豆知識

不用品回収

ミニマリストの断捨離ルール。シンプルに心地よく暮らす

ミニマリストのようなすっきりした部屋でシンプルな生活に憧れる方も多いのではないでしょうか。必要なものだけに囲まれた生活をすると、本当に大切なものが分かり心にゆとりもうまれると言われています。

ミニマリストなる断捨離にはコツがあります。
そして、処分するだけがミニマリストへの選択肢ではありません。
記事を読み終えるとミニマリストに近づくための断捨離ができるようになります。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。


ミニマリスト,断捨離

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ミニマリストとは

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ミニマリストとは、不要な持ちものを減らし、最小限の持ち物だけで生活する人のことです。「minimal(最小の)」から派生したと言われ、2015年にはユーキャンの新語・流行語大賞にもノミネートされました。大量生産・大量消費の現代社会で、物以外の豊かさを大切にし、本当に必要なものだけで丁寧に暮らすミニマリストのライフスタイルが注目を浴びています。

断捨離との違い

断捨離とミニマリストは混同されがちですが、両者には違いがあります。

断捨離とは自分に不要なものを断ち、手放してものへの執着から離れるというヨガの修行法由来の考え方です。一方、ミニマリストはできるだけものを持たずに暮らしている人のことであり、必要最小限の持ち物を厳選し、丁寧に生活するライフスタイルを送っている人でもあります。

不要なものを処分して持ち物を厳選するという点では同じですが、「考え方」を意味する断捨離と、「人」を意味するミニマリストはイコールではありません。断捨離を進めていくとミニマリストにたどりつく人もいます。若い世代には住む場所にとらわれない若い世代が増えているため、持ち物が少なく身軽に住み替えできるミニマリストとなる人も増加しています。

ミニマリストの断捨離6つのルール

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ミニマリストは、物の選別や暮らし方に一貫したルールを持っています。ミニマリストの5つのルールを紹介します。

1.好きなものだけを残す

ミニマリストはただ手当たり次第に物を捨てるわけではなく、持ち物が少ないからこそ心から好きなものだけを残して暮らします。たとえば洋服では、「オールシーズンで活躍できる服」「シンプルな定番」「自分の趣味に合う色や形の服」といった最低限のカテゴリーに絞りつつ、自分がときめくような素材や形を厳選するように心がけているのです。

「フランス人は10着しか服を持たない」とも言われていますが、美意識の高い人はものをムダに買い散らかしません。心のときめく大事なものだからこそ、手入れしながら大切に使い続けることができ、枚数が少なめでも不便を感じないのです。

2.長く使える物を選ぶ

ミニマリストは流行に流されず、「長く大切に使えるか」と言う視点でもの選びをします。値段以上に「長く大切に使えるか」を重視し、多少高価でも耐久性が高かったり飽きずに使い続けられたりするものを選ぶ人がミニマリストには多いです。

他の持ち物との統一感を意識したり、シンプルで品質の良い品を選んだりすることで、ミニマリストは所有する物を厳選します。長く大切に使い続けるためには、自分の嗜好や生活スタイルに合うものを選ぶことが大切であり、ミニマリストになりたい人は自分の価値観に向き合う必要があります。

3.キャパシティを知る

ミニマリストは部屋の収納力や自分の管理能力を把握しており、管理できる範囲を超えた量の物は持ちません。ミニマリストを目指す人は、自分の住む部屋の収納面積を確認し、何が収納されているか把握して定期的に換気や除湿などを行うことが大切です。管理しきれないものは、自分のキャパシティを越えているので処分するのがおすすめです。

ただし、物の所持数については必ずしも他のミニマリストの真似をする必要はありません。他のミニマリストの人が服を10着しか持っていないからといって、自分もむりやり10着に絞らなくてもよいのです。自分らしくて快適な暮らしをするために、必要な物ならば管理能力の範囲内で多めに持つことも可能です。

4.捨てる習慣をつける

ミニマリストには、一定量を越えた物を溜めずに処分する習慣がついています。使わない物をため込むと、部屋のキャパシティを越えたり、ひとつひとつの物を丁寧に扱えなくなったりするためです。新しいものを1つ買ったら同じ種類のものを1つ捨てるよう習慣づけると、物の総量を増やさずに済み、ミニマリストに近づいていきます。

捨てる習慣がついていない人は、まずは明らかに不要な物からどんどん処分するようにします。捨てることに馴れていくと、「もう使わないけれど捨てられない」「思い出があるので捨てられない」といった物も捨てる判断をしやすくなります。

5.家族や友人に強要しない

自分がミニマリストになった場合でも、パートナーや家族、友人などには物を減らすように強要してはいけません。

なぜなら、物を必要と思うかの基準は人によって違うためです。1人暮らしであれば自己判断で物を捨てることができますが、同居者がいる場合、物を断りなく捨ててしまうとトラブルになる可能性があります。

物を捨てる前に、同居人にミニマリストの考え方を理解してもらわなければなりません。相手が捨てることに反対するなら、部分的に妥協しあって歩み寄るのが現実的と言えます。自分の考え方を押し付けないことが、ミニマリストを無理なく続けるためのルールです。

6.物の定位置を決める

物に定位置を決めてあげることもミニマリストが実践するルールです。

物に落ちが決まっているので迷いがなくなり、「出したらすぐにしまうこと」ができるようになるからです。
衣類や食器、郵便物など1つ1つに住所を決めてあげると、ふだんと違う場所に置いてあることが気持ち悪くなります。

いつもの位置に入りきらなくなったときは、断捨離するタイミングです。

ミニマリストになるために断捨離するもの5つ

断捨離すべきものとして洋服、本・雑誌、書類、食器の5つが一般的に挙げられます。捨てることを恐れすぎずに断捨離に取り組むことが、ミニマリストへの第一歩と言えるでしょう。ミニマリストがこれらを断捨離するときの基準を紹介します。

1.洋服

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ミニマリストは、洋服の枚数を抑えて着こなしています。シンプルベーシックな色・形の服は着回しが利き、他のアイテムと合わせやすいためミニマリストにしばしば好まれています。断捨離の際は、実際に着る機会のある服だけを残し、そうでない物は処分します。着ないけれど思い出深くて捨てられないという服がある場合は、厳選した数枚を「思い出の品」として別に保管するのも有効です。

所持枚数に明確な決まりはありませんが、ミニマリストには通年で洋服を20着台~40着程度持つ人が多いです。最低限残す枚数の目安を以下の表にまとめました。ただし、必要な服の数はライフスタイルや職種により違うので、自分に合った適量を見つけることが重要です。
ミニマリストのクローゼット目安

トップス 夏用 3枚
通年 2枚
冬用 3枚
ボトム  夏用 2枚
冬用 1枚
通年 4枚
スカート 2枚
カーディガン 2枚
冬用ニット 3枚
通勤着 2枚
フォーマル服 2枚
コート 4枚

2.本・雑誌

ミニマリスト,断捨離
ミニマリストを目指す人は、お気に入りの本以外は処分することをおすすめします。もう読まない本や、買ったきり読んでいない本、情報の古い辞書などは処分しても差し支えありません。雑誌は、新しいものを買ったら古いものは捨てることを習慣づけます。

本が好きなので手放せないという方は、電子書籍を有効活用するのがおすすめです。処分を検討している本のタイトルをKindleや楽天Koboなどで検索し、販売している場合は紙の本は捨てても問題ありません。もしもまた読みたくなったら、電子書籍を買い直すことができます。電子書籍が存在しない本は、絶版になった時に買い直すのが困難なので注意が必要です。手放しても後悔しないかどうかを吟味して、必要な本だけを残します。

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3.靴・カバン

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靴やカバンは多少古びても使えるのでついつい溜めこみがちですが、ミニマリストを目指す場合は、1年以上使わなかった物の処分を検討します。修理できない傷や汚れがあったり、デザインが古かったりする靴やカバンは捨てる対象です。足が痛くなる靴や重くて使いづらいカバンも実用性が低いので処分するのがおすすめです。

ミニマリストが持っている靴の種類は、普段履き回す3~4足の他には、アウトドア用・冠婚葬祭用など用途別に1足ずつ程度です。カバンも用途別に1個ずつに絞るのが基本と言えます。靴もカバンも各5個前後が適量と言えますが、ライフスタイルや職種にもよるため、自分の生活に照らし合わせて判断する必要があります。

4.書類

書類は積み重なると雑然した印象を与えてしまうので、手にした時点で「処分」・「一時保管」・「長期保管」の三択の中から扱いを決めるように心がけます。

チラシや日時が過ぎて用済みになったお知らせのプリントや、ネット検索で代用できる取扱説明書や案内パンフレットなどは処分します。5年以上見返さなかった書類やはがき類は捨てても差し支えないことが多いです。

ガスや電気料金の明細書はメール配信に変えるなど、新たな書類を増やさない工夫も有効です。

5.食器

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ミニマリストには白・パステル系などのシンプルな色・形の食器を最低枚数だけ残して、あとは処分している方が多いです。ミニマリストが残している食器を参考にすると、1人暮らしであれば「大中小それぞれの平皿1枚、お茶碗1つ、カップ1つ、グラス・コップ1つずつ」の4種類が必要最低限と言えます。二人暮らしなら、2セットに増やすのが適量です。

・使う機会が無い
・他の食器と重ねられない
・色形に統一感がない
・重くて扱いにくい
・引き出物・景品などでもらって趣味が合わない

などの食器は、断捨離することをおすすめします。今後使う頻度が増えるとは言えないので、処分しても差し支えありません。

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ミニマリストの3つの効果

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ミニマリストになるメリットは、次の3つの効果を得られることです。

1.お金が貯まる

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ミニマリストになるとお金が貯まりやすくなります。

なぜなら、何かを買おうと思ったときにも、本当に必要か吟味するので浪費しなくなるためです。最低限の物しか買わなければ節約になり、持ち物を把握しているため二度買いを避けることもできます。物の少ないシンプルな暮らしに快適さを感じるようになると、そもそもムダに買い足そうという欲求が減っていきます。

持ち物の量が減ると、収納スペースの少ないコンパクトな物件に引越しすることも可能となり、家賃を安くすることも可能です。引っ越し費用も、荷物が少ないほど抑えやすくなります。

2.運気が上がる

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ミニマリストの断捨離は、運気アップの面でもおすすめです。風水では部屋に不要なものをため込むと、気が滞って悪い運気を引き寄せてしまうと考えられています。反対に、物を減らして清潔に保つことで気の流れが改善し運気上昇につながるのです。

例えば、鏡は自分自身を映し出し恋愛運に影響を与えると考えられており、割れたり欠けたりした鏡は恋愛運を低下させるので迷わず処分しましょう。また、デスクまわりのムダな物を断捨離すると業務効率が上がりますし、仕事運の面からもおすすめです。ミニマリストになるために無用なものを断捨離すると、空気の流れも風水的な気の流れも改善させることができます。

3.時間に余裕ができる

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断捨離をすると収納スペースの余白が生まれ、探したいものがすぐ見つかるため時間に余裕ができます。毎日の服や小物を選ぶときにも悩まずに済み、お気に入りの物がすぐに見つけられるので精神的にも余裕ができるのです。

物を探す時間が短縮でき、掃除の時間も短くなります。ミニマリストのコンパクトな暮らしでは、片づけや探し物に費やす時間が少なくなり、空いた時間を習い事や趣味などで自由に使うことができるのです。

時間の余裕は心のゆとりや収入にも直結しますので、ミニマリストになる効果は豊かな人生にしてくれます。

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ミニマリストに向けた断捨離のやり方

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ミニマリストを目指す方が実際に断捨離するときの手順を紹介します。

1.全部出す

断捨離の基本は、全部を出すことです。なぜなら、手当たり次第に要・不要を判断するのではなく、選別する前に全体のボリュームを把握しておくほうとムダがないためです。また、収納容積に見合った量を割り出しやすくなることもメリットと言えます。

たとえば服が多すぎて捨てるべき服か判断できない方は、まずは全部出して1ヶ所に集めてから、トップス、スカートなどジャンル分けして全体数を把握します。その後に次の「分ける」のステップに進みます。

2.分ける

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次のステップでは「残す」、「処分する」、「保留」の3つに分類します。実用性・使用頻度と愛着の有無が、判断基準です。具体例を挙げると、1年以上着ていなかったり存在を忘れていたりする服は、愛着も実用性もないので即処分します。レンタルで代用できるものも処分対象です。

迷った物は無理に捨てると後悔する要因となるので、ひとまず一時保留します。1ヵ月前後を目途に見返して、実際に使ったり思い返したりする機会がなければ処分を検討します。
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3.捨てる・売る・譲る

不要な物を捨てる・売る・譲るの3つの方法の中から選んで手放します。まだ使える物を捨てるのは忍びない、もったいないと感じる場合には、知り合いに譲ったり売却したりすると罪悪感が湧きづらくなります。とくにブランド品の服やバッグ、宝飾品などはリサイクルショップやフリマアプリで売却すれば現金収入を得ることができます。

ただし、捨てるのに比べて売ったり譲ったりするには手間や時間がかかり、片付けが進みづらくなることに注意が必要です。ミニマリストを目指す人は、売って現金収入を得ることよりも、暮らしを最適化するためにすばやく手放すことを優先しましょう。

4.収納する


断捨離で残すと決めた物を、適切に収納・管理します。ミニマリストの断捨離では残す物の数も絞り込まれているので、収納しやすいと言えます。クローゼットの目立つ位置にハンガー収納したり、引き出しに物を直置きしたり、収納を広く使うことが可能です。

ミニマリストを目指す方には、タンスやチェストのように引出しのある収納家具よりも、スチールラックのような「置く、並べる、吊るす」だけのシンプルなタイプのものが適しています。なぜなら、棚板とポールだけで出来たスチールラックは収納物が見えやすく、全体量を把握しやすいためです。棚板を物で埋め尽くさず、余白を取るよう心がけます。

定期的に断捨離する

ミニマリストを目指すためには、数カ月に一度など、定期的に断捨離を繰り返すことが必要です。なぜなら、ミニマリストになるためには価値観を見直して物への考え方を変える必要があり、1日で完了できるものではないからです。

そもそも断捨離は一気に片付けようとすると苦痛で続かなくなりがちなので、「今日はクローゼットだけ」「食器だけ」といったように、細かく分けて1日数十分程度で無理なく継続するのがおすすめです。断捨離を日ごろの習慣として定着できれば、ミニマリストに近づいていきます。

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ミニマリストを続けるコツ

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ミニマリストの暮らしを無理なく続けたい方は、以下の4つのコツをおさえるのがおすすめです。

多機能製品を選ぶ

1つで複数の使い方ができる製品を選ぶと、物を減らすことができます。とくに家電は場所を取るため、多機能な物を選ぶのがおすすめです。例えばトースターを手放してオーブントースター機能付きの電子レンジを選んだり、扇風機を手放してエアコンを活用したりすることが挙げられます。スマホの動画視聴で十分なので、テレビを処分するという方もいます。掃除機を処分して、フローリングワイパーなどで代用するケースもあります。ライフスタイルは人それぞれなので、自分の価値観に見合った無理のない判断が必要です。

サイズを小さくする

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完全に失くすのが不安な場合は、もののサイズを見直して、小さいサイズを買い直すこともコツと言えます。テレビや冷蔵庫のサイズダウンは、電気代が安くなるのもメリットです。冷蔵庫を例に挙げると、一人暮らしで自炊の方なら100L以上、外食派の方なら50L程度の容量が必要です。自分のライフスタイルを振り返り、どれくらいのサイズがあれば十分なのか検討すると無理のないサイズダウンが可能となります。

レンタルを利用する

使用頻度の低いものはレンタルを活用すれば、物を増やさずに済みます。レジャー用品やアウトドア用品、冷蔵庫や洗濯機、喪服・礼服など、さまざまなものがレンタルに対応しています。買うべきか迷っている物がある場合にも、まずはレンタルを試して使い勝手などを調べたほうが安心です。レンタル品なら最新のデザインや機能を備えたアイテムも気軽に試すことができます。

洋服のサブスク

洋服のサブスク(サブスプリクション)も有効です。洋服のサブスクとは、定額料金を払って自分好みの洋服や小物をレンタルできるサービスであり、「服の手持ちを増やさずいろいろな服を着られる」「ブランド品を手軽に試せる」といったメリットが注目されています。一例としてサブスクサービスのairCloset(エアークローゼット)では、月額料金¥7,480(初月¥3,960)からの料金で、プロスタイリストの選んだ服をレンタル可能です。

家事代行サービスを利用する

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家事が苦手な人は、まずは家事代行サービスを利用してミニマリストな生活の場を作り上げるのも一つの選択肢と言えます。「断捨離のイメージが掴めない」、「どうやって断捨離したらいいか不安」という方も、家事代行サービスを利用すると時間の節約という面でもおすすめです。

家事代行サービスには、整理収納アドバイザーの資格所有者や部屋のトータルコーディネートに精通したスタッフが在籍している業者も多く、具体的なアドバイスを受けながら断捨離を進めることが出来ます。価格は1時間4000円などと手ごろに試せるのも魅力です。

ミニマリストにおすすめの書籍

ミニマリストの考え方やルールを理解すると断捨離もはかどりますし、処分後に後悔することもなくなります。いきなり行動するのが不安な方は、ミニマリストの物の考え方やルールを知ってからすすめるのもおすすめです。

ミニマリストを目指す方におすすめの書籍を紹介します。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。


モノと情報であふれて複雑化している現代に、あえて最小限のモノだけを選んで暮らす著者が、ミニマリストとしての生活や考え方について書いた本です。

「物をたくさん持っていれば幸せである」という従来の価値観から距離を置き、自分にとって本当に大切な物と向き合いながら選ぶ最小限の暮らし。自分の生き方に自由な選択肢を与え、ミニマリストとしての暮らしに本当の豊かさを見出したいとミニマリストを目指す人の心構えとしてもおすすめの1冊です。

2021年いらないモノが9割になる


著者は「生きていく上では自分の身体さえあればなんとかなってしまう」とのことで、自分の生活を見返すとほとんどのものが不要だと見えてくる、と述べています。

ミニマリストとしての生き方は自由な時間やお金も増やせて、暮らしが豊かになるという著者自身の実体験をもとに、これからミニマリストを目指す人に向けて、生活を変える手順が説明されている1冊です。

1週間で8割捨てる技術


大人気ブログの「筆子ジャーナル」を主宰するミニマリスト・筆子氏による著書です。著者は、「自分の持ち物のうち重要な2割を十分に活用すれば残り8割を不要とすることができる」という考えを持っており、「全体を構成する大部分は、全体(100%)のうちの一部分(20%)のみが生み出している」というパレートの80対20の法則を応用しています。

著者の一貫したモノの捨て方、モノに振り回されない人生を手に入れるための方法が書かれているこの本は、ミニマリストになる最初の一歩が踏み出せない方に向いている本です。

断捨離は不用品回収業者がおすすめ

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断捨離で処分すべきものの量が多い場合は、不用品回収業者を利用するのがおすすめです。

不用品を売って処分ができる

古物商許可を保有する不用品回収業者に依頼すれば買取が可能なので、不用品回収費用から買取価格を相殺してもらえます。

たとえば、買取可能な冷蔵庫は不用品回収業者が買い取ってくれる場合があります。家からの運び出しから処分の手続きまで、不用品回収業者は全て代行してくれるので、捨てるときや小さな冷蔵庫に買い替えるときに利用すると効率的です。

出張見積の料金は無料なので、気軽に見積もりを立ててもらうと良いでしょう。

大型家具・家電の処分も簡単

ベッドや本棚などの大型家具でも、不用品回収業者であれば電話一本で回収と処分を頼めます。

自治体で処分する時には粗大ごみ回収の申込予約、処分手数料の支払い、収集日の運び出しと3ステップ以上で手間と時間がかかりますが、不用品回収業者ならば処分の手続きまでまとめて引き受けてくれます。

大型家具・家電がなくなると、部屋に大きなスペースが確保できます。必ず捨てなければならない物ではありませんが、ミニマリストを目指すなら一度検討してみるのも一つの選択肢です。

細々したものもまとめて引き取り

ダンボールに不用品を詰め込んで、段ボールごとまとめて引き取ってくれるサービスを展開している業者もあります。ミニマリストになるときの断捨離では、大量の衣類や雑貨が出るので、有効なサービスと言えるでしょう。

段ボール1箱辺り1,000~2,000円が相場価格ですが、買い取れる不用品はその場で査定してもらうこともできます。

不用品回収業者の選び方

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不用品回収業者を利用する時は、下記の3つポイントをクリアしている業者に依頼しましょう。ここからはよい不用品回収業者をホームページから見分ける方法をご紹介します。

資格や許可を取得している

「一般廃棄物収集運搬許可」または「古物商許可」を取得している不用品回収業者を選びましょう。一般家庭からゴミを引き取る時には一般廃棄物収集運搬許可が必要ですし、価値ある不用品として回収する時には古物商許可が必要です。

一般廃棄物収集運搬許可は役所のホームページや環境課などの窓口で、古物商許可は所在地を管轄する警察署の「生活安全課 防犯係」で確認できます。

どちらの資格もホームページに番号の記載や証書の画像があれば安心してよいでしょう。

スタッフの対応が丁寧

電話やメールの対応が丁寧な不用品回収業者を選びましょう。

不用品回収業者では現場のスタッフや社長が自ら電話対応をしているケースもあります。優良な不用品回収業者にいるスタッフは作業の途中であっても、時間をとって丁寧に話を聞いてくれます。

忙しくても依頼者目線で考えてくれる業者が作業の質にも期待できます。

料金が明確

料金の内訳を正確に答えてくれる不用品回収業者を選びましょう。
ゴミ屋敷や汚部屋でない限り、積み放題よりも品目ごとに回収費用を出した方が料金は安くなります。

不用品の回収には人件費やガソリン代、処分費用がかかり、会社の経費が分かっている業者では細かく内訳を出しています。

料金が品目ごとに決まっている業者は処分経費も含まれているので正しい処分方法をしています。

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ミニマリストに向けた断捨離のまとめ

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・ミニマリストとは必要なものだけで暮らす人のことで、断捨離はミニマリストになるための通過点
・ミニマリストには以下の5つのルールがある
「好きなものだけ残す」「長く使えるものを選ぶ」「キャパシティを知る」「捨てる習慣をつける」「人に強要しない」
・ミニマリストが最初に断捨離するといいのは下記の5つ
「洋服」「本・雑誌」「靴・カバン」「書類」「食器」
・ミニマリストがもたらす効果は「お金が貯まる」「運気が上がる」「時間に余裕ができる」
・断捨離は「持ち物の把握」→「仕分け」→「処分」→「収納」の4段階で進める
・定期的に断捨離することがミニマリストになる秘訣

・ミニマリストを続けるには多機能製品を選んだり、サイズダウンしたりと徐々にモノを小さく少なくしていくといい
・洋服や家事なども代行サービスを利用するとさらにミニマルな生活ができる

・断捨離で出た不用品は不用品回収業者を利用すると「簡単」で「早く」処分できる
・ミニマリストになるための考え方や方法は書籍から取り入れると情報量が多くていい

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