豆知識

遺品整理

遺影処分はお寺ですべき?5つの捨て方と自分で捨てる、葬儀後いつまで飾るの?

葬儀が落ち着いたあとや遺品整理をするときに

・いつまで飾ればいいかわからない。
・故人の顔が映っているのに、そのまま捨ててもいいの?
・先祖代々の遺影をそのまま捨てるのは、気が引ける…

と、遺影の処分方法に悩む方もいるのではないでしょうか?

この記事では遺影の適切な処分時期、方法から処分できないときの対象までご紹介します。

監修するのは遺品整理士協会認定の遺品整理士です。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。


遺影,処分

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葬儀が終わった後の遺影の扱い

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葬儀で役目を終えた遺影はすぐに捨てても構いませんし、ずっと飾っていても問題ありません。

遺影は葬儀の時に故人を思い出しやすくするための飾られるもので、セレモニーのために用意されたものだからです。

仏間に先祖代々の遺影を飾っているお宅以外は「四十九日」や「百箇日」が終わった後が処分に良い機会です。一方で、お盆や法事まで取っておいたり、リサイズして飾り続けたりするケースも見られます。

なお、先祖代々の遺影についても「いつまで飾る」や「何代目まで飾る」という決まりはありません。部屋に飾る場所がなくなったときや遺品整理のタイミングで処分を検討される方が多いです。

ここからは、葬儀が終わった後の遺影の扱いについて、ケース別に詳しく解説します。

四十九日まで飾るのが一般的

四十九日が終わって遺骨や位牌、遺影を設置していた「後飾り祭壇」を処分するときに、遺影も一緒に処分することが一般的です。

仏教では「故人の魂は亡くなってから四十九日間は次の世が決まるまでこの世で過ごす」といわれているからです。四十九日法要を終えると亡くなった人の魂は次の世に行くとされるため、ひとつの節目として遺影を処分するケースが多く見られます。

納骨が終わった後、後飾り祭壇は役割を果たし不要になるので、そのときに一緒に遺影を処分して問題はありません。納骨は時期に決まりがなく、一般的な目安は四十九日です。

お盆や法事まで保管する

宗派によっては初盆や法事に遺影を使用することがあり、その場合には初盆や法事が済むまで遺影を保管しておく必要があります。

初盆に遺影を使用するか否かは地域や習慣によっても異なります。法事は地域やお寺の方針、宗教によって細かく違うので親戚やお寺に確認しましょう。安置檀を初盆の法事などで使用する場合は、大切に保管しておく必要があります。

万が一、処分してしまっても、遺影写真のデータがあれば再度作成することができます。

遺影をリサイズしてずっと飾る

遺影を仰々しく飾るスペースはないけれど捨てずに取っておきたいという場合には、写真を小さくリサイズして飾り続けるのもひとつの方法です。小さくした写真は写真たてに入れるとリビングに飾りやすくなります。

遺影を自分で小さくしたり、データとして残したりすると自由な大きさにでき、費用も抑えることが可能です。パソコンやスキャナ機能付きプリンタで遺影を保存し、データとして残すと必要なときにいつでも印刷できます。データとしてスマホに入れればいつでも故人を身近に感じられるので、「故人を偲ぶ」意味でも遺影の保存方法に最適です。

リサイズ業者に依頼する

パソコン操作が苦手な人やスキャナプリンタを持っていない人は、写真を業者でリサイズしてもらう方法もあります。

写真屋では紙の写真のデータ化サービスや、データ化した写真をペンダントやキーホルダーにするサービスを提供しています。料金は500円~3000円程度で、データはSDカードやオンライン上で受けとれます。なお、元になった写真は返却されるので、自分で処分しなければなりません。

遺影を処分する5つの方法

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遺影の処分方法に明確なルールはないので、遺影の人物に関わる方が納得する方法を選んで構いません。

1.お寺や神社で処分する
2.葬儀社で処分する
3.自治体のごみ収集を利用する
4.供養専門業者で処分する
5.不用品回収業者・遺品整理業者の引き取りを利用

遺影に開眼供養(魂を入れる儀式)をしてある場合は閉眼供養(魂を抜く儀式)が必要ですが、遺影は葬式の演出のひとつとして作られることが多く、開眼供養はされていないことが多いです。

①お寺や神社で処分する

お寺や神社では供養から処分まで行っているので、遺影を適切に供養してから処分したい方におすすめの方法です。

遺影の処分には宗派など関係なく、依頼するお寺に決まりもありません。
葬儀のときに利用した菩提寺や知り合いのお寺にお願いするとスムーズです。

費用はお寺や神社によって金額が独自に設定されており、相場料金は10000円~50000円です。お布施や玉串料として封筒に入れて、供養が終わった後や遺影を渡すタイミングで渡します。

②葬儀社に処分してもらう

葬儀社に遺影の処分を依頼する方法もあります。自分で処分するのに抵抗がある人や付き合いのあるお寺がない人に向いている方法です。

葬儀を行った葬儀社では遺影の処分を引き受けてくれます。葬儀から1年以上時間が経過していても、葬儀をしてもらった葬儀社に連絡すれば処分をしてくれることもありますが、遺影の処分のみを行う葬儀社は少ないです。

遺影は四十九日の法要で使用するため、法要が終わったあとに処分する人が多く、葬儀社側から「遺影の処分について」声をかけてくれることもあります。

四十九日の法要は一般的に寺院、ご自宅、葬儀ホールやホテル、料理屋などの施設で行います。葬儀から四十九日の法要までを葬儀社でまとめて依頼すれば処分がスムーズに進みます。

遺影の処分費用は葬儀や法要料金に含まれている場合と別途必要になるケースがあり、葬儀社によって異なります。

③自治体の回収で処分する

遺影には宗教的意味はなく、写真の材質は紙なので可燃ゴミとして処分することができます。

しかし、大切な故人の顔が映っている遺影をそのまま可燃ゴミに出すことに抵抗感を感じる人は少なくありません。気になる場合は白い布や紙で写真を包み、塩を振ってお清めをしてから捨てると気持ちが落ち着きます。

白や塩には浄化作用があると言われており、お清めの手間をかけることで故人を偲びながら遺影の手放せたという人も多くいます。

生ごみや生活ごみと一緒に処分するのではなく、遺影単体または故人の愛用品と一緒に袋に入れ、少しでも故人を思いやりながら行動をすると自分の気持ちへの負担が少なくなります。

遺影の額の分別に注意

遺影が入っていた額(フレーム)はガラスや金属で作られているので、多くの自治体では不燃ゴミに分類されます。自分で遺影を処分するときは故人への思いやりと同時に、自治体のルールへの配慮も徹底しましょう。

④供養業者に処分してもらう

遺影の供養サービスを行う業者もあり、インターネットから郵送で受け付ける手軽さが人気です。
宗派や供養方法は選べない業者が多い上、基本的には集められた遺品や不用品と一緒に合同供養されます。宗派にこだわりがなく、形式上供養したい方に適した遺影の処分方法です。

遺影の供養と処分だけを設定している供養業者もあります。
費用は1枚1700円程度ですが、供養業者までの郵送料は自己負担になります。また、フレームやガラスは外して送るように指示されています。

供養業者ではぬいぐるみや人形などの供養も1箱単位で受けつけており、遺影の他に故人の愛用品の供養や処分に迷っている人におすすめです。

ダンボール1箱に詰めて5000円(送料別)が相場料金です。

ぬいぐるみの処分方法4つ-売る・寄付・燃えるごみ…供養は簡単にできる

⑤不用品回収業者・遺品整理業者に引き取り依頼する

不用品回収業者や遺品整理業者のなかには、回収した遺品整理業者の供養サービスを提供している業者もあります。

これらの業者では遺影や遺品の回収したあと、他のお客様から回収した遺品と一緒に僧侶が「合同供養」を行う形式となるのが一般的です。供養後に供養の様子を報告したり、供養証明書を発行したりすることもできます。

合同供養の費用は通常の回収費用に加えて10000円程度が相場ですが、追加費用なしで合同供養をしてくれる業者もあります。

遺影と宗教の関係

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遺影には宗教的な意味がなく、9割以上の方は遺影に開眼供養をしていないこともあり、形式上でも供養の必要はないとされています。

仏教が始まったのは紀元前5世紀頃であり、その時代にはまだ写真がないことからも、遺影に宗教的意味合いはないといえます。
海外では、遺影を用意する習慣はない国が多く、遺影は日本独特の文化です。

遺影の始まりと意味を理解すると「供養をしなくて良い理由」がわかります。

遺影の始まり

遺影の始まりには諸説ありますが、葬儀社が葬儀の演出のひとつとして始めたものではないかと言われています。祭壇に故人の顔写真があると葬儀時に故人をより鮮明に思い出せるので、演出のひとつとして取り入れたことが始まりです。

写真が普及する前にも肖像画で遺影は作られていたので、今でも5代以上続く家の仏間には先祖の遺影が飾ってある家も多いです。江戸時代中期頃から流行した、歌舞伎役者など有名人が亡くなった際に描かれた浮世絵の「死絵(しにえ)」が遺影の始まりではないかという説もあります。

遺影写真のルーツには諸説ありますが、どの説も宗教的な意味合いは確認できませんでした。

遺影の意味

遺影には「故人を偲ぶ」という意味があります。

遺影の文化が普及したのは日清・日露戦争のあたりで、戦地に出兵した後、戻ってこないことも多かったので、家族が座敷に故人の写真を飾って偲びました。

遺影は葬儀後、故人を偲ぶために後飾り檀や仏壇の近くに飾られることが多いです。

2015年くらいまで遺影はかしこまった表情で残すことが主流でした。2021年現在はいきいきとした表情を思い出してほしいという思いから、笑顔の写真が遺影に選ばれることも増えています。

現在の遺影は元気だったころの故人を鮮明に思い出し、偲ぶための意味合いが強いです。

なお、宗派ごとに遺影に対するスタンスには若干の違いが見られる場合があります。浄土真宗では四十九日法要後に処分してよいとするのが一般的で、自治体のゴミに出しても差し支えありません。

浄土宗では供養による処分、あるいは自宅に飾るのが通例で、仏壇の魂抜き法要の際に遺影も魂抜きをしてくれるケースもあります。

自分の宗派の遺影への意味合いを確認したい場合は、菩提寺に尋ねると良いでしょう。

遺影の供養は必要?

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遺影の供養は、基本的には必要ありません。遺影は宗教的な意味合いがなく、魂入れなどの儀式も行っていないことが一般的だからです。

ただし、魂入れをしたことが明らかな場合には遺影の供養を行う方がよいです。

魂入れした遺影は供養が必要

遺影に開眼供養をしているようなら、遺影自体に魂が宿っていることになるため閉眼供養が必要になります。ただし、仏壇や位牌とは違って遺影に開眼供養を行うケースは稀です。

数代前の先祖の遺影などで、過去帳に開眼供養の記録がないときは菩提寺に開眼供養をしたか確認するとよいでしょう。「先祖の遺影をそのまま処分することに抵抗がある場合」は供養した方がよいです。

自身の気持ちを落ち着かせるために供養するのであれば、閉眼供養でなくても構いません。お寺や神社でお焚き上げによる焼却処分をしてもらいましょう。

また、お寺や神社など故人を偲べる場所に出向き、故人との思い出に触れるだけでも立派な供養となります。

遺影の供養方法と依頼先

遺影の閉眼供養をするときは開眼供養をしたお寺や菩提寺に依頼することが望ましいです。宗派によって僧侶が読み上げる経に違いがあるため、開眼供養と閉眼供養はできるだけ同じお寺に揃えましょう。

供養には「お寺に持ち込む場合」と「家に来て供養してもらう場合」があります。仏壇や複数の遺品の供養を同時に依頼するときには家に来てもらうと良いでしょう。

仰々しく供養しないときは前述した供養業者や不用品回収業者、遺品整理業者を利用するのもおすすめです。インターネットで「地域名 遺影 供養」などと検索すれば地域の業者を調べることができるので、気になる業者に問い合わせてみましょう。

供養については【遺品の供養の手順・時期・依頼先・料金をご紹介―供養する意味は?】をご覧ください。

遺影を処分する3つのタイミング

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遺影を処分するタイミングは大きく分けると3つあります。

1.遺品整理や仏壇を処分するとき
2.法事が終わったとき
3.引っ越しのとき

仏具ではないため処分に明確なルールやタイミングがないので、時期を逃すと処分が先延ばしになってしまう可能性があります。

遺影は「故人の面影を残す写真」であり半永久的に飾る家もあるため、トラブルを避けるためにも独断で処分せずに事前に親族の意向を確認しておきましょう。

ここからは「遺影を処分する3つのタイミング」を紹介していきます。

①遺品整理や仏壇を処分するとき

実家の遺品整理をするときや仏壇を処分する時は遺影も一緒に処分するタイミングのひとつです。
遺品整理後、家の売却や解体を行うときには所有物を撤去しなくてはなりません。思い入れのある遺品や仏壇を処分するときは、お寺や遺品整理業者で供養を手配します。遺品整理業者を利用すると供養から回収までワンストップで行えるので、宗教にこだわりがない方にはおすすめです。

遺品整理業者では遺影の処分を依頼されることも多いので、供養や処分には慣れていますし、合同供養であれば無料で受け付けている業者もあります。

仏壇の処分方法は【仏壇の処分方法5つと注意点―正しい流れと処分依頼先は…】をご覧ください。
実家の処分方法は【田舎の家の処分方法2つと処分できない時の対処法―どこに相談する?】をご覧ください。
遺影以外にも処分する不用品がある時は【空き家の不用品を処分する2つの選択・遺品整理業者の事例2つ】をご覧ください。

②四十九日や初盆や法事が終わったとき

四十九日や初盆、法事が終わったタイミングに遺影を処分するのが一般的です。

四十九日が終わると故人の魂は現世から旅立って行くため、位牌や遺影、遺骨を飾る「後祭り祭壇」を処分しますが、そのタイミングで遺影も処分するのがスマートです。

地域のしきたりや宗派の方針によって初盆や法事に遺影を用いる場合は、初盆や法事が済んで遺影が不要になってから捨てるようにしましょう。

役目を果たし終えたタイミングで処分すれば、あとあとになって「いつ捨てよう?」と困ることもありません。

③引越し・結婚など環境が変わったとき

引越し、結婚、離婚などで住まいが変わった時も遺影を処分するタイミングのひとつです。

利便性や洋式建築が主流になるにつれて、仏間を作らない家が増えています。

昭和中期以降に建てられた家や土地に余裕がある郊外の地域では仏間が間取りの一つに加えられているのが一般的でしたが、平成以降に建てられた家や都市部の住宅密集地では、使用頻度が少ない仏間を作らないケースが多く見られます。

引越しや建て替えで仏壇を置くスペースがなくなったときには、仏壇を処分したり、小さな仏壇に買い替えたりすることになるため、同時に遺影の処分を行うとスムーズです。

「仏壇を置くスペースはないけれど故人を思い出せるよう遺影だけを残したい」という人は、遺影をリサイズするのがおすすめです。

遺影を処分せずに飾る

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遺影を処分すべきか迷っていて、気持ちに区切りがつかないときには無理に処分する必要はありません。自分の気持ちと必要性に応じて処分するのが、後悔なく遺影を処分するタイミングです。

遺影を処分しない場合は飾ることになりますので、ここでは飾ると場所と飾ってはいけない場所を理由とともにご紹介します。

遺影を飾る場所

遺影に宗教的な意味がないように、遺影を飾る場所にも決まりはありません。

自分や家族が故人を思い出し、心が落ち着くなどのよい効果があるのであれば、基本的には好きな場所に飾るとよいです。

仏間

仏壇の近くや仏間は遺影を飾る場所として最適です。
仏壇にお参りするときに遺影を見ることで、故人の人柄や思い出を鮮明に思い出し、偲ぶことができます。

床の間

仏間の次に遺影を飾るのに適しているのは「床の間」です。
床の間は仏間とおなじく家の中で高い位置になるように設計されているため、先祖の遺影を仏間や床の間に飾ることは先祖を敬うことにつながります。

よく目に入る場所

リビングやサイドボードの上、寝室に飾っても構いません。

年々仏間や床の間がない家が増えており、マンションではほぼないのが実情です。マンションの場合でも押し入れを改造し、簡易的な仏間を作る方法がありますが、生活スペースを圧迫してしまっては本末転倒です。

遺影を飾る意味は「故人をそばに感じること」なので、よく目に入る場所に飾るのがおすすめです。

遺影を飾るときの注意点

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遺影を飾る場所は基本的にどこでも良いといわれていますが、「仏壇の上」や「仏壇の中」には飾ってはいけません。

仏壇の中に飾ってはいけない

仏壇は仏教の中心である本尊をお祀りする小さなお寺のようなもので、「自宅にあるお寺」という位置づけです。
故人や先祖は仏壇の中で本尊のそばに安置され、仏壇は本尊を尊重するものとなります。
遺影を仏壇の中に飾ることは、本尊を隠してしまうことになり、僧侶が経を唱えたり家族がお参りしたりするときに正しくお参りできなくなってしまうからです。

仏壇の上に飾ってはいけない

仏壇の真上に遺影を飾ることは、本尊や先祖を上から見下すことになるため失礼に当たります。真上以外であれば、左右どちらかに少しずらすようにすれば飾る場所は自由です。

先祖代々の遺影を床の間に飾る場合は、仏壇に向かって右側(上座)から年代の古い順に飾っていくようにしましょう。夫婦の場合は、夫が上座になります。

方角や向きに決まりがありませんが、故人の写真がいつまでも色鮮やかに残るよう直射日光が当たらない位置が好ましいです。

遺影の処分でよくある質問

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遺影を処分する際によくある質問をピックアップしました。

遺影は自分で処分してもいいですか?

遺影はお寺や業者を介さずに自分で捨てても問題ありません。なぜなら、遺影はセレモニー用のアイテムであり、宗教上の意味合いがない写真だからです。通常、遺影には開眼供養を施さないため、閉眼供養(魂抜き)も必要ありません。

なお、遺影と混同されがちですが、「位牌」は処分する前に閉眼願供養を行わなければなりません。位牌とは故人の戒名や没年月日などが掛かれた木札で、開眼供養を経て故人の魂が宿っているとされているためです。

宗教的な意味合いの有無により、そのまま捨てて良いか否かを判断することができます。

どんど焼きで処分できますか?

お正月にお寺で行う「どんど焼き」で遺影を処分するのは、おすすめできない方法です。

どんど焼きは古いお守りやお札、正月飾りなどを集めて焚き上げるための行事で、お正月に歳神様を迎え入れ、その年の稲の実りを祈るものです。お焚き上げと似ていますが、故人の位牌や遺影を処分する場ではありませんので、どんど焼きに持ち込むのは控えます。

神社でもお寺と同じようにお焚き上げが行われていますが、位牌や遺影、遺品はお守りやお札などとは区別され、供養後に自治体のルールに従って産業廃棄物として適切に処分しています。

遺影の場合、写真は紙なのでお焚き上げは可能でも、フレームは化学製品や金属などが使われているのでお焚き上げの対象にはなりません。遺影はお寺や神社に依頼すればと供養した後で処分してくれるので、気持ちの面で引っかかる方におすすめです。

お焚き上げの意味や依頼先は【遺品整理でお焚き上げは必要?供養の仕方と依頼する場所と費用】をご覧ください。

遺影をずっと飾るのはよくない?

「縁起が悪い」などのイメージから家に遺影を飾り続けるのは良くないという考えの人もいますが、遺影を家に飾ってもまったく問題ありません。

故人が見守ってくれていると思うと精神的なよりどころになりますし、故人の写真は風水的にもマイナスの意味はないといわれています。

家族で遺影を飾ることに抵抗感を示す人がいたら、遺影をリサイズするのもひとつの解決法です。「遺影は大きい額縁に飾られているものである」という伝統的なイメージにこだわらず、自分の家に適した様式で故人の写真を飾ると良いでしょう。

遺影の処分方法まとめ

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・遺影はいつまで飾るの?
→決まりはないのでいつ処分しても構わない。「四十九日」の法要後に処分する人が多い

・遺影を処分する5つの方法
1.お寺や神社で処分する
2.葬儀社で処分する
3.自治体のごみ収集を利用する
4.供養専門業者で処分する
5.不用品回収業者・遺品整理業者の引き取りを利用

・遺影には開眼供養してあるケースはまれ。宗教的な意味はない。
・遺影には「故人をしのぶ」という意味合いが強い

・魂入れをしていない遺影に供養は必要ないが、気になるときは簡易的な供養を行うとすっきりする

・遺影を処分する3つのタイミング
1.遺品整理時
2.四十九日法要や初盆が終わったとき
3.引っ越し時

・遺影をリサイズして保管する方法もある。デジタル化してスマートフォンやパソコンに保管する方法もある

・遺影の飾り方
→遺影は仏壇の近くや床の間に飾ると良い
→仏壇の中や上に飾ってはいけない

遺影の処分はリライフにお任せ

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ご依頼主様や故人の想いに寄り添って、心を込めて回収します。遺品が未分別の状態であふれている場合には、仕分けサービスをご利用いただくのが便利です。貴重品の捜索なども承っていますので、遺影の処分以外にもお悩みがあればご相談ください。

供養サービス

ReLIFEでは、遺影や仏壇、遺品などの供養サービスをご利用いただけます。合同供養と個別供養の2種類を用意しているので、回収する品目に応じてお選びください。

合同供養では、ご自宅から回収した後に僧侶が供養を行います。供養証明書をお渡しすることもできるので、お気軽にお申しつけください。

また、仏壇などの供養をご希望の場合は、ご自宅に僧侶が訪問して行う個別供養もおすすめです。個別供養の際には、仏壇以外の遺品もご自宅内で同時に供養いたします。

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