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豆知識

不用品回収

自転車を処分する5つの方法・防犯登録抹消と放置自転車の無料処分

自転車は子供の成長に合わせて不用になりますし、遺品整理でも3台以上の自転車を処分する方が多いです。

自転車は自治体で処分する他にも資源として有効活用する方法や売って処分する選択肢もあります。選択肢が多い分、自転車の処分を後回しにされる方もいるのではないでしょうか。

この記事では自転車の状態や状況に合わせた処分方法をご紹介します。

自転車を処分する5つの方法

自転車を廃棄処分する方法は大きく分けると粗大ゴミとして処分、不用品回収業者の利用、自転車販売店で処分の3つです。

1.粗大ゴミで処分する

自転車,処分

自転車は指定ゴミ袋に入らない大きさで、金属でできているので粗大ゴミに分類されます。
地域によっては大型ごみや連絡ゴミと呼ばれることもありますし、不燃性粗大ゴミに分類されることもあります。呼び方や細かい分別が分かれていても粗大ゴミとして処分する時の手順や料金に大差はありません。

自転車を捨てる中では最も安くて、手軽な方法で処分方法は「戸別収集」と「持ち込み処分」の2通りです。

戸別収集
戸別収集で処分するときは、各自治体の電話やホームページから日時を予約し、粗大ゴミ処理券を購入して自転車に貼り付け、排出3ステップです。

地域によって排出の時間やゴミ処理手数料の支払い方は異なりますので、予約時に確認するか、自治体のホームページにも記載されています。

粗大ゴミの処分手数料は品目ごとに決められていることが多く、自転車の処分料金はどの自治体でも500円前後に設定されています。

例えば、京都市では800円で、名古屋市では500円と地域によって数百円の差がありますので、粗大ごみ処理券の購入前に確認しましょう。自治体ホームページの他、引越し時に配布される粗大ゴミガイドブックにも記載があります。

申し込みから収集日までは早くて1週間、3月など引越し繁忙期には1か月以上かかることもありますので、余裕をもって申し込みます。

持ち込み処分
ゴミ処理場への持ち込み処分を受け入れている自治体もあります。
基本的には予約をしてから自転車を車両に積み、収集時間に持ち込み、係員の指示に従って自転車をおろします。

営業時間は平日9:00~17:00のゴミ処理施設が多く、月曜日や臨時営業の祝日、3月の引越し繁忙期には混み合い2時間以上待つこともあります。また、2021年2月現在、新型コロナウィルスの影響により、各地で持ち込みの自粛が呼びかけられています。

持ち込み処分の料金は重さか品物によって処分料金が決められており、ゴミ処理場のサイトか自治体のサイトから確認できます。戸別収集よりも安くなるところが多いですが、自転車3台以下であれば処分場までの時間や車両費、ガソリン費を計算すると戸別収集の方が安くなります。

例えば、東京都23区では持ち込みで処分すると、料金が半額になりますし、岡崎市では100kgまで無料で処分できます。郊外に行くほど安くなる傾向があります。

2.不用品回収業者で処分する

自転車,処分

不用品回収業者では自身の都合の良い時に自転車を引き取りに来てくれるので、引っ越しなどで処分期日が迫っている方にはおすすめです。

相場料金は出張費用3000円に自転車の処分費用500~1000円の合計4000円程度です。

粗大ゴミで処分する場合と比べると8倍以上高く感じますが、運び出しや処分手続きを任せられる点は便利です。また、引越しや遺品整理で自転車以外にベッドや冷蔵庫などの不用品を一緒に処分する時にはコストパフォーマンスが高いです。

自転車の買取り・無料引き取り

自転車,処分
不用品回収業者で古物商許可を取得している場合は、無料での引き取りや買い取ってくれる場合もあります。

買取価格に期待ができるのは電動自転車やロードバイクなど購入時の価格が10万円以上するもので、例えばYAMAHAの3人乗り電動自転車やGIANTのロードバイクなどです。
普通の自転車でも資源として無料で回収してくれることもありますが、単品で回収依頼した時には出張手数料はかかります。

回収、買取された自転車は回収後リサイクルショップに渡ってリユースされることもありますので、回収日までに防犯登録の抹消手続きを行います。

悪質な不用品回収業者

自転車,処分
不用品回収業者の中には一定数の悪質な業者も存在しています。悪質な業者に関わらないためには以下の点に注意します。

まず、自転車1点や品目名が明確な場合には電話だけで明確な料金を答えてくれますし、日時の予約までできます。回収希望品が自転車1点だけにもかかわらず、「見て見ないと分からない」と訪問見積もりまで概算料金を伝えてもらえない時には、悪質な不用品回収業者の可能性も高いので、他の不用品回収業者を利用した方がいいです。

悪質な業者とのトラブル事例と不用品回収業者の選び方は【不用品回収業者の選び方とトラブル事例・対処方法】をご覧ください。

スピーカーから大音量で街中を走り回る廃品回収車の9割以上は必要な許可を取得しない違法性の高い業者ですので、依頼しないよう注意しましょう。詳細は【廃品回収車は違法!?トラブル体験談と不用品の安全な捨て方】をご覧ください。

リライフでは自転車の回収が得意な不用品回収業者もご紹介しています。

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3.自転車販売店で処分する

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新しい自転車を買う際に、古い自転車を処分する方にとってはスムーズで人気のある方法です。
処分料金は自転車販売店によって独自に決められていますが、買い替えに伴う処分は無料な場合もありますし、高くても1000円程度で引き取りから処分手続きまで行ってくれます。

処分だけの時や他店で購入した自転車の場合は1000円以上になることが多いです。例えば、イオンでは新しく自転車を購入する場合に限り、1台無料で引き取り処分してくれます。

自転車販売店では防犯登録の抹消手続きを引き渡し時に求められるので、処分する自転車の所有者が持ち込みましょう。

・「サイクルベースあさひ」は買い替え500円、引き取りのみ1,000円
・「イオン」では新規購入で1台無料引き取り処分
・ドン・キホーテは店舗によって対応が異なり、引き取りサービスをしていない店舗もある

4.自転車を譲る

自転車,処分

自転車の状態がよければ、知り合いに譲る方法もあります。
特に一定期間しか乗らない子供用自転車は需要があります。

知り合いや近隣に自転車が欲しい方がいない時には、地元の掲示板ジモティーで探すことも有効な手段です。

譲る時のマナー

自転車を譲る時には譲る相手との人間関係を壊さないために自転車に不具合がないことを確認してから譲りましょう。

例えば、自転車を乗ったときに、異音がしたり、サドルが破れているときには現状を伝えてから「要・不要」の判断をしてもらいましょう。また、記名、駐輪シールがある時には清掃することも最低限のマナーです。

自転車譲渡証明書

自転車を譲る時には防犯登録の変更と自転車譲渡証明書が必要で手続きは「自転車防犯登録所」の看板が掲示してある防犯登録所(自転車店・スーパー・ホームセンター等)で行います。

譲渡証明書には譲渡人、譲受人双方の署名が必要になり、手続きは面倒ですが、防犯登録は自転車を所有する方の義務です。

また、自転車を譲った後で乗っている人と自転車の所有者が違う場合には盗難車とみなされ、警察での説明を求められることもありますので、必ず行いましょう。

自転車防犯協会のホームページで譲渡証明書がダウンロードできるので、予め必要事項を記入して持ち込むとスムーズです。

5.自転車を売って処分する

自転車,処分

状態の良い自転車やブランド物のロードバイク、3人乗り用電動自転車は売って処分する方法もあります。この項では売る方法や買取り価格を紹介します。

リサイクルショップで売る

リサイクルショップでも自転車は売ることができ、リサイクルショップは全国に4,000店以上あるため持ち込みやすいです。

リサイクルショップでの自転車の買取価格は100円~50000円で、普通の3段変速自転車やサビがある自転車は数百円で買い取られることが多いです。購入から3年未満で室内で保管していな自転車は数千円~数万円になることもあります。

リサイクルショップの査定担当は自転車の専門知識がない場合も多く、品目名やブランド名だけで判断されてしまい実際の市場価格よりも安く買いとられてしまうこともあります。
例えば、状態もよく、カスタムされたロードバイクでも購入時の3分の1以下での買取り価格になりますので、ブランドの自転車やロードバイクなど自転車専門店で購入したものは、自転車買取り専門店で買いとってもらった方が買取り価格は上がります。

出張買取サービスを行うリサイクルショップもありますが、持ち込んだ方が店舗側の出張経費が浮くの高く買い取ってもらえる可能性が高いです。

フリマアプリ、ネットオークションで売る

自転車,処分

フリマアプリやネットオークションを利用して自転車を売ることもできます。
折り畳み自転車やロードバイクなどはフリマアプリやネットオークションを通して売るのに向いている自転車です。例えば、BianchやGIOS、Giantなどロードバイクを安く探している方はネットを徘徊していることが多いです。

価格設定に注意
自転車を出品する時には販売手数料や送料を考慮した価格を設定します。
自転車の送料は1万円以上しますので、直接引き取りに来てもらったり、送料を別で出品します。また、取引が成立すると販売価格の10%が手数料として運営事務局へ支払わなければいけませんので、送料込みで出品する時には12000円以上の価格設定が必要です。

12000円以下でしか売れない時には、粗大ゴミで処分した方が安く処分できます。

リサイクルショップと異なり、個人間で売買するので、取引連絡や発送手続きは自身で行わなければならない分手元に残るお金も多くなります。また、不用になった自転車を必要とする人のもとに届けられるので大切にしてもらえる点では環境にも貢献しています。

ネットを通して売る前に防犯登録の抹消手続きを行い、抹消手続きが終わっていることも商品の説明欄に記載すると売れやすいです。

自転車の買取り専門店

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自転車の買取り専門店へ売って処分する方法もありますが、買取対象となるのはロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク、電動アシスト自転車など購入時の価格が50000円以上するものです。

自転車の買取専門店は知識が豊富なので、リサイクルショップより買取価格が高く、個人での取引よりも手続きが簡単なので、処分したい自転車が条件に当てはまる時には利用する価値があります。

例えば、自転車買取り専門店「バイチャリ」では出張料金は無料で引き取りに来てくれ、ますし、防犯登録の抹消手続きも「譲渡証明書」を渡すと全て代行してくれて便利です。バイチャリは関東圏や地方の一部は出張対応地域ですが、地方ではまだ対象外で宅配送料は買取金額が30000円以上の場合から無料になります。

防犯登録の抹消

自転車,処分

自転車を処分するときは、防犯登録の抹消が必要です。

粗大ゴミとして処分するときにも、あらかじめ防犯登録の抹消をしておかないと、処分される前の自転車を盗んだ者がその自転車を使い犯罪を行った場合、自転車の所有者として、自分が警察に事情を聞かれる可能性もあります。

防犯登録の抹消をしておくことで、自転車が自分の物ではないと認められることになります。

防犯登録とは

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防犯登録とは自転車を利用する方の義務で、自転車を購入したときの他に譲り受けた時にも登録しなければいけません。防犯登録時には車体番号と防犯登録番号と紐づけられます。

平成6年6月20日から施行された「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」の第12条第3項には以下のよう定められています。
“〔自転車等の利用者の責務〕
自転車を利用するものは、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めることにより、都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録以下「防犯登録」という。)を受けなければならない”
出典元:愛知県自転車モーター協同組合

防犯登録には有効期限があり、地域によって期限の長さは多少異なりますが大体8年から10年程度です。例えば、愛知県、埼玉県では登録から8年間有効ですし、東京都では登録から10年間有効期限が続きます。

有効期限が過ぎていれば、防犯登録の抹消をせずに自転車を捨てても構いません。

防犯登録は自転車防犯登録取扱所(自転車販売店)で行うことができ、防犯登録料は、1台につき600円(非課税)にです。防犯登録をすると警察のデータベースに自転車の持ち主が特定できるように氏名や住所などの情報が登録されます。

自転車の持ち主を特定するのが早くなるので、放置自転車の所有者への返還、盗難の防止、盗難にあった場合の速やかな被害回復が可能になります。

防犯登録抹消手続き方法

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自転車の防犯登録を抹消する場合は、警察署か自転車防犯登録取扱所(自転車販売店)で行います。

お住まいの地域によっては警察署で防犯登録の抹消手続きに対応していないこともあります。例えば、埼玉県や千葉県では交番や警察署でも抹消手続きができますが、東京都では交番や警察署では対応していません。

また、警察署や交番などで手続きする場合は、登録者本人しか手続きができません。
警察署で対応していない地域の方は自転車販売店で防犯登録の抹消手続きを行います。

抹消手続きに必要な物

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抹消手続きに必要なものは、以下の3つです。

1.自転車本体
2.自転車防犯登録カード(所有者控)
3.身分証明書

自転車本体や自転車の防犯登録カードが無ければ保証書か車体番号が書かれてある領収書などでも代用可能です。

防犯登録シールを剥がしただけではダメ
防犯登録シールを剝がしただけでは、自転車の所有者は抹消されていません。
警察のデータベースには最初の登録者が所有者として登録されたままです。

防犯登録シールは登録されている証明のようなものですので、貼ってあると盗難の抑止につながる効果があります。

放置自転車を処分する

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この項ではマンションやお店の駐輪場に放置された放置自転車を処分する方法を紹介します。
年間の自転車廃棄台数は649万台もあり、そのほとんどが放置自転車なので、処分費用に毎年多額の税金が使われています。駅の前や図書館の駐輪場など公共の場所の放置自転車は通行や災害時の救援活動の妨げになっている社会問題でもあります。

放置自転車は一定の手順に従うとトラブルなく処分できます。

警察に連絡する

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2週間以上同じ位置に放置されている自転車、1週間でもサドル部分がない自転車等壊れている場合には盗難車や放置自転車である可能性が高いので、まずは警察に連絡し盗難被害が出されていないか確認します。

自転車が盗難車で、被害届が出ている場合には、警察が回収してその後の手続きなども行ってくれますので、放置自転車は撤去できます。

防犯登録がされていない時や有効期限が切れており、自転車の持ち主が不明な場合、警察は民事不介入の原則によって対処してくれませんので、土地の管理者が処分しなければなりません。

道路や公園の放置自転車

家の前の道路や公園など国や自治体が管理する土地放置されている自転車であれば自治体が独自に定めた条例で処分できます。自治体によって撤去までの過程や日数は多少異なりますが、基本的に警告をしたその日または7日後に撤去されます。

例えば、草加市では自転車の放置禁止区域に放置されている自転車は警告のうえ即撤去、自転車の放置禁止区域外の道路・公園の放置自転車は警告から7日間経過後に撤去されます。

撤去された自転車は一定期間保管所に集められます。
警告文を見た所有者が保管所から引き取る場合には1台当たり3500円程度の保管料金を徴収し、引き取りに来なかった場合はリサイクル事業や鉄資源として処分されます。

私有地の放置自転車

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マンションや店舗の駐輪場や自宅の敷地内など私有地に放置された自転車は、土地の管理者であるマンションの管理組合や土地の所有者個人で対応しなければなりません。

放置自転車の対処方法をマンションの駐輪場の場合と私有地に放置された場合で紹介します。

マンションや店舗の放置自転車
マンションや店舗などで複数台の放置自転車が溜まっている場合にも自治体と同様に警告後、時間をおいて撤去する方法が一般的です。

マンションの場合には住人が自転車でステッカーの貼り忘れている可能性もあるので、撤去の前に掲示板やチラシなどで周知するとトラブルを避けられます。また、放置してある自転車の持ち主がいた場合に、撤去対象であることが分かりやすいように警告後、処分前1週間は1箇所にまとめて保管しておくといいです。

上記の対処を行い、自転車を処分する時は自転車の回収業者を手配するか、粗大ゴミとして処分します。自転車の回収業者は5台以上であれば無料で回収してくれることが多いですが、1台だと出張料金が2000円程度かかり、粗大ゴミで処分した方が安くなります。

費用はマンションの管理費や店舗の経費として出さなければならないので、理事会や管理組合で承認をとる手続きが必要です。警告から撤去までは1カ月程度かかります。

自宅の放置自転車

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自宅の私有地に放置された自転車もマンションや店舗と同様に警告後、一定期間を置いてから撤去するのが一般的な流れです。

処分後に持ち主が現れた時のトラブルやクレームも自身で対応しなければいけないので、写真を撮り、証拠を残しながら慎重に進めます。警告をする時には「〇年●月●日までに持ち主が見つからない場合は撤去します」と期日を設けその都度、証拠写真を残すと安心です。

持ち主とのトラブルを避けるために期日は最低でも2週間、急いでいないなら1カ月程度儲けましょう。また、処分直前にももう一度「盗難届」が出されていないか警察に連絡します。

処分する時には粗大ゴミとして捨てるか引き取り業者に依頼しますが、どちらの場合にも費用は自身が支払わなければならないので、1台程度であれば粗大ゴミとして処分することをおすすめします。

自転車のリサイクル事業

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自転車のリサイクル事業を行うNPO法人もあり、不用になった自転車を回収し有効資源としてリサイクルし、その資金は福祉施設の支援にも充てられています。

撤去費用や処分料金は5台以上であれば無料になる団体が多いので、アパートの管理人や自転車販売店、不動産管理会社から利用されています。5台以下の場合には処分料が1台当たり500円に加えて出張料2000円かかります。

放置自転車の撤去作業に慣れているので、撤去時に必要な警告札や針金エフを無料で提供するサービスも行っていますし、撤去期間や方法のアドバイスもしてくれます。
NPO法人ふくクル

自転車の処分方法まとめ

自転車の処分方法は大きく分けると「粗大ゴミ」「不用品回収業者」「自転車販売店」の3つです。安く処分したい時は粗大ゴミ、手軽に処分したい時は不用品回収業者、買い替えに伴い処分したい時は自転車販売店を利用するのがおすすめです。

状態が良い自転車や高価な自転車は譲ったり、売って処分する方法もあります。
廃棄、売却、譲渡いずれの場合にも防犯登録の抹消手続きをして、適切に処分しましょう。