうちのワンルームだけを片付ける場合の費用は3万円から8万円程度です。1部屋分だけの遺品整理なので量が少ないため、作業人数は1~2人で済み、作業時間は1~3時間ほどとなります。ワンルームだけの遺品整理を依頼するパターンは、同居家族がおり、故人の使っていた部屋だけ業者に任せたいという場合に多く見られます。

1LDK「6万~30万円」

1LDKの一軒家の遺品整理費用は、6万円~30万円程度となります。「1LDKの戸建て」というと小さすぎるのではと考える方もいますが、子供が独立した後に夫婦だけで住むために建てた平屋や、都心部の1階がガレージで2階を居住空間とする狭小住宅などがあります。1LDKの一軒家では、遺品整理の作業人数は2~4名程度、作業時間は2~6時間です。

2LDK「12万~40万円」

2LDKの一軒家の遺品整理を業者に頼んだ場合、費用は9万~40万となります。作業人数は3~6名程度、作業時間は3~8時間です。都心部では、広い土地を確保しづらいため2LDKの一軒家が多い傾向が見られます。

3LDK「18万~50万円」

3LDKの一軒家では、遺品整理の相場費用は15万円~50万円であり、遺品整理の料金相場の標準的な価格帯と言うことができます。日本の戸建ての平均面積は35~40坪であり、この坪数では3LDKあるいは4DKが標準的な間取りとなるためです。
部屋数が多いほど遺品の量も多くなるため、遺品整理費用は高くなります。

4LDK「22万~70万円」

4LDKの一軒家の相場料金は22~70万円です。部屋数が広くなると1部屋まるまる物置状態になっているケースも増えるので、費用は高くなります。子供が独立した後もベッドや学習机がそのままになっているため回収に時間もかかるようになってきます。

5LDK以上「27万~120万円」

先祖代々引き継いできた一軒家は7LDKや8LDKの間取りもあります。昔ながらの田の字になる部屋や仏間、客室など普段使われていない部屋が多いのが特徴です。使っていない部屋にも来客用の応接セットやピアノ、仏壇など1つ1つのサイズが大きいため遺品整理費用も高額になります。

田舎の一軒家

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郊外の一軒家は基本的に面積が大きく、広い庭が付いている場合もあるので処分する遺品が多くなりがちです。先祖代々続く家で蔵や離れもあります。蔵いっぱいに遺品が詰まっているようなケースはとくに高額になります。

郊外に立地している一軒家は、遺品整理業者の事業所から遠いケースも見られ、業者が移動するための交通費や時間が余分にかかるため費用が加算される可能性があります。たとえば、2時間以上かかる時には、都心部に比べて10万円以上高くなることもあります。

田舎の家の処分は【田舎の家の処分方法2つと処分できない時の対処法―どこに相談する?】をご覧ください。

遺品整理費用が100万円以上になる時

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遺品整理費用は通常100万円以内に収まることが多いのですが、戸建ての場合は100万円以上になることも珍しくありません。

遺品整理費用が100万円を越えてしまう場合には、次の3つのケースが存在します。

遺品が多い場合

遺品整理費用が100万円を越える理由の一つとして、遺品が多いことがあげられます。

4LDK以上の広い間取りいっぱいに遺品が残されているケースでは10人程度のスタッフで対応する必要があり、その分の人件費が追加されます。
遺品を回収するために必要なトラックの数も必要です。2トントラック台数が1台増えるごとに、基本料金に8万円程度の費用が加算されていきます。

遺品整理費用は、作業人件費・車両費・廃棄物処分費・オプション費用から成るため、遺品量が多いと作業人件費・車両費・廃棄物処分費の3点が増額となります。そこにゴミ屋敷清掃や孤独死の特殊清掃などのオプションが追加されれば、遺品整理費用として100万円を超える可能性が高まるのです。

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悪質業者に頼んでしまった場合

相場よりも高い料金を請求してくる悪質業者に頼んでしまった場合、費用が100万円を越えることがあります。

見積もり時に相場以下の安すぎる金額を提示してきて、当日の作業後に追加費用として異常な高額請求をしてくる悪質業者もいるので注意しなければなりません。高額請求してくる悪質業者を避けるためには、見積もり時に相場からかけ離れて高すぎたり低すぎたりする金額を提示してくる業者は選ばないようにします。

悪質業者を避けるための、詳しい方法は後述します。

一軒家の遺品整理が大変な3つの理由

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一軒家の遺品整理は、マンションでの遺品整理よりも手間や時間がかかるケースが多く見られます。3つの理由を解説します。

1.遺品の量が多い

一軒家はマンションよりも遺品の量が多くなりがちで、遺品整理作業が大変になります。

なぜなら、一軒家はマンションよりも居住空間の間取りが広くて部屋数が多いケースが一般的であり、部屋の面積が増える分だけ、部屋の中の遺品も多くなる傾向があるためです。

例えば、子供たちが独立して出ていった後の実家などは、実際に機能していた部屋数は少なくても、使わなくなった学習机などの不用品があふれる「物置き部屋」があるケースが見られます。

自分たちで遺品整理をする場合、遺品の量が多ければ多いほど、何人かの遺族に頼んで労働力を確保しなければならず、体力・時間的な負担を覚悟する必要が出てきます。遺族にマンパワーや体力的・時間的な余裕がなければ、遺品整理業者に依頼するほうが現実的です。

遺品整理がつらい理由は【遺品整理がつらい3つの理由と悲しみを乗り越えた方法】をご覧ください。

2.遺品整理先が遠方にある

遺品整理先が遠方にあると、それだけで余分に手間や時間がかかります。

なぜなら遺品整理作業だけでなく、往復にも労力と時間を要するためです。遠ければ、交通費も高額になります。

遺品再利が大変な立地

・リゾート地にある一軒家
・駅から徒歩30分以上離れている一軒家
・別荘地にある一軒家

実家が一軒家である場合、都市圏から離れた郊外に立地していることが多いのです。

3.庭や物置がある

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庭や物置がある一軒家では、遺品整理作業がさらに大変になります。

伸び放題の庭木や雑草を刈り込んだり、灯篭や石材、不要な自転車などを撤去したりという重労働が発生するためです。ゴミの処分作業や解体時の騒音で近所迷惑になる可能性にも配慮しなければなりません。

物置の解体は自分で行うこともできますが、手間や時間を省くためには電動ドライバーを用意する必要があります。解体した後の壁や床は粗大ゴミとして処分できない自治体もあり、その場合は自分で細かく切断して不燃ゴミなどの規定サイズまで小さくしなければなりません。

物置のなかに耕運機やコンバインなど農機具などがある場合、粗大ごみでは出せないので不用品回収を別途依頼する必要があります。

庭作業は木の伐採に専用の道具が必要であり、道具や技術がないことを理由に庭の整理作業を断る遺品整理業者もいます。業者でさえ敬遠することのある庭作業を、自分たちでやりきるのは大変です。

物置の解体費用は【物置の解体費用は15,000円~自分で解体すると安くなる? 】をご覧ください。

一軒家の遺品整理費用を安くする3つのコツ

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次の3つのコツを意識すると、一軒家の遺品整理費用を安くおさえることができます。コツを掴めば遺品整理の料金が10,000円以上安くなる場合もあります。

相見積もりをする

3社を目安に複数の遺品整理業者に相見積もりを依頼すると、遺品整理費用を抑えやすくなります。なぜなら自分の物件での現実的な費用相場が分かると、高額請求の業者を除外することができるためです。また、他社の価格と比較して金額交渉することも可能になります。

相見積もりをとる時は、相手業者に相見積もりである旨を伝えた上で、比較の際に物品数や作業内容など条件を揃えましょう。また、本命の業者を最後の順番に持っていき、より安い金額を提示した業者の見積もり金額を伝えると、金額交渉で有利になります。

具体的な金額例があると値引きに成功する確率が上がり、他社の見積もりから相場を把握し「何円以下なら契約します」と意思を示せば、業者も対応しやすくなるのです。ただし、過度な値引き交渉をすると良心的な業者が離れてしまうリスクがあるため、適正範囲内で交渉するように気をつけます。

遺品整理の見積もりは【失敗しない!遺品整理の見積もり。たった3つのコツで安くする】をご覧ください。

遺品の買取を利用する

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古物営業の許可を取得している遺品整理業者の場合は、遺品の買取も頼めるため買取金額を作業料金から相殺して費用を安く抑えることが可能です。貴金属類(金、銀、プラチナなど)、古銭、切手、テレホンカード、洋酒、着物、ブランド品、骨董品、購入から5年以内の家電製品などが主な買取対象品です。「古物商許可証」の取得業者であるかどうかはホームページの会社概要で確認でき、見積もりの際に確認してみるのもおすすめです。

さらに買取価格を上げたい場合には、遺品整理業者ではなく自分で買取専門業者に依頼したほうが高額査定を期待できます。遺品整理業者が古物商許可証を持っている場合でも、最終的な売却先は専門業者なので仲介料が発生し、買取価格が低くなってしまうためです。ただし一件ごとの買取依頼に手間がかかり、大型家具などは搬出・運送が難しいため、時間と手間を省きたい場合は遺品整理業者にまとめて頼むほうが効率的です。

遺品の買取は【遺品整理で買取される遺品7つと高く売るたった3つのコツ】をご覧ください。

自分でも遺品整理を進める

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自分で遺品整理を進めると、遺品整理業者に依頼する作業量・不用品の処分量が減るので遺品整理費用を抑えることができます。

ペットボトルや新聞紙など明らかなゴミや、仕分け作業が不要で体積のかさ張る布団類は、あらかじめ粗大ゴミなどとして処分を済ませたほうが安上がりになります。

運搬しづらい婚礼タンスや適正処理困難物の消火器、供養が必要な仏壇など廃棄の難しい物は、遺品整理業者に頼むほうが安心です。

ただし、家電は値段が付くものも多いため、処分する前に買取を検討するのがおすすめです。自分では「価値がなさそうだから処分しよう」と思うような遺品でも、業者を通してリユース、リサイクル、海外輸出などで利益が出せる遺品もあり、そのような場合は買取可能となります。そのため、処分する前に遺品整理業者に確認することをおすすめします。

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遺品整理費用が高くなる3つの原因

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遺品整理料金が高くなりやすい3つのケースを解説します。

1.売却日や退去日まで時間がない時

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一軒家の売却日が迫っている、遺族の意向があるなどの事情で、急いで遺品整理を急がなければならない場合、料金が高くなりがちです。迅速に仕分けや不用品搬出を行うためには、作業スタッフを増員したり、トラックの稼働台数を増やしたりと、緊急の案件では人件費・車両費の2点を増額して対応する必要が出てくるためです。

また、期限が迫っていると日程の調整が難しくなるため、土日など割高になりやすい日程で依頼せざるを得ないケースも出てきます。日程に余裕がある場合は、安く作業できる日程があるかもしれないので遺品整理業者に確認するのがおすすめです。

2.遺品整理先が僻地にある

遺品整理先が山間部などの僻地にあると、高額になりやすいです。遺品整理先と事業所を往復するための距離と時間が通常よりも大きくなるため、業者の搬出作業等にかかる負担が増えるためです。往復だけで1日かかってしまうような場合は、料金が通常の2倍に跳ね上がるなど高額になる恐れもあります。

高くなりやすいエリア

・遺品整理業者の事務所から2時間以上かかる
・遺品整理先の道路が狭い
・別荘地やリゾート地

3.オプションの追加が必要な時

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一軒家の遺品整理では、故人が孤独死して発見が遅れた際に「特殊清掃」「脱臭」のオプション追加が必要です。

そのほか、エアコンの取り外しや、仏壇の供養、車など動産の処分代行も依頼したい場合は、オプションを追加する場合があります。遺品整理で不用品を家から搬出したあと、経年劣化により壁や畳がカビたり水回りに頑固な汚れが目立ったりするときには、オプションとしてハウスクリーニングを頼むケースもあります。

費用の目安として、特殊清掃は10万円程度、合同供養は1万円~、ハウスクリーニングは間取りによって5万円~、廃車代行は2万円程度です。

遺品整理は、単に家を空っぽにするだけでは完了しません。動産の処分や遺産相続に関する手続き・申込みなど作業が多岐に渡るため、自分ですべて行う場合は、それぞれの依頼先に合わせて日程調整し、手数料を支払うといった手間がかかります。追加費用は必要ですが、遺品整理に関するさまざまなオプションサービスを提供している遺品整理業者に依頼すると効率的に勧めることができます。

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一軒家の遺品整理で選ぶ遺品整理業者

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大事な遺品を任せる業者ですから、一軒家の遺品整理を依頼するには実績豊富で優良な業者を選ばなければなりません。業者選びのポイントは次の5つです。

1.スタッフの人数が多い

一軒家は遺品の量が多いため、スタッフ人数が充足している必要があります。そのため、最低5人程度のスタッフが在籍している業者だと安心です。

人数が少ない場合でも、遺品整理の経験が豊富なスタッフがいれば効率的に作業でき、バイトや派遣のスタッフに対しても的確に指示を出して作業をスムーズに進めてくれます。

人数が極端に少なく、作業に馴れていないスタッフばかりといったケースでは、遺品の仕分け作業や取り扱いが雑になる恐れがあります。必要に応じて人員を多く割り当てられる、スタッフ人数にゆとりのある遺品整理業者のほうが安心です。

2.遺品整理先と遺品整理業者が近い

遺品整理先と遺品整理業者の事業所が近い業者がおすすめです。なぜなら、往復に要する時間と距離が少ないと、不用品搬出の際の費用を抑えやすくなるためです。トラックが往復する時間を短くなるのでピストン輸送も可能になり、トラック台数を減らして車両費を節約できます。

3.遺品整理に必要な資格を持っている

遺品整理業者が営業する際に「絶対に無ければいけない資格」というのはありませんが、次の3つの資格を保有する業者は安心感があり、サービスの幅が広がるためおすすめです。

●「一般廃棄物収集運搬業許可」(提携も可)
●「遺品整理士」
●「古物商許可」

一般廃棄物収集運搬業許可

一般廃棄物収集運搬許可は、遺品を不用品として廃棄場に運搬するために必要な許可です。市区町村の担当窓口またはホームページで許可の有無を確認することができます。「産業廃棄物収集運搬許可」と名前が似ていますが、異なる資格です。

無許可業者は遺品を廃棄場に運搬することができず、許可を持っている別業者と提携して運搬を委託する必要があります。一般廃棄物収集運搬業許可を持っていない業者に依頼する場合は、契約前に「どの様に処理されるのか」を必ず確認しましょう。別業者に委託していることをすぐに返答できない業者は、違法投棄するリスクがあるので避けたほうが安全です。

遺品整理士

遺品整理士は一般社団法人・遺品整理士認定協会の認定資格です。遺品整理士は廃棄物処理の法律に精通し、遺品の取り扱いや供養に適正に対応可能なスペシャリストなので、遺品整理士が在籍している業者は信頼性が高いです。

遺品整理士については【遺品整理士は必要?資格の意味と業務内容】をご覧ください。

古物商許可

古物商許可がない遺品整理業者は遺品の買取ができないため、遺品整理費用から買取価格を相殺することができません。そのため、「遺品整理費用を抑えたい」、「買取を別業者に依頼するのが大変」、という場合には古物商許可を持つ遺品整理業者に依頼する必要があります。
遺品整理に必要な資格は【遺品整理士は必要?資格の意味と業務内容】をご覧ください。

遺品整理業者の選び方は【遺品整理業者の選び方・失敗しない3つのポイントでトラブル回避する】をご覧ください。

4.トラックの台数が多い

トラックの保有台数が多い遺品整理業者も一軒家の作業に慣れています。一軒家の室内にある家具は1点1点の家具や家電のサイズが大きく、遺品の量も増えるため1度に回収するにはトラックの台数も必要です。

目安
・トラックを3台以上保有している
・2トントラックを保有している

遺品整理に来てくれるトラックの大きさと数は見積書で確認できますし、電話での問い合わせでも確認できます。

5.スタッフの対応が丁寧

スタッフへの教育が行き届いている遺品整理業者を選びましょう。一軒家の遺品整理は2日~3日以上にわたって作業を行います。すべての部屋に立ち合いができないため、スタッフへの信頼がないと安心して任せられません。

問い合わせや無料の訪問見積もりを利用して、スタッフの雰囲気や対応を確認していきます。

安心できるスタッフの特徴

・親身に話を聞いてくれる
・身だしなみに清潔感がある(ひげや頭髪、着こなし)
・料金や処分方法の説明が丁寧

遺品整理に必要な知識はもちろんのこと身だしなみや言葉使いなど、細部まで気配りができているのが、優秀なスタッフの特徴です。

遺品整理の悪徳業者に注意

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残念ながら、遺品整理業者をうたう悪徳業者が存在するのも事実です。悪徳業者の具体的な手口は以下の3パターンがあります。

高額請求

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悪徳業者の特徴として、高額請求してくるパターンがあります。見積もりの時点で相場からかけ離れた高額な費用を提示してくる業者もいますが、より注意が必要なのは「見積もりが適当で、当日に高額な追加費用を請求してくる」というパターンです。平成30年の国民生活センターの報告によると、当日に「搬出用のトラックの追加が必要」と言われ、当初の約2倍の金額を請求されたケースも存在します。

高額請求の兆候
・料金が高すぎる、安すぎる
・見積書に詳細がない(作業一式と書かれているなど)
・一軒家なのに訪問見積もりをしない

訪問見積もりだけで手数料を要求するような業者は論外と言えます。見積書は、費用の内訳が明確であること、基本料金と追加料金の作業内容が明記されていることを確認すると、高額請求を避けることができます。

不法投棄

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悪徳業者の中には、回収した遺品を廃棄場に運ばすに不法投棄してしまう業者も存在します。「一般廃棄物収集運搬許可」がなく、許可業者も未提携な遺品整理業者では、廃棄場に運ぶことが出来ないため不法投棄するリスクが高いです。不法投棄が発覚した場合、遺品の処分を業者依頼した依頼主が罰金などを支払う義務を負う、いわゆる「排出者責任」が発生します。

不法投棄の罰則

・個人の不法投棄:5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられる

・法人の不法投棄:3億円以下の罰金刑が科せられる

不法投棄に巻き込まれるリスクを避けるためには、その業者が「一般廃棄物収集運搬許可」を持つか、許可を持つ他業者と提携していることを確認することが大切です。見積もり時に、処分してほしい家具の処理方法をきちんと説明できるかどうかも一つの見分けポイントと言えます。

違法な業者については【廃品回収車は違法!?トラブル体験談と不用品の安全な捨て方】をご覧ください。

雑な遺品の取り扱い

悪徳業者として、違法とまではいかなくても作業の質が悪いケースも存在します。「遺しておいてほしいと伝えていたにもかかわらず、勝手にゴミとして処分されてしまった」「きちんと仕分けせず手あたり次第ゴミとして処分しようとしていた」など、遺品を雑に扱われるケースも見られます。料金の安さ・作業の早さだけを売りにするような業者は、このトラブルが起こりやすいです。

「価値」のある遺品とは、資産価値のある現金や通帳などだけではなく、遺言書やエンディングノート、写真、手紙、想い出の品物なども貴重な遺品として取り扱わなければなりません。ただ換金できるかどうかだけを判断軸にする業者に依頼してしまうと、後悔することになります。訪問見積もりにきたスタッフが清潔感のある制服を着用しているか、接遇マナーが問題ないか、質問に的確に答えられたかをチェックして業者を選ぶと、リスク回避につながります。

遺品整理後の一軒家はどうする?

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遺品整理を済ませた一軒家は、家族が移住する予定がなければ空き家のまま管理するか、売却、解体するかの3択となります。ここでは、郊外の一軒家を例に説明します。

空き家を管理する

空き家となった一軒家を管理する場合は、固定資産税・都市計画税などの税金や、家屋の劣化や近隣トラブルのリスクを避けるための修繕費・火災保険料などの費用を負担して空き家を管理する必要があります。家屋の劣化防止や放火などの犯罪リスクを回避するには月1回程度の頻度で通う必要がありますが、自分で行うのが難しければ空き家管理会社に維持管理業務を委託します。

空き家を放置するとすぐに劣化して資産価値が低下したり、近隣トラブルの原因となったりするので注意が必要です。倒壊の危険がある、著しく不衛生であるなどの場合などは『空き家等対策の推進に関する特別措置法』の「特定空き家」に認定されて罰則対象となるリスクもあるため、空き家は放置せず適正に管理しなければなりません。

空き家の管理方法は【空き家の管理は月に1回30分・ポイントが分かれば自分でできる】をご覧ください。
空き家の活用方法は【空き家の活用5つの方法と決められない時の解決策】をご覧ください。

売却する

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空き家となった一軒家を維持管理したり、解体して更地を所有したりするのが困難な場合は、不動産業者に売却するほうが費用や手間などの負担が少なく、収入を得ることもできます。地方の物件は需要が低く賃貸活用に不利であるため、売却して手放すほうが低リスクと言えます。

相続した空き家を譲渡や売却した場合、利益が出ても3000万円を越えなければ税金がかからない、3000万円の特別控除の特例が受けられるケースがあります。なお、この特例は令和5年12月31日までの間に売却した場合に限られるため注意が必要です。

地方などでは特に、先祖から引き継いだ土地・家を手放すのに抵抗がある場合もありますが、売却を現実的な選択肢として検討するのがおすすめです。

実家が空き家になったら【実家が空き家になったらまずやる手続きと費用。管理方法と空き家対策】をご覧ください。

取り壊す

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一軒家を解体して更地にし、駐車場や事業用地などとして活用する方法です。更地にすると用途の幅が広がり、管理費用や維持費が抑えられるのがメリットと言えます。一方で、住宅がないため固定資産税が最大6倍に跳ね上がる点には注意が必要です。賃貸活用と同様に、地方では需要を見込みづらく収益が出ない場合もあるので、更地にする場合は地域需要を十分に調査してから検討します。

解体費用は【家の解体費用は80万円以上―内訳と10万円以上安くする3つの方法】をご覧ください。

一軒家の遺品整理事例

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庭木の伐採と空き家の遺品整理

作業価格 190,000円
間取り 3DK
日数 1日間
人数 5人

栃木県郊外の遺品整理事例です。

息子様夫婦が週末に時間を見つけては遺品整理に通われ、タンスや机など大きな家具の回収と庭木の伐採をご依頼いただきました。
食器類や衣類、写真など細かいものは片付けられていた後だったので、3DKの割には低価格でのご提案となりました。伐採した庭木も回収させていただきました。

買取のある遺品整理

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作業価格 175,000円
買取金額 25,000円
間取り 3LDK
日数 1日
スタッフ 6名

遠方からのご依頼だったので、通常よりもスタッフを1名追加し1日で完結するようなプランを提案いたしました。故人様の趣味の釣り道具が納戸いっぱいに入っていたので、その場で査定し、作業完了後に買取させていただきました。

釣り道具の他にも「贈答品のタオル」や「記念金貨」なども買い取らせていただいたので、お見積価格よりも安くなりました。

故人様と同居していなかったときは息子様であっても遺品の把握ができていないので、遺品整理中に買取対象の遺品が出てくることもよくあります。買取が得意な遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。

一軒家の遺品整理費用まとめ

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・庭付き一軒家の遺品整理費用、相場価格は10万円~120万円
・遺品整理の見積もりが100万円以上になる時は「遺品の量が多い」「悪質な遺品整理業者」の2パターンが考えられる
・田舎の一軒家は離れや車庫、庭に物置が付いているケースが多いので、費用は高くなる
・一軒家の遺品整理は敷地が広い分、遺品の量が多くなる。遺品整理先が遠方にある時には依頼者の負担が増す
・一軒家の遺品整理費用を安くしたい時には相見積もりや買取を利用する他に、自分たちで遺品整理を進めておくといい
・遺品整理業者の中には一定数、悪質な業者もいるので資格や許可の有無を確認して、慎重に選ぶ

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