畳を安く捨てたい!処分方法6つと費用を解説
古くなった畳や、ささくれが目立ち始めた畳は、処分方法が分からず置いたままにしがちです。
実は、不要な畳は、不用品回収業者や自治体へ引き取り依頼したり、処理場へ持ち込んだりといった方法で簡単に処分できます。
そこで本記事では、畳の処分方法や費用相場について解説します。畳をどのように処分すればよいか分からない方は参考にしてください。
また、畳を長持ちさせるポイントも紹介するので、買い替えた畳をメンテナンスしながら使用する参考にしてください。
この記事で分かること
・畳の処分方法と費用感
・畳のメンテナンス方法
・畳をキレイに使用するコツ
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
畳の処分方法
畳の主な処分方法は以下の5点です。
・粗大ゴミで処分
・畳屋に引き取り依頼
・処分場へ持ち込み処分
・可燃ゴミで処分
・不用品回収業者で処分
各処分方法の手順や費用について解説します。
1.粗大ゴミで処分
一般家庭で使われた畳は、粗大ゴミで処分できます。自治体によってサイズ基準は異なるものの、一般的には「1辺の長さ30cmを越えるゴミ」または「指定袋に入らないゴミ」が粗大ゴミの目安です。粗大ゴミとして畳を処分する際の、手順や料金は以下のとおりです。
手順
畳を粗大ゴミで回収する手順は、次の3ステップです。
(1)自治体指定の粗大ゴミ受付センターに、電話やネットで回収予約を申し込む
(2)自治体指定の販売店で粗大ゴミ処理券を購入する
(3)粗大ゴミ処理券を畳に貼り付けて、予約日当日に指定場所に出して回収してもらう
粗大ゴミ処理券は以下のような場所で購入可能で、予約時に販売店を教えてもらえます。
・スーパー
・コンビニ
・郵便局など
粗大ゴミの回収場所は各家庭の玄関先や集合住宅の前など、建物ごとにゴミを出す「戸別収集」が一般的です。地域で決められた集積場所に出すよう、指示されるケースもみられます。
回収時間は「朝7:00~8:00の間に」など申し込み時に指示があります。夜間に出すと放火などトラブルの元になることもあるため、基本的には当日の朝でなければ出せません。
さらに、申し込みから収集までは通常2週間~1ヶ月程度かかります。3月や4月は新生活準備で申し込みが多く時間がかかることがあるため、早めに申し込みましょう。
メリット | ・費用が安い ・燃えるゴミのように解体が不要 |
デメリット | ・事前申し込みや処理券購入が必要 ・指定場所に運搬が必要 |
料金
粗大ゴミの回収料金は、粗大ゴミ処理券を購入して納付します。畳を粗大ゴミに出すときの料金は自治体ごとに異なりますが、1枚あたり400円~1,200円程度が相場です。回収する畳の枚数分、料金がかかることに注意しましょう。
一般的な6畳の和室であれば、費用は6倍になります。自治体ごとの料金例は以下のとおりです。
市区町村 | 料金(畳1枚あたり) | 料金(畳6枚あたり) |
世田谷区 | 1,300円 | 7,800円 |
名古屋市 | 1,000円 | 6,000円 |
京都市 | 400円 | 2,400円 |
仙台市 | 400円 | 1,200円 |
福岡市 | 500円 | 3,000円 |
2.畳屋に引き取り依頼
畳屋さんで新しい畳を購入する際に、古い畳を引き取って処分してもらえるケースがあります。具体的な条件や費用を解説します。
メリット | ・お店によっては無料もしくは安く処分できる ・運搬が不要 |
デメリット | ・業者ごとにサービスが異なる ・新しい畳の購入が必要 |
引き取り条件
畳屋さんで不要な畳を引き取ってもらうには、基本的には新しい畳の購入が必要です。購入時に古い畳の回収処分を依頼しておき、新しい畳の張り替え時に持ち帰ってもらいましょう。
新しい畳を購入しなくても引き取り処分だけを受け付けてくれるかは、事業者によって異なるため直接確認が必要です。引き取りを拒否される場合もあり、出張費などの追加料金がかかるケースも見られます。
料金
古い畳の引き取り回収には通常、1枚につき2,000円程度 の処分料金がかかります。張り替え時に無料回収している業者もありますが、多くの場合は有料での処分となります。料金は畳の枚数分かかるので、一般的な6畳の和室であれば費用は6倍となり6,000~12,000円程度となります。
全国複数の畳屋さんのホームページを調査したところ、料金表に引き取り回収の料金を記載していない店舗が大半でした。畳のメンテナンスや新規購入の料金例しか記載していない事業者が多いため、回収を頼みたい畳屋さんに引き取り条件を確認してください。
樹脂加工畳や形が珍しいタイプの畳は、引き取りを拒否される場合もあります。処分費用だけでなく、出張費が別途かかるケースも見られます。実際に依頼する際にトータルの費用や回収の可否も確認しましょう。
3.処分場へ持ち込み処分
自治体によっては不要な畳をゴミ処理場に持ち込み、有料処分が可能です。粗大ゴミとして戸別収集してもらう場合は回収日まで時間がかかりますが、持ち込み処分なら最短で予約日当日に処分できる自治体もあります。
自由に日程を選びやすく、戸別回収よりも費用が安く抑えられるのがメリットです。
メリット | ・スケジュールに融通が利く ・費用が抑えやすい |
デメリット | ・運搬作業が必要 |
手順
畳をゴミ処理場に持ち込んで処分する手順は、次の3ステップです。
(1)自治体のゴミ処理場に申し込む
(2)ゴミ処理場に自分で畳を持ち込む
(3)窓口で料金を支払って引き渡す
ゴミ処理場の受付時間は施設ごとに異なり、「平日9:00~15:30」「土日祝日も受け入れ可能」などと個別に設定されています。
受け入れ個数制限を設けているゴミ処理場もあるので、ホームページなどで確認してから持ち込みましょう。
自治体によっては予約不要で当日中に処分可能なゴミ処理場がありますが、事前に粗大ゴミ処理券の購入が必要なケースもあるため事前に確認してください。
畳の持ち込み処分費用
ゴミ処理場で持ち込み処分する際の料金は、品目ごとに設定されている場合と重量制の場合があります。重量制にしている施設が多く、持ち込んだ粗大ゴミの合計の重さを量って現金で支払う形が一般的です。
地域によっては「総重量100kgまでは無料で処分」などと定めている自治体があります。また、神奈川県横浜市のように持ち込み処分と粗大ゴミ収集が同額 になっている自治体もあるので、自分の自治体のケースを必ず確認しましょう。
ゴミ処理場へ持ち込むときの自治体ごとの費用例は以下のとおりです。
市区町村 | 料金体系 | 料金/1枚 | 料金/6枚 |
世田谷区 | 回収処分の半額 | 650円 | 3,900円 |
名古屋市 | 10kgごとに200円 | 400円 | 1,800円 |
京都市 | 100kgまで1,500円 | 1,500円 | 1,500円 |
仙台市 | 100kgまで1,500円 | 1,500円 | 1,500円 |
福岡市 | 10kgごとに140円 | 280円 | 1,260円 |
注意点として、畳は種類によって重さが異なり、ものによってもばらつきがあります。
・琉球畳や置き畳:5kg前後
・ワラ畳:20~30kg程度
・建材畳床:10~25kg程度
ものによってはそれ以上や前後まであるため、この記事では1畳あたり15kgで計算しています。
4.可燃ゴミで処分
不要な畳を切り刻んで細かく分解すれば、可燃ゴミとして処分することが可能です。ただし、畳を普通ゴミのサイズまでカットするのは大きな労力がかかります。
メリット | ・回収費用が無料 |
デメリット | ・畳をカットする必要がある |
解体と時間
畳を解体する場合には、電動ノコギリやチェーンソーが必要です。畳の芯には木材などが用いられていて硬いため、通常のノコギリでは大量に切断するのは困難です。
作業手順は以下のとおりです。
(1)畳を取り外して屋外に出す
(2)電動のこぎりなどで30cm角に刻む
(3)普通ゴミとして出す
一般ゴミとして出すには、30cm角以下のサイズまで解体が条件です。畳1枚のサイズは約180cm×90cmなので、単純計算で18枚の断片に切断する必要があります。6畳分では100個の分割することになるため、膨大な労力が必要です。
料金
畳を可燃ゴミとして出すときの料金は、基本的にゴミ袋代だけで済みます。自治体指定のゴミ袋がある地域では通常1枚30円程度です。6畳分の畳をすべて分解する場合は10枚以上のゴミ袋が必要なので、トータルの費用は数百円程度となります。
注意点
和室1部屋分の畳を解体する場合、10袋を越える大量の可燃ゴミが一度に発生することになります。自治体によっては「1度に出せるゴミが〇袋まで」といった制限があります。一度に多量のゴミを出すと回収してもらえない可能性があるため注意が必要です。
また、大量のゴミ袋でゴミ集積場を圧迫すると、近隣に迷惑をかけるおそれがあります。可燃ゴミとして出す際には、数袋ずつ複数回に分けるといった配慮をしましょう。
5.不用品回収業者で処分
畳の処分は、不用品回収業者にも依頼可能です。畳1枚だけの処分から、和室すべての畳の回収まで幅広く任せられます。畳以外の不用品も一緒に処分してもらえます。
自治体で粗大ゴミとして処分するときよりも費用は高くなりますが、業者が自宅まで来て運び出してくれるのが不用品回収業者のメリットです。電話や公式ホームページの専用フォームで申し込めるため、手軽に依頼しやすい利点もあります。
メリット | ・運搬が不要 ・申し込みが簡単 ・スケジュールに融通が利く ・他の不用品も同時に処分可能 |
デメリット | ・自治体よりも費用が割高 ・業者の選定が必要 |
手順
不用品回収業者に畳の回収を依頼する方法を解説します。
(1)ホームページや電話で不用品回収業者に問い合わせる
(2)見積もりを出してもらい、問題なければ予約する
(3)作業当日に不用な畳を引き取ってもらい、支払いをする
見積もりの際は、処分したい畳の枚数やサイズを伝えて料金を確認してください。処分したいものが畳だけならば電話見積もりだけで料金を教えてもらえる場合があります。
提示された料金やサービス面を確認のうえ、予約へと進みます。自分の都合のよい日程で、回収日を決定可能です。最短ならば申し込んだ当日のうちに、回収しにきてくれる業者もいるため、急ぎの場合は活用しましょう。
料金
基本料金3,000円程度に加えて、畳の処分費用が1枚につき約2000~3000円かかるのが相場です。6畳であれば、合計15,000円~21,000円程度となります。
近隣の不用品回収業者を選ぶと費用を安く抑えられる可能性があります。同区内など近隣の不用品回収業者なら、車両ガソリン代を削減できるため基本料金から1000円引きなどで対応してくれるケースもあるため業者に確認してください。
また、畳を不用品回収業者に直接持ち込むことで基本料金0円となり、処分費用のみの支払いで済むこともあります。持ち込み処分に対応しているかは直接確認しましょう。
悪徳業者に注意
不用品回収業者の中には、高額請求や不法投棄などの問題を起こす悪徳業者も混在しています。たとえば、激安価格で見積もりを出しておきながら、当日に高額な追加請求をする業者や、不用品以外の物品を強引に運び出して処分費用を追加請求してくる業者などです。
消費者生活センターには毎年100件以上の被害が報告されており、トラブルを避けるには、次の3点を満たす業者を選んでください。
・必要な資格許可を持っている
・見積もりが相場価格である
・スタッフの対応が良い
不用品の処分や買取には、「一般廃棄物収集運搬業許可」や「古物商許可」が必要です。一般廃棄物収集運搬業許可を保有していない業者でも、許可を持つ別業者と提携があれば問題ありません。
3社程度で相見積もりを取ると地域の相場価格を把握できるため、見積額が相場内で申し込み時のマナーに問題のない業者を選びます。不安な方は、事前にGoogleマップなどで口コミも確認しましょう。
畳の処分費用・特徴比較
畳の処分方法ごとの、費用や特徴は以下のとおりです。
処分方法 | 料金(6畳当たり) | 特徴 |
粗大ゴミで処分 | 3,000円~7,200円 | 安く処分できる |
畳屋で引き取り処分 | 6,000~12,000円 | 買い替え時に利用可能 |
持ち込み処分 | 1,500~3,800円 | 粗大ゴミ回収より安いが、持ち込む手間がかかる |
可燃ゴミで処分 | 500円以下 | 一番安いが、解体が大変 |
不用品回収業者で処分 | 15,000円~21,000円 | 費用は高いが業者に全て任せられるので楽 |
おすすめの処分方法
畳には複数の処分方法があるため、目的や状況に応じて選んでください。
畳を安く処分したい場合には、粗大ゴミとして回収処分してもらうと費用を抑えられます。処理場への持ち込みや可燃ゴミとして出す方法もありますが、大きな労力がかかるため注意が必要です。
また、簡単に処分したい場合は不用品回収業者が手軽です。畳を剥がして運搬する作業も業者が行ってくれるため、申し込み手続きだけで処分が完結します。スケジュールの融通も利くうえ、他の不用品もまとめて処分できる利点もあります。
畳を処分する目安と長持ちのコツ
畳を処分する際の目安となるポイントや、畳を長持ちさせるコツを紹介します。
畳の寿命は一般的に10~15年程度で、畳の表面である「畳表」は5年程度でささくれが目立ちます。畳表は張り替えが可能なため、畳の寿命とは芯にあたる「畳床」の寿命のことです。
畳を処分して新しいものに交換する時期の目安は以下のとおりです。
・大きな凹みなど使用に支障が出る破損が起きたとき
・踏んだときにフカフカと空気が入っている感触がするとき
畳は大切に使用すれば20年程度は長持ちするため、以下のようなポイントを意識しましょう。
・直射日光を避ける
・家具を直置きせずマットを敷く
・畳の目に沿って掃除をする
畳に家具などを置く際はマットなどを使用してください。ただし、マットと畳の間に湿気が溜まってカビが生える場合があるため定期的に清掃が必要です。
その際は畳のささくれの原因とならないよう、畳の目に沿って拭き取りや掃除機掛けを行います。他にも以下のようなメンテナス方法があるため、定期的に行うことで長く使用できます。
費用相場 | 目安の時期 | 概要 | |
裏返し | 3,000円~4,000円 | 3~5年 | 畳表の使われていない裏面に張り替える |
表替え | 3,000円~10,000円 | 5~10年 | 畳表を張り替える |
畳のメンテナンスは畳屋さんなどの専門業者に依頼しましょう
畳の処分まとめ
畳の処分方法をまとめると以下のとおりです。
・粗大ゴミに出す
・畳屋に引き取り依頼
・処分場へ持ち込む
・分解して可燃ゴミに出す
・不用品回収業者に依頼
いずれもメリット・デメリットがありますが、手間をかけたくない場合は不用品回収業者へ依頼しましょう。面倒な運搬作業から行ってもらえるうえ、スケジュールの融通が利いたり他の不用品もまとめて処分できたりといった利点もあります。
6畳で15,000円~21,000円程度が費用相場なので、業者を選ぶ際の目安にします。どこの不用品回収業者を選べばよいか分からない場合は、実績豊富なReLIFEにご相談ください。
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