ミニマリストの断捨離ルールとは?シンプルに心地よく暮らすためのコツを紹介
ミニマリストのような、すっきりした部屋でのシンプルな生活に憧れる方も多いのではないでしょうか。本当に必要なものだけに囲まれた生活をすると、心にゆとりも生まれると言われています。
ミニマリストを目指すには、不要なものを手放す断捨離が欠かせません。
本記事では、断捨離のルールややり方、ミニマリストを続けるためのコツなどを紹介します。断捨離でミニマリストに近づきたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読むと分かること
・ミニマリストが実践している断捨離のルール
・ミニマリストになるための断捨離のやり方や処分したいもの
・ミニマリストを続けるコツ
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
目次
ミニマリストとは
ミニマリストとは、不要な持ちものを減らし、最小限の持ち物だけで生活する人のことです。「minimal(最小の)」から派生したと言われ、2015年にはユーキャンの新語・流行語大賞にもノミネートされました。
大量生産・大量消費の現代社会で、物以外の豊かさを大切にし、本当に必要なものだけで丁寧に暮らすミニマリストのライフスタイルが注目を浴びています。
断捨離との違い
断捨離とミニマリストは混同されがちですが、両者には違いがあります。
「断捨離」とは、自分に不要なものを断ち、手放すことで、ものへの執着から離れるというヨガの修行が由来となる考え方です。
一方、「ミニマリスト」は、できるだけものを持たずに暮らしている人のことであり、必要最小限の持ち物を厳選し、生活するライフスタイルを送っている人です。
不要なものを処分して持ち物を厳選するという点では同じですが、「考え方」を意味する断捨離と、「人」を意味するミニマリストは同義ではありません。断捨離を進めていくことで、ミニマリストになる人もいます。
住む場所にとらわれない若い世代が増えているため、持ち物が少なく身軽に住み替えできるミニマリストも増加しています。
ミニマリストの断捨離6つのルール
ミニマリストは、物の選別や暮らし方に一貫したルールを持っています。
ここでは、ミニマリストの6つのルールを紹介します。
1.好きなものだけを残す
ミニマリストは手当たり次第にものを捨てるわけではなく、持ち物が少ないからこそ、心から好きなものだけを残して暮らします。
例えば、洋服では「オールシーズンで活躍できる服」「シンプルな定番」「自分の趣味に合う色や形の服」といった最低限のカテゴリーに絞りつつ、自分がときめくような素材や形を厳選するように心がけています。
「フランス人は10着しか服を持たない」とも言われていますが、美意識の高い人はものをムダに買い散らかしません。心のときめく大事なものだからこそ、手入れしながら大切に使い続けることができ、枚数が少なくとも不便を感じません。
2.長く使える物を選ぶ
ミニマリストは、流行に流されず「長く大切に使えるか」という視点でもの選びをします。値段以上に「長く大切に使えるか」を重視し、多少高価でも耐久性が高かったり飽きずに使い続けられたりするものを選びます。
他の持ち物との統一感を意識したり、シンプルで品質の良い品を選んだりすることで、ミニマリストは所有する物を厳選しています。
長く大切に使い続けるためには、自分の嗜好や生活スタイルに合うものを選ぶことが大切です。ミニマリストになりたい人は自身の価値観と向き合う必要があります。
3.キャパシティを知る
ミニマリストは部屋の収納力や自分の管理能力を把握しており、管理できる範囲を超えた量の物は持たない傾向にあります。
ミニマリストを目指す人は、自分の住む部屋の収納面積を確認し、何が収納されているか把握して、定期的に換気や除湿などを行うとよいでしょう。その過程で管理しきれないものは、自分のキャパシティを越えていると考えられるため、処分することをおすすめします。
ただし、ものの所持数については、必ずしも他のミニマリストを真似る必要はありません。他のミニマリストが服を10着しか持っていないからといって、自分もむりやり10着に絞らなくてもよいです。
自分らしく快適な暮らしをするために必要な物ならば、管理能力の範囲内で多めに持つことができます。
4.捨てる習慣をつける
ミニマリストは、一定量を越えたものを溜めずに処分する習慣がついています。使わないものを溜め込むと、部屋のキャパシティを越えたり、一つひとつを丁寧に扱えなくなったりするためです。
新しいものを1つ買ったら同じ種類のものを1つ捨てるよう習慣づけると、総量を増やさずに済み、ミニマリストに近づきます。
「捨てる習慣」がない人は、まずは明らかに不要なものから処分しましょう。捨てることに慣れると「もう使わないけれど捨てられない」「思い出があるので捨てられない」といったものでも捨てる判断をしやすくなります。
5.家族や友人に強要しない
自分がミニマリストになった場合も、パートナーや家族、友人などにはものを減らすように強要してはいけません。
なぜなら、ものを必要と思うかの基準は。人によって違うためです。1人暮らしであれば自己判断で物を捨てられますが、同居者がいる場合、ものを断りなく捨ててしまうとトラブルになる可能性があります。
ものを捨てる前に、まず同居人にミニマリストの考え方を理解してもらわなければなりません。相手が捨てることに反対するなら、部分的に妥協しあって歩み寄るのが現実的と言えます。自分の考え方を押し付けないことが、ミニマリストを無理なく続けるためのルールです。
6.物の定位置を決める
ものの「定位置」を決めることも、ミニマリストが実践することの多いルールです。
衣類や食器、郵便物など一つひとつに住所を決めてあげると、普段と違う場所に置いてあることが気持ち悪くなります。
いつもの位置に入りきらなくなったときは、断捨離するタイミングです。
ミニマリストになるために断捨離するもの5つ
断捨離すべきものとして、洋服、本・雑誌、靴・カバン、書類、食器の5つが挙げられます。捨てることを恐れずに断捨離に取り組むことが、ミニマリストへの第一歩と言えるでしょう。
ここでは、ミニマリストがこれらを断捨離するときの基準を紹介します。
1.洋服
ミニマリストは、洋服の枚数を抑えて着こなしています。シンプルでベーシックな色・形の服は着回しが利き、他のアイテムと合わせやすいため、ミニマリストに好まれています。
断捨離の際は、実際に着る機会のある服だけを残し、そうでないものは処分します。「着ないけれど思い出深くて捨てられない」服がある場合は、厳選した数枚を「思い出の品」として保管するのも有効です。
所持枚数に明確な決まりはありませんが、ミニマリストには通年で洋服を20~40着程度持つ人が多いものです。洋服を残す枚数の目安を、下表にまとめました。ただし、必要な服の数はライフスタイルや職種によって異なるため、自分に合った適量を見つけましょう。
ミニマリストのクローゼット目安
トップス 夏用 | 3枚 |
通年 | 2枚 |
冬用 | 3枚 |
ボトム 夏用 | 2枚 |
冬用 | 1枚 |
通年 | 4枚 |
スカート | 2枚 |
カーディガン | 2枚 |
冬用ニット | 3枚 |
通勤着 | 2枚 |
フォーマル服 | 2枚 |
コート | 4枚 |
2.本・雑誌
ミニマリストを目指す人は、お気に入りの本以外は処分することをおすすめします。もう読まない本や、買ったきりで読んでいない本、情報の古い辞書などは処分しても差し支えありません。雑誌は、新しいものを買ったら古いものは捨てることを習慣づけます。
本が好きなので手放せないという方は、電子書籍を有効活用するのがおすすめです。処分を検討している本のタイトルをKindleや楽天Koboなどで検索し、販売している場合は紙の本は捨てても問題ありません。もしもまた読みたくなったら、電子書籍を買い直すことができます。電子書籍が存在しない本は、絶版になった時に買い直すのが困難なので注意が必要です。手放しても後悔しないかどうかを吟味して、必要な本だけを残しましょう。
合わせて読みたい
本を処分する5つの方法・高く売るコツと捨てたら後悔する本3つ
3.靴・カバン
靴やカバンは多少古びても使えるため溜めこむことが多いものですが、ミニマリストを目指す場合は、1年以上使わなかったら処分を検討します。
修復できない傷や汚れがあったり、デザインが古かったりする靴やカバンは、断捨離の対象です。足が痛くなる靴や、重くて使いづらいカバンも実用性が低いため、処分しましょう。
ミニマリストが持っている靴の種類は、普段履き回す3~4足のほかには、アウトドア用・冠婚葬祭用など用途別に1足ずつ程度です。カバンも用途別に1個ずつに絞るのが基本です。
靴もカバンも各5個前後が適量と言えますが、ライフスタイルや職種にもよるため、自分の生活に照らし合わせて判断しましょう。
4.書類
書類は積み重なると雑然した印象を与えてしまうため、手にした時点で「処分」「一時保管」「長期保管」の三択の中から扱いを決めるように心がけます。
チラシや日時が過ぎて用済みになったお知らせのプリントや、ネット検索で代用できる取扱説明書、案内パンフレットなどは処分します。5年以上見返さなかった書類やはがき類は捨てても差し支えないでしょう。
ガスや電気料金の明細書はオンラインでの確認に変更するなど、書類を増やさない工夫も有効です。
5.食器
ミニマリストには白・パステル系などのシンプルな色・形の食器を最低枚数だけ残して、あとは処分している方が多いです。ミニマリストが残している食器を参考にすると、1人暮らしであれば「大中小それぞれの平皿1枚、お茶碗1つ、カップ1つ、グラス・コップ1つずつ」の4種類が必要最低限と言えます。二人暮らしなら、2セットに増やすのが適量です。
・使う機会が無い
・他の食器と重ねられない
・色形に統一感がない
・重くて扱いにくい
・引き出物・景品などでもらって趣味が合わない
などの食器は、断捨離することをおすすめします。今後使う頻度が増えると考えにくいため、処分しても差し支えないでしょう。
合わせて読みたい
食器の捨て方・大量に捨てる・寄付してリサイクルする
ミニマリストの4つの効果
ミニマリストになるメリットは、次の4つの効果を得られることです。
1.お金が貯まる
ミニマリストになるとお金が貯まりやすくなります。
なぜなら、何かを買おうと思ったときにも、「本当に必要か」を吟味するので浪費しなくなるためです。
最低限のものしか買わなければ節約になり、持ち物を把握しているため二度買いも避けられます。ものの少ないシンプルな暮らしに快適さを感じるようになると、そもそも「買い足そう」という欲求が減っていきます。
持ち物の量が減ると、収納スペースの少ないコンパクトな物件へ引越して家賃を抑えられます。引っ越し費用も、荷物が少ないほど安価にできます。
2.運気が上がる
ミニマリストの断捨離は、運気アップの面でもおすすめです。
風水では、部屋に不要なものを溜め込むと、気が滞って悪い運気を引き寄せてしまうと考えられています。反対に、ものを減らして清潔に保つことで気の流れが改善し、運気上昇につながります。
例えば、鏡は自分自身を映し出し恋愛運に影響を与えると考えられています。割れたり欠けたりした鏡は恋愛運を低下させるため、迷わず処分しましょう。
また、デスク周りのムダなものを断捨離すると業務効率が上がるため、仕事運の面でもおすすめです。ミニマリストになるために不要なものを断捨離すると、風水的な気の流れも改善できます。
3.時間に余裕ができる
断捨離すると収納スペースの余白が生まれ、探したいものがすぐ見つかるため、時間に余裕ができます。毎日の服や小物を選ぶときにも悩まずに済み、お気に入りの物がすぐに見つけられるため、精神的にも余裕ができます。
ミニマリストのコンパクトな暮らしでは、片付けや探し物に費やす時間が少なくなり、空いた時間を習い事や趣味などで自由に使えるのです。
時間の余裕は心のゆとりや収入にも直結するため、ミニマリストになることで人生が豊かになります。
合わせ読みたい
断捨離のすごい効果5つ!ストレスが減る洋服の捨て方3ステップ
4.家事の負担を軽減できる
ミニマリストになることには、家事の負担を減らす効果も期待できます。
部屋の中のものが少ないため散らかることが減り、片付けや掃除が楽になります。床や棚の上のものが少なくなればホコリも溜まりにくく、いちいち移動させながら掃除する手間を省けます。
掃除にかける時間を減らせるだけでなく、きれいな状態を保ちやすくなるというメリットもあります。
また、必要最低限のものしかない部屋では、スマホや鍵、提出しなければいけない書類が見つからずに慌てることも少ないでしょう。必要なものがすぐ見つかることも家事負担の軽減につながります。
ミニマリストに向けた断捨離のやり方
ミニマリストを目指す方が実際に断捨離するときの手順を紹介します。
1.全部出す
断捨離の基本は、「全部を出す」ことです。なぜなら、手当たり次第に要・不要を判断するのではなく、選別する前に全体のボリュームを把握しておくとムダがないためです。また、収納容積に見合った量を割り出しやすくなるのもメリットと言えます。
例えば、服が多すぎて捨てるべき服を判断できない場合は、まずは全部を出して1か所に集め、トップス、スカートなどジャンル分けして全体数を把握します。
2.分ける
次のステップでは、ものを「残す」「処分する」「保留」の3つに分類します。実用性と使用頻度、愛着の有無が、判断基準です。
具体例を挙げると、1年以上着ていなかったり存在を忘れていたりする服は、愛着も実用性もないため即処分します。レンタルで代用できるものも処分対象です。
迷ったものは無理に捨てると後悔する要因となるため、一時保留します。1ヵ月前後を目途に見返して、実際に使ったり思い返したりする機会がなければ、処分を検討します。
合わせて読みたい
断捨離で後悔したモノ8つ・失敗しない3つのコツで捨ててよかった
3.捨てる・売る・譲る
不要なものを捨てる・売る・譲るの3つの方法の中から選んで手放します。
「まだ使えるものを捨てるのはもったいないと」感じる場合は、知り合いに譲ったり売却したりすると罪悪感が湧きづらくなります。特にブランド品の服やバッグ、宝飾品などは、リサイクルショップやフリマアプリで売却すれば収入を得られます。
ただし、売ったり譲ったりするには手間と時間がかかり、片付けが進まなくなる点に注意が必要です。ミニマリストを目指す人は、売って収入を得ることよりも、暮らしを最適化するために素早く手放すことを優先しましょう。
4.収納する
断捨離で「残す」と決めたものは、適切に収納・管理します。
ミニマリストの断捨離では、残すものの数も絞り込まれます。クローゼットの目立つ位置にハンガー収納したり、引き出しにものを直置きしたり、収納を広く使うことが可能です。
ミニマリストを目指す方は、タンスやチェストのように引き出しのある収納家具より、スチールラックのような「置く、並べる、吊るす」だけのシンプルなタイプのものが適しています。これは、棚板とポールだけで出来たスチールラックは収納物が見えやすく、全体量を把握しやすいためです。
棚板をもので埋め尽くさず、余白を作るよう心がけます。
定期的に断捨離する
ミニマリストを目指すためには、数か月に一度など、定期的に断捨離を繰り返すことが必要です。ミニマリストになるためには、価値観を見直してものへの考え方を変える必要があり、1日では完了できないからです。
断捨離は一気に片付けようとすると苦痛で続かなるため、「今日はクローゼットだけ」「食器だけ」といったように、細かく分けて1日数十分程度で無理なく継続するのがおすすめです。
断捨離を習慣として定着できれば、ミニマリストに近づけます。
合わせて読みたい
断捨離のやり方を徹底解説・初心者でも失敗しづらい片づけの順番
ミニマリストを続けるコツ
ミニマリストの暮らしを無理なく続けたい方は、以下の4つのコツを押さえておきましょう。
多機能製品を選ぶ
1つで複数の使い方ができる製品を選ぶと、ものを減らすことができます。
特に家電は場所を取るため、多機能な物を選ぶのがおすすめです。例えばトースターを手放してオーブントースター機能付きの電子レンジを選んだり、扇風機を手放してエアコンを活用したりすることが挙げられます。
スマホの動画視聴で十分なので、テレビを処分するという方もいます。掃除機を処分して、フローリングワイパーなどで代用するケースもあります。
ライフスタイルは人それぞれであるため、自分の価値観に見合った無理のない判断が必要です。
サイズを小さくする
完全に失くすのが不安な場合は、もののサイズを見直して、小さいサイズを買い直すこともコツと言えます。
テレビや冷蔵庫のサイズダウンは、電気代が安くなるのもメリットです。冷蔵庫は、一人暮らしで自炊の方なら100L以上、外食派の方なら50L程度の容量が必要です。
自分のライフスタイルを振り返り、どれくらいのサイズがあれば十分かを見直すと、無理なくサイズダウンできます。
レンタルを利用する
使用頻度の低いものはレンタルを活用すれば、ものを増やさずに済みます。
レジャー用品やアウトドア用品、冷蔵庫や洗濯機、喪服・礼服など、さまざまなものがレンタルに対応しています。買うべきか迷っている物がある場合にも、まずはレンタルを試して使い勝手などを調べる方が安心です。
レンタル品なら、最新のデザインや機能を備えたアイテムも気軽に試せます。
洋服のサブスク
洋服のサブスク(サブスプリクション)も有効です。
洋服のサブスクとは、定額料金を払って自分好みの洋服や小物をレンタルできるサービスで、「手持ちを増やさずいろいろな服を着られる」「ブランド品を手軽に試せる」などのメリットが注目されています。
一例として、サブスクサービスのairCloset(エアークローゼット)では、月額料金7,480円(初月3,960円)で、プロスタイリストが選んだ服をレンタル可能です。
家事代行サービスを利用する
家事が苦手な人は、家事代行サービスを利用してミニマリストな生活の場を作り上げるのも一つの選択肢です。
「断捨離のイメージが掴めない」「どうやって断捨離したらいいか不安」という方も、家事代行サービスを利用すると時間の節約できます。
家事代行サービスには、整理収納アドバイザーの資格所有者や部屋のトータルコーディネートに精通したスタッフが在籍する業者も多く、具体的なアドバイスを受けながら断捨離を進められます。価格は1時間4000円などと手ごろに試せるのも魅力です。
ミニマリストにおすすめの書籍
ミニマリストの考え方やルールを理解すると断捨離もはかどり、処分後に後悔することもなくなります。
いきなり行動するのが不安な方は、ミニマリストのものの考え方やルールを知ってから進めるのもおすすめです。
ここでは、ミニマリストを目指す方におすすめの書籍を紹介します。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。
モノと情報であふれて複雑化している現代に、あえて最小限のモノだけを選んで暮らす著者が、ミニマリストとしての生活や考え方について書かれた本です。
「ものをたくさん持っていれば幸せである」という従来の価値観から距離を置き、自分にとって本当に大切なものと向き合いながら選ぶ最小限の暮らしについて学べます。
「自分の生き方に選択肢を持ち、ミニマリストとしての暮らしに本当の豊かさを見出したい」と考えるミニマリスト予備軍におすすめの1冊です。
2021年いらないモノが9割になる
著者は「生きていく上では自分の身体さえあればなんとかなってしまう」、「自分の生活を見返すとほとんどのものが不要だと思えてくる」と述べています。
「ミニマリストとしての生き方は、自由な時間やお金も増やせて、暮らしが豊かになる」という著者自身の実体験をもとに、これからミニマリストを目指す人に向けて、生活を変える手順が説明されている1冊です。
1週間で8割捨てる技術
大人気ブログの「筆子ジャーナル」を主宰するミニマリスト・筆子氏による著書です。
著者は、「自分の持ち物のうち重要な2割を十分に活用すれば、残り8割を不要とすることができる」という考えを持っており、「全体を構成する大部分は、全体(100%)のうちの一部分(20%)のみが生み出している」というパレートの80対20の法則を応用しています。
著者の一貫したモノの捨て方、モノに振り回されない人生を手に入れるための方法が書かれているこの本は、ミニマリストになる最初の一歩が踏み出せない方に向いている本です。
断捨離には不用品回収業者の利用がおすすめ
断捨離で処分すべきものの量が多い場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。
ここでは、不用品回収業者を利用するメリットを紹介します。
不用品を売って処分ができる
古物商許可を保有する不用品回収業者に依頼すれば買取が可能であるため、不用品回収費用から買取価格を相殺してもらえます。
例えば、買取可能な冷蔵庫を不用品回収業者が買い取ってくれる場合があります。
家からの運び出しから処分の手続きまで、不用品回収業者はすべて代行してくれるため、捨てるときや小さな冷蔵庫に買い替えるときに利用すると便利です。
出張見積もりは無料なため、気軽に見積もりを依頼してみましょう。
大型家具・家電の処分も簡単
ベッドや本棚などの大型家具でも、不用品回収業者であれば電話一本で回収と処分を頼めます。
自治体で処分する時には粗大ごみ回収の申込予約、処分手数料の支払い、収集日の運び出しなどで手間と時間がかかりますが、不用品回収業者ならば処分の手続きまでまとめて引き受けてくれます。
大型家具・家電がなくなると、部屋に大きなスペースが確保できます。必ず捨てなければならないものではありませんが、ミニマリストを目指すなら一度検討してみましょう。
細々したものもまとめて引き取り
ダンボールに不用品を詰め込んで、まとめて引き取るサービスを展開する業者もあります。ミニマリストになるときの断捨離では、大量の衣類や雑貨が出るため、有効なサービスと言えるでしょう。
ダンボール1箱あたり1,000~2,000円が相場価格ですが、買い取れる不用品はその場で査定してもらえます。
不用品回収業者の選び方
不用品回収業者を利用する際は、以下の3つポイントをクリアしている業者に依頼しましょう。
ここでは、不用品回収業者の良し悪しを見分ける方法を紹介します。
資格や許可を取得している
「一般廃棄物収集運搬許可」または「古物商許可」を取得している不用品回収業者を選びましょう。
一般家庭からゴミを引き取る際は一般廃棄物収集運搬許可が必要であり、価値ある不用品として回収する時には古物商許可が必要です。
一般廃棄物収集運搬許可は役所のホームページや環境課などの窓口で、古物商許可は所在地を管轄する警察署の「生活安全課 防犯係」で確認できます。
どちらの資格も業者の公式サイトに番号の記載や証書の画像があれば、安心してもよいでしょう。
スタッフの対応が丁寧
電話やメールの対応が丁寧な不用品回収業者を選びましょう。
不用品回収業者では現場のスタッフや社長が自ら電話対応をしているケースもあります。優良な不用品回収業者にいるスタッフは、作業の途中であっても、時間をとって丁寧に話を聞いてくれます。
忙しくても依頼者目線で考えてくれる業者であれば、作業の質も期待できます。
料金が明確
料金の内訳を正確に答えてくれる不用品回収業者を選びましょう。
ゴミ屋敷や汚部屋でない限り、積み放題よりも品目ごとに回収費用を出した方が料金は割安です。不用品の回収には人件費やガソリン代、処分費用がかかり、業者によっては細かく内訳を出しています。
料金が品目ごとに決まっている業者は処分経費も含まれているため、正しい処分方法をしていると判断できます。
合わせて読みたい
不用品回収業者の選び方とトラブル事例・対処方法
ミニマリストの断捨離に関するよくある質問
ここでは、ミニマリストの断捨離に関するよくある質問とその答えを紹介します。
ミニマリストを目指すために断捨離を始めたい人や、ミニマリストと断捨離の違いについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
ミニマリストが断捨離すべきものは
ミニマリストが断捨離すべきものは「余分なもの」「使用頻度の低いもの」です。
これからミニマリストを目指す人は、特に整理しやすい洋服、本・雑誌、靴・カバン、書類、食器から断捨離を始めましょう。
「1年以上使用していないものは捨てる」などのルールを決めると整理しやすくなります。
ミニマリストと断捨離の違いは?
ミニマリストとは、必要最低限の持ちものだけで暮らしている人や、そうしたライフスタイルを指す言葉です。
一方、断捨離とは、ものへの執着を捨てる考え方、または実際に必要なものを厳選して不要なものを捨てる行動を指します。
ミニマリストになる過程では、持ち物の中から必要なものと不要なものを分け、後者を手放す断捨離が欠かせません。
断捨離で出た不用品の回収はReLIFEにお任せください!
断捨離で出た不用品の処分は不用品回収のReLIFEにぜひお任せください!
お電話いただければお客様のご都合に合わせて自宅まで回収に伺います。
「量が多くて運べない」「保管場所がないのですぐに処分したい」などのご要望にも対応可能です。
ReLIFEでは単品プランから、不用品が多くても安心のトラックパックプランまでさまざまなプランを用意しています。電話で不用品の種類や量、ご予算などをヒアリングし、最適なプランを提案します。全国どこでも不用品1点から対応しますので、ぜひ一度ご相談ください。
ミニマリストに向けた断捨離のまとめ
ミニマリストとは必要なものだけで暮らす人のことであり、断捨離はミニマリストになるための通過点です。ミニマリストは「好きなものだけ残す」「長く使えるものを選ぶ」などのルールを意識しながら断捨離しています。
これから断捨離を始める人は、洋服や本・雑誌など整理しやすいものから手をつけましょう。「持ち物の把握」→「仕分け」→「処分」→「収納」の4段階で進めるとスムーズです。
ミニマリストになると「お金が貯まる」「時間に余裕ができる」などの効果があります。
持ち物を整理した後も定期的に断捨離したり、多機能製品を選んでものが増えない工夫をしたりすることがミニマリストを続けるコツです。
なお、断捨離で一気に大量の不用品が出たときは、不用品回収業者を利用すると簡単に早く処分できます。
あわせて読みたい
主婦が汚部屋から脱出できた。3つのやらない家事
断捨離おすすめ記事
汚部屋の片付けを成功させる3つのコツとリバウンドしない3つのルール
ミニマリスト式!断捨離のコツ。シンプルに暮らすには小さくする
断捨離で後悔したモノ8つ・失敗しない3つのコツで捨ててよかった
断捨離のやり方を徹底解説・初心者でも失敗しづらい片づけの順番
【実践レポ付】アラフォー流・おしゃれになる|服の断捨離5つのコツ
断捨離で役立つ!不用品の処分方法
テレビ|洗濯機|冷蔵庫|マッサージチェア|ベッド|学習机|電子レンジ|座椅子|プリンター|炊飯器|物置|消火器|畳|カーペット|日本刀|布団|自転車|本|金庫|カラーボックス|衣装ケース|スーツケース|婚礼家具|家財整理|ぬいぐるみ|物干し竿|毛布|食器|位牌エレクトーン|灯油|家具|扇風機|ゴミ箱|トースター|チャッカマン|スプレー缶|マニキュア|発泡スチロール|ハンガー|カーペット|鏡|ゴルフバッグ|フライパン|ガスボンベ|ガスコンロ|ビーズクッション|土|コーヒーメーカー|ウォーターサーバー|靴 |保冷剤|ヘアアイロン|ライター|タンス|室外機がうるさい|ペンキ|体重計|石油ファンヒーター|タイヤ|カーテン|キーボード|エアロバイク|おもちゃ|スチールラック|蛍光灯|チャイルドシート|木材|電球|すのこ|シーリングライト|電気ケトル|CD|お守り|ゲーム機|物干し台|ピンチハンガー|時計|ガラケー|液晶モニター|ラブドール|亡くなった人の衣類|らくらく人形供養パック|ランドセル|ニトリベッド|しめ縄|ドラム式洗濯機|ベッドマットレス|発煙筒|不用品回収業者|ニトリ布団|レンガ|ハンディファン|コンポ|蛍光灯