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保冷材の捨て方|6つの再利用方法と捨てるタイミング

「保冷剤の捨て方が分からない」「いつか使おうと思った保冷剤で冷凍庫がパンパンだ」という方も多いのではないでしょうか?今まで自分の判断で燃えるゴミに出していたけれど、合っているか気になっているという方に向けて「保冷材の処分方法」をご紹介します。

<この記事で分かること>
・保冷剤の正しい捨て方
・保冷剤の捨て時
・保冷剤の再利用方法


遺品整理士,片山万紀子
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

 

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保冷剤の捨て方

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保冷剤を燃えるゴミとして扱う自治体が多いですが、なかには不燃ゴミとして処分するよう定めている自治体もあります。

例として、自治体ごとに異なる保冷剤の分別区分を以下の表でお示しします。

市区町村名 分別
世田谷区 燃えるゴミ
千葉市 燃えるゴミ
横浜市 燃えるゴミ
名古屋市 燃えるゴミ
大阪市 燃えるゴミ
宇治市 不燃ゴミ
福岡市 燃えるゴミ

自治体によって保冷剤の分別区分が異なるため、処分する前にお住まいの地域の分別ルールを確認する必要があります。

燃えるゴミで捨てる

保冷剤,捨て方

半数以上の自治体では、保冷剤を燃えるゴミとして処分します。

保冷剤を捨てる際には中身のジェルや液体を分別する必要はなく、袋を破かずに丸ごとゴミ袋に入れて燃えるゴミの収集日に排出します。

保冷剤の袋が破れて中身が出てしまった場合には、ビニール袋に保冷剤を入れて処分すれば問題ありません。

燃えないゴミになる自治体もある

自治体によっては、保冷剤は不燃ゴミとして扱われています。

地域によって保冷剤のゴミ処理区分が異なるのは、ゴミ焼却場にある焼却炉の性能が異なっているからです。比較的新しい焼却炉を持っている自治体は、プラスチックやビニールを処分するときにダイオキシンを出さずに高温焼却することが可能です。

そのため、プラスチック素材を含む保冷剤を可燃ゴミとして定めているケースが多く見られます。

一方で、プラスチックの焼却設備が整っていない自治体ではダイオキシンの発生を避けるために焼却せず、不燃ゴミとして保冷剤を処分するケースが一般的です。

排水口に流してはいけない

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保冷剤の中身は、絶対に排水口やトイレに流してはいけません。

なぜなら、保冷剤のなかに含まれる高吸収性ポリマーが周囲の水分を吸収して膨張し、排水管を詰まらせてしまうからです。排水管が詰まった場合、水道工事の専門業者を呼ばなければなりません。

業者に修理を依頼した場合、出張費と作業費を合わせて数千円から4万円程度の費用がかかってしまいます。

流してしまったときの対処法

誤って流してしまった場合には、浅い部分での詰まりであれば自分でラバーカップを用いて詰まりを取り除ける可能性があります。しかし、排水管の奥に詰まって自力では解消できないようなら、やはり業者による修理が必要です。

保冷剤の中身と特徴

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保冷剤の中身は約99%が水であり、1%程度が「高吸収性ポリマー(高吸水性ポリマー)」という物質です。高吸収性ポリマーは、紙おむつや発熱時のおでこ冷却シート、土壌保水剤などにも使用される素材で、本体の重さの数百倍から1000倍もの水を吸収することができます。

国内製造の保冷剤は基本的に人体や環境に無害な原料を用いており、もし袋が破れて中身に触れたとしてもとくに問題はないと考えられています。

有害な物質もある

過去には中毒性のある「エチレングリコール」という原料由来の不凍液を用いた保冷剤が流通して有害性が問題視されたことがありました。エチレングリコールが含まれていた場合、人体に吸収されると吐き気などの中毒症状が現れるおそれがあります。

保冷剤が溶けにくい理由

保冷剤の高吸収性ポリマーは、水を吸うとゼリー状のハイドロゲルとなります。凍ったハイドロゲルは氷よりもゆっくり解ける性質があり、熱交換効率が低いため冷気を長持ちさせることが可能です。この性質を活かして、保冷剤は数時間溶けずに冷たさをキープできるのです。

保冷剤6つの再利用方法

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保冷剤は、冷やす以外にもさまざまな方法で再利用できます。具体的な再利用方法を6つご紹介します。なお、保冷剤の中身に有害性のあるエチレングリコールが含まれている場合には、袋を開けて中身を取り扱うのは不適切です。そのため、再利用する保冷剤は国内製造のものとすることをお勧めします。また、古い保冷剤や有害と記載されているものは再利用せず廃棄しましょう。

1.消臭剤・芳香剤

保冷剤の中身は、消臭剤や芳香剤として活用することができます。市販の消臭剤や芳香剤にも、保冷剤と同様に高吸収性ポリマーが用いられているためです。

保冷剤から消臭剤・芳香剤を作る方法は、常温にした保冷剤の袋をハサミで破り、ガラス瓶などの容器に中身を注ぐだけなのでとても簡単です。香りがほしい場合は、香水やアロマオイルを少量混ぜて、割りばしなどでかき混ぜましょう。2週間前後で消臭効果は落ちてしまうため、効果が落ちたらビニール袋に包んで廃棄します。

2.園芸の保水剤

高吸収性ポリマーの保水力を利用して、園芸用途で保冷剤を再利用することもできます。土に高吸収性ポリマーは0.1~0.2%程度の濃度で土と混ぜると保水効果や肥料の保持効果がよくなるという研究報告もあり、実際に農業保水剤として活用されています。(参照:増田房義,高吸水性ポリマーとその利用,日本家政学会誌Vol.40(8),p.721~724 ( 1989 ))
園芸用の保水剤として再利用するときの使い方は、保冷剤の中身を出して花壇や鉢植えに撒いておくだけです。高吸収性ポリマーがゆっくりと土中にしみこんで、保水力を発揮します。

3.吸水スポンジの代わり

保冷剤の中身を花瓶に注いでから水を入れて切り花を生けると、フラワーアレンジメントに用いる吸水スポンジの代わりとして使用できます。高吸収性ポリマーが乾燥しないように、表面が乾いてきたら水を足しましょう。

吸水性が落ちたと感じたときや、切り花が枯れて処分するときには保冷剤を処分します。長く使い続けているとカビが生える可能性もあるため、吸水スポンジ代わりに使った場合は、一度きりで廃棄するのが安心です。なお、花瓶のなかの保冷剤を捨てる際には、排水口に流さずゴミとして処分するよう徹底します。

4.キャンドルスタンド

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保冷剤の中身は、キャンドルスタンドにすることができます。キャンドルスタンドの作り方は簡単で、保冷剤の袋を開けたらガラス容器に中身を移し替え、その上にろうそくを立てれば完成です。溶けたロウを高吸収性ポリマーが吸収するため、容器が汚れず片付けの手間がかかりません。

保冷剤をそのまま使った場合には無色無臭となりますが、デコレーションしてかわいいキャンドルスタンドを作るのもおすすめです。アロマオイルやビーズなどを高吸収性ポリマーに混ぜたり、シールや手芸パーツで容器を飾ったりすると、自分だけのキャンドルスタンド作りを楽しむことができます。キャンドルを使い終わったタイミングや、中身が汚れてきたと感じたときには、保冷剤を処分しましょう。

5.アイシンググッズ

保冷剤はやけどや発熱時、または美容目的のアイシンググッズ(冷却用品)として活用することができます。発熱時には頭を冷やすだけでなく、わきの下や鼠径部(太もものつけ根にあるくぼみの内側部分)など、太い血管が通る部位をアイシングするのが効果的です。アイシングの際には凍傷に注意して、保冷剤を直接当てずにタオルなどでくるむようにします。

美容用のアイシングで保冷剤を使うなら、顔がほてっているときや、顔のむくみを感じたタイミングが適しています。使い方は、保冷剤を顔に当てて少し冷やすだけです。化粧水を使ったあとにアイシングすれば、フェイスラインの引き締めにも効果的です。

6.カイロ代わり

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保冷剤は熱を維持する効果があるため、冷やして使うだけでなく温めてカイロ代わりにすることもできます。鍋などでお湯を沸かして、40度程度のお湯に保冷剤を入れて3分ほど待てば即席のカイロになります。

保冷剤を温めるときはお湯を沸騰させないように注意しましょう。保冷剤の種類によっては、高温になると外袋のフィルムが変質する恐れがあるためです。なお、電子レンジは保冷剤が破裂するおそれがあるため、使用しないでください。

ただし、一般的なカイロに比べると、保冷剤の保温時間は短く、温度も高くありません。一般的なカイロは最大で70度くらいまで熱くなり、持続時間も20時間程度と非常に優れています。一方、保冷剤は最大でも、温めに使ったお湯の温度くらいにしかなりません。

誤飲に注意

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保冷剤は、誤飲しないように注意しましょう。保冷剤を誤飲すると、高吸収性ポリマーが体内の水分を吸収して、人体に影響を及ぼすおそれがあります。

凍らせてもカチカチにならないジェルタイプの保冷剤のなかには、中毒性のあるエチレングリコールが含む製品が含まれている場合もあります。エチレングリコールを誤飲するとふらつきや吐き気、不整脈などの中毒症状が出現する可能性があるので十分な注意が必要です。

小さなお子さんやペットなどがいる家庭では、保冷剤を出しっぱなしにしないように配慮しましょう。保冷剤の中身を再利用する場合にも、手の届かない場所に置くなどの注意が必要です。

誤飲時の対処法

もしも保冷剤を食べてしまったときは、医療機関または「中毒110番」に相談しましょう。

誤飲した保冷剤の残りや袋は捨てずに保存しておき、医療機関などに提示できるようにしておきます。なお、中毒110番に電話する際は、誤飲した人の氏名や体重、年齢などの基本情報や、誤飲した物質の正確な商品名や誤飲の発生状況の説明などが必要となります。(参照:中毒110番・電話サ-ビス|公益社団法人日本中毒情報センター)

保冷剤の種類によっては、少量の誤飲では健康被害の心配が少ないケースもあります。しかし、自己判断をせず、不安な点は必ず専門家に相談してください。

保冷剤の捨て時

保冷剤にはとくに消費期限などは定められておらず、何回でも繰り返し使用することができます。しかし、古くなって劣化すると袋がやぶれて中身が出たり、保冷効果が落ちてしまったりする可能性があります。

そのため、保冷剤の袋がぼろぼろになってしまったときや、保冷効果が弱いと感じるときはその保冷剤を処分しましょう。食品の購入時などに付属してきた保冷剤が増えすぎて、冷凍庫のスペースを圧迫している場合にも、不要な保冷剤を処分することをおすすめします。

保冷剤処分のまとめ

・保冷剤は燃えるゴミ又は燃えないごみとして、自治体のルールに従って捨てる
・保冷剤の中身は高吸収性ポリマーで本体の1,000倍以上の水を給水できるという特徴がある
・いらなくなった保冷剤は6つの再利用方法がある
1.消臭剤・芳香剤
2.園芸用の保水剤
3.吸水スポンジ
4.キャンドルスタンド
5.アイシンググッズ
6カイロ

・ペットや子供の誤飲に注意が必要。万が一、飲み込んでしまったときには医療機関や中毒110番へ相談する。
・保冷剤には消費期限はないが、表面の袋が破れてきたときには捨てた方がいい

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