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扇風機9つの捨て方|解体して不燃ゴミで無料処分する裏技

夏場になって1年ぶりに扇風機を使おうと思ったら電源が付かない、カラカラと異音がするなどのトラブルが起こった場合、故障した扇風機を処分して新しいものを買う必要が出てきます。
扇風機の寿命は約10年と意外にも長持ちするため、処分にあたっては経験がなく、捨て方がわからないといったご相談をいただくことがあります。

本記事では、扇風機の捨て方・手放し方を9種類紹介していきます。

無料で捨てられる方法や、すぐに捨てられる方法など処分方法によって特徴が異なるため、目的や状況に応じて適切な捨て方を選びましょう。

この記事で分かること
・扇風機を処分する9つの方法
・無料で扇風機を捨てる方法
・小型扇風機の正しい捨て方



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

扇風機,捨て方

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扇風機の捨て方9選

扇風機,捨て方
ここでは、扇風機の処分方法について、9つの捨て方を解説していきます。

処分費用を抑えられる方法や即日処分可能な方法、売却してお金が得られる方法など、捨て方によってさまざまな特徴があります。

扇風機の捨て方でお悩みの際には、ぜひ参考にしてください。

1.粗大ゴミとして捨てる:低コストで捨てられる

扇風機,処分
扇風機を処分する際には、粗大ゴミとして処分する方法が一般的です。

粗大ゴミの基準は自治体ごとに異なりますが、基本的には1辺の長さが30cm以上の場合は粗大ゴミに分類されます。規定サイズを超える不用品は可燃ゴミや不燃ゴミとしてゴミ集積所に出すことができず、粗大ゴミ処分の手続きを踏んで捨てなければなりません。

粗大ごみで捨てる手順

扇風機,処分
ここでは、扇風機を粗大ゴミとして捨てる際の手順を解説します。

1.申し込み予約

自治体指定の粗大ゴミ受付センターに電話などで申し込み、粗大ゴミ回収を予約します。粗大ゴミ受付センターの連絡先は、自治体への問い合わせやインターネット検索で調べることが可能です。

申し込みの際、回収可能日から都合のよい日付を指定します。申し込みから収集日までは2週間から1カ月程度を見込んでおきましょう。

2.粗大ゴミ処理券の購入

扇風機の処分手数料分の粗大ゴミ処理券を購入します。
粗大ゴミ処理券はスーパーやコンビニ、郵便局など自治体指定の販売店で入手できます。処分手数料は自治体ごとに異なりますが、目安は200円~500円です。

なお、粗大ゴミ処理券を誤って購入してしまった場合などに払い戻し(還付)ができるかどうかは、自治体ごとに対応が異なります。

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3.粗大ゴミ置き場に出す

ゴミ処理券を扇風機に貼りつけて、回収日当日に指定場所へ持って行きます。指定場所は、各家庭の玄関先や集合住宅の前などにゴミを出す「戸別収集」の形式が一般的です。
なお、持ち去りなどのトラブルを避けるため、当日の排出時間についても指定されることが多いため、指定された時間を守って扇風機を持って行きましょう。

扇風機の処分手数料

粗大ゴミの回収料金は、粗大ゴミ処理券を購入する形で納付します。
扇風機を粗大ゴミに出す際の料金は自治体ごとに異なりますが、200円~400円が相場です。料金例は下表の通りです。

市区町村 料金
世田谷区 400円
名古屋市 250円
大阪市 200円
広島市 250円
福岡市 300円

2.ゴミ処理施設へ持ち込む:無料で捨てられる場合がある

扇風機,処分
扇風機を自分で自治体のゴミ処理施設に持ち込んで、処分してもらう方法もあります。持ち込みで扇風機を捨てる場合は、粗大ゴミの収集処分よりも安く捨てられる傾向にあり、場合によっては無料での処分も可能です。

戸別収集のように収集車のスケジュールを待つ必要がないため、持ち込んで処分する方が早く処分できる点がメリットです。また、持ち込みの方が粗大ゴミ収集よりも安く処分できるケースが多いため、扇風機を運搬できる方には適した方法といえます。

持ち込み処分の手順

扇風機をゴミ処理場へ持ち込んで処分する際の手順を解説します。

1.持ち込み予約

自治体のゴミ処理場に連絡して、申し込みます。連絡先はインターネットで検索するか、役所に問い合わせて確認しましょう。
事前予約が不要な場合や当日中に持ち込み可能な自治体などもあります。新宿区のように、都市部では持ち込み先がない自治体が多い傾向があります。

2.持ち込み当日

指定日の受け入れ時間内に、扇風機を自治体のゴミ処理場に直接持ち込みます。
ゴミ処理場の受け入れ時間は、平日9:00~15:30が一般的です。具体的な受け入れ時間は、自治体の窓口などに問い合わせましょう。
受け入れ個数に制限を設けているゴミ処理場もあるため、事前に持ち込みルールをチェックしておくと安心です。

扇風機の持ち込み処分料金

持ち込みで扇風機を捨てる場合の料金は、品目または重量によって決まります。重量で料金が決定される場合は、ゴミ処理場で重量を計ってから現金払いとなるケースが一般的です。

地域によっては「総重量100kgまで無料」などと設定している自治体もあります。自治体ごとに料金設定の仕組みが異なる点に注意しましょう。

持ち込み処分の費用例を以下に示します。

市区町村 料金
世田谷区 200円
名古屋市 200円
大阪市 90円
広島市 無料
福岡市 140円

3.不用品回収業者に依頼する:最短即日対応!

扇風機,処分
捨てたい不用品が扇風機以外にもある場合や、できるだけ早く扇風機を捨てたい場合は、不用品回収業者の利用が便利です。
自治体で粗大ゴミとして捨てる場合よりも費用は高くなる一方で、自宅までスタッフが回収処分に来てくれるため、手間がかからずスムーズに扇風機を捨てられます。

粗大ゴミを運搬する車両がない場合や不用品の数が多い場合、引っ越しなどで処分の期日が決まっている場合などにおすすめできます。また、不用品回収業者では扇風機1台から回収してもらえる点も嬉しいポイントです。

不用品回収業者の利用方法

扇風機,処分
不用品回収業者に扇風機の回収を依頼する方法を解説します。

1.問い合わせ

不用品回収業者を利用する場合、まずお住まいの地域に対応している業者を選んで、電話やメールで問い合わせます。
インターネットで不用品回収業者を検索する際は「お住まいの市区町村名 不用品回収」と検索すると、効率よく業者を見つけることが可能です。

2.見積もり

回収を希望する不用品が扇風機だけであれば、訪問見積もりをせずに電話口で回収料金を教えてもらえるケースが一般的です。複数の不用品の回収を依頼する場合は、訪問後に不用品を確認したうえで見積もりを出すケースがあります。

見積もり金額やサービス内容に納得できれば、そのまま予約に進みます。

3.作業当日

回収当日に回収業者が自宅に到着したら、扇風機を引き渡します。最短なら申し込みの当日のうちに、回収に来てもらえる場合もあります。

引っ越しなどで大量の不用品が出る際には、軽トラ積み放題サービスのある業者がおすすめです。単品で回収を依頼するよりも費用を節約できる可能性があるため、料金プランを確認しましょう。

扇風機の処分料金

不用品回収業者で扇風機を処分する際の料金は、基本料金3,000円と扇風機の回収費用500~1,000円の合計3,500~4,000円です。状態が良い扇風機やスペックが充実しているものなどであれば、買取できる場合もあります。
例えば、Dysonの「ホット&クール」など購入時の価格が30,000円を超える扇風機は買い取ってもらえる可能性も高くなります。

悪徳業者に注意

扇風機,処分
不用品回収業者の中には不法投棄などの問題を起こす悪徳業者も混在します。

以下のような被害について、消費者生活センターに毎年100件以上の相談が集まっています。
・見積もりは低価格だったが作業後に高額請求を行う
・希望していない物品を無断で回収して費用を請求する

業者を選ぶ際は、複数の見積もりをとって比較しましょう。

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不用品回収業者の選び方

扇風機,処分
不用品回収業者を選ぶときには、以下の3点をチェックしましょう。

①必要な資格許可を持っている
②見積もりが相場価格である
③スタッフの対応が良い

不用品回収業者の処分や買取には、一般廃棄物収集運搬業許可や古物商許可の資格が必要です。もし保有していない場合でも、許可を持つ別業者と提携していれば問題ありません。

不用品回収業者を安く利用するコツ

費用を抑えるには、近所の業者や持ち込み処分できる業者がおすすめです。
近所の回収業者なら車両のガソリン代を削減できるため、基本料金1,000円引きなど割引が可能なケースもあります。また、不用品を業者に直接持ち込むと、処分費用のみの支払いで済むこともあります。

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4.リサイクルショップで売る:即日現金化できる

扇風機,処分
ここでは、扇風機をリサイクルショップで売って手放す方法を紹介します。
リサイクルショップでの売却は処分費用がかからず、売上金を受け取れる場合があります。また、リサイクルショップでの買取の場合は売上金を現金ですぐ受け取れる点もメリットです。

売れる扇風機

売却できる扇風機の条件は、主に以下の通りです。

・涼風・温風の切り替え、省エネ機能などの複合機能
・大手メーカー製(ダイソンなど)
・元値が数万円の高価格帯
・製造後5年未満

羽なし扇風機は、一般的な扇風機よりも高価買取されやすい傾向があります。デザイン性や、手入れの簡単さ、安全性の高さが理由です。

リサイクルショップの買取

リサイクルショップに扇風機を直接持ち込み、査定を依頼します。買値がつけば、即座に現金化が可能です。

持ち込みが大変な場合は、スタッフが自宅に来て査定する「出張買取」の利用をおすすめします。買値がつかなかった場合には出張費を請求する店舗もあるため、事前に条件や費用を確認しておきましょう。

5.フリマアプリやネットオークションへ出品する:高値がつきやすい

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メルカリなどのフリマアプリや、ヤフーオークションのようなネットオークションでの扇風機を売却することも可能です。リサイクルショップでは買取が難しい場合でも、フリマアプリやネットオークションでは買い手がつく場合があります。

また、リサイクルショップより高値での売却も期待できます。2024年8月現在、Dysonやバルミューダの扇風機は購入から3年以上経過していても、20,000円以上での取引が確認できました。

扇風機を売却するコツは、付属品をそろえてきれいな状態にしておき、ニーズが高まる夏場に売ることです。
商品説明文には、商品の三辺サイズや重量などの規格も詳しく書き、傷や不具合などを正確に記載すると、トラブル回避につながります。また、発送までの日数を短く設定すると、急いで購入したい人にも対応できるため、売れやすくなります。

6.家電販売店に引き取ってもらう:買い物ついでに捨てられる

扇風機,処分
不要な扇風機を、家電量販店で引き取ってもらえます。エディオンやヤマダ電機、ケーズデンキなどでは、小型家電リサイクル法に沿って扇風機の引き取りサービスに対応しています。

新しい家電を購入しなくても、扇風機の引き取り処分を依頼できる家電販売店もあります。リサイクル費用や出張費用は家電量販店ごとに異なるため、確認が必要です。

ヤマダ電機

ヤマダ電機では、扇風機のリサイクル回収を税込1,100円で依頼可能です。店舗へ直接持ち込むと、回収してもらえます(沖縄は対象外)。自分で店舗に持ち込まずに自宅に訪問回収してもらう方法では、別途出張費が必要です。

指定のダンボール箱に詰めれば1箱2,200円(税込)で一括回収してくれるサービスもあります。

エディオン

エディオンでは、縦・横・高さの三辺合計120cm以下、重さ10kg以下の扇風機であれば、リサイクル料金550円(税込)で引き取ってもらえます。申し込み・問い合わせはエディオン各店舗で受け付けています。

不用な家電の引き取りサービスは直営店限定なため、フランチャイズ店では利用できません。

ケーズデンキ

店舗に扇風機を持ち込むと、550円(税込)で引取可能です。問い合わせ・申し込みは近隣店舗で受け付けています。

自宅で引き取って欲しい場合、購入した商品の配送時に回収してもらう方法があり、出張費用がかかりません。購入なしで訪問回収のみを希望する場合には、出張料金が発生します。なお、業務用扇風機は対象外です。

ジョーシン

ジョーシンでは、550円(税込)で扇風機の引取が可能です。引取方法は、近隣店舗に持ち込むか、購入商品の配達時に回収するかを選択します。

配達時の引き取りには事前の申し込みが必要で、当日には依頼できません。引き取りのみでの訪問は出張料3,300円(税込)が必要です。一部対象外店舗があり、業務用扇風機は対象外です。

7.分解して不燃ゴミで捨てる:処分費用を節約可能

扇風機,処分
扇風機を解体することでサイズを小さくし、不燃ゴミとして処分できる自治体があります。
多くの自治体では粗大ゴミの基準を1辺の長さが30cm以上と設定しており、自治体の基準を下回れば一般ゴミ扱いとなるためです。

ドライバーがあれば女性でも簡単に分解でき、費用は指定の不燃ゴミ袋だけであるため、扇風機の処分費用を抑えられます。

注意点として、東京都世田谷区のように製品解体後も粗大ゴミとして扱う自治体もある点を押さえておきましょう。自治体ごとに解体処分についての取り扱いは異なるため、事前に自治体のルールを確認する必要があります。

扇風機分解の手順

一般的な羽つき扇風機の解体手順を解説します。羽なし扇風機やタワー型扇風機は解体不可の製品が多いため、解体せずに粗大ゴミとして処分することが一般的です。

羽つき扇風機の解体作業は、必ずコードを抜いた状態で行いましょう。必要な道具はドライバーだけですが、作業時にほこりを避けるためマスクがあると安心です。

1.羽の取り外し

ファンの前面カバーを手で取り外し、ファンを固定している中央の手回しネジを手で緩めて外します。逆ネジ仕様になっている製品が多く、ネジを緩める際には、普通のネジとは逆向きの「右回転」で行うケースが一般的です。ファンを取り外してから、ファン後面のカバーも取り外します。

2.本体の解体と分別

ファンやカバーを本体から取り外したあと、解体できる部分をすべて分解します。
モーター部分と軸部分をつなぐネジを外し、上部と分解すれば大抵は不燃ゴミの規定サイズに収まります。プラスチックの外装と内部の配線は付いたままでも、不燃ゴミで捨てられます。

なお、扇風機の分解は、メーカーでは推奨されていません。

解体後の分別

扇風機を解体後は、素材ごとに分別処分します。

燃えるゴミ 燃えないゴミ
プラスチック製の羽 ・リモコン
・土台
・ネジ(金属製のネジは金属ゴミ)

8.支援団体や施設に寄付する:扇風機を再利用できる

扇風機,処分
使わなくなった扇風機を寄付して、社会貢献する方法もあります。例えば、エコトレーディング不用品宅配回収や、セカンドライフなどの団体で寄付を受けつけています。

寄付できる扇風機

寄付できる扇風機の条件は、寄付先の団体によって重量やサイズを制限されるケースもあるため、事前に寄付先へ確認すると安心です。

寄付された扇風機は発展途上国へ輸出されたり、国内施設や被災地などで再利用されたりします。また、売却で得た収益をボランティア活動や児童養護施設への支援に充てる活用法もあります。

寄付の手順

寄付の手順は団体ごとにことなるため、ホームページや電話での確認が必須です。

一般的な流れは、寄付を申し込んでからダンボールに梱包し、送り状を用意して宅配業者に集荷してもらいます。寄付費用として2000円程度かかったり、寄付費用は無料で送料のみ自己負担としたりなど、料金システムも寄付先によりさまざまです。

9.扇風機がほしい人に譲る:低コスト・簡単に処分できる

扇風機,捨て方
まだ使える扇風機は欲しい人に譲って使ってもらう選択肢もあります。扇風機を譲渡する方法では、処分費用がかからない点や、知人・友人であれば手間をかけずに処分できる点がメリットです。

扇風機のもらい手を見つける方法には、以下の2通りがあります。
・友人や知人に声かけする
・SNSやネットの掲示板を利用する

それぞれの方法について、以下で説明していきます。

周囲に欲しい人がいないか声をかける

親戚や友人で扇風機を欲しい人がいないか探してみましょう。
エアコンしか使っていなかった家庭でも、近年の電気料金の値上がりを受けて扇風機を求めている人もいます。

スムーズに扇風機の状態やスペックを伝えるため、以下をまとめておきましょう。
・いつ購入したのか
・リモコンなど付属品はそろっているか
・不具合はないか

SNSやネットの掲示板を使って探す

インスタグラムなどのSNSや、地域の譲渡掲示板「ジモティー」を使って「扇風機が欲しい人」を探す方法もあります。
声をかけられる人数は増えますが、過去には引き渡し場所に現れず音信不通となったケースや自宅を特定されるトラブルも起きています。
知り合い以外に扇風機を譲渡する場合は、慎重に相手を選びましょう。

小型扇風機の捨て方

扇風機,処分
ハンディファンや卓上扇風機のような小型扇風機を処分する際は、リサイクルボックスに入れるか、不燃ゴミとして捨てます。お手持ちの小型扇風機がモバイルバッテリー式の場合は小型家電リサイクル法に該当するため、リサイクルボックスへ出しましょう。

小型家電リサイクル法

小型家電リサイクル法とは、小型家電を回収して適切にリサイクルして金属資源を再生するための法律として2013年に施行された法律です。小型家電には鉄、アルミ、金、銅、レアメタルなど価値のある金属が含まれおり、リサイクルできる貴重な資源です。それにもかかわらず、これまで大半が有効活用されずに廃棄物として埋め立て処分されてきました。

一般的な大型扇風機は小型家電に含まれる品目であり、ハンディファンの中にも小型家電リサイクル法の対象になる製品があるのです。

乾電池式小型扇風機

乾電池式のハンディファンは、小型家電リサイクル法の対象にはなりません。そのため、不燃ゴミとして処分します。
乾電池式のハンディファンは不燃ゴミとなる一方、充電式電池内蔵のハンディファンは小型家電リサイクル法の対象となるため、処分方法が異なる点に、注意が必要です。

モバイルバッテリー内蔵小型扇風機

リチウムイオン電池などモバイルバッテリー内蔵型のハンディファンは、リサイクルボックスで回収します。リサイクルボックスは役所や公民館、スーパー、ホームセンターなどに設置されています。また、リサイクル協力店として登録されている電気製品販売店に持ち込んで回収してもらうことも可能です。

リチウムイオン電池の不適切な廃棄が原因で、近年は発火事故が頻発しています。

モバイルバッテリーの事故

モバイルバッテリーを可燃ゴミに出すと、爆発事故を起こす恐れがあります。

リチウムイオン電池には可燃性の材料が含まれており、激しい発熱による発火・爆発が起こりやすい性質があります。さらに、圧力をかけると発火の危険が高まります。誤って捨てられたモバイルバッテリーによる火災事故が増えています。

リチウムイオン電池を不燃ゴミとして捨てた場合にも、出火の危険があります。
ゴミ処理施設の粉砕処理中に出火する事例が増えており、愛知県一宮市のゴミ処理施設では、令和3年の上半期に、粉砕処理中に179件の炎検知例が報告されました。
リチウムイオン電池やモバイルバッテリーは、必ずリサイクルボックスかリサイクル協力店で処分しなければなりません。充電池を取り外せないときは、衝撃を避けて製品ごとに回収ボックスに出しましょう。

業務用扇風機の捨て方

扇風機,処分

業務用扇風機は、粗大ゴミとして捨てることはできません。
粗大ゴミの回収や持ち込み処分は一般家庭用から出るゴミを回収するためのものです。業務用扇風機は事業系粗大ゴミに該当するため、捨てる際は「排出事業者責任」があります。

廃棄物処理法に従って、産業廃棄物として業者に回収依頼する必要がある点に注意しましょう。

業務用扇風機の捨て方

業務用扇風機を捨てる際には、2通りの方法があります。

(1)産業廃棄物収集運搬許可証を持つ業者に回収依頼をする

業務用扇風機の回収は、産業廃棄物収集運搬許可を持つ業者に依頼しましょう。許可業者のリストは、自治体ホームページから閲覧できます。

不用品回収業者の中には、事業系ゴミの処分を委託できる業者も存在するため、申し込み時に業務用の扇風機の回収処分が可能かどうか確認しておきましょう。

(2)家電量販店で製品買い替え時に引き取り処分する

家電量販店の中には、ビックカメラのように商品購入後の配送時に購入商品と同一商品を無料で下取りしてくれる店舗もあります。

ただし、ジョーシンやケーズ電気のように事業用家電を引き取り対象外とする家電量販店もあるため、事前の確認が必要です。扇風機の引き取りを希望する店舗で、販売員に直接確認できると安心です。

扇風機の寿命

扇風機,捨て方
扇風機の寿命は10年程度であるため、製造から10年経過している場合は扇風機の買い替えを検討してみましょう。

扇風機が原因で生じた火災事故の多くは、製造から10年以上経過した扇風機であると内閣府の「政府広報オンライン」で説明されています。火災の主な原因は、内部の断線によるショートやモーター部品の劣化などが挙げられます。

また、電源を入れても起動しない場合など動作に異常が見られる場合は、扇風機の使用を中止し、新しいものに交換しましょう。

【4シーン別】扇風機の捨て方

扇風機,捨て方
扇風機の9つの捨て方について、より自身にあった方法を選べるよう4つのシーンに分けておすすめの扇風機の捨て方を解説します。ぜひ扇風機の捨て方を選択する際の参考にしてください。

とにかく早く捨てたい

1日でも早く捨てたいときは不用品回収業者に依頼しましょう。
不用品回収業者では、最短で電話したその日のうちに引き取りに来てくれることもあります。
不用品回収は民間のサービスであるため、都合を合わせやすく、引っ越しや退去期日が迫っている場合に有用です。

融通が利きやすい代わりに、粗大ごみで捨てる際と比べて費用が高くなりますが、室内からの運び出しや処分手続きまで行ってくれるため、楽に処分したい方にもおすすめです。

とにかく安く捨てたい

安く捨てたいときには扇風機を分解して不燃ゴミとして捨てましょう。
不燃ゴミにかかる費用は、ゴミ袋代だけです。扇風機の分解には30分程度かかりますが、その手間と時間だけをかければ無料で捨てられるため、時間に余裕がある方には向いています。

ただし、分解できるのはシンプルな羽付きタイプの扇風機だけです。Dysonの「ホットアンドクール」のような扇風機は専門工具がないと分解ができないため、危険を伴う分解は控えましょう。

まだ新しいから捨てるのはもったいない

購入から5年未満で新品同様の扇風機は買取や売却が可能です。

市場価値のある扇風機はリサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションを通して売ることで処分費用を抑えられます。売却できれば売上を得られるため、積極的な利用がおすすめです。

持ち込み査定で断られてしまった扇風機であっても、フリマアプリでは買い手が見つかることもあるため、さまざまな手段での売却を検討してみましょう。
捨てるのがもったいないほど状態の良い扇風機を処分する場合は、売却がおすすめです。

扇風機以外にもまとめて不用品を捨てたい

扇風機以外の不用品もまとめて捨てたい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。不用品回収業者は、扇風機以外にベッドや棚などの家具をまとめて引き取ってくれます。

いらなくなった家電や家具を室内からの運び出し、適切なルートでリサイクル・リユースを実施してもらえるため、引っ越しなどで重宝されます。
扇風機単品でも回収を行っていますが、回収を依頼した際の基本料金を考えると、一度の依頼で複数の不用品回収を依頼したほうがコストを抑えられます。

扇風機の捨て方に関するよくある質問

扇風機,捨て方
ここでは、扇風機の捨て方に関するよくある質問に回答します。

扇風機は分解して捨てられる?

扇風機は、通常は粗大ゴミとして処分しますが、分解してサイズを小さくすることで不燃ゴミとして捨てられる場合があります。
お住まいの自治体のルールを確認し、ホームページなどで情報が見つからない場合は自治体の担当課に問い合わせてみましょう。
自治体のルールで解体しても粗大ゴミ扱いになる場合は、指示にしたがって粗大ゴミでの処分を進めましょう。

扇風機は燃えないゴミ?

扇風機は不燃ゴミではなく、大抵の場合は粗大ゴミとされます。
粗大ゴミの定義は自治体によって異なりますが、1辺30cm以上など基準が設けられており、扇風機の大きさでは粗大ゴミに該当することが一般的です。
自治体の粗大ゴミのルールを確認し、不燃ゴミか粗大ゴミのどちらで処分すべきかの確認をしておきましょう。

ただし、リチウムイオン電池を含む小型扇風機はゴミとして捨てることができず、決まった方法でリサイクルしなければならない点に注意が必要です。

扇風機が壊れる前兆は?

扇風機が壊れる前兆として、以下の特徴が挙げられます。

・製造から10年以上経過している
・使用時に異音がする
・使用時に異臭がする
・スイッチを入れても起動しない
・羽の回転が不規則・遅い

もし、いずれかに該当する場合は扇風機の使用をすぐに中止し、修理や処分、買い替えを検討しましょう。

扇風機の処分は実績豊富なReLIFEにお任せください!

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扇風機の処分は、不用品回収処分の実績が豊富なReLIFEにお任せください。

「急ぎで扇風機を捨てたい」「粗大ゴミを出すにも車がない」などのご要望にも、ReLIFEでは丁寧・迅速な対応を心掛けています。
お電話一本でご予約でき、お客様の都合の良いタイミングで自宅までスタッフが駆けつけ、扇風機を回収いたします。
扇風機のサイズや状態、メーカーを問わずに回収できるほか、その他不用品もまとめて処分できる点がReLIFEの特徴です。お客様の要望や状況に沿って、最適な回収処分を実施します。

扇風機の回収処分をご検討中の場合は、ぜひReLIFEにご相談ください。

扇風機の捨て方まとめ

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扇風機の捨て方として、一般的な方法は粗大ゴミで出す方法です。また、比較的新しいものや人気が高いものは売却や譲渡で手放すこともでき、場合によっては売上によって収入を得られることもあります。

もし、引っ越しなどで扇風機を処分する必要があり、急ぎで扇風機を捨てたい場合や他のの不用品もまとめて捨てたい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。
また、ハンディファンや小型扇風機は粗大ゴミに該当しませんが、リチウムイオン電池を含む製品はリサイクルする必要があるため、不燃ゴミで捨てられないケースもあることを把握しておきましょう。

扇風機の処分にお困りの場合は、お電話一本ですぐに回収できるReLIFEにぜひご相談ください。

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