豆知識

不用品回収

本を大量に処分する5つの方法・恥ずかしい本をこっそり捨てたい。

10冊以上の本を一度に処分するとき、「どうやって捨てよう…」と悩む方も多いのではないでしょうか。文庫本やデザイン画集、写真集など高かった本はゴミとして捨てるのはもったいないです。

本に合った処分先を見つければ、買い取ってもらうこともできます。
また500冊以上の本を引き取りに来てもらう方法もあります。

この記事で分かる3つのこと
1.大量の本を手間なく、簡単に捨てる方法
2.本を高く売るコツ
3.捨てたら後悔する本


遺品整理士

【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。

実家,片付け

実家,片付け

1.本を資源回収で処分

本,処分
本は燃えるゴミではなく、資源ゴミとして処分します。
自治体や資源回収センターなどで回収されればリサイクルできます。

本はリサイクル資源

本,処分
本はリサイクル資源のため、古紙など資源物としている自治体が8割以上です。

リサイクル資源として集められた本はリサイクル工場で溶かし、再生紙としてダンボールや絵本、雑誌、印刷用紙、トイレットペーパー、テッシュペーパーなどの紙製品に生まれ変わります。

燃えるゴミとして出しても回収してもらえることもありますが、廃棄処分されてしまうためただのゴミになってしまいます。

資源回収によって集められた本は委託された古紙回収業者によって回収されます。

古紙の相場価格は2022年3月現在、新聞6円/kg、本や雑誌2〜3円/kg、段ボール4〜6円/kgほどです。売上金はPTAや地域団体の活動資金として利用されます。

①地域の資源回収で本を処分

本を資源回収で処分するには、PTAなどで行っている資源回収に出すのが一番身近な方法です。地域によって異なりますが、資源回収日は平均月に1回ほどです。

1.本をまとめる

本を出す時には紐で十字に縛って出すよう指示されています。紙袋では本の重みに耐えられず、底が抜けて回収作業の妨げになってしまうこともあります。

また、地域によってはビニール紐で結ぶことを禁止してますので、広報誌などで注意点を確認し、スムーズな資源回収に協力しましょう。

古本の縛り方
紐が解けにくい「かます結び」の方法をご紹介します。
①紐を横に1本置いてその上に本を乗せる
②横方向に2重巻きにする
③中央で90°クロスさせ縦方向で2重巻にする
④最後に本のフチでしっかりと結ぶ

2.集積所に出す

回覧板や地域の広報誌などで資源回収日を確認し、決められた場所に決められた時間までに出します。一般ごみとは異なる集積所に設けられていることが多いので、事前に確認しましょう。

資源回収では同じ日に同じ場所で毛布や古着も集められていますので、本と他の資源が混ざらないように本だけをまとめておきます。

雨の日の資源回収

雨の日の対応は業者や活動団体によって異なります。
本が濡れると回収しづらいので中止とする団体もありますし、警報以外であれば回収を行う場合もあります。雨天時の回収の有無は広報誌や回覧板の下に小さく書いてあることが多いです。

②古紙回収センターに持ち込み処分

最寄りの古紙回収センターへ持ち込んでも、リサイクル資源として処分できます。
資源回収日を逃してしまった場合や、遺品整理などで自分のタイミングで処分したい方に向いている方法です。

土地に余裕がある地方では空き地にリサイクルステーションが設置されており、24時間365日、無人でリサイクル資源を受け入れています。

都市部ではスーパーの一角にあり、重さに応じてポイントが貯まる仕組みを導入している店舗もあります。スーパー営業時間内のみ受け付けている場合が多いです。
古紙回収センターでも資源回収と同様に、古紙の他に衣類や段ボール、空き缶、ペットボトル、トレーも同じ並びで受け付けています。

2.本を寄付して処分

本,処分
状態が良い本や価値がある本は寄付して処分する選択肢もあります。代表的な3つの寄付先とそれぞれに受け入れ可能な本をご紹介します。

1.図書館へ寄贈する

絶版になっている本や入手困難な希少価値の高い本であれば、寄贈を受入れてくれることもあります。しかし、希少価値が高い歴史書などでも、図書館の規模や需要がない場合は受入れが難しいです。

例えば、文庫本や過去に流行った本、すでに図書館で必要冊数を保有している本は需要がないので断られるケースが多いです。

図書館によって受け入る本の基準が異なり、出版3年以内、調査研究用資料などに限定されていることが多いです。東京都立図書館のように、寄贈のガイドラインがホームページから確認できる図書館もあります。

受け入れている本に関する記載がない図書館では窓口にリストを提出して、寄贈できるか確認する方法もあります。

2.保育園・病院施設へ寄付する

病院の待合室に置く本や保育園の絵本として寄付して処分する方法もあります。

2022年3月現在、新型コロナウィルスの影響もあり、衛生面の問題から公立の保育園、幼稚園、病院では受付けてもらえないことが多いです。

また、幼稚園や保育園の場合、公平性に欠けるという理由から寄付や寄贈を断られることも多いですが、私立の病院や幼稚園、児童施設であれば施設長の判断で受入れてもらえることもあります。

NPO法人や寄付団体を通して間接的に寄付する方法もあります。

3.寄付団体へ寄付する

本を寄付団体に送り、寄付団体から各施設に本を寄付する方法もあります。本を直接届ける他にも本を売却した資金をワクチンに変えて発展途上国を支援している団体もあります。

寄付の方法は宅配買取と同様に、古本をダンボールに入れて支援団体へ送るだけです。送料は1,000円~2,000円かかりますが、不用になった本が形を変えて人の役に立てる処分方法です。

チャリボン

チャリボンは古本屋のバリューブックスが本を通して寄付を行うチャリティ活動です。バリューブックスが本を買取り、買取金額に応じて依頼者が希望する支援先へ寄付します。買取できない本でも「ブックギフト」を通して、本を必要としている方へ届けられます。

2022年現在、2010年以前に出版された本とISBNがない本は受け入れ対象外となっています。
チャリボンの他にもブックサプライやもったいない本舗でも寄付された古本の売上を難病の子供の支援に募金されています。

3.古本屋に売って処分する

本,処分
古本屋に売って現金化する処分方法もあり、歴史書や学術書などは専門書店に持ち込むと正しい価格で買い取ってもらえます。古本屋は3つの買取り方法があり、本の量や内容に合わせて選ぶと買取り価格が高くなります。

1.持ち込み買取

自分で運ぶ事ができる量であれば、古本屋に直接持ち込んで処分するのがおすすめです。出張料金や配送料がかからない分、買取価格が高くなりますし、その場で現金化できます。

学術書や医学書など専門書は、専門店に持ち込んだ方が買取価格が高くなりやすいです。コミックスや芸能人の写真集など過去にブームだった本は、ブックオフなど大手古本屋に持ち込んだ方が買い取ってもらえる確率が上がります。

買取られなかった本の無料引き取りは行っていない店舗が多いので、持ち帰って処分します。

2.出張買取

処分したい本が30冊以上ある時には出張買取をしてくれる古本屋もあります。
自宅まで査定しに来てくれ、価格が付いた本は現金と引き換えに引き取ってくれるので、遺品整理で大量に本を処分したい方に向いている方法です。

本はその場で1冊ずつ査定するので、1時間以上の余裕をもって出張買取業者を手配しましょう。本の査定では書籍の市場需要や価格の他、状態を1冊ずつ中身まで調べていきます。

出張査定までは無料対応の古本屋を選ぶと、査定金額が見合わなければ断っても料金はかかりません。

3.宅配買取

処分する本をダンボールに詰めて買取業者へ送る方法もあります。

一定数以上からは送料も買取業者が負担してくれるケースが多く、マンガや書籍だけでなく雑誌・ムック・CD・DVD・ゲームも同時に送れる買取業者もあります。本の需要や状態にもよりますが、価格相場は1箱あたり5,000〜10,000円です。

持ち込みや出張買取と異なり、本を送ってから査定され金額の通知、同意と完了するまでの工程が多いので、送ってから入金までに1週間以上かかることもあります。また、買取条件を満たしていない本やキャンセルする場合の返送料は、自己負担の場合もあります。

宅配買取の送料は買取業者が負担するケースも多いため、業者によっては回数制限があります。

本の買取相場

買い取られる本と買い取られない本の特徴や、買取の目安価格を紹介します。

高く売れる本の特徴

本,処分
本の買取価格は「状態」「需要」「希少性」の3つで決まります。
買取られた後の本は店舗やインターネットを通して売却されるので、需要があることが最も大切です。新品に近い状態が良いものは金額の上乗せにも期待できます。

単行本の場合には全巻揃っているほど希少性が上がるので、揃えて売った方が高くなります。特にワンピースやドラゴンボールのように巻数の多い本は、新品で全巻揃えるのが高いので、中古全巻セットの需要がとても高いです。

買取されない本

希少価値の高い本でも、状態が悪いと買取対象になりません。

例えば、1ページでも大きなシミがあれば読めないので本としての価値がなくなってしまいます。書き込みや折れ曲がり、カバーがない本も買取り対象から外れてしまいます。希少と思われるサイン本も、買取業者によっては書き込みと判断し査定が下がることもあります。

その他に書店によっては取扱対象外のジャンルを設けていることもあります。例えば、ハードカバー専門店では文庫本や単行本の買取は行っていません。

ISBNがない同人誌

世界共通の識別番号のISBNがない同人誌なども買取する古本屋は少ないです。
ISBNは正式に日本国内で発行された本であることを公的に証明するものでISBNの他に、国内基準である書籍JANコードもあり、いずれも書店のPOSレジをはじめとする流通販売システムでは不可欠です。

本の買取相場価格

本の買取査定は大きく分けると「一律査定」「買取強化査定」の2種類があります。本の内容や状態、冊数によってどちらを選ぶか使い分けるのがおすすめです。

<一律査定と買取強化査定の相場価格>

一律査定 買取強化査定
漫画 0〜50円 150〜300円
単行本 0〜150円 100〜350円
新書 0〜70円 400〜800円

一律査定

一律査定とは、古本屋に持ち込まれたダンボール丸ごとの本を買取ってもらう方法です。宅配買取でも、一律査定を取り入れているところが多く見られます。

本来であれば価値の付かない本でも引き取ってもらえ、査定時間が短いのがメリットです。しかし、1冊ごとに査定されるときよりも買取価格が低くなります。まとめて大量の本を処分したい時に向いている方法といえます。

買取強化査定

買取強化査定とは、1冊ずつ査定してもらって買取ってもらう方法です。本の状態や内容も査定金額の加点、減点対象として考慮されます。

売れる見込みのある本しか買い取ってもらえませんが、買取対象の本の価格は一律査定よりも高くなります。売れる見込みがある人気漫画や新刊書籍で利用するのがおすすめです。

本を高く売る3つのコツ

本,処分
買取業者や古本屋を利用するときも自分でネットを通して売る時も高く売るコツは同じです。

5つのポイント
①日焼けや変色していない
②本の表紙、帯がある
③折り目がない
④本に書き込みがない
⑤販売されてから1年以内

1.状態よく保管する

見た目は買取価格を左右します。

日焼け、破れ、カビ、水濡れは査定価格を大きく下げ、買取対象から外れてしまうこともあります。本を保管する場所は直接陽の当たる場所を避け、風通しの良い部屋で保管すると劣化を防ぐことができます。

定期的に本の表面の埃をはらい小さな汚れから対処することで、長期的に良い状態を保つことができます。本は湿気に弱いのでホコリを払う時はマイクロファイバーなど柔らかい布かハンディモップなどを使います。

購入した時についている帯一緒に保管した方が買い取られやすくなります。

2.まとめて買取査定に出す

1冊では値段がつかない本も、30冊以上まとめて買取に出すと買取ってもらえることもあります。

古本屋によってはまとめて査定に出すと、買取り金額が高くなることもあります。
例えば、「100冊まとめて売ると、査定額に1,000円上乗せ」や「50冊以上で買取金額の10%UP」などキャンペーンを実施している古本屋もあります。遺品整理や断捨離で大量に本を処分する時には価値が分からないものもまとめて査定に出すのがおすすめです。

なお、宅配買取に回数制限を設けている業者もあり、2回目から送料や返送料がかかるケースもあります。

3.丁寧な梱包

宅配買取では輸送中に本の状態が悪くならないよう、本の梱包方法に注意が必要です。トラックで輸送中するので、揺れは避けられません。角が折れ曲がることもよくあります。

運搬時の衝撃で本がゆがまないよう、本を寝かせてダンボール箱に入れ、積んでいきます。重い本は下部に、軽い本やサイズの小さい本は上部に置き、隙間は緩衝材を入れて配送中に動かないようにします。

本の量や重さにぴったり合うダンボール箱を選ぶことも梱包に必要な工程です。大型の箱は重量で底が抜けるおそれがあるので避け、本を寝かせて積める小型~中型サイズのダンボール箱を選びましょう。

ダンボール箱の目安

単行本の場合1冊約300gですので3辺の合計が100サイズのダンボールに約40冊入り、1箱の総重量は12kgほどになります。ダンボールの底が抜けないよう裏からガムテープで十字に補強し、天地無用のシールを貼ると発送時と同じ状態で買取業者に届けることができます。

ヤマト運輸や佐川急便、ゆうパックは1箱あたりの重さの上限が30kgまでと決められています。辞書や分厚い学術書ばかりを送りたい時には小さめのダンボールで分けて発送します。

4.フリマアプリ・ネットオークションで本を売る

本,処分
自分でフリマアプリやネットオークションを利用して売って処分する方法もあります。
売上の10%程度が運営事務局に引かれますが、買取業者よりも高く売れます。

出品から取引手順

フリマアプリのメルカリやラクマでは手軽に本を出品できるよう、バーコード出品システムがあります。

本の裏表紙にあるバーコードをスマートフォンで読み取るだけで商品情報とタグ情報が自動入力されるため、価格を決めるだけで出品できます。過去の取引履歴からの販売価格帯も表示されるため、事前にリサーチする必要もありません。

購入されたら封筒や袋に入れて梱包し発送します。
スマホを使うと郵便局やコンビニからの発送では自動で相手先の住所や商品名が印刷されるので送り方も簡単です。匿名での発送もできるので自分の住所を相手に知られるリスクもありません。

相手が受けとったら、アプリの事務局を通して入金されます。
配送中のトラブルは追跡できる発送方法を選ぶことで回避できますし、万が一、相手が「届いていない」と主張された時の証拠としても利用できます。

フリマアプリ・ネットオークションで売れる本

フリマアプリやネットオークションではジャンルや作者を問わず、幅広い本が売れます。ジャンルも話題の小説から資格取得のテキストや問題集、絵本など多岐に渡ります。古本屋と同様に1か月以内にベストセラーになった本や話題になった実用書で、適切な価格が付けられている本は出品から数時間で売れることもあります。

雑誌の最新号は、発売から1カ月以内なら定価の半額くらいで売ることが可能です。付録を抜いた雑誌や、付録だけを売りたい場合も利用できます。

希少価値の高い学術書の出品も可能ですが、需要は少ないので売れるまで時間がかかることが多いです。

本の買取業者

本,処分

本の買取で利用できる業者を3つ紹介します。

ブックオフ

「本を売るならブックオフ」のキャッチフレーズで有名な、中古本販売のブックオフ。全国店舗数は2019年11月時点で800店舗を越えており、支店が多くて利用しやすいお店です。一般書籍、コミックなど幅広い本が買取対象で、本だけでなくトレーディングカードや家電、家具、ブランド服飾品なども買取可能です。

ブックオフの買取は4種類あり、店頭買取、宅配買取、出張買取センターからのスタッフ出張による買取、店舗出張買取から選択できます。宅配買取は送料・手数料が無料で、一度に19箱まで集荷可能です。

ただし、店頭買取と宅配買取では対象品目が異なる場合があり、週刊誌やコミック雑誌、古い百科事典などは買取対象外となっています。

Amazon

ネットショップ大手のAmazonは、本の無料買取も対応しています。買取業者のリコマース、トレジャー・ファクトリー、マーケットエンタープライズと提携したサービスであり、買取対象の本屋価格は提携先の基準に従って決定されます。

宅配キットや集荷などが無料で、Amazonアカウントから簡単に申込することが可能です。支払いは現金ではなく、Amazonギフト券での受け取りとなります。買取対象の本や価格はサイトで個別に確認する必要があり、本以外に家電やブランド品なども対応可能です。

(参照:買取サービス

ブックサプライ

ブックサプライは宅配買取の業者であり、本以外には、ゲーム、CD、一部の金券、はがき、食器なども一緒に買取可能です。

買取査定額2,000円以上では送料が無料になります。累積2000万点超の利用実績(2020年7月時点)を誇り、査定から振り込みまで2営業以内とスピーディなのが強みです。リアルタイム査定で最新の市場価格での買取を行っているので、人気の本を適切に査定してもらえます。

恥ずかしい本を処分する3つの方法

人に見られずに処分したい、恥ずかしい本の処分方法を紹介します。本はその人の趣味や嗜好、悩みを表しており、他人に見られると「頭の中を見られているようで恥ずかしい」という感覚が湧きやすいものです。正しい方法をとれば、人目につかずひっそり処分することができます。

1.黒塗りして処分する

表紙や背表紙を黒塗りしたり、ブックカバーをかけて外からタイトルが分からないようにしたりと、ひと手間加えてから処分します。見られても恥ずかしくない本の間に挟んで、紐で固く縛るという方法もおすすめです。その状態なら、古紙回収に出しても表向きには何の本か知られずに済みます。

集積場に出しているところを見られると「何の本だろう…」と不審に思われる可能性がありますが、とても簡単な処分方法です。

2.無人の古紙回収を利用する

無人の古紙回収を利用すれば、他人に見られずに大量の恥ずかしい本を処分できます。ドライブスルー形式で利用できる古紙回収ボックスが設置されており、好きな時間に持ち込むことが可能です。

無人の古紙回収所は都心には少なく、郊外の道沿いにあることが多いです。人目を気にすることなく恥ずかしい本を処分するのにおすすめです。

3.不用品回収業者で処分する

不用品回収業者に家まで引き取りに来てもらえば、知り合いに知られることなく恥ずかしい本の処分が可能です。不用品回収業者のスタッフに中身を見られたくないという旨を伝えると、ダンボールで梱包してから運び出してもらえます。スタッフには一時的に見られることになりますが、彼らはプロなので個人情報を外に漏らすことはありません。

自宅にいながら、電話一本で恥ずかしい本の処分ができるとても簡単な方法です。段ボール1箱程度から1部屋丸ごとなど、処分したいものの量に関わらず対応してくれます。

5.不用品回収業者で本を処分する

本,処分
引っ越しや断捨離で本を大量に処分したい、本だけでなく本棚や机も処分したいときは、不用品回収業者を利用するとまとめて処分できます。

大量の本を処分する手順

ネットや口コミで自分の地域を対応エリアとしている不用品回収業者を探し、電話やメールで問い合わせます。ダンボール2箱分の本や本棚2つなど回収してほしい品目が伝えられるときには、電話やメールで概算料金を出してくれることもあります。

引っ越しやゴミ屋敷状態で分別や処分まで任せたい時やどれくらいになるか分からない時には訪問見積もり後に料金が決まります。見積もり金額に納得したら回収作業をしてもらい、料金を支払います。

見積金額に納得できなければ断っても構いませんし、価格交渉もできます。

支払方法は不用品回収業者によって異なり、クレジットカードが使える不用品回収業者も主流になってきました。ゴミ屋敷状態や遺品整理などでの回収作業では金額が20万円以上になることもあり、金額が高い時には前払いの振込支払を受け入れてくれることもあります。

本の処分料金

不用品回収業者での本の回収料金はダンボール1箱あたり1,000〜2,000円と基本料金3,000~4,000円の合計4000円~6000円です。

本棚の回収料金は4000円~6000円で大きいほど高くなります。

基本料金にはスタッフの人件費や回収するトラックの車両費が含まれており、不用品回収業者の店舗や倉庫から車で20分以内の場合には基本料金が安くなることもあります。

本の買取ができる不用品回収業者では、買取金額を回収費用の総額から引いてくれるので上記の金額よりも安くなることもあります。

本の回収事例・少量

本,処分

読まなくなった本を引き取ってほしいとのご依頼がありました。

参考書や漫画、雑誌などジャンルはバラバラでしたがダンボール箱にまとめていただいておりましたので、作業は30分もかからずに終了いたしました。

お引き取りした本はスタッフが素材ごとに分別し、資源として廃棄処分させていただきました。

住所 愛知県名古屋市
お引き取り内容 本(段ボール3箱分)
作業時間 30分
スタッフ人数 1名

本の回収事例・大量

本,処分

壁面収納の本棚と中にある本もまとめて引き取ってほしいとのご依頼を受けて、お見積もりと同時に回収させていただきました。

6畳の壁いっぱいに設置された本棚です。ご購入時は配送業者に組み立ててもらったが、自分では解体もできず困っているとのことです。
スタッフ2名がかりでまずは本を段ボールへと梱包し、空の状態にしてから解体いたしました。

本の中にはプレミア価格で取引されている画集が3点ございましたので、買取ました。

住所 東京都目黒区
お引き取り内容 本20箱・壁面本棚
作業時間 1時間
スタッフ人数 2名

不用品回収業者の選び方

本,処分
必要な資格や許可を持ち、スタッフの対応がいい不用品回収業者を選ぶと満足度が高くなります。見積もりでは料金の内訳を提示してくれ、回収後の処分方法についてもはっきりと答えてくれる不用品回収業者であれば問題ありません。

また、買取対象となる本が多い時は「古物商許可」を取得している不用品回収業者を選ぶと、回収費用から買取金額を相殺してもらえるため、費用を抑える事ができます。

汚れがひどく買取できない本も「一般廃棄物収集運搬許可」を持つ不用品回収業者に依頼すれば、ゴミとして回収してもらうこともできます。
不用品回収業者を探す

悪徳業者に注意

不用品回収業者の中には未だに必要な資格を持たずに営業し、不法投棄を行う違法業者も存在しています。ゴミの処分場と提携できない違法な廃棄物業者は回収した不用品の処分ができず、山林や空き地に不法投棄しているケースもあります。

不法投棄は依頼者も罪に問われることがありますので、不用品回収業者選びは慎重に行いましょう。スピーカーから大音量で「こちらは廃品回収車です」とアナウンスしている軽トラックは無許可である確率が非常に高いです。

廃品回収車については【廃品回収車が違法な理由とトラブル体験談】をご覧ください。
不用品回収業者の選び方は【不用品回収業者の選び方とトラブル事例・対処方法】をご覧ください。

本,処分
本,処分

処分した後で後悔する3つの本

本,処分
本を処分した後で後悔する本には3つの特徴があります。

希少価値が高い本

希少価値が高い本は再度手に入れることが難しいので、後悔しやすいです。

すでに絶版になった本や数量限定、初版本は流通している数が少ないので、金額も高くなります。例えば、宮沢賢治の初版本は10万円以上のプレミア価格がついている希少な本です。

思い入れのある本

何度も読み返している本、読むと元気になれる、思い入れのある本は手放したときに喪失感につながります。

電子書籍化されている場合も、紙の手触りまでは再現できません。
表紙のデザインや紙の手触りが上質など、本の装丁が気に入っているものは美術品を手元に置く感覚で残すことをおすすめします。

遺品整理では故人がいつも読んでくれた本を形見分けの品として残す方もいます。
形見分けについては【形見分けはいつ?誰に渡す?形見をもらった時の正しいマナー】をご覧ください。

実用的な本

年に数回手に取る実用的な本は生活の一部となっているので捨てると後悔します。

例えば、辞書や家庭の医学のような実用書です。

必要な情報はネット使うと膨大な情報を数秒で手に入れることができますが、すべてが正しい情報とは限りません。実用本は印刷される前に校閲や監修が入り、正しい情報や根拠しか載せられないので年に数回頼りにしているなら残しておくべきです。

内容な古くなっているときには処分しても後悔はしません。

本を捨てる5つのタイミング

本,処分
本を処分する分かりやすい基準を5つご紹介します。

1.本の状態が悪い

表紙が色あせていたり、中身が破れていたりと手に取りたくないほど状態の悪い本は捨てても構いません。

長年放置された本は、印字が薄くなっていることもあり、本として活用できないので処分の対象となります。状態が悪い本には本や紙を餌にする特有の虫、紙魚の絶好の住み家となります。
紙魚は人間への実害はありませんが、見た目が気持ち悪いです。梅雨の時期から夏にかけて繁殖するため、その前に処分することをおすすめします。

2.使っていない語学や資格の本

語学や資格取得の本も、使っていないのであれば処分しても問題ありません。

語学も資格も試験に関わる本は、改訂や出題傾向の変化もあるため、最新版のテキストを使う必要があります。
語学や資格取得の本は、自分との相性の良し悪しもあります。思うように進まない場合は、別の著者や出版社の本も検討した方が効率よく勉強できることもあります。

3.収納しきれなくなった本

決められた収納場所からはみ出すようになったら、本を処分するタイミングです。本棚にしまえなくなったり、書斎の床が定位置になってしまったりしたら、収納の限界がきたサインといえます。

定位置からあふれるほどの本の中には、不要な本が必ずあります。本を手放すことで新しい本が入るスペースが生まれます。

4.電子書籍になっている本

電子書籍化されている本は必要な時に電子書籍でダウンロードできるので、処分してももう一度読むことができます。

雑誌や人気の小説は電子書籍化されていることも多いです。絶版になっても読み返す事ができますし保管場所もとりません。
現在ではdマガジンなど、新刊雑誌が月額400円台で読み放題のサービスもあります。
電子書籍に抵抗がなければ、利用する価値があります。

5.データ化で自炊した本

本の自炊とは、所有する本をばらばらに裁断し、スキャナなどを用いてデジタルデータ化し、電子書籍にすることです。自分で行ったり、業者にデータ化してもらったりする方法があります。

本を置くスペースが不要になり、簡単に持ち歩けるのが自炊のメリットです。写真集やコレクターグッズなど高い再現性を求める本には不向きな場合もありますが、文庫やビジネス書などモノクロの書籍は自炊しやすいです。

自炊した本はいつでも読めますし、裁断済みなので処分対象といえます。

本の内容を頭に入れる効果的な方法

本,処分
本の内容を忘れてしまう、頭の中に入っていないと処分をためらうのではないでしょうか。ここでは読んだ本の内容を忘れないポイントをご紹介します。

目次を見る

最初に目次に全て読み、「何が書かれているか」や「目次に対する答え」を予想します。
予想は間違っても構いません。自分の考えと異なっていた方が本文を読んだ時に記憶に残りやすくなります。

「まえがき」と「あとがき」も先に読むことも本の内容を総合的に理解できます。

まえがきは読者が購入するためのPRポイントが書かれており、著者が特に力を入れています。あとがきは、本文の読後に読むことを想定して書かれてるので、まとめや核心、深い内容が書かれています。

本の要約を人に話す

本を読み終えたら、その本について人に話すことがおすすめです。
インプットしたものを声に出してアウトプットすることで、自分の声を通して頭に残る仕組みを応用します。

アウトプットする前提で読むので、内容が記憶に定着しやすくなります。
聞いてもらう人がいない時や人に話すのが苦手な方は、1人で声に出して内容を話すだけでも十分に効果があります。

1人で話すのに抵抗がある時はノートに要約をまとめるだけでも構いません。自分の中に入れた知識を外に出すことが本の内容を忘れにくくすることになります。

遺品整理で大量の本を処分する

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故人が文学的な仕事に就いていたり、趣味の本を持っていたりするときには1室、丸ごと本に埋め尽くされていることもあります。遺品整理で故人の本を処分する方法を2つご紹介します。

1.遺品整理業者を利用する

遺品整理で大量の本を処分する時には遺品整理業者の利用をおすすめします。

遺品整理業者は遺品の仕分けや分別、回収から処分まで全てを任せることができるので、遺品整理にかかる心と体、時間の負担を軽くしてくれます。

「古物商許可」を取得している遺品整理業者であれば、本を含む買取可能な貴金属や家電製品、コレクションを査定・買い取りできるので遺品整理の費用が安くなります。
自分たちでタンスの中の遺品を分別するだけでも遺品整理の費用は数万円単位で変わります。
遺品整理を進めるコツは【遺品整理 自分でやるコツと手順・できた、できない2つの体験談】をご覧ください。

遺品整理業者は実家から離れた遠方に住んでいる、時間が取れない遺族からの需要が高まっています。
遺品整理業者の選び方は【遺品整理業者の選び方・失敗しない3つのポイントでトラブル回避する】をご覧ください。

2.本の買取専門業者を利用する

故人が遺した本の価値を確かめるときは、本の買取専門業者に査定してもらいます。
本の価値について遺言やエンディングノートに書いてあった場合や故人が生前「価値がある」と言っていた高価な本は相続の対象になることもあります。

学術書や専門書、明治・大正・昭和初期の出版本、美術書などは高値になりやすく、希少価値が高い本には数万円の値がつく場合もあります。

対象の本のジャンルを得意とした買取業者に査定を依頼すると正しい価格を付けてもらえます。大型のチェーン店では知識が経験に乏しいスタッフが査定することもあり、専門書の買取価格には期待できません。

本の供養

本,処分
本は購入時に魂入れをしていないので、魂抜きや供養の必要ないとされています。

故人の所有していた本に思い入れがあった場合は、供養してから処分した方が気持ちは軽くなります。供養は菩提寺でもできますし、数冊〜ダンボール1箱で収まるようであればお焚き上げサービスを利用するのも一つの方法です。

5箱以上ある時には供養も含めた回収を遺品整理業者へ依頼した方が、コストパフォーマンスが高くなります。遺品整理業者では引き取った後、倉庫で他の遺品と一緒に合同供養してもらえます。合同供養の相場費用は4,000円程度です。

最後まで丁寧に取り扱い、処分することが故人への一番の供養となります。

供養ができる遺品整理業者を探す

本の処分のまとめ

1.資源回収で本をリサイクル処分
・本は燃えるゴミではなく、資源回収で処分する
・地域の資源回収日は月に1回程度ある
・古紙回収センターに持ち込み処分もできる

2.本を寄付して処分
・図書館や保育園、病院、施設に寄贈する方法もある
・寄贈を受け入れていない機関も多いので、事前に確認が必要
・寄贈する場合にはISBNがあることが欠かせない

3.古本屋に売って処分する
・持ち込み買取り、出張買取、宅配買取の3種類があるので、本の量や種類から選ぶといい
・状態が悪い本や希少価値の低い本は買取対象外となる

◆本を高く売る3つのコツ◆
①日焼けやカビに注意し、状態よく保存する
②30冊以上まとめて買取査定に出す
③宅配買取を利用する時には丁寧に梱包する

4.フリマアプリ・ネットオークションで本を売る
・話題になった本や雑誌の最新号はフリマやネットオークションに向いている
・出品から発送まで自分で対応するのは手間でもある

5.不用品回収業者で本を処分する
・不用品回収業者は大量の本の引き取りから処分までしてくれる
・本と一緒に本棚の回収まで対応してくれる
・料金はダンボール1箱辺り4000円程度

◆処分した後で後悔する3つの本◆
①希少価値の高い本
②思い入れのある本
③実用的な本
の3つは手放すと後悔しやすい

◆本を捨てる5つのタイミング◆
①日焼けや破れ等で本の状態が悪い
②使っていない語学や資格勉強の本
③電子書籍になっている本
④本棚や書斎に収納しきれなくなった本
⑤自分でデータ化(自炊)した本
は持っていても買取も期待できない上、見返すことも少ないので処分した方がスペースを有効活用できる

◆本の内容を頭に入れる効果的な方法◆
目次を見て内容を予想したり、本の内容を人に話すと自分の記憶として定着しやすくなる

◆遺品整理で大量の本を処分する◆
・遺品整理業者を利用すると、本や本棚、その他書斎の細々したものまで引き取ってくれる
・本の買取専門業者を利用すると価値のあるものはその場で買い取ってくれる
・故人の愛読書をそのまま処分するのが忍びない時には、本の供養を利用するといい

◆恥ずかしい本を処分する3つの方法◆
①表紙や背表紙を黒塗りして処分する
②無人の古紙回収を利用する
③不用品回収業者でこっそり処分する

実家,片付け

実家,片付け

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