日本刀４つの処分｜遺品整理でみつけた軍刀と買取価格
日本刀は、日常では目にすることの少ないアイテムであり、いざ処分の必要が出てくると扱いに困ってしまうものです。
・実家を片づけていたら軍刀が出てきた。
・祖父の遺品の中に日本刀があったけれど、どうしたらいいかわからない。
・「銃刀法違反で逮捕」というニュースもあるし、持っているのが怖い。
処分にあたってはこうした悩みが出てくることが一般的です。
本記事では、日本刀の安全な処分方法や日本刀を自宅で保管する方法、買取相場などを紹介していきます。
日本刀や模造刀の処分でお困りの際は、ぜひ参考としてください。
この記事を読むとわかること
・日本刀の安全な処分方法
・買い取ってもらえる日本刀と目安の価格
・「模造刀や模擬刀」と日本刀の見分け方
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE（リライフ）のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。
目次
銃砲刀剣類登録証を探す
「銃砲刀剣類登録証」とは、日本刀など銃刀法により定義されている刀剣類を所持したり売買したりする際に必要となる登録証のことです。
日本刀が美術品としての価値が認められた場合に発行されるもので、1本につき１つが紐づけられており、日本刀とセットで保管することが義務付けられています。
銃砲刀剣類登録証が見つからない場合の手続き
銃砲刀剣類登録証が見つからない場合は、速やかに所轄の警察署に連絡をして登録の有無を確認してもらいましょう。登録証がないと、日本刀を所有できません。
警察で登録の確認ができれば、各都道府県の教育委員会に銃砲刀剣類登録証の再交付申請を行います。再交付の申請手数料は1本につき3,500円です。
発見届出済証の発行手続き
日本刀の登録が確認できなかったときは「発見届出済証」の交付を受けます。
費用は日本刀1本につき6,300円です。都道府県によって異なりますが、銃砲刀剣類登録証の取得までには数か月かかります。
警察署から指示を受け、発見した家の世帯主が現物と印鑑、身分証を持参して手続きを行います。手続きが済むと、警察から「刀剣類登録希望者通知書」が教育委員会に送られます。
登録審査会で合格する
教育委員会での処理が終わると「登録審査会」の通知が自宅に届き、指定された日時に登録審査会に出席します。
登録審査会には、発見届出済証と日本刀、身分証を持参します。審査に合格することで日本刀が美術品としての価値が認められ、証明として「銃砲刀剣類登録証」が与えられます。
審査会の開催頻度は3か月に1回や年間8回など、自治体によって異なります。
審査のポイント
日本刀の審査は美術的な価値があるか否かで判断されます。
審査のポイント
製法：伝統的な鍛冶技術で作られていること
素材：「玉鋼（たまはがね）」が素材になっていること
美術：柄（つか）などに装飾が施されていること
審査の対象となるのは日本刀や槍、ほこ、薙刀で、海外製の剣や盾などは対象となりません。そのため、サーベルや西洋の剣は登録対象外です。
代理人が登録する
発見届出済証が発行されたのちに行われる銃砲刀剣類登録審査会では、委任状を持っていれば、代理人が手続きを行うことが可能です。
ただし、警察署で日本刀の発見届を発行するときは、代理人が手続きすることはできません。発見した家の世帯主が警察署に行くよう決められています。
銃砲刀剣類登録できなかった日本刀の取り扱い
登録審査会で不合格だった日本刀は、警察で廃棄処分しなければなりません。
美術品としての価値が認められなかった刀を持ち続けると、銃刀法違反になってしまうからです。
故人の形見など思い入れがある場合は鞘（さや）や柄（つか）などを持ち帰れた事例があるので、「残したい理由」を明確にして警察に相談しましょう。
登録されなかった日本刀でも、博物館で美術品として認められる場合は寄贈して残すという方法もあります。
1．警察署で処分する
日本刀は所轄の警察署の生活安全課へ連絡すると無料で処分できます。「銃砲刀剣類登録証」の有無にかかわらず、裁断処分されます。
日本刀を見つけたら、まずは家の中に登録証が保管されていないか探しましょう。登録証が見つからない場合は、その旨も併せて警察署に申し出て指示を仰ぎます。
銃刀法違反になることもある
日本刀を警察署にいきなり持ち込むと、銃刀法違反の罪に問われることもあります。持ち込む前に生活安全課に電話をかけて、指示に従えば銃刀法違反に反することはありません。
また、銃砲刀剣類登録証がない状態で日本刀を所持し続けていると、銃刀法違反となります。刃物所持で銃刀法違反の有罪判決が下ると、2年以下の懲役または30万円以下の罰金に処されてしまいます。
遺品整理などでいつからあるのか、どうしてあるのかわからない時には速やかに警察に連絡しましょう。
警察署で処分する手順
1．警察へ連絡する
日本刀を見つけたことと銃砲刀剣類登録証の有無を、所轄の警察署の生活安全課に電話で連絡します。相談前にいきなり持ち込むと銃刀法違反として、そのまま逮捕される可能性もあるため注意が必要です。
2．警察に引き渡す
日本刀を警察官が引き取りに来るケースと、自身で持ち込むよう指示される2通りの方法がありますが、安全のために引き取りに来てもらうことをおすすめします。
警察官に引き取りに来てもらう
引き取りの際には日本刀の「発見場所」や「発見した状況」などを聴取されたり、「発見場所」の写真を撮ったりするケースもあります。正直に話しましょう。
自身で持ち込む
自身での持ち込みの指示を受けた場合は、銃刀法違反に反することがないように日本刀の取り扱いに注意して運びます。銃刀法では日本刀を持ち歩くときは、自分名義の銃砲刀剣類登録証を携帯することが義務付けられています。
家から持ち出す時には専用の刀袋や風呂敷、ゴルフバッグなどに入れて日本刀だと分からない状態にして持ち歩くよう定められています。
警察署で処分するのであれば銃砲刀剣類登録証は無くて構いませんが、買取業者に日本刀を売ったり、遺品整理業者で処分したりする場合は、銃砲刀剣類登録証が必要です。
2．日本刀の買取業者で処分する
銃砲刀剣類登録証がある日本刀は、刀剣買取業者に売って処分することもできます。
売却先は、刀剣評価鑑定士がいる刀剣専門店に依頼するのが安心です。インターネット検索すると刀剣評価鑑定士がいる刀剣商を探すことができます。
日本刀の個人間売買はトラブルとなる恐れがあるため、避けた方が無難です。また、刀剣評価鑑定士のいないリサイクルショップや骨董店では価値がわからず、不当に安く査定される可能性があるため、おすすめできません。
3つの買取の条件
買い取られた後は、基本的には刀剣や日本刀を集めている方に再販されるため、需要があることが買取の条件になります。
以下の3つのポイントのうち1つでも該当すれば、買い取ってもらえる可能性が高いと考えられます。
①作者と流派、名物（めいぶつ）や業物（わざもの）であること
②保存状態が良好であること
③付属品が揃っていること
疵（きず）や錆（さび）で状態が悪い日本刀は買取されませんが、有名作家の作品である場合は買取対象になることもあります。また、疵や錆の入り方によっては「味」があるとみなされて高値が付くこともあります。
なお、錆は素人が簡単に除去できるものではなく、下手に触れると価値が下がってしまう場合もあるため、そのままの状態で査定を受けた方が高く買い取ってもらえます。
日本刀の相場価格
日本刀の買取相場価格は、購入時の60％～80％が相場で、200万円以上になることもあります。
日本刀の買取相場は制作年代や作者、流派、名物や業物であるか、保存状態などの条件によって総合的に判断されて査定価格が決まります。
制作年代が古いほど高価です。年代のほか人気の刀工・流派のものや、名物、業物と呼ばれる名刀、位列（いれつ）に入っている日本刀などが高額査定の対象となります。
| 買取り参考価格 | |
| 太刀 吉原国家 | 900,000円 |
| 脇差 伊豆守大道 | 400,000円 |
| 短刀 和泉守兼定 | 600,000円 |
高価な日本刀は数十万から数百万の値が付くこともあるため、銃砲刀剣類登録証のある日本刀は買取業者への引き取り依頼を検討することをおすすめします。
3．遺品整理業者で日本刀を処分する
遺品整理で日本刀が出てきた際は、遺品整理業者に引き取ってもらうとスムーズに処分できます。
処分できる日本刀は銃砲刀剣類登録証があるものに限られますが、古物商許可を持つ遺品整理業者であれば、買取も可能です。買取価格は刀剣買取専門業者より低くなる傾向がありますが、遺品整理をまとめて依頼したい場合は遺品整理業者の利用が便利です。
日本刀の単品回収の場合の費用は5,000円～10,000円です。買取金額と相殺して無料で処分できることもあります。
遺品整理では、戦争で使用した日本刀をそのまま所有していて、遺品整理時に発見するケースもよくあるため、遺品整理業者は日本刀の対応や取り扱いに慣れています。
他の遺品と一緒に供養することや、「銃砲刀剣類登録証」の捜索にも対応可能です。
遺品整理業者の選び方｜プロが見つけた、よい業者５つの共通点
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4．日本刀を寄贈する
銃砲刀剣類登録の有無にかかわらず、日本刀を寄贈して処分する方法もあります。
国公立の博物館・美術館であれば、一般の方々への観覧に供することを前提にして登録証がない日本刀でも文化的な価値から受け入れてくれる可能性があります。
日本刀を寄贈する意味
日本刀を寄贈することで、文化的価値のある日本刀を後世に伝えることができます。
日本刀を作るには職人の技術が必要です。
たとえ審査会で不合格となるような日本刀だったとしても、廃棄処分は日本の財産一つを失うことを意味します。次世代に伝える目的で、登録証を得られない日本刀も美術館や博物館では所持・保管をしています。
日本刀を寄贈する手順
日本刀の寄贈先は、国公立の美術館や博物館です。
寄贈したい美術館・博物館の連絡先をホームページ等で確認し、日本刀を寄贈したい旨を申し出ます。
例えば、東京国立博物館では、寄贈したい物品がある場合は、列品管理課寄贈室へ連絡するようホームページに記載されています。
日本刀は一般ゴミで処分できない
日本刀はどの自治体でも「適正処理困難物」に分類される物品であり、一般ゴミとして処分できません。
銃と同様に凶器とみなされる日本刀は、一般ゴミで捨てると収集員が怪我をする、収集前に第三者に持ち去られて犯罪に使われるなどのリスクがあります。勝手に廃棄すると処罰される可能性もあるため、一般ゴミとして捨てることは避けましょう。
日本刀を自宅で保管する
日本刀を自宅で保管するには正しい手順を踏み、定期的にメンテナンスをすると価値を下げることなく保管できます。
自宅で保管できるのは、銃砲刀剣類登録証がある日本刀のみです。
日本刀を保管する手順
1．名義変更する
所有者が亡くなった際や日本刀、刀剣を購入した場合は、銃砲刀剣類登録証を自分の名義に変更すると、使用許可を得られます。
日本刀を譲り受けた場合や購入した際、新しい所有者は手に入れてから20日以内に当該銃砲刀剣類を登録した教育委員会へ届け出ることが義務付けられているため、速やかに所有者の変更処理を行いましょう。
他人名義の銃砲刀剣類登録証では、自宅での日本刀の保管は許可されません。
2．定期メンテナンス
日本刀を保管する際は湿気の多い場所を避け、刀に負担をかけず油切れをさせないよう、基本的には横に寝かせた状態で保管します。
日本刀の価値を下げる錆びは大敵です。日本刀は湿気対策として油でコーティングしてあるため、偏りが出ないよう風通しがよく静かな場所で保管します。
日本刀の手入れ方法
日本刀を自分で手入れする場合は、古い油を拭いとって新しい油に塗りかえ、刀身が錆びないようにします。
刀の目釘（めくぎ）を抜くための目釘抜（めくぎぬき）や打ち粉、拭(ぬぐ)い紙、油、油塗紙などを用いて、最低半年に一度は油を塗り替える必要があります。
素人には難しい作業であり、扱い方によっては刃を傷つけたり、自分や他人を傷つけたりする恐れもあるため、日本刀の取扱いには細心の注意が必要です。
砥ぎ師に依頼
日本刀が錆びてしまった場合は、プロの砥ぎ師に研磨を依頼することになります。
費用は1寸につき5,000～10,000円が相場価格となり、刀の場合には1本あたり23万円となります。
保管場所の湿度や鞘の状態にもよりますが、最低でも1年に1度はメンテンナンスが必要です。日本刀の維持管理には高度な技術を要するため、自宅でのメンテナンスが難しいと感じた際は、専門の砥ぎ師への依頼を検討しましょう。
模造刀と日本刀の違い
模造刀は日本刀の姿を模して造られた刀剣ですが、日本刀とは素材や製造法も違って刃もないため銃刀法に該当する刀剣とはみなされません。
模造刀は銃刀法で刀剣と見なされないため、銃砲刀剣類登録証が不要です。発見した時に、警察署に届け出る必要もありません。
重さで見分ける
演劇用などのジェラルミン製の模造刀の重さは500ｇ程度と、日本刀の半分以下の重さです。
日本刀と非鉄合金の模造刀の重さは1kg程度とほぼ同じで、精巧な模造刀は日本刀によく似ているため、一般の人が外見だけで判別するのは困難です。
刃の有無や銘が刻まれているか、磁石がくっつくかで見分けることも可能です。日本刀は鉄製のため磁石にくっつきますが、模造刀に多い胴やアルミニウムはくっつきません。
模造刀には武道・演舞用の模擬刀、美術刀、居合道で用いる居合刀の3種類があります。
日本刀は玉鋼（たまはがね）という素材だけですが、模造刀では銅や亜鉛合金、アルミニウムなどの合金類やプラスチック、木など幅広い素材が使われています。
1．模造刀を一般ゴミとして処分
模造刀は一般ゴミとして処分できますが、処分方法を誤ると「廃棄物処理法」を違反する恐れがあります。
模造刀には非鉄合金やプラスチック、木製など様々な材質があり、材質ごとに分別が必要です。
非鉄合金製の模造刀
非鉄合金の模造刀については、磁石などを用いて素材を確認したのち、廃棄に関して各自治体のホームページを確認するか、担当窓口に問い合わせましょう。
模造刀は自治体ごとに廃棄ルールが異なります。直接清掃センターに持ち込むよう指示があった場合は、トラブルを避けるため、むき出しではなく専用ケースに入れて携帯します。
ゴミ集積ステーションで廃棄可能な場合は、拵（こしらえ）は「可燃ゴミ」、刀身は「不燃ゴミ」として分解して廃棄します。
刀身は裁断するかガムテープを巻いてゴミ袋を被せ、ゴミであることを明確にしておくとトラブルを避けられます。
プラスチック製の模造刀や木製の模造刀
プラスチックや木製の模造刀は、拵と共に自治体が定める「可燃ゴミ」として処分できます。細かく砕くなどして、原形を失わせた状態で指定ゴミ袋に入れて処分します。
2．模造刀を売って処分
模造刀も日本刀と同様に売って処分することも可能です。
人気モデルや合金製の模造刀は値が付きやすく、売却を検討する価値があります。
プラスチック製など安価な模造刀でも、1,000円以下で買い取ってもらえることもあります。
模造刀の相場価格
模造刀は素材によって価格に大きな差が出ます。
亜鉛合金・アルミ合金や本鮫皮の柄の模造刀は人気であり、付属品があって商品状態が良いと高額での査定が期待できます。
| 模造刀の種類 | 参考買取価格 |
| プラスチック製・木製 | 1,000円以下 |
| 観賞用の模造刀 | 2,000～3,000円 |
| 居合用模造刀 | 5,000～10,000円 |
| 五郎入道 正宗 模造刀 | 約3,000円 |
| 膝丸 コスプレ用 模造刀 | 約2,000円 |
| 人気モデル、限定品など | 50,000円以上 |
模造刀の名産地である岐阜県関市の居合用模造刀は50,000円以上で買い取られることもあります。本物の日本刀と見間違えるほど精巧に作られていると買取価格も高くなります。
買取業者の探し方
模造刀の買取は、リサイクルショップや買取専門店、骨董品店へ依頼できます。
本物と見間違えるほど細部まで精巧に作られている模造刀に限り、日本刀の買取業者でも買い取ってもらえることが可能です。
リサイクルショップよりも買取専門店や骨董品店の方が模造刀の販売ルートを幅広く持っているため、買取価格は高くなります。
店舗に持ち込みする際は、模造刀でも中身がわからないように持ち運び、トラブルを防ぎましょう。
日本刀の処分に関するよくある質問
ここでは、日本刀の処分に関して、よくある質問とその答えを紹介します。
自宅で日本刀を見つけたらどうすればいいですか？
自宅で日本刀を見つけたら、まずは「銃砲刀剣類登録証」の有無を確認しましょう。
銃砲刀剣類登録証がない場合、そのまま所持し続けると銃刀法違反となります。すぐに警察へ連絡し、銃砲刀剣類等発見届の提出に必要な手続きについて確認しましょう。
なお、銃砲刀剣類等発見届を提出した後も日本刀の所持を続けるには銃砲刀剣類登録証が必要です。刀剣類発見届出済証の交付から20日以内に登録申請申込書を提出しましょう。提出先は住んでいる地域の教育委員会となります。
自宅で日本刀と併せて銃砲刀剣類登録証を発見したときは、警察への連絡は不要です。
ただし、相続などで所有者が変わる場合は所有者変更届の提出が義務付けられています。発見から20日以内に、住んでいる地域の教育委員会へ郵送で提出しましょう。
日本刀を警察で処分してもらう際の手順は？
日本刀を警察で処分してもらう際は、まず所轄の警察署の生活安全課に電話で相談しましょう。いきなり持ち込むと、銃刀法違反として逮捕される恐れもあります。特に銃砲刀剣類登録証がない場合は、発見次第、速やかに警察へ連絡することが大切です。
警察に日本刀を処分したい旨を伝えたら、指示に従って日本刀を引き渡します。持ち歩くのが不安な場合は、警察官に引き取りに来てもらうこともできます。自身で持ち込む際は銃刀法に違反しないよう、取り扱いに十分注意しましょう。
登録証のない日本刀の処分方法は？
自宅で見つけた銃砲刀剣類登録証のない日本刀が不要な場合は、警察で処分してもらえます。所轄の警察署の生活安全課に電話で連絡し、指示に従って処分してください。なお、処分の際に希望すれば鞘や柄は持ち帰ることが可能です。
美術品として認められる基準を満たさず、銃砲刀剣類登録証の申込が却下された日本刀は所持できないため、警察に連絡のうえ登録不可通知書を渡して処分してもらいましょう。
また、登録証のない日本刀の所持や保管が認められている国公立の美術館や博物館へ寄付する方法もあります。寄付を検討する場合は、渡す先で受け入れ可能か問い合わせてみましょう。
日本刀を所持することは違法ですか？
日本刀を所持することは、必ずしも違法ではありません。
日本では銃砲刀剣類所持等取締法（銃刀法）という法律により、武器としての銃や刀を所持することは禁止されています。ただし、美術品として登録されたものに限り、日本刀の所持が認められています。
銃砲刀剣類登録証は、日本刀が美術品として登録されていることを証明する書類です。登録のない日本刀を所持すると罪に問われる可能性があるため、自宅で日本刀を見つけた際は必ず登録証の有無を確認しましょう。
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日本刀の処分方法のまとめ
実家の片付けや遺品整理で日本刀を見つけた場合は、まず銃砲刀剣類登録証の有無を確認しましょう。登録証がない日本刀を所持することは銃刀法違反となるため、速やかに警察へ連絡する必要があります。
警察では不要な日本刀の処分もできるため、希望する方は電話で相談しましょう。
日本刀は自治体でゴミとして回収していないため、業者に依頼して買取または回収してもらう必要があります。銃砲刀剣類登録証が不要な模造刀であれば、一般ゴミとして廃棄が可能です。
日本刀の処分に手間をかけたくない場合は、不用品回収業者に依頼することがおすすめです。ReLIFEでは無料で見積もり作成やご相談が可能です。日本刀の処分でお困りの際は、ぜひご連絡ください。
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