豆知識

遺品整理

遺品整理で写真を処分する4ステップ・残す写真は3つの条件をクリアしている

遺品整理を進めていくと、必ず故人の写真の扱いに頭を悩ませることになります。
故人の写っている写真を捨てることへの罪悪感と、枚数の膨大さから作業しづらいのが写真の遺品整理です。

量も多く、判断基準も曖昧ない写真の遺品整理にはコツがあります。仕分け方法や保管、処分方法を正しく理解すると写真の遺品整理の負担は少なくなります。

この記事では写真を中心とした遺品整理のやり方をご紹介します。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

遺品整理,写真

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遺品整理が大変な理由

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死後には公的手続きや葬儀などで様々な負担がかかりますが、それらの中でも非常に大変な物の一つとして、遺品整理があげられます。

遺品整理が大変である理由は、以下の3つです。

①思い出がよみがえって辛い

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故人が生前に愛用していた品物にはさまざまな思い出がこもっているため、遺品整理をすると思い出がよみがえり、別れを意識して精神的に辛くなることがあります。

とくに写真は故人の姿がそのまま残っているため、思い出が鮮明によみがえることがあり、遺品整理しにくいものの一つです。

遺品を触ったり、見たりするだけでも気分が沈むときは、少し時間をおいて気持ちの整理がついてから写真の遺品整理に取り掛かりましょう。また、遺品を捨てるとバチが当たると感じたり、申し訳なく思ったりする場合は、供養をすると気持ちの整理ができるのでおすすめです。

②残す・捨てるの判断ができない

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遺品は一度捨てると取り返しがつきませんし、遺品整理を行う方は遺品の価値も分からないので、仕分けの判断に時間がかかるのも遺品整理が大変な理由です。価値が分からないものは買取業者など専門家に来てもらうと市場価格で判断してくれます。

骨とう品・美術品などの遺品は、骨董や美術品を専門に鑑定する査定士が在籍している買取業者を選びます。

また、親や先祖の写真は、捨てれば二度と手に入らない物であるため、捨てるのに躊躇する方も多いです。写真1枚1枚は小さなものでも、すべて保管しておくのは現実的ではありませんから、あらかじめ保管する枚数や残す写真の基準を決めると判断しやすくなります。

③遺品の量が多い

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故人の残したすべての物品が遺品となるため、家1軒まるごとの遺品が発生します。そんなに大量の遺品を整理するのがどれほど大変か、想像するのは難しくありません。戸建ての場合は遺品整理業者を利用した場合でもスタッフ5人で2日程度の時間がかかります。

自分たちで遺品整理をするときには早くても1か月、時間が取れない時には1年以上かかっても終わらないこともあります。
自分たちで遺品整理をするときは【遺品整理を自分でやるコツと手順/体験談と業者に頼んだ方が良いケース】をご覧ください。

遺品整理では平均して6,000枚以上の写真が見つけられ、すべての写真を調べて選別するには膨大な時間がかかります。写真の遺品整理だけで、数十時間の時間がかかることを覚悟したうえで、明らかに不要な風景写真などから手放していくようにします。
遺品整理がつらい時は【遺品整理がつらい3つの理由と悲しみを乗り越えた方法】をご覧ください。

遺品整理のタイミング

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遺品整理を始める時期には決まりはありませんが、目安として、四十九日法要のあとに行うのが一般的です。故人の住まいが持ち家だった時には急ぐことはありませんが、賃貸物件だった時には相続財産が減ることを防ぐためにもできるだけ早めに行います。

死後10か月以内

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相続税の申告期限である故人の死後10カ月以内には相続財産に当たる遺品は早期に整理するが必要があります。貴重品だけの遺品整理をすれば問題ありませんが、遺品整理の際中にタンスの奥から100万円以上の現金が出てくることもあります。

気持ちが落ち着いてから

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遺品整理は冷静な判断が求められる作業ですので、気持ちが落ち着いてから行います。故人が事故や心筋梗塞など急に他界した時には事実に気持ちが追い付かない時もあります。故人を思い出すだけでも心の安定が保てない時には、自分で遺品整理を始めるタイミングではありません。

特に写真の遺品整理は気持ちが落ち着いてから始めます。
写真は家具などと比べて場所を取りませんから、気持ちが落ち着くまでまとめて保管しておくのも一つの選択肢です。

気持ちが揺れている状態で遺品整理をしなければならない時は、手放しやすい大きな家財から整理し、写真は最後に手を付けましょう。

遺品整理を始める時期については【遺品整理の方法や時期~失敗しない3つの注意点と費用相場】をご覧ください。

遺品整理の料金相場

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遺品整理にかかる費用は、自分で行う場合と遺品整理業者を利用する場合とで数十万円の差があります。

①自分で行う時

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遺族たちが自分で片付ける場合には、基本的には粗大ゴミ回収料金、家電リサイクル料金、現地への交通費のみであり、交通費を除けば通常2万円程度で収まります。

粗大ごみの処分料金は自治体によって異なりますが、テーブルなど大型家具でも1点当たり1000~2000円前後です。冷蔵庫やテレビ、洗濯機、エアコンなどは家電リサイクル法の対象なので粗大ゴミには出せず、1点あたり1,000~5,000円のリサイクル料金がかかります。
冷蔵庫の処分方法は【冷蔵庫を処分する4つの方法―買取・引き取りで損なく捨てる】をご覧ください。
洗濯機の処分方法は【洗濯機の処分方法4つー売る・譲る・安く捨てたいならー】をご覧ください。

自分たちで行う場合は費用を抑えることができますが、一般的な一戸建てで通常2トントラック5台分以上のゴミが発生すると言われており、家1軒分の家財を処分するには甚大な手間がかかりますので、計画的に始めましょう。

②遺品整理業者を利用する時

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家が遠方で遺品整理に通えない、遺族が高齢者なので遺品整理を行えないなどの事情がある場合は、遺品整理業者に依頼するのが現実的です。

業者に依頼した場合は、戸建て2階4LDKで200,000円~となります。
費用は掛かりますが、遺品整理に要する手間や時間を削減できて精神的な負荷を減らすことができます。

少しでも費用を抑えたい時には自分で細かい分別や仕分けをした後で、大型の家具や家電の回収を遺品整理業者に依頼する「ハイブリッド式」もおすすめです。

写真の遺品整理

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写真の遺品整理は確認に時間がかかる上、故人との思い出が蘇り遺品整理作業が進まなくなってしまうことも多いので、一番に最後にまとめて行います。

遺言書やエンディングノートの確認

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遺言書やエンディングノートで、故人自身が写真の取り扱いに関する希望を書き遺している場合があるので必ず確認します。特に遺言書は法的な拘束力があるため、記載があれば従います。

その後、写真の遺品整理を4つの手順で行います。すべての写真を集める、要・不要で分類する、必要な写真は保管する、不要な写真は処分する、以上の4工程を、順番にお伝えします。
エンディングノートについては【エンディングノートで資産や希望を明確にする10項目―無料配布先も】をご覧ください。

1.遺品整理する写真やアルバムを集める

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まずは家の中にある印刷された写真とアルバムをすべて一カ所に集めます。印刷された写真は、本棚、押し入れ、タンス、机、本のページの間などさまざまな場所から見つかるものです。遺品整理をしていると引き出しや封筒の中などによく挟まっています。

アルバムから剥がす

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アルバムごと遺す時以外はアルバムに貼ってある写真は外して、アルバムはゴミとして処分します。30年以上前に主流だった粘着タイプのアルバムは重くて場所も取りますので、アルバム事態に思い入れがある時以外は保管しなおした方が綺麗に収納できます。

アルバムの粘着性台紙から写真を取る必要がある場合、ドライヤーなどを使って温め、少し冷やしてから丁寧に持ち上げると、簡単に剥がすことができます。

スマホやデジカメ内の写真

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デジタル機器内の写真も見逃さないよう注意します。
スマホやデジタルカメラは、フィルムカメラに比べて気軽に撮影できるため、枚数が増え、スマホ1つの中に5,000枚以上残されていることもあります。

何千枚と写真データを溜め込んで、見返す機会もないまま撮りっぱなしにしている方が非常に多いです。

パソコンやスマホの中にデータが残されている場合、機器のロック解除やデータ移行を、デジタル専門の遺品管理業者に依頼するのもおすすめです。デジタル遺品管理業者には、膨大な枚数のデジタル写真のデータの分類・整理を依頼することもできます。

デジタル遺品の処理や取り扱いは【デジタル遺品のトラブルの3つ!パスワードが分からないときの対処法】をご覧ください。

2.写真を分類する

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写真の全体量を確認して、保管スペースに応じて残すか否かを決定します。目安としてアルバム2冊まで、枚数にすると50枚くらいが適量と言えます。

平均して6000枚ある写真のほぼすべてを捨てなければいけないので、残す写真の基準に当てはまる写真を探しだす作業と捉えて、該当しない場合には全て捨てる気持ちで作業する必要があります。
具体的な残す写真の基準を3つ紹介します。

①同じシーンでの写真は1枚だけ

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同じシーンの写真は1枚だけ厳選して残します。

遺品整理で見つかる写真は同じ場所で角度を変えた写真や予備用にとられた写真が残してあることもあります。使い捨てカメラやフィルムカメラは全て現像が必要でしたので、「勿体ないから」や「1人目をつぶっているから」という理由で残されていることが多いのですが、1人1人の映りを基準にすると残す写真ばかりになってしまいます。

1回の旅行で残す写真は1枚だけなど、同じシーンの写真が重複しないように選びます。風景写真や食事の写真も基本的に処分する写真になります。

②結婚式や成人式の写真

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結婚式や成人式など、人生の節目に当たる日の写真は、特別なときを切り取った大切なものなので残すようにします。
親族が全員集合した写真は特に貴重です。子供に先祖について伝える時や新たな節目に比較できるように残す写真として分類します。

③友人や家族と映っている写真

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故人が友人や家族と映っている写真は表情も良く、人となりも思い出せるので残した方がいい写真です。基本的には保存状態や写りが良い写真だけを選びましょう。

また、故人が単独で写っている写真は四十九日の法要や1周忌のタイミングでほしいという親族が現れることもありますので、残す写真の一つです。

写真を見返したときに遺族が故人を思い出し、良い思い出が蘇るような笑顔の写真を中心に選ぶと遺品整理における満足度も高まります。

3.残しておく写真の保管する

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残しておく写真は、以下に示すもののうち、自分に合った方法で保管します。
ばらばらの写真のままで放置すると、写真同士がくっついてかびたり、劣化したりする恐れがあるのでアルバムやデータ化するなど形を変えて保管します。

形見分け

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故人の写真を、家族や生前に親交のあった親族・友人で分ける方法です。
写真を選別している自分にとっては不要な写真でも、他の人にとっては大切である場合もあるため、安易に捨てずに形見分けを検討します。

形見分けを渡す相手に好きな写真を直接選んでもらう方法や、10枚程度で選別して、包んで渡す方法もあります。

相手の許可なく突然渡すと、相手側の心の準備が出来ていない場合には負担になってしまいます。渡す前に必ず写真を渡したい旨を伝え、相手の許可が得られたら、どんな写真を何枚ほしいか確認します。

ただし、形見分けの相手が親族の場合は、一緒に選んだ方がお互いに満足のいく写真の形見分けになります。その写真の価値や思い出が、親族にしかわからない場合もあるため、勝手に手を付けない方が安心です。

形見分けについては【形見分けはいつ?誰に渡す?形見をもらった時の正しいマナー】をご覧ください。

アルバムを用意して保管

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写真を状態よく保存するために故人専用のアルバムを2冊程度用意します。背表紙に、誰の写真が入っているか分かるように故人の名前や写真の撮影時期を書くと見たい時にすぐに撮りだせます。

アルバムで保管すると直射日光、蛍光灯などの光を避けられるため、ばらばらで保管するより劣化しづらくなりますし、見返しやすくもなります。

粘着台紙タイプのアルバムを使う場合は、写真間の余白スペースを広めにとり、台紙とフィルムの間に空気が入らないようにすると、色あせを防止できます。

アルバムは湿気に弱いので、乾燥した暗く涼しい場所で、空気に極力触れさせずに保管すると劣化を防げます。クローゼットや納戸に入れる時は除湿剤入りの箱に入れて湿気を防ぎます。
湿気を吸いやすい衣類・寝具の隣は避けましょう。
故人との思い出を劣化させないためにも定期的にアルバムを見返すことも劣化防止につながります。

デジタル化して保管

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保管スペースはないけれど処分したくないという場合には、デジタル化して保管します。保管場所を取らず、劣化せず、他人と共有しやすくいつでもプリントアウトできるため、デジタル化にはメリットが多いです。

一方、注意点としては経年変化や水濡れなどでデータそのものが消失してしまうリスクがあります。
SDカードなどのメディアやパソコンに保存されたHDDデータ(ハードディスクデータ)は、消失リスクに備えてCD-RやDVD-Rなどの別メディアに新たに保存してから保管し、少数でもよいので印刷しておくのがおすすめです。

スマホでデジタル化
googleフォトのフォトスキャンアプリなど、スマホスキャンアプリを利用すれば、自分でスキャンすることが可能です。
枚数が多いと時間がかかってしまいますが、簡単な作業で気軽にデジタル化できます。
より美しく画像を残ための、スマホに取り付ける専用アクセサリも存在します。一例ですが、PFUの「Omoidori(おもいどり)」を対応機種のiPhoneに取り付けることで、紙焼き写真をテカらずきれいにデータ化することができます。

専門業者でデジタル化
デジタル化を自分で行う時間がない、操作に自信がない方は、専門業者に依頼するのがおすすめです。古い写真でも、プロの技術で綺麗にデータ化することができます。

費用は一般的なカメラプリントの専門店で1枚数百円程度です。一例として2021年4月14日現在、カメラのキタムラの「紙・写真をデータ化」サービスでは、A4までなら基本料金550円(税込)、1枚110円(税込)となっています。

ネット上の業者はより安く価格設定されているのが通常で、多くの業者では1枚数十円の単価で、スチール写真をスマートフォンやパソコンで利用可能なデータにすることができます。

すべての写真を選別して、遺族への取材を通して1冊の家族写真集を作り上げてくれるサービスを提供している業者もあり、この場合の費用は8万円程度です。

4.遺品整理で残さない写真の処分方法

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写真の処分方法は3つあり、自分でゴミとして処分、お寺や業者経由でのお焚き上げ供養・処分、自分で燃やしてお焚き上げ供養、の中から選択します。

遺品整理で残さないと決めた写真もすぐには捨てず、四十九日法要や一回忌など親族が集まる機会に欲しいという人もいるかもしれないので、一定期間は保存しておきます。

また、写真のなかには処分するか否かを決めづらいものもあり、無理やり捨てると後で後悔することになるため、悩む写真は保留して冷却期間を置くほうが安心です。

写真に手を付ける時間や費用などの余裕がなく、泣く泣く写真まとめて処分してしまう方もいますが、おすすめしません。二度と手に入らない故人の「歴史」をすべて捨てると、ほぼ必ず後悔することになるため、1枚でも残すようにします。

①ゴミとして処分

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自治体ルールに従って、写真をゴミとして処分する方法です。
写真は資源ゴミではなく燃えるゴミとする自治体が一般的であり、自分の自治体でのごみの分類を確認します。アルバムごと処分したい場合は、金属やフィルムは分別処分します。
顔写真や個人情報は、シュレッダーにかけてから捨てると安心です。漂白剤を混ぜた水に写真をつけておくと写真が白くなるので、まとめて処分できます。その上で新聞紙に包んだり紙袋に入れたりすれば、絶対に中身をみられることはないでしょう。
風水を気にされる場合は、ひとつまみの塩を添えて白い袋に写真を入れ、他のゴミと区別して単独で出すのがおすすめです。

②お寺・業者で供養と処分

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ごみ処分に抵抗がある場合、お焚き上げ供養を行います。
お焚き上げとは、神仏にかかわるものや思いがこもったものなどを、お寺や神社などで焼いて供養することです。
お寺によっては、お焚き上げを受け付けていなかったり、アルバムのままでは不可だったりするケースもあり、事前確認が必要です。檀家以外は受付不可だったり、供養を受け付ける時期が設定されていたりするお寺もあります。
自分のタイミングで供養に出したい場合や、宗派の関係で依頼できない場合には、ネット検索するとインターネットで申し込み・郵送受付している寺院を探すことができます。

なお、近年では環境意識の高まりからお焚き上げを受けつけていないお寺も増えています。お寺でお経を読んでもらって供養してから、自治体のルールに従って処分するケースが主流となっています。

③自分でお焚き上げ供養と処分

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自宅の庭などで、自分で燃やすという選択肢です。
ですが近年では、廃棄物処理法の2001年の改正により、廃棄物の野焼きは原則禁止となりました。野焼きのような比較的低温での燃焼では、有毒物質ダイオキシンが発生する恐れがあるためです。近隣の迷惑になる可能性があるため、自宅でのお焚き上げは、地域ルールに従う必要があります。

お焚き上げについては【遺品整理でお焚き上げは必要?供養の仕方と依頼する場所と費用】をご覧ください。

遺品整理業者へ依頼

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写真以外にも複数の遺品があり、遺品整理業者に依頼するケースでは、写真の処分も一緒に依頼することができます。アルバムの場合も分別せずに出せるので、時間がない人にもおすすめです。

遺品整理業者が作業中に写真を発見した場合、まずは依頼者に返却してくれます。その後、一部または全部の引き取りを確認し、希望であれば合同供養・処分となります。

供養費用
お寺と提携している遺品整理業者では、自分でお寺を探す手間を省いて供養することができます。合同供養の場合は追加料金5000円~、訪問供養の時は30000円~が目安ですが、遺品整理の基本サービスに合同供養費が含まれている業者は追加費用なしで供養が可能です。

遺品整理業者の選び方

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仏壇、写真など大切な遺品を整理する業者は、責任をもって作業してくれる良い業者を選ぶことが重要です。
数ある業者の中には、残念ながら高額請求や回収品の不法投棄などの行為を働く悪質な業者も存在します。そのような悪質業者を避けることはもちろん、自分のケースに適した業者を選ぶためのポイントを3つお伝えします。

①適正な料金

契約前に必ず複数社で合い見積もりを取り、相場価格を確認します。
相場より不当に高額な料金を要求する業者を除外し、安すぎる業者も、あとで高額な追加料金を請求したり不法投棄などの問題を起こしたりする恐れがあるので、おすすめできません。

相場価格は戸建て2階4LDKで200,000円~となりますが、遺品の量や内容により10万円以上の差が開くため、分別や仕分けから依頼する時には訪問見積もりが必須となります。

優良業者では訪問見積もりは無料ですので、見積もり時に費用の内訳や作業内容についても気軽に確認できます。

遺品整理の料金の決まり方や安くする方法は【遺品整理の料金は4つ+αで決まる!いい遺品整理業者の方が安い理由】をご覧ください。

②サービス

自分が依頼したいサービスを提供している遺品整理業者を選ぶと窓口が1つとなるので負担が軽くなります。写真を含む遺品の仕分けや分別だけであればどの遺品整理業者も引き受けてくれますが、遺品整理が終わった家の解体や売却まで依頼したい時には、不動産の仲介業を行っている業者や解体も自社で行っている遺品整理業者を選びます。

自社で事業の一環として行っているときには中間マージンがなくなり費用が安くなることも多いです。

③信頼性

遺品整理の実績が豊富で、スタッフに遺品整理士が在籍している、家庭系一般廃棄物収集運搬許可番号や古物商許可番号を保有しているかどうかが、信頼性をチェックするポイントです。
口コミサイトに悪いコメントがないか、電話応対や訪問見積もりの際のマナーが良いか、質問に的確に答えてくれるかといった点が判断基準になります。

遺品整理業者の選び方については、【遺品整理業者の選び方・失敗しない3つのポイントでトラブル回避する】をご覧ください。

写真の遺品整理のまとめ

・遺品整理は時間と手間がかかる作業であり、写真は手の付けにくい遺品のひとつ
・印刷された写真とデータ保存されている写真を集め、要・不要のルールを決めて選別
・保管する写真は適切に保管、捨てる写真はお焚き上げ供養や通常のごみ処分
・遺品整理業者に他の遺品と一緒に供養・処分してもらうといい

以上、写真の遺品整理の方法とコツについてお伝えしました。
写真を含めた遺品をきちんと整理することは、故人にとっての供養となります。残された家族も、見やすく保管された状態の写真を時折見返すことで、故人を思い出す良い機会となるのです。

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