豆知識

遺品整理

遺品整理を自分でやるコツと手順/体験談と業者に頼んだ方が良いケース

自身の家族が亡くなったとき、必要になるのが「遺品整理」です。

遺品整理は業者に依頼する人もいれば、自分で行う人もいます。
遺品整理は身内が亡くなって初めて直面する作業ですので、「何から手をつければいいのかわからない」という状態が当たり前です。

この記事では遺品整理を自分でしようと考えている人に向けて、遺品整理の詳しい手順や注意点について説明します。

遺品整理現場の下見をして自分でできるか判断する

 

まずは、自分で遺品整理が可能か下見をします
時間をかければ、大抵の場合は自分で遺品整理ができますが、以下のケースでは遺品整理業者に依頼した方が良いでしょう。

遺族の発見が遅く、特殊清掃が必要場合

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自分で遺品整理ができないケースの1つ目はのは遺族が遺品整理現場で亡くなり、発見まで時間がかかった場合です。亡くなられてからご遺体の発見までの間は腐敗が進みます。

腐敗が進んだが遺体からは体液や血液が染み出て床や壁にシミが残り、家中に強烈な臭いが染みついてしまいます。

冬期は発見まで2週間程度経過していても腐敗の進行が遅いのですが、真夏は2日程度で腐敗が始まり、ハエやうじ虫が沸いてきます。

衛生状態も良くないので、最初から最後まで自分で遺品整理を行うのは難しいケースです。

このような場合には「特殊清掃」が必要になりますので、遺品整理業者または特殊清掃業者に依頼して、原因となる箇所や臭いを取り除いてもらった後で、遺品整理を進めます。

遺品整理現場がゴミ屋敷状態の場合

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腰丈までゴミが積まれているゴミ屋敷状態の場合は仕分け・分別作業や処分にものすごく時間がかります。ワンルームマンションでも遺品整理業者の作業員5人で一日がかりです。

特殊清掃が必要な時と同様に、衛生状態が良くないので、鼻を刺す臭いもあります。
ゴミ屋敷状態の部屋や家の遺品整理を自分でやるのであれば、時間と人数の確保と「最後までやり遂げる」覚悟が必要です。

故人が認知症で一人暮らしだった場合にはゴミ屋敷状態なこともよくあります。
このようにゴミ屋敷になっている場合には遺品整理業者に相談することをおすすめします。

1.遺品整理を自分でやる手順

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遺品整理は無計画に始めるのではなく、きちんと事前準備をしたうえで行うことがスムーズに進めるために重要です。遺品整理を自分で最後まで終わらせられるように、一つずつ順番に行いましょう。

1-1. 親族に連絡をする

自分で遺品整理をする際は、まず「親族に連絡」します。

基本的に遺品は相続品とみなされ自分だけのものではありませんので、自分の判断で遺品の処分や形見分けをすると後に親族間でトラブルに発展することもあります。

可能であれば、予定を合わせて親族が揃った状態で遺品整理を行うことが理想です。どうしても予定が合わない親族がいる場合は、「遺品整理をすべて任せる」と一筆書いてもらうと認識のズレが防げます。

1-2. スケジュールを決める

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遺品整理はあらかじめスケジュールを組んでから行うことがおすすめです。

いつから始めるという決まりはありませんが、「四十九日や一周忌のあとから始める」場合と「できるときから始める」場合の2パターンがあります。

スケジュールを考える際はいつまでに終わらせるのか、「作業終了日」を決めることがポイントとなります。その作業終了日に合わせて細かくスケジュール調整を行うと、スムーズに遺品整理が進みます。

例えば「リビングはこの日まで」と部屋ごとのスケジュールを決めると目的が明確になるので更に作業が捗りますし、必要以上に焦らなくて済みます。

 

故人が賃貸住宅に住んでいた場合は借りている期間が長くなるほど家賃が発生するので、まずは退去の連絡をします。そして、退去日を考慮してなるべく早く遺品整理を始めましょう。

1-3.管理会社・近隣に連絡する

遺品整理では騒音も出ますし、家に面している道路に駐車したりと近隣に迷惑をかけることもあります。未然にトラブルを防ぐためにも近隣への配慮をしましょう。

マンションの場合は管理人や管理会社に事前に連絡をすると、マンションの掲示板やエレベータに「〇月×日△号室9:00-17:00まで引っ越し作業のためご迷惑をおかけします」と貼り紙で住人に周知してくれます

戸建ての場合は両隣や向い、斜向かいには遺品整理を行う旨と日時を知らせましょう。
1週間から2週間前に知らせておくと近隣の方も事前準備ができます。

各種契約の解約

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故人が契約していた「各種契約の解約」も遺品整理の一つです。
相続放棄をしない限り、故人の契約は「相続人に引き継がれる」ことが基本です。これらの契約を解約せずに放置した場合、いつまでも料金を支払わなければならないため、契約内容を確認し適当なタイミングで解約しましょう。

解約が必要なものは多くの場合、通帳から引き落とされています。通帳を確認し、定期的に引き落とされている金額があれば確認し、解約していきます。

遺品整理時に解約が必要なもの一覧

クレジットカード

故人の使っていた財布に入っているカードの他に通帳やメール・郵送で送られてくる明細を確認します。クレジットカードは毎月決まった日にちに引き落とされている場合が多いですが、年会費のみが引き落とされているケースもありますので、可能であれば1年分遡ります。

解約の受付は本人であれば電話でできますが、息子や嫁の場合には郵送での手続きが必要になります。各クレジットカード会社によって異なるので、カスタマーセンターに相談します。

NHK の受信料

年払いの口座引き落としにしているケースが多いので解約を忘れがちな契約の一つです。解約の場合は電話でのみ受け付けています。
NHKふれあいセンター:0570-077-077
日本放送協会

インターネット/携帯電話

インターネットの契約先はwifiのルーターやモデムに書かれている電話番号に連絡すると手続きが可能です。インターネットのモデムはレンタルの場合が多く、解約時には返却が必要です。モデムなどレンタル機材を廃棄してしまった場合には4万円~8万円程度の弁済が必要になりますので、注意しましょう。

インターネット携帯電話共に途中解約の場合には1万円~2万円の解約料金が発生することもあります。
解約月を確認し、損しないように解約することをおすすめします。

公共料金(電気・ガス・水道・固定電話)

各カスタマーセンターへ連絡して解約します。ガスは立ち合いが必要ですが、3月~4月の引っ越しシーズンは混み合っているので、立会日を1か月以上先に指定されることもあります。余裕をもって申し込みましょう。

電気と水道は遺品整理作業中に掃除する時にも使いますので、解約日は遺品整理後に設定するとよいです。同居の場合などサービスを継続して利用する時は名義変更が必要になります。

保険(自動車保険・生命保険など)

自動車保険、自転車保険、生命保険なども解約します。保険証書に記載してある連絡先や担当者に解約したい旨を伝えます。解約手続きは郵送で行うことが一般的です。

新聞の定期購読

近所の新聞店で契約しているケースが多く、解約を申し出た日が解約日になります。
電話一本で解約できますが、現金で支払いをしていた場合は解約日までの料金を新聞店に支払いに行くか都合がつく日に集金に来てもらいます。

その他サブスプリクション(ネットフィリックスやhuluなど)

ネット配信動画を契約している世帯も多くなっています。契約している端末からアカウントにログインし解約手続きへと進み解約します。

解約とアカウントの削除は別で、例えばNetflixでは解約後10カ月経過すると、アカウントは自動的に削除されますが、解約と同時に削除したい場合には、アカウントで使用したメールアドレスからNetflix(privacy@netflix.com)にアカウントの削除依頼をします。

2.片付ける手順とコツ

事前準備が済んだら、いよいよ遺品を片付けていきます。

遺品をスムーズに片付けるためには、「淡々と行うこと」「手順を理解しておくこと」の2点が重要になります。具体的な手順とポイントについて解説します。

2-1. 遺品の片付けに必要なものを準備する

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遺品整理を行う際は引越しと同じ要領で「掃除道具・梱包道具一式」を用意する必要があります。
以下のものを用意しましょう。
・雑巾
・ほうき
・軍手
ダンボール
部屋の広さと共に必要枚数も増えます。1Kでも余裕をもって40枚以上持って行きましょう。

・ガムテープ
・ビニール紐
・油性ペン
・ハサミ

・飲み物
遺品整理は力仕事ですので、熱中症対策として2リットル程度の飲み物を用意します。

・トラックやワゴン車
遺品整理時では大量のゴミや家財を処分しなければなりません。戸建ての場合にはゴミの集積所まで50m程度離れていることもあるので、車で運んだほうが効率的です。

ゴミの処分場まで運ぶ時にも一度にたくさん載せられる軽トラックやワゴン車があると便利です。
片付け当日に時間を有効活用するためにも、これらのものは事前に準備しておくことがおすすめです。
なお、服装は動きやすく汚れても良いものを選びましょう。引越しのようなイメージを持つと分かりやすいです。

2-2. 遺すものと処分するものを仕分けする

遺品整理では「遺すもの」と「処分するもの」を分別していきます。遺すものは難しく考えがちですが、「資産価値があるもの」と認識すると良いです。

仕分けを始める前にダンボールを8つくらい組み立て「遺すもの」「捨てるもの」とダンボールに書き、遺品の仕分け作業を始めます。

遺す遺品とは

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作業前に残す遺品と遺さない遺品を作業にあたる人全員で共有します。故人との関係や世代によって分別の基準が違いますので、みんなで共通認識を持ちます。

現金・通帳・貴重品・印鑑・有価証券
現金や通帳などは相続品となります。証券などの書類類も相続対象となりますので処分してしまわないように気を付けます。

タンスの奥や鏡台、キッチンの戸棚に故人がへそくりを隠しているケースもよくあります。資産を捨てないよう引き出し一つ一つを確認します。

買取されそうな貴金属・骨董品・着物・時計・書籍
宝石やアクセサリーや貴金属は買取される可能性が高いため、資産価値のあるものに分類されますし、故人が生前大切にしていたものであれば形見分けの対象にもなります。
同様に骨董品やコレクションの類も残すものに該当しますが、これらは素人には見分けがつきにくいので、資産価値があるか分からない場合には査定してもらうことをおすすめします。

年式の新しい家電
エアコン、冷蔵庫、洗濯機、テレビなど製造から5年未満の家電は買取される可能性が高い家電の一例です。その他にもダイソンの掃除機や最新式の空気清浄機、スマートフォン、加湿器もリサイクルショップや不用品回収業者・遺品整理業者の買取り対象となります。
ただし、どれも正常に動くことが条件で、故障している場合は廃棄処分料金がかかります。

故人が大切にしていたもの/思い出となるもの
買取対象ではなくても生前故人が大切にしていたアクセサリー・筆記用具・小物などは遺し、親族に確認してから処分や形見分けします。
仕分けをした人にとっては思い入れがなくても、親族の中には故人との大切な思い出の遺品になっていることもあります。

処分する遺品とは

遺す遺品に当てはまらなければ、処分する遺品です。例えば、製造から5年以上経過している大型の家電(エアコン、洗濯機、冷蔵庫、テレビ)、小型家電(扇風機、カメラ)、衣服、家具(ベッド、タンス、食器棚)、キッチン用品、雑貨、食器などほぼすべての遺品が当てはまります。

遺品の分別に迷ったら…?

遺す遺品と処分する遺品の基準を決めていても遺品仕分けに迷うことがあります。その時には「これを買い取りたいか?」と自分に問いかけてみます。

「買い取りたい!」即答出来たら遺しますが、迷ったときは処分するものに分類します。遺品整理を自分で行う時には決断力が必要です。

2-3. 処分する遺品を分別する

処分する遺品を「ゴミ」と「リサイクル品」に分けます。

壊れている家電や布団・シーツ・洋服・キッチン用品など買取りが見込めないものはゴミとして仕分けします。買取が見込めるものはリサイクル品に分類します。ブランドバッグや貴金属などもリサイクル品に分けます。

3. 遺品の処分方法

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ゴミとリサイクル品に分けたら、ゴミは自治体の処分方法に従って分別し処分します。

適切に処分するとリサイクルにもつながります。

3-1. ゴミに出す

各自治体のルールに従って「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「資源ゴミ」を分別します。分別の種類は自治体によって異なりますが、一般的に関西圏に行くほど分別が細かくなっています。

ゴミの分別方法は各自治体のホームページや広報誌、市役所(区役所)で確認できるため、迷った時には調べましょう。分別が間違っていると収集してもらえないこともあります。

指定処分場へゴミを持ち込み処分できる自治体もあり、1度にまとめて捨てることが可能ですが、その場合でも分別作業はしなければなりません。

3-2. 粗大ゴミに出す

粗大ゴミや大型ごみに分類される大型の家具や家電は粗大ゴミとして処分します。

粗大ゴミの定義は自治体によって多少異なりますが、

「指定袋に入らない」

「一辺の長さが50cm以上」

どちらかに当てはまると粗大ゴミに分類される可能性が高いです。

粗大ゴミは自治体に回収してもらう、もしくは自身で持ち込み処分するなどの方法があります。両方ある場合・片方ある場合・どちらもない場合など、自治体によって選択肢が異なるため自治体のホームページや市役所に確認します。

なお、粗大ゴミを自治体に回収してもらう場合は、スケジュールに注意が必要です。
月に1回の指定日に回収されることが多いのですが、事前予約が必要なケースもあります。

 

テレビやエアコン、洗濯機、冷蔵庫などのリサイクル家電は粗大ゴミとして出せません。

リサイクル家電は「家電量販店」「不用品回収業者」「自身での持ち込み」などの処分方法があります。自治体のホームページで持ち込み先、回収先の確認をすることができます。

3-3. 廃品回収に出す

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「古紙」「ペットボトル」「缶」「古着」は廃品回収として処分できます。

スーパーや空き地にリサイクルボックスが設置されている地域もありますし、月に1回程度、小学校のPTAで廃品回収の日が設けられていることもあります。

3-4.遺品を売る

状態の良い家電やブランドバッグなどは、リサイクルショップで買取してもらえることがあります。

一般的に、家電はおおむね「5年以内のもの」が買取対象の目安です。それ以外にも、未使用の「ブランドの食器」や「贈答品のタオル」なども、買取可能な場合があります。一般的な買取価格は100円程度が目安です。

ネットオークション・フリマアプリで売る

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ネットオークションやフリマアプリを利用するとリサイクルショップの倍以上の金額で売れることもありますが、売れるまでに時間と手間がかかります。
すぐに売れるものや需要があるものを遺品整理の前に調べておくとよいでしょう。

遺品整理を自分で行うメリット・デメリット

遺品整理を自分で行うと費用面・精神面でのメリットが大きい反面、業者に依頼せず予算を削るぶん、負担はすべて自分にのしかかるため注意が必要です。具体的なデメリットについて、解説していきます。
どのようなメリットがあるのか、詳しく解説していきます。

メリット1.費用がかからない

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自分で遺品整理を行うと「費用がかからない」ことがメリットです。遺品整理業者に依頼する場合、どうしても費用がかかってしまいます。遺品整理業者に依頼する場合は1ルームでも3万円以上かかることが多く、戸建て丸ごとの場合は50万円以上になる可能性もあります。

親族が亡くなった後は葬儀や香典返しなど何かと費用がかさみ、頭を悩ませるケースも多いものです。このような場合にも、自分で遺品整理を行えば余分な費用をかけずに済み、節約につなげられます。

メリット2.気持ちに区切りをつけられる

遺品整理を自分で行うと「気持ちに区切り」をつけられます。遺品整理はいわば、大切な家族や親族とのお別れの作業ともいえるものです。自らの手で一つひとつ片付けを行うことで、気持ちを整理できます。

自分で行う遺品整理は、故人を偲ぶことにもつながっていきます。

デメリット1.精神的、肉体的な疲労が大きい

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自分で遺品整理を行うと、「精神的・肉体的な疲労が大きい」ことがデメリットです。

故人が生前整理をしていた場合は1~2日程度で済むこともありますが、何も整理していない場合は1~2週間程度かかるケースも少なくありません。どうしても遺品整理は時間が必要になることを、頭に入れておくことがポイントです。

また、重い荷物がある場合、運ぶことが大変です。特に、ベッドや冷蔵庫などの大型家具は30kg以上あり女性一人では動かすこともできません。こうした大型家具を運べるように、男性2人程度で作業を行うと良いです。
さらに、作業が思うように進まないと「ストレスを抱えてしまう」人もいます。気持ちを落ち着けて、淡々と作業を進めるように心がけます。雨の日は低気圧の影響で気持ちも沈みやすいので、カラッと晴れた日を選ぶのがおすすめです。

デメリット2.近所や親族間でのトラブルが起こりやすい

遺品整理は引越しと同様に、大型家具の運び出しやゴミの処分作業などで物音が出てしまうものです。
騒音による「近所トラブル」に発展するおそれがあります。アパートやマンションなどは音が伝わりやすいため、特に注意が必要です。

また、遺品整理を行う際にエレベータや廊下、共有の駐車場を占領してしまう可能性もあります。このような事態に備えて、あらかじめ近所に遺品整理を行うことを伝えておくのがポイントです。遺品整理は朝から夕方までの常識の範囲内で行いましょう。

「親族間でのトラブル」が起こるケースもあります。遺品整理には手間がかかるため、分担で揉める可能性もでてきます。
冒頭でも紹介した通り、相続を受ける親族が全員揃って遺品整理を行うのが理想です。

デメリット3.専門的な知識不足

素人が遺品整理を行う場合、「専門的な知識が不足」しがちです。

不動産がある場合は相続や売却などを行う必要があり、税金や手続きには、専門的な知識が不可欠です。自分で内容が理解できない場合、不動産屋や司法書士などに相談する必要が生じます。

仏壇や神棚など供養が必要な遺品も出てきますが、その度に調べていると作業が進みません。

遺品整理の体験談1.自分で行った遺品整理は気持ちに整理がつく

 

故人との間柄:娘
間取り:3LDK
期間:3日以上

父が亡くなり、一人残った母がずっと整理できずに持ち続けていた父の遺品がありました。そんな母もガンになり、余命数か月と宣告されました。私のところで療養している間に私が実家へ何度も足を運び、遺品を回収してきました。

母が存命中は、思い入れのある父の品を母の近くに置いておきましたが、母も亡くなった後は、一般ごみで出せるものは一般ごみで、大型のごみは市のゴミ処理センターへ持ち込めば無料で処分できるし、換金できそうな品だけを手元に残し、少しずつ処分していきました。

長年住んでいた賃貸住宅で、大家さんとも面識があるうえ、解体予定の住宅であったため「不要なものは置いていってもいいよ、全部まとめて処分するから」と言っていただけたため、思い入れのある品は保管し、換金できそうな品は自分でリサイクルショップに売りに行きました。

大型の家具は大家さんのご厚意に甘えて置いていきましたが、タンスやベッド、ダイニングテーブルなど大型の家具を自分で捨てに行くのは一人では無理だったかと思います。遺品を片付けていくうちに母の思い出が蘇り何度も止まってしまうことがありましたが、それも供養の一つかと思います。

生前整理が進んでいる場合は自分でもできる

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故人が生前整理を進めていた場合は遺品の量が少なく、事前に大まかな分別の済んでいるケースが多いので遺品整理業者を利用しなくても遺品整理が進めやすいケースです。

今回の場合は自身で持ち込み処分場や粗大ゴミについて調べていたことでスムーズな遺品整理につながった例です。また、大家さんの厚意タンスやベッドを処分する必要がなかったことも女性一人でも遺品整理が完結できた要因ではないでしょうか。

遺品整理の体験談2.義父の遺品整理は自分でできなかった

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故人との間柄:嫁
間取り:4LDKの戸建て
期間:3日以上

旦那の実家を売却することになったんで遺品整理を始めました。売却した家は主人の兄弟で相続することに決まっていたのでなるべくお金を残すために、遺品整理は自分たちでしようと話し合ったのですが、結局長男夫婦である私たちに押し付けられる形になっていました。
週末、主人と子供と遺品整理をしていたのですが、全く生前整理をしていなかったのでタンスの中身や押し入れもパンパンの状態でした。さらに食器棚から現金が見つかったり、ベッドの下に通帳が落ちていたりとまとめて処分も出来ず、丸一日作業をしたのに1部屋も片付きませんでした。

私の場合は嫁という立場もあり、写真や手紙は親族に聞かないと捨てられなかったことも遺品整理が進まなかった原因の一つかと思います。

主人が状況を説明し、親族柄同意が得られたので遺品整理業者を利用することにしました。費用は50万円でしたが、分別から処分まで全て代行してくれた上に必要なものや現金も返却してくれたので、安いくらいです。

嫁の立場や戸建ての場合は自分で遺品整理は難しい

自分たちで遺品整理が進まなかった原因は2つ考えられます。
1つ目は規模が大きかったことです。
戸建て中に入っている家財一式を出すと2トントラック3台分になり、遺品整理業者のスタッフ5人でも4日以上かかることもあります。

2つ目は嫁という立場です。
親族でありながら決定権が少ないので判断は息子であるご主人や兄弟に委ねることになるため進みが遅くなります。また、嫁の立場では自分が住んでいたこともない家で、義父の性格なども深く分からないので、どこに何があるか分からない状況では必要以上に時間がかかってしまいます。

親族で遺品整理をしようと言っていたのにもかかわらず「押し付けられた」という不公平な状況になってしまうこともよくあります。親族複数人で取り掛かるときには事前に遺品整理の日にちを決めて、不公平にならないようにすることが大切です。

自分では遺品整理が進まない時は遺品整理業者を利用する

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自分で遺品整理を始めたものの、「時間がない」「思い出に浸ってしまい作業が進まない」と困るケースも少なくありません。このような場合は、「遺品整理業者」に頼むことも一案です。自分でできるところまで遺品整理を行い、体力や専門的な知識が必要な部分のみ、遺品整理業者の力を借りる方法もあります。

遺品整理業者は豊富な経験と知識を持つスタッフに安心して任せられることがメリットです。予算がかかることがデメリットですが、なかには仕分け・回収・処分まで任せられたり、ハウスクリーニングを行っていたりする業者も存在します。不動産関係などの専門的な知識を持つ業者もおり、心強い味方になります。遺品整理業者に依頼すると、肉体的・精神的な負担を大幅に減らせます。

費用を抑える方法

遺品整理業者にすべての作業を任せると、どうしても高額な費用がかかってしまいがちです。なるべく費用を抑えるためには、自身で仕分けを行うと良いです。仕分け後のいらない大型ゴミ・家具・家電などは不用品回収業者に依頼すると、予算を抑えられます。この方法であればゴミ出しにかかる手間を省くことができ、作業時間の短縮につなげられます。

信頼できる遺品整理業者の見つけ方

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業者に依頼したいものの、「ぼったくりや詐欺にあったらどうしよう」などの不安を持つ人もいるかもしれません。また、遺品整理業者の数が多すぎて、どこを選べば良いのか悩んでしまうケースも多いものです。信頼できる業者を見つけるためには、3つのポイントを確認することが重要です。見極めるためのポイントには、以下のようなものが挙げられます。

資格や許可を所持しているか

チェックポイントには、まず「資格や許可を取得している業者か」ということが挙げられます。遺品整理業者は無資格、無許可でも開業できてしまいます。そのため資格を持たずに営業している業者もあります。

一般廃棄物収集運搬許可を取得していなければ、一般家庭からのゴミを収集・運搬できませんし、古物商許可を取得していなければ、遺品を買取ることができません。
無許可で営業する遺品整理業者に関わると不法投棄や高額請求される恐れもありますので、許可を取得しているかは遺品整理業者を選ぶ基準にしましょう。

遺品整理士

遺品整理の専門的な知識を持つ証拠である「遺品整理士の資格」の有無について確認することも大切です。遺品整理士の資格を取得する時には遺品整理の処分方法に関する知識や遺品整理を依頼する方の心情を勉強しています。

遺品整理士が在籍していなくても遺品整理の経験が豊富なスタッフが在籍している遺品整理業者であれば問題ありませんが、相談したいことがあるときには遺品整理士が在籍している遺品整理業者を選びましょう。

ネット上だけで判断しない

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遺品整理業者を選ぶときは「ネット上の情報だけで判断しない」ことが肝心です。必ず訪問見積もりをに来てもらってから契約しましょう。訪問見積もりでは金額交渉の他にスタッフの人柄や身だしなみ、車両などを確認します。

「時間にルーズ」「不潔」「質問に答えられない」遺品整理業者は作業の質にも期待できません。

見積もりは可能であれば3社以上からとると比較を行いやすくなります。

 

見積書を細かくチェックする

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業者によってかかる費用は大きく異なります。後悔のない選択をするためにも、相見積もりをとり、「見積書を細かくチェックする」ことが大切です。複数の業者の見積もりを確認し、比較を行います。なお、記載されていない項目についてもきちんと確認し、かかる費用を比べることがポイントです。

なかには「交通費」「処分費」などが記載されておらず、作業後に追加料金を求められるケースもあります。総額だけではなく、費用が細かく記載されているかどうかをチェックしたうえで業者を選ぶことが重要です。

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自分で遺品整理を行う場合、手間と時間がかかります。やみくもに手をつけるのではなく、きちんとスケジュールを考えて、下準備をしたうえで遺品整理に取り組むことが大切です。トラブルを招かないよう、親族への連絡や近所への配慮も忘れずに行うことが重要となってきます。
自分で遺品整理をするのが大変な場合は、専門業者に依頼することも良い方法です。自分にとって負担の少ない方法で遺品整理を行うことがポイントになります。