空き家の不用品安く処分する5つのコツ!遺品整理士が教えます!
固定資産税の時期になると、「両親から引き継いだ空き家を片付けてほしい」というご依頼が増えてきます。
実は空き家の片付ける方法は3つしかありません。
3つの中から自分に合った片付け方を選ぶと安く、簡単に済ませることができます。
空き家を放置すると不要な費用が掛かったり、近隣に迷惑をかけることにもなりかねません。
この記事で分かること
・空き家を安く片付けるコツ
・早く片付けたい時の対処法
・空き家で損しない活用法
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
目次
空き家を安く片付ける5つのコツ
空き家の片付けは、一手間加えたり業者選びを適切に行ったりすると、10,000円以上安く済ませることが可能です。空き家を安く片付ける5つのコツを紹介します。
1.不用品を譲る・売る
製造から10年未満の家電やブランド品は、売却すれば処分費用が掛かりません。
基本的に市場価値があるものであれば買取業者やリサイクルショップで買いとってくれます。自分でフリマアプリやネットオークションを利用して売ることもできます。
ブランド品は質店、家電はリサイクルショップなどそれぞれの専門業者に分けて依頼すると買取価格が上がりやすくなります。
家具は買取価格が付きにくい
カリモク家具などのブランド家具であり、状態が良くて人気デザインならば買取も期待できますが、一般的には家具の買取は難しいのが現状です。その理由は、ニトリやIKEAなど大型量販店で安く新品を購入できる背景があるためです。
海外からの直輸入のアンティーク家具など、世界に数点しかないものであれば、アンティーク家具の専門業者に買い取ってもらえる可能性があります。買取金額が片付けどうかは、フリマアプリやネットオークションで調べてみると相場感などを知ることができます。
家具の処分方法4つー粗大ゴミと不用品回収業者比較と売れる家具は?
<品目ごとのおすすめ売却先>
品目 | 買取業者 | 質店 | フリマアプリ
ネットオークション |
リサイクルショップ |
ブランドバッグ・貴金属 | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
家具・家電 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
ブランド食器
骨董品 |
◎ | ◎ | 〇 | △ |
未使用のタオル | ◎ | △ | 〇 | 〇 |
2.粗大ゴミ収集を利用
タンスやベッド、布団などの大きな家財は、自治体のルールに従って処分するのが1番安く済みます。粗大ゴミの処分費用の目安は、1点につき500〜1,000円程度です。一番高いものでも、粗大ゴミ処分手数料で3,000円を超えるケースは少ないです。
粗大ゴミ収集を予約し、自治体指定の粗大ゴミ処理券を購入し、予約日当日に家の外へ運び出すという一連の手順を踏めば、収集車が不用品を引き取ってくれます。自分でゴミ処理場へ持ち込む場合には総重量で料金が決まるので、軽トラック一杯分の家財を処分しても5,000円以内で済ませることも可能です。手間はかかりますが、家財を安く処分したいなら自治体の粗大ゴミ収集を利用するのがおすすめです。
3.小型家電回収ボックスを利用
ノートパソコンや体温計、ドライヤー、デジタルカメラなどの小型家電は、小型家電回収ボックスを利用すれば無料で捨てられます。小型家電回収ボックスはスーパーや公民館などに設置されており、誰でも利用可能です。
回収ボックスに入れられるものの大きさはおよそ縦15cm×横40cm×奥行25cmであり、回収対象になるのは回収ボックスに入る大きさ小型家電に限られ、引き取り条件は自治体ごとに異なります。
一度回収ボックスに入れたものは取り出せないので、パソコンやスマホを投入する際には事前にデータ削除を行うよう徹底しましょう。
4.資源回収を利用
衣類や本、ダンボール、新聞は、自治体の資源回収を利用すると無料で処分で可能です。回収された不用品は資源としてリユース、リサイクルされるため、回収可能なものには条件がついています。
例えば、衣類はひどい汚れや破れ、シミなどがないものが回収対象であり、洗濯してから出さなければなりません。新聞や雑紙は、紐で固く縛ってから出します。
資源回収は自治体の他、小学校のPTAや民間団体が主体になっていることもあります。頻度は週に1回から月に1回程度です。
5.一般ゴミで捨てる
可燃ゴミや不燃ゴミとして処分すれば、費用負担はゴミ袋代だけで済みます。自治体によっては1袋あたり5kgまでといった重量制限が設けられていることもあるので、自治体のルールを確認しましょう。
正しく分別がされていないと、収集してもえません。分別の手間はかかりますが、空き家の不用品を安く処分できる方法です。
可燃ゴミの収集日は1週間に2回、不燃ゴミの収集日は月に1回程度しかない自治体が多いです。粗大ゴミに分類されるような大きな不用品であっても、解体したり切ったりして指定サイズに収めれば、一般ゴミとして排出可能とする自治体も多く見られます。
トランクルームで一時保管
空き家の不用品を処分しきれない時には、トランクルームへ一時的に保管する方法があります。トランクルームとは、通常普段使わない荷物などを保管できる収納スペースのレンタルサービスです。広さは0.5〜8帖ほどで、都心では0.5〜3帖が多いです。
空き家から出た不用品で、親族の確認が必要な物品や判断に迷うものを一時的に保管しておく時に便利です。
1.5帖ほどであれば月額1万円台で借りることができますし、4帖以上でも3万円前後で借りることができます。費用相場は駅近や屋外・屋内などの条件によっても変わりますが、都心の方が月額5,000〜10,000円ほど高めです。
期間限定の割引やスタッフが搬出・搬入してくれるサービスもあります。
<トランクルームの費用相場>
広さ(帖) | 東京都北区 | 茨城県つくば市 |
1.5 | 16,700円 | 11,500円 |
4 | 31,700円 | 20,750円 |
8 | 34,100円 | 29,700円 |
収納できるスペースに限りがあるため、全てをトランクルームへ移動することはできません。とりあえず残しておきたいものを分別・仕分けし、不用品を処分することが先決と言えるでしょう。
空き家の片付け方はたった3種類
空き家の片付け方は、たった3種類しかありません。予算や期日を考慮して、自分に適した方法を選ぶのがおすすめです。
1.片付け業者に任せる
片付け業者へ依頼すれば空き家に残っている不用品の仕分けや分別、処分まで全て任せることができます。貴重品の捜索や買取も行ってくれる上、戸建てでも2日あれば室内から物置の撤去までできる場合があります。
片付け業者によっては、家の解体や不動産の売却までまとめて任せることが可能です。
自分で行う場合と比べ、手間と時間を大幅に短縮することができますし、確実に空き家の不用品を処分できます。
ただし、費用は自分で行う場合と比べて高くなります。
料金は不用品の量と状態によって決まるので、同じ間取りでも数十万円以上、料金に幅が出てきます。
2.自分で片付ける
自分で分別や仕分けから処分まで行うのが空き家を最も安く片付ける方法です。時間と体力は必要ですが、処分費用は業者を利用した時の半分以下になります。
ただし、人数が少ない時や計画をきちんと立てていない時には1年以上かけても終わらない可能性もあります。また、自宅から空き家まで移動に1時間以上かかる場合は、往復するだけでも疲れてしまい行くこと自体が億劫になる日もあるでしょう。
慣れない大型家具を移動する際には、ケガの心配もあります。
費用を抑えるには効果的な手段ですが、手間や時間がかかってしまうのがネックです。
業者と自分のハイブリッド方式
自分でできることは自分で、できない部分を業者に依頼するハイブリッド方式にすると、費用を抑えつつも時間と体力を軽減できます。
例えば、洋服や小物の仕分け分別、処分を自分で行い、タンスや冷蔵庫など大型家具の回収と処分を業者へ依頼する方法です。自分では難しい力仕事や処分を任せることができますし、費用も抑えることができます。
業者の料金は作業時間が短いほど安くなりますので、仕分けや分別作業を自分たちで行うと料金が安くなりやすいです。
片付け業者はピアノや金庫、消火器など自治体が回収できない不用品も引き取ってくれますし、自分の都合のいい時に合わせて片付けを行ってくれるので、収集日を気にする必要もありません。
「片付け業者VS自分で」料金比較
自分で片付けた時と業者に依頼した時の日数や金額を事例と共にご紹介します。
田舎の戸建て
<4LDK戸建ての片付け料金比較>
片付け業者 | 自分でやったら… | |
作業人数 | 4名 | 2名 |
料金 | 150,000円 | 粗大ゴミ処分料金
42,000円 |
買取 | 58,000円(ジュエリー等) | 0円
価値が分からず処分。 |
合計金額 | 92,000円 | 42,000円 |
所要時間 | 3時間 | 2か月 |
片付け業者のコメント
3年ほど空き家状態だったご実家を売却されるとのことで、家の中の整理をご依頼頂きました。遺品整理のため何度も遠方から足を運び、片付けておられたそうです。ものを大切にするご両親だったそうで、遺品も多くお客様にて整理や処分に限界を感じ、弊社にご相談を頂きました。
お見積もり時にお客様の必要なもの、残すもの、探して欲しいもの、処分してはならないものをご確認させて頂きました。遺品や判別が難しいものなど、それぞれに対処方法をご提案させて頂きました。
指輪や貴金属など見積もり時に買取させていただきましたので、見積もり金額から引かせていただきました。仏壇と写真、雛人形は供養のご依頼がありましたので、引き取った後で提携先のお寺で供養いたしました。
最後に簡易清掃し、お客様にご確認いただきました。何も亡くなった部屋を見て「ありがとう」とつぶやく姿がとても印象的でした。
4LDKの戸建ての相場料金は20万円以上ですが、今回はお客様自身で分別や仕分けが終わっており、家財道具や大型家電の引き取りが中心でしたので、作業時間も短く費用もお安くできました。
田舎の家の処分方法2つと処分できない時の対処法―どこに相談する?
都心の戸建て
<都心の戸建ての片付け料金比較>
片付け業者 | 自分でやったら… | |
作業人数 | 7名 | 2名 |
料金 | 320,000円
運び出しや貴重品の捜索などすべて込み! |
100,000円
粗大ゴミ処分や冷蔵庫、洗濯機のリサイクル料金がメイン |
所要時間 | 8時間 | 6か月 |
合計金額 | 320,000円 | 100,000円 |
片付け業者のコメント
お母様が介護施設に入所されて半年ほど誰も住んでいない空き家の不用品処分でした。
お母様が足を骨折されてから入院し、そのまま介護施設に入所されたとのことでキッチンからリビングまですべてそのままの状態で、膨大な作業に先が見えず「どうしたらいいかわからない…」と弊社にお電話くださいました。
このようなケースでは仕分けや分別に時間がかかりますので、スタッフを2名増やして1日で終わるようにスケジュールを組ませていただきました。娘様も知らなかった保険証券や通帳が出てきましたので、まとめてお渡しいたしました。
「自分で片付けていたら何年かかっても終わらなかったと思う」とのお言葉をいただきました。
都心のマンション
都心の1LDKマンションの片付け事例です。
片付け業者では冷蔵庫や洗濯機などを買い取ったため家電リサイクル料金が無料になりました。
粗大ゴミの収集日は月に1回しかない地域だったため自分で処分すると最低でも1週間、長いと1か月以上かかります。本棚や食器棚は中身を出した後でしか粗大ゴミに出せないので、自分でやったときには2か月以上かかってしまいます。
<都心のマンションの片付け料金比較>
片付け業者 | 自分でやったら… | |
作業人数 | 3名 | 2名 |
料金 | 50,000円
運び出しや貴重品の捜索などすべて込み! |
30,000円
粗大ゴミ処分や冷蔵庫、洗濯機のリサイクル料金がメイン |
買取金額 | 10,000円 | 0円 |
所要時間 | 6時間 | 2か月 |
合計金額 | 40,000円 | 30,000円 |
空き家の片付けができる業者
空き家の片付けができるのは「不用品回収業者」「遺品整理業者」「便利屋」の3つです。それぞれに得意な分野やサービスがあり、自分の状況や要望に合わせて選ぶと満足のいく空き家の片付けをすることができます。
不用品回収業者
すでに自分で仕分けや分別が完了しており、不用品の廃棄や買取がメインの場合には不用品回収業者が適しています。不用品回収業者は粗大ゴミや不用品の回収になれているので、効率よく回収することが可能です。
素材に合わせた分別や買取品目の見分けも、不用品回収業者の得意分野といえます。一方、手紙や通帳など貴重品の捜索は苦手な業者が多いです。空き家の中身の確認が終わっており、買取と不用品の引き取りを同時に依頼したい時には不用品回収業者をおすすめします。
遺品整理業者
まだ貴重品などの仕分けができていない、仏壇や神棚など判断に迷うものがあるという場合には遺品整理業者がおすすめです。遺品整理業者は、遺品整理のスペシャリストであり、貴重品の捜索や仏壇などを処分する際の供養、遺品処分についてアドバイスしてもらうことも可能です。
空き家を片付けた後のハウスクリーニングや家の解体、リフォーム、不動産売買の仲介、相続の相談なども、それぞれの専門業者と提携してワンストップで対応可能な遺品整理業者もあります。
遺品整理士が在籍していれば、遺族の気持ちに寄り添った適切なプランを組んでもらえるので安心です。実家や親族の遺品整理を伴う空き家の片付けには、遺品整理業者が適しています。
遺品整理業者の選び方・失敗しない3つのポイントでトラブル回避する
便利屋
片付け作業や分別作業のみであれば、便利屋を利用するという選択肢もあります。便利屋の中でも古物商許可を持っている業者であれば、不用品の引き取りも可能です。
しかし、便利屋は遺品整理や不用品回収を主業務にしているわけではないので、いらない家具や家電の引き取りまでは頼めない場合が多いです。
支払金額は時間単位での計算になるので、スポット的に利用すると費用をおさえやすくなります。例えば、2階にある家具を1階に運んだり、大きな家具を解体したりといった特定の作業を依頼する ときには便利屋を検討するのも一つです。
空き家の片付け補助金
補助金の金額
空き家問題は全国的に社会問題の一つとなっているため、各地方自治体でも空き家対策の補助制度を導入しています。
補助されるのは費用の1/2もしくは上限が10〜20万円ほどです。
2022年導入している自治体
1. 神奈川県横浜市
空き家所有者が地域活動団体に空き家を貸す場合、家財の撤去費や、樹木剪定に係る経費の1/2(限度額20万円)を補助します。
2. 岐阜県恵那市
空き家バンク登録物件の賃貸・売買が成約、または登録前に利用可能。対象物件の家財道具の搬出処分、清掃、除草・木の伐採等にかかる費用にて5万円以上で1/2(限度額10万円)が対象。
3. 山口県阿武町
町の空き家バンクに登録された物件を、町内の業者に委託して10万円以上の一般廃棄物処理を適正に行った場合、経費の1/2(限度額15万円)が対象。
補助金を受ける条件
空き家片付けの補助金を受けるには、基本的には各自治体が設けている条件をクリアしなければなりません。自治体側には、空き家を有効活用して地域を活性化させるという狙いがあるためです。
例えば、自治体の空き家バンクへの登録や地元の業者を利用するなどの条件を設定されているケースがあります。条件は自治体ごとに異なり、自治体ホームページや市役所の窓口から確認可能です。
空き家の片付けには事前申請が必要なケースも多く、申告から改修工事の施工までに期間が設けられていることもあります。補助金を受けたい場合は、諸条件を確認して計画的に行動しましょう。
空き家の放置はリスクがいっぱい
どんなに良い立地や豪華な建物であっても空き家を放置することにはリスクしかありません。費用面、防犯面からその理由をご紹介します。
そもそも空き家とは?
空き家とは、居住者がおらず使われていないことが常態化している建物のことを指します。空き家は劣化が進みやすく、具体的には4つの危険性が挙げられます。
1.老朽化による倒壊の危険性がある
2.野生動物や虫が住みつき衛生上問題がある
3.雑草が伸び放題になり、周囲の景観を損ねる
4.不法投棄や放火、空き巣など犯罪の温床になる
たとえ空き家であっても、所有者の許可なく敷地内に足を踏み入れるのは不法侵入となり、入ることはできません。そこで平成27年に「空き家対策特別措置法」が施行されました。
固定資産税が6倍に
空き家対策特別措置法では、上記の問題がみられる空き家を「特定空き家等」と認定し、自治体による敷地内への立ち入り調査ができます。空き家の所有者に対して自治体から修繕または撤去の指導、勧告、命令を行うことができます。
さらに勧告を受けた場合は住宅用地特例も解除され、固定資産税が解除される前と比べて6倍になることもあります。
空き家対策特別措置法により、自治体は所有者を確認するために住民票や戸籍、固定資産税台帳などの個人情報を取得できるようになりました。また、水道や電気の使用状況のインフラ情報を請求も可能となり所有者を特定しやすくなりました。
片付いた空き家の活用方法
片付け終わった空き家は、運用しやすいのがメリットです。売却することもできますし、賃貸に出して家賃収入を得ることも可能となります。空き家の活用方法の一部を紹介します。
空き家バンクに登録
自治体の空き家バンクに登録すると、空き家の売却や賃貸がスムーズに進む場合があります。
空き家バンクとは地方自治体やNPOが主体となって運営しているサービスであり、空き家情報を集約・共有して、空き家の売主(貸主)と入居希望者を仲介するためのものです。
空き家を有効活用して定住の促進や交流人口の拡大による地域の活性化を図ることが、空き家バンクの目的です。また、住むだけでなく店舗などとしての空き家利用も積極的に推奨されています。例えば、ここ数年で空き家は古民家カフェなど収益にも有効活用され、地域の活性化にも一役買っています。
空き家バンクの登録は無料
登録するためには、空き家のある自治体の空き家バンクへ申込みます。登録費用はかかりませんが、契約成立時に業者が仲介している場合は、仲介手数料がかかります。
期間を2年と定めている自治体もあり(再登録可能)、登録中の空き家の修繕・維持管理は登録者側で行う必要があります。
売却価格や家賃については自分で決めることができますが、あまり高くすると買い手がつきません。物件調査時に宅建業者が立ち合いますので、その時に価格を相談すると良いでしょう。売主と希望者の直接交渉はトラブルにつながる恐れもあるため、協定を結んだ地域の宅建業者に仲介に入ってもらう自治体も増えています。
空き家バンクへ登録が向いている物件は、売却価格が低く(400万以下)売却を頼める不動産会社が見つからない場合などが挙げられます。なお、住むために大規模修繕が必要な物件や老朽・損傷が著しい場合は登録できません。
空き家を売却
家具付きのまま売却することも交渉次第では可能ですが、その場合は買取価格が安くなってしまうことがあります。
一般的に不動産を売却するときは、家具や家電などの家財は全て片付け、何もない状態にして引き渡すことが原則です。そのため、家財を残した場合は、家具や家電の処分費用の負担もしくは売却価格から処分費用を差し引いた額が実質の売却価格となってしまいます。
高価なものであれば残置物がプラスに評価されることもありますが、売却価格を上乗せすることは難しいです。
人に貸す
片付いた空き家は、人に貸して家賃収入を得ることも可能です。リモートワークの浸透により、都心部から離れた郊外へ住み替える人の需要も増えています。「子供が小さいうちは広い土地でのびのびと育てたい」というファミリー世帯からも、郊外の空き家への注目が高まっています。
潤沢な賃貸収入が得られれば、空き家に毎年かかる固定資産税を賄うことも可能です。人が住むことで室内の空気が入れ替わり、家をよい状態で保つ効果も得られます。
空き家の管理は月に1回30分・ポイントが分かればで自分でできる
実家が空き家になったらまずやる手続きと費用。管理方法と空き家対策
安く空き家を片付けるまとめ
●空き家を安く片付けるコツは手間をかけること
・不用品を譲る・売る。ただし家具や古い家電は買取価格はつかない
・地域の粗大ごみ収集を利用して処分すると安い
・小型回収ボックスを利用すると無料で処分できる
・衣類や紙などは資源回収を利用すると無料で処分できる
・可燃ゴミや不燃ゴミで小分けにして処分すると安い
・すぐに判断できない不用品はトランクルームで一時保管するという方法もある
●空き家の片付け方はたった3種類
・片付け業者に任せるとゴミ屋敷状態であっても3日以内で片付け終わる
・自分で片付けると安く済ませられる
・分別は自分で作業し、不用品の引き取りだけ業者を利用する方法もある
●「片付け業者VS自分で」料金比較
・自分で片付けた方が費用は抑えられるが、時間は10倍以上かかることもある
●空き家の片付けができる業者
・不用品回収業者・・・不用品の買取りから引き取りまで対応可能
・遺品整理業者・・・不用品回収業者の業務に加えて、遺品の分別や供養までできる
・便利屋…分別はできるが、許可がないので不用品の引き取りまでできないことが多い
●空き家の片付け補助金
・自治体によって独自に設定されているので市役所などで確認する
・空き家バンクに登録することなど条件が課せられるケースが多い
●空き家の放置はリスクがいっぱい
・空き家を放置すると固定資産税が6倍になることがある
・不法投棄や空き巣被害にあう可能性も高い
●片付いた空き家の活用方法
・空き家バンクに登録し地域の活性化に協力する
・室内が空になっている空き家は買い手がつきやすい
・室内の不用品を撤去していれば、賃貸にも出しやすい
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