優良な不用品回収業者の選び方|初めてでも失敗しない5つのポイントをプロが解説
不用品回収業者を利用したことがない方は以下のようなことが不安になります。
・業者がたくさんあるけど、どこがいいのかわからない
・悪徳業者とかぼったくりとか怖い…
使ったことがないサービスを始めるときに不安になるのは当然です。ましてや、ニュースで悪徳業者について放送されていたら利用をためらってしまいますが、悪徳業者はほんの一握りで関わらなければよいのです。
このページでわかること
・優良な不用品回収業者が選べるようになる
・不用品回収の流れや料金がイメージできる
・悪徳業者とかぼったくり業者に関わらない対策が打てる
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
目次
優良な不用品回収業者を選ぶ5つのコツ
優良な不用品回収業者を探すには、次の5つのコツをおさえることが重要です。
不用品回収業者選び5つのコツ
1.資格や許可がある
2.口コミが悪くない
3.会社として信頼できる
4.相場価格の範囲内
5.接客がていねい
1.資格、許可がある
優良業者を選ぶために、不用品回収に必要な資格や許可を持っていることを確認しましょう。一般家庭のゴミを回収するには「一般廃棄物収集運搬許可」が必要となります。自社でこの許可を取得していない場合には、一般廃棄物収集運搬許可を持つ別業者との提携が不可欠です。ただし、「不用品」を回収するのであれば古物商許可の資格でも構いません。
一般廃棄物収集運搬許可
一般廃棄物収集運搬許可は自治体が業者に与える許可です。
許可を与えられる業者の数が決まっているため、一般廃棄物収集運搬許可は取得しにくい状況にあります。とくに、関東圏で一般廃棄物収集運搬許可を新規に取得するのは困難であり、この許可を持たない不用品回収業者も多く存在しています。
古物商許可
「古物商許可」を取得している業者ならば不用品の買取・回収が可能です。
古物商許可は、リサイクルショップのように販売目的で不用品を購入する際に不可欠な許可です。公安委員会から交付される許可で、一般廃棄物収集運搬許可に比べると取得しやすい許可です。
産業廃棄物収集運搬許可
「産業廃棄物収集運搬許可」は事業所や工場の廃棄物を回収するのに必要な許可で、各都道府県から交付されます。産業廃棄物収集運搬許可だけしか持っていない業者は、一般家庭の不用品を回収することができません。
2.口コミが悪くない
業者紹介サイトやグーグルマップの口コミを確認して、具体的な悪評が書かれていない業者を選ぶことをおすすめします。
ただし、ランキングサイトは「やらせ」の書き込みが書かれている場合もあるので、あくまでも参考程度の閲覧にとどめましょう。一方、グーグルマップの口コミは匿名性が薄く、広告(インセンティブ)目的の書き込みが禁止されているため相対的に信ぴょう性が高いといえます。
口コミのなかには個人的な感想や主観的なコメントが含まれている場合もあるので、鵜呑みにし過ぎず冷静な視点で閲覧するよう心がけます。そのうえで、あまりにも悪い口コミしかない業者は、避けたほうが安全です。
3.会社として信頼できる
優良な業者選びのポイントとして、「会社としての実態があり、社会的に信頼できること」が不可欠です。
「チェックポイント」
・名刺や社印、見積書がある
・損害賠償保険に入っている
・所在地が確認できる
・団体や許可業者として登録している
・法人格である
請負業者賠償責任保険に入っている業者は搬出作業中の破損や事故などに保険が適用されるため、万が一の事態にきちんと備える姿勢を示しているといえます。「会社」としてまっとうな経営をしている業者は通常、自分の首を絞めるような悪徳行為には及びません。
不用品回収業は許可を取得しなくても成り立ってしまう業種であり、トラックが1台あれば誰でも開業することができます。そのため、会社としての実態がない業者も混在しており、無責任な経営や違法行為に及ぶ事例も見られます。
不用品回収業者の信頼性は、問い合わせ前と訪問見積もりを依頼したときの2つのタイミングで確認することができます。
4.相場価格の範囲内
見積もり費用が相場価格の範囲に収まる業者に依頼するのも、優良な業者を選ぶコツです。
なぜなら、不用品回収では「車両費」「人件費」「処分費用」が不可欠であるため、不用品の品目ごとに一定範囲内で相場価格が決まってくるからです。たとえ業者側がコストカットをしようと思っても企業努力では省ききれない部分が存在するため、健全な経営をしている業者は極端に安い価格を提示することはできません。
相見積もりを取ったとき、平均を大きく下回ったり、上回ったりしている業者は避けたほうが安心です。支払い時にぼったくられたり、不法投棄や不適正処分のように違法な処分をされたりする危険があるため、相場価格から逸脱している業者には注意しましょう。
費用の総額が大きいときほど、悪徳業者に引っかかったときの損失が大きくなります。リスクを避けるため、3社程度の業者から相見積もりを取って相場価格を把握することをおすすめします。
5.接客がていねい
問合せ時に応対してくれる電話オペレーターや、見積もりに来たスタッフの接客態度が心地よいことも、優良な不用品回収業者を探すポイントです。
スタッフの接客態度や身なりに清潔感がある業者は社員教育もしっかりと行っていることが予想できます。
健全な経営をモットーとする企業は、社員教育にも余念がありません。お客様に良質なサービスを提供することが、自社利益につながるためです。細かい部分まで気が利くていねいな業者は、当日の作業も問題なく行う能力があるといえます。
「チェックポイント」
・こちらの要望を聞いてくれる
・料金の内訳を説明してくれる
・言葉使いがていねい
・身だしなみに清潔感がある
絶対に選んではいけない不用品回収業者の特徴4つ
トラブルを起こす危険性が高い不用品回収業者は、次の4項目に当てはまることが多いです。以下に該当する業者は避けましょう。
1.廃品回収車
スピーカーで無料回収のアナウンスをしながら巡回している不用品回収業者を選ぶと、後悔するリスクが高くなります。廃品回収車で営業している業者は、不用品回収に必要な許可を取得していない業者がほとんどだからです。
古物商許可や一般廃棄物収集運搬許可、産業廃棄物収集運搬許可を持たずに転売目的の不用品回収や一般家庭の不用品回収、事業所ゴミの回収などを行うと、違法行為となります。
無料とアナウンスしていたのに不用品を回収したあとで料金を請求してきたり、回収後に不法投棄したりといった問題行為に及ぶ危険があるため廃品回収車は利用しないことをおすすめします。
2.格安・激安・無料がウリ
チラシやホームページなどの広告媒体で「無料」「激安」を主張している業者や、訪問見積もりのときに相場を著しく下回る低価格を提示してくる業者を選ぶと、料金面で失敗することが多いです。
回収物を合法的な手段で処分するには一定の費用がかかるものであり、無料や激安で回収している業者は不適正処理や不法投棄で処分費用を浮かせている可能性があります。
基本料金に含むサービス内容をわざと減らして激安表示している業者は、作業当日にさまざまなオプション費用を上乗せして高額請求をしてくるケースもあるので要注意です。
相場価格をおさえておき、極端に安い業者は避けるようにしましょう。
3.スタッフが高圧的
電話問合せに応対したオペレーターや見積もりに来たスタッフが高圧的な態度をとるような不用品回収業者は、選ばないほうが賢明です。
会社としての最低限のマナーが整っていないのであれば、その業者は社員教育を行っていない可能性が高いためです。教育に予算をかける余裕がない業者は、企業としての経営姿勢も疑われます。
高圧的な態度(例)
・スタッフが契約を急かす
・威圧的な話し方
・見積もりの内訳の説明が雑
高圧的な接客をする業者は、当日の作業も雑に済ませようとするおそれがあります。支払い時に見積もりを超過するなどのトラブルを起こすリスクもあるため、注意しましょう。
不用品回収業は接客業であるため、サービスに対してお金を払っていると考えて業者の品質にもこだわることをおすすめします。
4.突然訪問してくる
突然訪問してくる不用品回収業者は、トラブルを起こしやすい業者であるため選んではいけません。強引な買取や窃盗の被害に遭う危険もあるので、絶対に家に入れないようにしましょう。家に上がり込んで強引に有価物を引き取る悪徳業者の事例もあるので、十分な注意が必要です。
優良な不用品回収業者は広告費を払って集客したり、リピート客や紹介客をしっかりとつなぎとめて効率よく集客したりしているため、訪問営業を行いません。「突然訪問してくる業者は避ける」のが鉄則です。
危険な不用品回収業者のトラブルと対処法
トラブルを起こして依頼者を危険な目に遭わせる不用品回収業者も、残念ながら実在します。被害事例と、問題行為を働く悪徳業者への対処法を解説します。
被害事例
不用品回収業者の利用時に、よくある被害事例は「高額(不当)請求」「不法投棄」「窃盗」の3つです。たとえば、千葉県流山市のホームページでは、口頭で見積もり金額を説明され、実際に不用品をトラックに積み込んでから見積もりの2倍を超える料金を請求されてしまった事例や、不用品を回収してもらった後で道路脇に投棄されてしまった事例などが挙げられています。料金の吊り上げ幅がかなり大きい事例もあり、国民生活センターのホームページではトラックの定額パックプランの広告に提示されていた料金よりも10倍以上高い料金を請求されたケースが報告されています。
また、不用品回収業者が依頼者の家の中を物色して貴重品を盗んだとして、窃盗容疑で逮捕された事例が2022年9月の産経新聞に報道されていました。これらは犯罪行為であり、被害に遭わないよう十分な注意が必要です。
悪徳業者の対処法
悪徳業者と思しき不用品回収業者が突然訪問してきた場合には、はっきりと拒否して家のなかに入れないようにします。訪問見積もりをしにきた業者の態度が悪くて悪徳の可能性がある場合などは、契約に進んではいけません。
見積もりの時点でキャンセルをしても、通常の業者はキャンセル料を取らないことを理解しておきましょう。見積もりだけなら無料であることを、事前に確認しておくと安心です。
また、見積もりの際には
1.キャンセル料金
2.キャンセル時の連絡先
3.予約日何日前から支払い義務が発生するのか
の3点をきちんと確認しておき、ボイスレコーダーや書面の記録を残しておきましょう。
見積もりを口頭ではなく書類として入手しておくことも、悪徳業者対策になります。万が一、悪徳業者を利用してしまい支払いまで済ませてしまった際には、自治体の消費生活センターなどに相談しましょう。クーリング・オフできる可能性があります。
不用品の回収ができる業者
一般家庭の不用品を回収できる業者には、「不用品回収業者」「買取専門業者」「引越し業者」「遺品整理業者」「便利屋」の5種類があります。それぞれの特徴や利用に向いているシーンなどを解説します。
1.不用品回収業者
不用品回収業者とは、不用になったものを回収してくれる業者のことです。古物商許可を持っている不用品回収業者であれば、市場価値のある不用品を買い取った料金を回収費用から相殺してくれます。
自治体の粗大ゴミ回収は自分で予約手続きをしたり不用品を指定の集積場所まで運び出したりしなければなりませんが、不用品回収業者に依頼すれば電話一本で不用なものをすべて運び出して処分してくれるのでとても便利です。また、自分でゴミの分別をしなくても回収可能である点も、不用品回収業者のメリットといえます。
引越しや断捨離などのタイミングで不用品を大量に処分したい場合や、退去日までに自治体の粗大ゴミ回収の日程を予約できずに処分が間に合わない場合などが、不用品回収業者の利用に適したシーンです。大型家具などを自分で運び出すのが困難な人や、自分で分別する手間を省きたい人にも不用品回収業者は重宝されています。
2.買取専門業者
買取専門業者とは、リサイクルショップのように買取業務を専門に行う業者のことです。状態のよい家電・家具、書籍などが、買値のつきそうな不用品が多数ある場合には、買取専門業者の利用がとくにおすすめです。無料査定や無料で家まで引き取りに来てくれる業者も多く存在します。
一般的な不用品回収業者でも買取サービスを利用できる場合がありますが、買取専門業者のほうが高額査定につながりやすいです。とくに骨董品やコレクターズアイテムなどは、その分野に特化した買取専門業者を利用したほうが安心です。特定分野に詳しい査定員がいないと安く査定されてしまうリスクがあるため、高値で売れそうなものを処分したい場合にはその分野に強い買取専門業者の利用を検討しましょう。
ただし、買取専門業者は買値のつかない不用品は回収してくれないため、全部の不用品をまとめて処分したい場合には他の手段を検討したほうが効率的です。
3.引越し業者
引越しのタイミングであれば、引越し業者に不用品を引き取ってもらうことも可能です。すべての引越し業者が不用品回収・買取サービスを提供しているわけではなく、回収可能な品目や地域が指定されている場合もあります。
たとえば、サカイ引越センターでは家電リサイクル法の対象となるエアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機を有料で引き取ったり、一部地域でのみ引越し時の買取サービスを提供したりしています。
大量の不用品があると引き取りを拒否されたり、地域や品目によって引き取り不可となったりする場合もあるため、引越しの見積もりを依頼するときに十分に確認しておく必要があります。
4.遺品整理業者
遺品整理業者は、遺族に代わって遺品整理を行ってくれる業者のことです。遺品整理業者は一般的な不用品回収業務に加えて、遺品の仕分け・分別作業や貴重品捜索、遺品供養などを遺族の意向に沿った形で実施します。
生前整理や遺品整理など、思い入れのある物品を仕分けしながら不用品処分を進めたい場合には遺品整理業者が適しています。通常の不用品回収業者や便利屋などは金銭的な価値から物品を評価するため、市場価値のない遺品を捨ててしまうリスクがあります。しかし、遺品整理業者は遺族側の意向に沿って思い入れのある物品を処分せずに仕分けすることが可能です。買取サービスに対応している遺品整理業者なら、買値のつく不用品を買取って費用から差し引くこともできます。
遺品整理がなかなか進まない、実家が遠方にあるため遺品整理する余裕がない、空き家処分で急いで遺品整理を終えなければならないなどのシーンで不用品を処分したいなら、遺品整理業者を選ぶと安心です。
5.便利屋
便利屋は家事のサポートや家族の送迎、庭の手入れ、引越しの手伝いなど、日常のさまざまなシーンを手伝うビジネスであり「なんでも屋」「よろず屋」などとも呼ばれています。業務のひとつとして、不用品の運び出し作業などを代行してくれる場合があります。
ただし、一般的な便利屋は一般廃棄物収集運搬許可などの許可を持っていないため、基本的には不用品の回収や処分はできません。そのため、不用品の分別や指定の粗大ゴミ集積場への運び出し作業だけを請け負っているケースが多いです。粗大ゴミの予約手続きなどは自分自身で行い、運び出しやゴミの分別だけを手伝ってもらいたいという場合には便利屋を利用するのが適しています。
不用品回収依頼の流れ
実際に業者に不用品回収を依頼するときは、次に紹介する6つのステップで行います。
1.依頼する不用品回収業者を選ぶ
住所地を対応可能エリアに定めている不用品回収業者を自分で選びます。現代ではインターネットで探すのが一般的で、Googleなどで「〇〇市 不用品回収業者」などと入力すると検索できます。
先述した「優良な不用品回収業者を選ぶ5つのコツ」を参考にしつつ、あわせて住所地の近くに事業所がある業者を選ぶことをおすすめします。近所だと運送コストを削減できるため、費用を値引きしてくれる場合があるためです。
2.問い合わせる
電話、メール、LINEなど不用品回収業者の受け付けている方法で問い合わせをします。
聞かれる内容
・いつまでに捨てたいのか
・何を捨てたいのか
(どのくらいのサイズのどんな物品を何個回収してほしい)
(家財一式引き取ってほしい)
・住所
・建物の計上(マンション、戸建て)
不用品の量を正しく伝えないと、適切な見積もりができずに当日の費用が大きくずれこむ危険があるので注意が必要です。
部屋が何階にあるか、解体作業の有無、駐車場からの距離などにより費用が変わってくる場合もあるので、オペレーターの質問には正確に答えましょう。依頼内容によって訪問見積もりも必要となるケースと、電話だけで見積もりできるが済むケースに分かれます。また、見積りと不用品回収を同日に行えるか否かなども、オペレーターが状況次第で提案してくれます。
3.見積もり
不用品が数個程度なら電話口で見積もりを教えてもらえますが、品目数が多いときなどはスタッフが現地に出向いて訪問見積もりを行います。
見積もりの際には、必ずその場で「どんな作業、どの物品に対して、いくらの費用がかかるのか」を確認しましょう。訪問見積もりに来てもらった場合は、口頭だけで済ませずに見積書も発行してもらいます。見積書は「料金一式」のような不明瞭な記載だけでは不十分であり、費用項目の内訳や追加料金、オプション作業の詳細も明記されていることが大切です。
悪徳業者の手口の一つとして、「口約束」があります。無用なトラブルを避けるため、見積書を手に入れる、通話内容を録音する、メールのやりとりで文章を残すなどの工夫をすると安心です。
4.予約
業者の提示してきた金額やサービス内容に納得できたら、日程を確認して予約を入れます。
対応のよい不用品回収業者ほど直近の予定が埋まってしまうため、不用品回収業者を利用すると決めたらなるべく早く連絡を入れましょう。引越しの期日がある場合はもちろん、空き家の片付けなど作業工程に2日以上の日数を要する場合にも、早めに予約を入れることが肝心です。
5.回収作業
予約日当日には、不用品回収業者のスタッフが来て回収作業を行います。スタッフが不用品の運び出しからトラックへの荷詰めまで全工程を行ってくれるため、自分は立ち会うだけで済むので便利です。事前に正確な見積もりを取っていれば、見積もり通りのサービス内容と料金で回収作業が完了します。
6.お支払い
回収作業が終わったら、回収し忘れている不用品がないか、家の壁や階段などに傷がついていないかを確認してから料金を支払います。
不用品回収業者への支払いは、現金のほかにクレジットカードやPaypayでの決済も浸透してきています。金額が大きい場合などには、銀行やコンビニでの振込を可能とする業者もあります。
不用品回収業者の料金
不用品回収業者の料金の決まり方や、料金が高くなるケース、安くおさえるためのコツを解説します。
料金の決まり方
不用品回収の料金の決まり方は、大きく分けると「単品プラン」と「トラックパックプラン」の2種類です。作業内容や建物によっては、オプション料金が発生することもあります。
単品プラン
単品プランの料金は、「基本料金」「回収料金」「オプション料金」の合計金額です。不用品の品目がはっきりと決まっているときや、中身の片付けや分別が不要なときには単品プランが適応されます。基本料金にはスタッフ人件費、作業費、車両代、ガソリン代など回収に必要な項目が含まれています。また、回収料金はテレビやタンスなど、品目ごとに定められています。
トラックパックプラン
トラックパックプランは積み放題の定額制プランであり、手配するトラックのサイズによって料金が決まります。引越しや遺品整理などで大量の不用品が発生したり、不用品の総量を詳細に把握できなかったりする場合には、トラックパックプランが選ばれることが多いです。
<トラックサイズと料金相場>
トラック | 料金 |
軽トラック | 10,000円~20,000円 |
1トントラック | 30,000円~40,000円 |
2トントラック | 60,000円~80.000円 |
4トントラック | 80,000円~100,000円 |
※すべて箱型のトラックの場合
相場料金の幅が大きいのは、顧客がイメージしやすいように各業者がオプション料金まで含んだ金額を提示しているためです。実際に自分のケースで見積もりを出してもらうと、解体作業やエアコンの取り外しなども含んだ正確な見積もりを出してもらうことができます。
軽トラ積み放題でだまされない!料金・どれくらい載るかをプロが解説
2トントラック積み放題で損しないコツと料金相場|4つの安くするコツ
オプション料金
基本料金に含まれない作業を追加した際に発生するのがオプション料金です。
具体的には、エアコンの取り外し作業や大型家具の解体作業、スタッフの増員、早朝・深夜の対応、未分別の不用品を片付ける作業の追加、エレベーターのない高層階からの運搬にかかる階段料金などが挙げられます。
回収料金が高くなる時
基本料金に含まれない追加作業が多く発生すると、料金が高くなります。前述したように、2階以上の上層階でエレベーターを利用できなかったり、解体・取り外しなどの作業が必要になったりするとオプション料金が上乗せされます。
また、片付け期日までに余裕がないと、業者がスタッフや車両などの追加手配をして対応せざるを得なくなるため料金が上乗せされる恐れがあります。さらに、相場を逸脱するような高価格帯の悪徳業者を選んでしまうと、費用が跳ね上がってしまうため注意が必要です。
料金を安くするコツ
安くなる3つのコツ
・余裕をもって予約する
・相見積もりをする
・値引き交渉する
不用品回収の料金を安くおさえるコツとして、相見積もりが挙げられます。3社程度の不用品回収業者に同一条件で見積もりを出してもらうと、自分のケースでの費用相場が分かります。本命の業者に見積もりを出してもらう順序を最後にすれば、他者の見積もり額を参照しながら値引き交渉もしやすくなるのでおすすめです。
また、片付け完了予定日の1か月くらい前から不用品回収業者選びを始めるのも、安くするコツです。日程に余裕があれば業者の都合にあわせてあげることができ、料金を5%以上値引いてくれることもあります。買取に積極的な不用品回収業者を利用するのも、買取金額を費用から相殺できるためおすすめです。
さらに、不用品を回収する住所地の近くにある業者を利用すると業者がガソリン代を節約できるため、基本料金の値引き交渉を進めやすくなります。
不用品回収業者の選び方まとめ
・優良な不用品回収業者を選ぶ5つのコツ
1.資格や許可がある
2.口コミが悪くない
3.会社として信頼できる
4.相場価格の範囲内
5.接客がていねい
・絶対に選んではいけない不用品回収業者の特徴4つ
1.スピーカーで街を徘徊する廃品回収車
2.安さだけを強調する業者
3.不快感を覚える接客をする業者
4.突然訪問する業者
・危険な不用品回収業者に関わると「不法投棄」「窃盗」「高額請求」の被害者となる
・悪徳業者にかかわらないことが一番の対処法
・不用品の回収ができる業者
・不用品回収業者
・買取専門やリサイクルショップ
・引っ越し業者
・遺品整理業者
・便利屋
・不用品回収依頼の流れ
1.問い合わせ
2.見積もり・予約
3.作業・支払い
・不用品回収業者の料金
・単品回収とトラックパックがあり、状況に応じて料金が追加される
テレビ|洗濯機|冷蔵庫|マッサージチェア|ベッド|学習机|電子レンジ|座椅子|プリンター|炊飯器|物置|消火器|畳|カーペット|日本刀|布団|自転車|本|金庫|カラーボックス|衣装ケース|スーツケース|婚礼家具|家財整理|ぬいぐるみ|物干し竿|毛布|食器|位牌|エレクトーン|灯油|家具|扇風機|ゴミ箱|トースター|チャッカマン|スプレー缶|マニキュア|発泡スチロール|ハンガー|カーペット|鏡|ゴルフバッグ|フライパン|ガスボンベ|ガスコンロ|ビーズクッション|土|コーヒーメーカー|ウォーターサーバー|靴|保冷剤|ヘアアイロン|ライター|タンス|室外機がうるさい|ペンキ|体重計|石油ファンヒーター|タイヤ|