豆知識

不用品回収

マットレスの処分方法6つー不用品回収業者で1週間以内に捨てる

マットレスの処分方法は6つ以上あると言われていますが、その半分以上は時間がかかるものや買取対象のマットレスの場合で、実際は3つ程度しか処分方法はありません。
急いでいる場合にはさらに選択肢は少なくなります。

<こんな方におすすめ>
・マットレスの処分期日が迫っている
・マットレスを自分で外に出せない、頼める友人がいない
・マットレスを簡単に処分したい

マットレスの処分方法が分からない方や1週間以内にマットレスを簡単に処分したい方に向けた内容です。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。

マットレス,処分

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マットレスは粗大ゴミ?

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マットレス自治体の規定によって「粗大ゴミ」か「適正処理困難物」に分けられます。

粗大ゴミに分類されたマットレスは自治体での戸別収集や持ち込み処分ができますが、適正処理困難物に分類された場合は自治体によって対応が異なります。

例えば、佐野市ではスプリング入りマットレスは適正処理困難物に指定されており、持ち込み処分の際には解体してから持ち込むように決められています。さいたま市でもスプリング入りマットレスは適正処理困難物に指定されていますが、戸別収集や持ち込み処分が可能です。

東京23区ではマットレスは粗大ゴミに分類されますが、スプリングの有無で料金が異なり、スプリング入りマットレスの料金は2000円程度になります。

参考:佐野市ホームページ

スプリングマットレスの確認方法

マットレスのタグに「スプリング」という記載があれば、スプリング入りマットレスです。
タグの文字が消えているときは簡単に折り曲げられるかが一つの基準となります。スプリング入りマットレスの中には数十個以上のバネが入っているので、簡単に折り曲げられません。

また手のひらで強く推した時にバネが縮む音が聞こえたらスプリングが入っています。

1.不用品回収業者で処分する

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引越しや買い替えですぐにマットレスを処分したい方や自治体でマットレスを捨てられない方は不用品回収業者を利用して処分するのがおすすめです。

運び出せない方におすすめ
不用品回収業者には室内から粗大ゴミの集積所までマットレスを運び出せない女性や高齢者からの依頼が増えています。
自治体での運び出し補助制度もありますが利用できるのは「身体障がい者」や「65歳以上のみの世帯」さらに「親族の助けがえられない方」など条件が厳しいので、1人暮らしの女性は利用できません。

時間がない方におすすめ
不用品回収業者を利用してマットレスを処分する方の半数は処分まで時間がない方です。

自治体で粗大ゴミとして処分した方が料金は安いです。例えば、岐阜県揖斐郡揖斐川町では無料でマットレスを引き取ってくれます。しかし、粗大ごみの収集日は1か月に1回程度しかないのでタイミングを逃すと2か月以上待たなければなりません。

不用品回収業者では最も早くて電話をかけたその日、遅くても1週間以内にマットレスの回収をしてくれます。不用品回収業者は全国に600社以上あるので、1つの業者で予約が取れなくても別の業者に依頼すれば希望の日時に回収してくれることもあります。

マットレスの回収費用と作業時間

不用品回収業者を利用した時のマットレスの回収費用の相場価格は8000円~15000円です。この中には「出張費用」「人件費」「搬出費用」「処分料金」「車両費」など処分に必要な料金がすべて含まれた料金です。

廃品回収車に注意

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自治体での処分料金相場2000円の4倍以上ですが、時間と手間を考えると妥当な金額です。しかし、不用品回収業者の中には強引に契約したり、不法投棄をする悪徳業者も存在しています。例えば、街中をスピーカーから大音量で流しながら走る廃品回収車は悪徳業者の可能性が非常に高いので、声をかけないよう気を付けましょう。

違法な理由と危険性は【廃品回収車は違法!?】をご覧ください。

作業時間と回収までの期間
不用品回収業者がマットレスを引き取るまでにかかる作業時間は30分以下で、スタッフは1人で来ることが多いです。男性スタッフを部屋に上げることに抵抗がある方は女性スタッフが在籍している不用品回収業者を選び、最初の電話で「女性スタッフ希望」と伝えます。

女性スタッフが在籍している不用品回収業者少ないのでスケジュール調整が難しいこともありますが、通常であれば回収したその日のうちか1週間以内に引き取りに来てくれます。

女性スタッフ在籍の不用品回収業者を探す

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事例と口コミ

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<事例1.一人では運べないマットレスの回収>
22歳女性・大学生・東京都文京区

費用 10000円(出張費用3000円、処分料金7000円)
スタッフ 1名
作業時間 30分
マットレスの種類 足つきマットレス(シングルサイズ)
利用時期 2020年3月
予約から回収までにかかった時間 1日
建物 アパートの2階

大学卒業と同時に引越しされるとのことでマットレスの回収に伺いました。
布団やシーツをとってあり、運ぶだけの状態でしたので作業自体は15分もかかりませんでした。
室内に入って簡単に作業内容と回収物を確認し、同意いただき作業を開始し、作業が完了したところで壁や床の傷をご確認いただきお支払いいただきました。女性がマットレスを階段で運び出すのは危険な作業かと思います。

不用品回収業者を利用いただければ幸いです。

ReLIFEへの口コミ
大学卒業と同時にベッドを新しくしたかったので、マットレスの処分をお願いしました。
家族や友人に手伝ってもらう予定だったのですが、新型コロナウィルスの影響で来てもらうのが申し訳なかったので不用品回収業者に依頼しました。

スタッフの方はマスク着用で触ったドアノブには除菌スプレーをしてくれたりと、コロナ対策もされていて好感が持てました。

電話をした翌日に来てくれたことと作業時間が短くて助かりました。

2.戸別収集で処分する

マットレス,処分

マットレスは多くの自治体で粗大ゴミとして処分でき、処分料金は無料~2000円程度です。

粗大ごみ受付センターや区役所に電話やインターネットで収集予約した後、粗大ごみ処理券を購入し、指定収集日の朝マットレスを運び出します。自治体によっては運び出し補助サービスがありますが、利用できる方は限られています。

例えば、65歳以上の高齢者のみで構成されている世帯や身体的障害がある方でさらに1回につき1点までなどです。収集申し込み時に申請書なども必要なので、「運び出しだけちょっと手伝ってほしい」という感覚では利用できません。

申し込みから収集までは2週間から1か月程度かかりますが、処分料金は安いので時間に余裕がある方にはおすすめの方法です。

3.持ち込み処分する

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自治体によってはマットレスを持ち込み処分する方法もあります。
料金は処分場によって異なりますが無料~2000円程度で、自身で処分場に運ぶため戸別収集よりも安く処分できることもあります。

持ち込み手順は自治体によって決められていますが、基本的には持ち込み予約後、指定収集日に持ち込み処分します。持ち込みは申請者本人しか許可されておらず、受付では本人確認がありますので、運搬代行業者や代理人が持ち込むことはできません。

東京都23区では9区しか持ち込み処分を許可されていない上、申し込みから持ち込み日までは1か月程度かかることもあります。戸別収集と同様にマットレスの処分期日に余裕があり、マットレスを運ぶ車両が用意できる方におすすめの処分方法です。

マットレスを運べる車両
折りたためるマットレスであれば軽自動車や小型車でも運べますが、スプリング入りマットレスの場合は折りたたむことができないので載せられません。

スプリング入りマットレスはシングルサイズでも横97cm×縦195cmが一般的なサイズです。トヨタのアルファードの後部座席と助手席を倒して斜めにマットレスを入れることも難しいでしょう。

ハイエースであれば室内の長さが300cmあるので余裕をもってマットレスが載せられます。
レンタカーでハイエースを借りると5000円~10000円なので、料金だけで比較すると不用品回収業者を利用した時と変わりません。

4.家具店の引き取りサービスで処分する

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ニトリや無印良品など家具店ではマットレスと同等の家具を購入した場合に限り、古いマットレスを交換で引き取ってくれるサービスを設けている場合もあります。引き取り費用は3000円程度で、購入のオプションとして設定されているので前払いになるところが多いです。

古いマットレスの引き取りと新しいマットレスは同日時に配送業者が搬出してくれるので、別々の場所で引き取りと搬入は依頼できません。

不用品回収業者に依頼するよりも安く、新しいマットレスと交換する形で古いマットレスを処分できるので買い替える方にはおすすめの処分方法です。

5.解体して処分する

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マットレスを解体して、燃えるゴミや燃えないゴミとして処分する方法もあります。

スプリングが入っていないマットレスであればカッターで指定ゴミ袋に入るサイズに切るだけですが、スプリング入りマットレスの場合は金属のバネを分解する作業はかなりの力仕事になります。

解体後、自治体のゴミ分別に従って「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「金属」分けて指定収集日に出します。
燃えないゴミの収集日は地域によっては月に1回しかないこともあるので、事前に確認しましょう。

例えば、さいたま市では1週間に1回燃えないゴミの日がありますが、名古屋市の不燃ゴミ収集日は1か月に1回しかないので3週間以上家に不燃ゴミを置いておくことにもなりかねません。

分解時には埃も舞いますし、中に潜んでいるダニが空気中に広がるので慣れていない方や外で作業スペースが確保できない方にはおすすめできない処分方法です。

ポケットコイル入りのダブルサイズのマットレスを解体するには10日以上かかったという記事もありました。群馬県高崎市ではスプリング入りマットレスは解体して処分するよう指示されています。

6.売って処分する

マットレスを売って処分する方法や人に譲る方法もありますが、1度使用したマットレスの売却や譲渡は難しいです。リサイクルショップでもシモンズなどブランド品で使用頻度が数回のものしか買いとってくれません。

寝具の中でもクリーニングがしにくく、衛生的にも他人が寝ていたものを使用することに抵抗がある方が多いからです。また、マットレスは送料だけで5000円以上するので、フリマアプリやネットオークションには向いていない商品だと言われています。

ネットを通して売却、譲渡する場合には価格交渉や引き渡しスケジュールのやり取りをすべて自分で行わなければならないので、1週間以上の時間がかかります。引越しなどで急いでいる方には向かない方法です。

マットレスを処分するタイミング

マットレス,処分

マットレスは種類によって寿命が変わります、スプリング入りのマットレスの平均は10年程度と言われていますが、使用頻度や使う方の体重によっては短くなることもあります。

腰のあたる部分は最も体重がかかりやすく、早く沈みやすい部分です。
マットレスの寿命を延ばすには上下を回転させる方法があります。同じところに体重がかかり続けるのを防ぐことで、特定の場所への負担や劣化を予防できるので長く使うことができるようになります。

マットレスによっては両面を使える設計になっているものがあるので、上下・裏表
と3ヶ月に1回程度のペースで回転させましょう。

ウレタンマットレスや高反発ファイバーマットレスの寿命は、スプリングタイプのマットレスよりも短く3~5年程度です。この期間を過ぎると中のウレタンが潰れて、寝心地が悪くなります。

マットレスのクリーニング

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マットレスの汚れが原因で処分を検討される方にはマットレスクリーニングを利用する方法もあります。

子供のおねしょや汗、ダニなど寝心地ではなく、衛生的な問題が気になる方にはおすすめです。

マットレスクリーニングはハウスクリーニング業者がサービスの一環として提供している場合が多く、マットレス専用の洗剤やアルカリ電解水を使用して洗います。料金相場は1枚片面で8000円~12000円で、この中にはクリーニングに必要な人件費や機材代などがすべて含まれています。

作業時間は2時間~3時間程度でベッドを動かすことなくクリーニングしてくれ、マットレスの中に染み込んだダニや汗を吸引することが主な作業です。

マットレスを処分する方法のまとめ

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マットレスは粗大ゴミに分類されることが多いですが、一部自治体ではスプリング入りマットレスは「適正処理困難物」に指定されています。

適正処理困難物に指定されていた場合には粗大ゴミとして処分できないので、区役所や市役所の廃棄物処理担当者に確認して処分します。

毎日7時間程度使用するマットレスは衛生面・心理面からも譲渡や売却は難しいと考えましょう。安く処分したい時は自治体で処分し、早く・簡単に処分したい時には不用品回収業者を利用するとマットレス処分の悩みを一つ減らせます。

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