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不用品回収

断捨離のやり方を徹底解説・初心者でも失敗しづらい片づけの順番

シンプルで身軽な生活を手に入れるため、断捨離をしたい!と思うことはありませんか?
いざ片づけたくても「どこから手をつけていいのか分からない」「捨ててしまうのが怖い」と自分の思う通りに断捨離が出来ないこともありますよね。

この記事では、モチベーションが続く断捨離のやり方、初心者さん向け断捨離の順番について説明していきます。

この記事で分かること
・断捨離の具体的なやり方
・捨てていい物、捨ててはいけない物の判断


【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

断捨離,やり方

断捨離,やり方

”断捨離”という言葉の意味

「断捨離」とはヨガの教えから生まれた言葉で「断行(だんぎょう)、捨行(しゃぎょう)、離行(りぎょう)」を表しています。

それぞれの言葉には次のような意味があります。
・断:入ってくる不要なモノを断つ
・捨:今持っている不要な物を捨てる
・離:物事への執着から離れる

断捨離とは本来片づけを意味する言葉ではなく、思想を表すものです。不必要な物を持たず物への執着を無くすことで、自分の心を軽くし身軽に生きることを目的としています。

断捨離のすごい効果5つ

断捨離を行い、不要な物を手放すことで得られる効果について5つご紹介します。

1.気持ちがスッキリする

断捨離をすることで気持ちがスッキリします。物を見る度に「後で片づけないと」と先延ばしにするストレスから解放されるためです。

物が多いと「いつか捨てなければ」と思い、そのことがいつまでも頭の中に残りストレスの原因となります。部屋が散らかっていると目に入ってくる情報が多いため、集中力の低下にも繋がります。

自分とって必要な物のみを持つ生活になると、清々しい気分で生活ができるようになります。余分なことを考えなくなることで思考もクリアになる効果があります。

物が少なくなると窓から光が沢山入るようになって、部屋が明るくなります。明るい部屋の中にいることで気持ちが前向きになる効果もあります。

2.節約できお金が貯まる

断捨離をするとお金が貯まる不思議な効果があります。
自分が持っているものや家にあるものを把握できるため、不要なものを買わなくなるからです。家にないと思って新しく購入したら、後で見つかったという失敗もなくなります。
無駄なものにお金を費やさなくなるということで、断捨離は節約に効果的です。

断捨離は不要な物を捨てるだけではなく、売ってお金にする方法もあります。フリマアプリやオークションに出品した物が売れると、お小遣い稼ぎになります。断捨離をすることで、部屋を綺麗にしながらお金も貯まる一石二鳥の効果があります。

3.時間に余裕ができる

断捨離のすごい効果は時間に余裕ができるということです。必要なものはすぐに取り出せる状態になるので、「どこにしまったかな」と探す時間が省けます。

特に印鑑やパスポートなどは必要な時に見つからないと慌ててしまいがちです。どこに何をしまったのかが分かっていると無駄な時間の節約になります。探し物が見つからないことでイライラすることもなくなるため心にも余裕ができ、家族に対しても余裕をもって接することができます。

断捨離後の部屋はすっきりとして掃除もしやすいです。急な来客があったとしても、短時間で片づけや掃除を済ますことができ、時間と心に余裕が生まれます。

4.毎日の洋服選びが楽になる

断捨離をすると洋服の数も減り、自分がどの洋服を何着持っているのか把握しやすくなります。持っている洋服の数が少ないと、コーディネートのパターンが決めやすくなるため、洋服を選ぶためだけに何十分も浪費することがなくなります。

買い物の時の服選びもスムーズになるメリットがあります。自分が今どのような洋服をもってか把握している状態になるので、足りない服は何か、今の自分にはどんな洋服が必要か考えてやすくなるかたです。同じアイテムや似たような洋服ばかりを買う失敗も避けられます。

5.決断力があがる

断捨離をすることで決断力が上がる効果もあります。自分が今何をもっていかを把握できるため、買い物をする時にも「必要か・不必要か」の判断がしやすくなるからです。

自分が何を持っているか分からないと、「もしかしたら必要かもしれない」とどんどん物を溜め込んでしまいます。部屋の中がシンプルだと思考もクリアになり、自分にとって必要な物事を見極めやすくなります。

部屋に邪魔な物がなくなると、活動することに積極的になれる効果もあります。自分がしたいことに対して前向きになれることもメリットの1つです。

その他に断捨離の効果が知りたいという方にはこちらの記事がおすすめです。

合わせて読みたい
断捨離のすごい効果5つ!運気に変化が表れるまでにかかる期間

【2通り】片づける順番

断捨離をするための片づける順番についてお伝えしていきます。
モチベーションが上がりやすい片づけの順番、初心者向けの片づけの順番についてそれぞれ説明します。自分に合った順番で片づけを始めてみましょう。

片づける順番①

片付けは、以下の順番で行うのが良いとされています。

片づける順番
① 洋服
② 本・雑誌
③ 化粧品などの小物類
④ アルバムなどの思い出の物

洋服はサイズやデザインなど捨てるための基準が分かりやすく、捨てるか残すための判断しやすいため、最初に断捨離を始めるのがおすすめです。洋服はかさばりやすく部屋の中を占める割合も大きいです。洋服を処分すると一気に引き出しやクローゼットに空きスペースができ、断捨離をしていると実感を得られます。

本や雑誌も同様で、本を5冊ほど処分するだけでも本棚が一気に片付いた印象になります。綺麗になった場所を見て満足感を得られると、断捨離へのモチベーションが上がります。

断捨離に対してのやる気が出てきたら、小物や処分の判断に時間がかかりそうな思い出の品に手を出していきましょう。

断捨離をして後悔したくない方に向けて「後悔しない断捨離3つのコツ|捨てなきゃよかった8つのモノ」についても解説しています。

【初心者向け】片づける順番②

洋服や本から片づけるのも時間がかかりそうで心配という断捨離初心者の方は、簡単な場所・自分の目に付く場所から片づけ始める方法があります。
1つの場所を片付けて次の場所を片づけるというように、段々と片づける場所の範囲を広げていきます。

片づけていく順番
① バッグや鞄の中身など小さな場所
② 引き出しの中や収納棚の中
③ 部屋全体
④ 別の部屋も同様に片づける
⑤ 家全体の断捨離

断捨離の手順

断捨離を行う場所を決めたら、実際に不要なものを捨てていきます。あらかじめ手順を把握しておくとスムーズに断捨離が出来ます。

断捨離は以下の5ステップで行います。

断捨離の手順5ステップ
① 捨てたいものを1か所に集める
② 明らかにゴミと分かるものから処分する
③ 「必要」「不要」「保留」で分類していく
④ 「保留」の期限を決める
⑤ 残す物を収納する

引き出しの中やクローゼットなど、まずは中身を全て出して1か所にまとめます。物1つ1つに対して向き合い「必要か・不要か」の判断ができるからです。紙クズなどの明らかにゴミであるものは最初に処分しておきます。

次に、物をそれぞれ「必要」「不要」「保留」で分類します。自分にとって不要であると言い切れるものから分類するとスムーズです。

「保留」にする場合は、1年や半年など保留期間を決めます。期限を決めておかないといつまでも処分できないままになるからです。

全ての物を分類できたら、残す物を収納して断捨離は完了です。

【場所別】断捨離をするもの

何から捨てるべきか分からないという方は、まずは小さな部分か、自分が一番気になる部分から始めると片づけがしやすいです。
断捨離するべき物について場所別にそれぞれ解説していきます。

財布・ポーチ・バッグの中身

毎日使う財布・ポーチ・バッグの中身を確認すると、想像以上に不要な物が溜まっていることがあります。中身が綺麗だと必要な物をすぐに取り出すことができ、ストレスが無くなります。毎日使う物のため、週に1回は捨てられるものがないか確認しましょう。

財布の中に不要なレシートや期限切れのポイントカードがあれば捨てます。レシートやポイントカードが溜まった状態ではお札が取り出しづらく、お会計の時にストレスとなります。

ポーチの中身は、使っていないコスメや入れっぱなしで汚れた小物を捨てることで綺麗になります。グロスタイプのリップなどは液漏れすることもあり、知らないうちにポーチが汚れてしまうかもしれません。見つけたらすぐにポーチから取り出しましょう。

バッグの中も、入れたままにしている小物類がないか確認します。お菓子の袋や小銭などが底にあるのを見つけるかもしれません。使用期限が切れたお菓子や薬が入っている場合は迷わずに捨てましょう。

キッチン周りを断捨離

壊れた調理器具、欠けたままの食器はすぐにでも捨てましょう。見た目が悪いだけではなく怪我をする原因にもなるからです。割れた食器の捨て方は自治体によって異なるため、お住まいの地域のゴミの出し方を確認しましょう。

賞味期限が切れた調味料も早く捨てたいものの1つです。醤油など液体がまだ残っている場合は、ビニール袋や牛乳パックに紙や布を入れその中に液体を吸わせてから燃えるごみとして捨てます。

引き出物や景品などで貰ったものの、自分の趣味に合わないものも処分します。新品未開封の物であれば、周りに必要な人がいないか探してみましょう。売れる可能性も高いので、オークションやフリマアプリで出品するのも1つの手です。

クローゼットの中を断捨離

明らかに不要であるものから捨てていきます。洋服の中でもシミや汚れがあったり、穴が空いたものやカビの生えたバッグなどは一番最初に捨てましょう。

その次はサイズの合わない服を捨てます。「今」の自分に必要かが大事なので、着られなくなった服も処分します。サイズは合わないが状態の良い洋服であれば、誰かに譲ったりフリマアプリなどで出品することも検討してみましょう。

存在を忘れていた服も処分する対象です。存在を忘れていたということは、その洋服が無くても生活できていたということです。2年以上も前の服であれば流行りが廃れていることも多いので、処分してしまった方がクローゼットの中身がすっきりします。

冠婚葬祭用の洋服などは、いざという時になくては困るため残しておくのがおすすめです。

洋服の断捨離については、「【実践レポ付】アラフォー流・おしゃれになる|服の断捨離5つのコツ」でも詳しく解説しています。

リビング・デスク周りを確認

まずは使ったティッシュ、飲み終わったペットボトルなど、明らかにゴミであるものを捨てます。
ゴミを捨て終わったら「置きっぱなし」になっている物があるか確認していきます。ソファにかかったままの服、ネットショッピングで購入したまま開封してない段ボールなどです。

買ったまま何年も読んでいない本、ずっと散らばったままの書類なども断捨離の対象です。本を捨てる基準は、①扱っている情報が古い、②少し読んだが読み進める気になれなかった、③今後読み返すことがなさそうといったものがあります。

本を収納するスペースがなくなり、部屋の色々な場所に積んだ状態にしておくと見た目も良くありません。「本は〇冊まで」「本棚に収まる分だけしか持たない」とあらかじめ決めておくと、断捨離後も本が増えすぎることがなくなります。

お風呂場・洗面所を断捨離

お風呂場や洗面所も、まずは捨てられるゴミがないかを確認します。お風呂場であれば、入浴剤の包装袋、使い切りタイプのシャンプーやリンスなどがゴミに当てはまります。洗面所なら試供品のゴミ、放置されたままの空ボトルなどです。

貰ったけど使っていない入浴剤や化粧品などは、いつ貰った物なのか確認しましょう。直接肌に触れるもののため、古い物を使うと肌荒れの原因になります。未開封のままでも3年以上経過していれば捨てましょう。

溜まりがちな物としてタオルがあります。タオルの寿命は約1年と言われており、それほど頻繁に買い替えるものではありません。約1年後の交換のために大量のタオルを持つのは効率的とは言えないため、手放すことがおすすめです。未開封で捨てるのがもったいない場合には誰かに譲ったり、ネットークションやフリマアプリに出品して手放しましょう。

玄関にあるものも断捨離

玄関も断捨離することが出来ます。まずは、出入りの際に入ってきた葉や小枝は最初に取り除きます。玄関扉に郵便受けがある場合は、その中に郵便物が溜まっていないかを確認しましょう。重要ではない書類などは早めに捨てておきます。いつの間にか溜まることがないように、毎日ポストの中を確認するのが理想的です。

玄関に靴が何足も並んだ状態であれば、全て靴箱に収納できる状態にします。玄関に何足も靴があると、他の靴を避けようとして出かけるのにストレスになることがあります。

持つべき靴の数の目安は3~4足ほどです。アウトドア用、冠婚葬祭用、普段履き用などを揃えておくと安心です。多くても5足までとルールを決めておくと、不要な靴を購入することも防げます。

後悔しない断捨離については「後悔しない断捨離3つのコツ|捨てなきゃよかった8つのモノ」で紹介しています。

断捨離が上手くいくコツ

断捨離が上手くいくコツを5つご紹介します。
途中で諦めてしまうこともある断捨離ですが、コツを知っておくとストレスなく断捨離を続けられます。

1.少しずつ片づける

1度で全て片付けようとすると挫折してしまいます。いつまでに断捨離を終えるか期限を設定してから「月曜日はクローゼットの中」「次の土曜日はリビング」とスケジュールを立てて少しずつ片づけることで、ストレスなく断捨離ができます。
1つの場所を断捨離することで達成感も得られ、断捨離へのモチベーションが上がります。

まずは明らかに不要だと分かるものから捨てていくのも断捨離のコツです。物1つに対して「捨てるか、捨てないか」を毎回決断し続けていくと、体力も使い途中で疲れてしまいます。
少しずつ片づけるというルールで断捨離をしていきましょう。

2.自分の物だけを捨てる

断捨離は自分の物だけするようにしましょう。特に家族と一緒に暮らしている方は家族の物は勝手に捨てないことが大切です。自分では不要だと思っても、家族にとっては思い出の品の可能性があるからです。大切な物を勝手に捨てると、家族との関係が悪化する原因にもなります。

どうしても家族の物も処分したくなったら、了承を得てから捨てる、もしくは一緒に断捨離をして処分しましょう。

家族に対して断捨離することを押し付けないことが大事です。

3.「いつか」は来ない

片付けをしている途中で「いつか使うかもしれない」と思ってなかなか捨てられないことがあります。しかし、断捨離のためには「いつか」は来ないと割り切る必要があります。

いつか使うかもしれないと思ったら、一度使ってみたり身に着けて確認しましょう。使ったり身に着けてみてワクワクする気持ちがなければ、自分にとって必要なものではない可能性が高いです。

とりあえず残しておいている物でも、部屋の印象をちぐはぐな印象にしていたり部屋のスペースをとっていれば、手放した方が部屋もすっきりします。
もしも必要になったらまた買い直す、と割り切って処分しましょう。

4.感謝の気持ちを持つ

物を捨てる罪悪感から断捨離が進まない場合は、感謝の気持ちを持ちながら物と向き合ってみましょう。

今まで自分の周りにあったものや沢山使ったものは、感謝してから捨てると気持ちよく手放すことが出来ます。ぬいぐるみや人形は、人形供養を行っている神社やお寺に持ち込む方法もあります。

思い出の品でどうしても捨てられないという場合には、一旦保留にするのも手です。期限を決めておいて、その期限が迫ってきたら改めて「不要か・必要か」を判断します。
時間が経っても捨てたくないと思う物は、自分にとって必要な物ということです。

挫折しそうなら不用品回収業者

1人で断捨離をするのは難しい、という場合には不用品回収業者に依頼するのも1つの方法です。
家具以外にもカーペットや小物など、1度にまとめて処分することができるメリットがあります。

依頼するときの処分費用

不用品回収業者に依頼すると、出張手数料と処分費用がかかります。処分費用は品物1点1点に料金をつけていく方法もありますが、処分したい物が多い場合にはトラックプランを案内されます。

トラックプラン料金の目安は以下の通りです。

トラックプラン

軽トラックプラン 30,000円~
2tトラックプラン 80,000円~

トラックに対する品物の割合で料金が変動し、出張手数料はトラックプランに含まれていることがあります。

回収を1回依頼する度に1回分の出張手数料が発生してしまうため、処分したい物が多い場合は回収をまとめて依頼するのがおすすめです。
もしも回収物の中に買取できる物があれば、処分費用から買取額が相殺されます。

不用品回収業者への依頼手順

不用品回収業者に依頼する時は、以下の手順で行います。

1. 申し込み
不用品回収業者のホームページから電話もしくはインターネットで申し込みます。インターネットは日中お仕事の方でも申し込めるメリットがあります。
お急ぎの場合は電話申し込みがおすすめです。スムーズに空き状況を案内されます。

2. 見積・予約
回収してもらいたい品物を伝えたら、電話もしくはインターネットで見積額を提示されます。品物の数が多い場合は、「10点以上、1LDKの部屋まるごと」などと伝えましょう。見積額に納得できたら予約を取ります。

3. 回収日当日・支払い
予約した日時に業者の訪問を待ちます。特別な準備は必要ありません。作業を終えた後に支払いをします。現金やクレジットカードが主流ですが、電子マネーやバーコード決済ができることもあります。
回収後は床に傷がついていないか、回収漏れの品物がないか確認しておきましょう。

悪徳業者に注意

不用品回収業者に依頼する時には悪徳業者に注意する必要があります。不用品回収には、「古物商許可」もしくは「一般廃棄物収集運搬許可」が必要ですが、これらの許可を持たずに不用品回収を行う悪徳業者も存在します。

悪徳業者に依頼すると次のようなトラブルに巻き込まれる危険があります。
・「無料回収」と言っていたのに、品物を積み終わった後で莫大な費用を請求された。
・回収してもらった物が不法投棄されていた。
不法投棄されていた場合、業者だけではなく依頼者も罪に問われることがあります。

悪徳業者を避けるためには、「古物商許可」や「一般廃棄物収集運搬許可」を所持しているもしくは提携している業者を選ぶようにしましょう。

断捨離,やり方

断捨離,やり方

デジタルでの断捨離

断捨離ができるのはお部屋の中だけではありません。パソコンやスマホにあるデータも断捨離してすっきり手放すことができます。デジタル断捨離について、具体的なやり方について説明していきます。

デジタル断捨離とは

デジタル断捨離とは、パソコンやスマホの中にあるデータやアカウント、ずっと未読にしたままのメールなど不要なものを削除していくことをいいます。

不要なデータが溜まっていると処理動作が軽くなります。パソコンやスマホは生活する上で欠かせないもので、動作が遅いと仕事に影響が出たりとストレスの原因となります。

写真や不要なデータがあると、必要なデータを探すためにいちいちファイルを開かなければならないため、時間がかかり目にも負担になります。

デジタル断捨離をすると、データを探す時間が削減できたりデータの管理がしやすくなってストレスが軽減されるメリットがあります。

デジタル断捨離するもの

デジタル断捨離をする時は、次のようなものを削除することから始めていきます。

デジタル断捨離で削除するもの
・未読のままのメール
・インストールしたまま使っていないアプリ
・半年以上も前に使った古いデータ
・複数会員サイトのアカウント

明らかに要らないものはパソコンやスマホから削除していきます。アプリやアカウントなどが自分でも気が付かないうちに溜まっていることがあるため、半年に1回くらいのタイミングで整理すると、快適に使用することができます。

不要な物を削除し終えたら、フォルダ分けをしたりと自分が使いやすいように整理していきます。

新しい物が買いたくなったら

無駄なものを無くしても、新しく物をどんどん買ってしまえば物の溢れたお部屋に逆戻りしてしまいます。

不要なものを買わないことも「断捨離」の1つです。新しい物を買いたくなった時のコツについて説明します。

レンタル・サブスクリプションを利用

レンタルやサブスクリプションを利用するのも物を増やさないコツです。

本は購入する前にレンタルで利用できないかを検討してみます。図書館で本を借りると返却期限も決まっているので、必然的に読書をする気持ちになります。

洋服やバッグ、香水などはサブスクリプションのサービスも増えています。色々な物を試したいけど物は増やしたくないという方におすすめです。

洋服のサブスクリプションでは、月額約10,000円前後で3~4着の洋服を借りられるサービスがあります。サービスによって洋服の系統が異なっていたり、ブランド物に特化したタイプなど会社によって特徴があります。

自分に合ったサービスを選ぶことで、自分の心と金銭的に満足感を得られます。

デジタル化する

物を増やさないためにデジタル化する方法もあります。特に書類や本などの紙類は、量が多くなるほどかさばっていきます。

スキャンアプリを使うと紙の書類をスマホで撮影するだけでデジタル化ができます。撮影後の写真をpdfやjpgなどの自分が編集しやすいファイル形式に変更することも可能です。

本や漫画をよく購入する方は電子書籍で読むことも検討してみましょう。本や増えないだけではなく、スマホやタブレットがあればいつでも同じ本を読めるメリットがあります。

どうしても紙の本が好きという場合には、漫画は電子書籍、小説は文庫本など、ストレスにならない範囲で色々な媒体を組み合わせてみましょう。

1つ買ったら1つを処分

物を増やさないために、新しい物を購入する時には「本当に必要かどうか」をじっくり考え、もし購入する時は「買った分だけ処分する」というルールを設定しておきましょう。

必要な物であっても買い続けると物が増えていきます。部屋に必要以上の物を増やさないために、1つ買ったら何か1つ処分するとあらかじめ決めておきます。

例えば、新しい靴を1足買ったら古い靴を1足処分するというものです。購入した分だけ既にある物を減らすことが、断捨離した部屋を維持するコツです。

物を増やさないためには買い溜めしないことも重要です。セールやバーゲンなどで必要でない物まで大量に買ってしまうと、収納しておく場所がなくなります。

断捨離やり方 まとめ

・”断捨離”はヨガから派生した言葉で、「断行(だんぎょう)、捨行(しゃぎょう)、離行(りぎょう)」を表している。
・断捨離には以下の5つのようなすごい効果がある。
1.気持ちがスッキリする
2.節約できお金が貯まる
3.時間に余裕ができる
4.毎日の洋服選びが楽になる
5.決断力があがる

・片づける順番には、2通り ある
片づける順番①は、捨てる基準が見分けやすく捨てた時に部屋がすっきりする順番です。
1.洋服
2.本・雑誌
3.化粧品などの小物類
4.アルバムなどの思い出の物

・片づける順番②は小さなものから始める方法。
片付けやすい部分から片づけていくため、初心者におすすめの方法。
1.バッグや鞄の中身など小さな場所
2.引き出しの中や収納棚の中
3.部屋全体
4.別の部屋も同様に片づける
5.家全体の断捨離

・断捨離の手順
断捨離は以下の5ステップで行う。
明らかにゴミと分かる物から捨てていくと断捨離がスムーズになる。
1.捨てたいものを1か所に集める
2.明らかにゴミと分かるものから処分する
3.「必要」「不要」「保留」で分類していく
4.「保留」の期限を決める
5.残すものを収納する

・【場所別】断捨離をするもの
<財布・ポーチ・バッグの中身>
・不要なレシート
・期限切れのポイントカード
・使っていないコスメ
・入れっぱなしで汚れた小物

<キッチン周りを断捨離>
・壊れた調理器具
・欠けたままの食器
・賞味期限が切れた調味料
・引き出物や景品などで貰ったが自分の趣味に合わないもの
<クローゼットの中を断捨離>
・シミや汚れがある洋服
・穴が空いた洋服
・カビの生えたバッグ
・サイズの合わない洋服
・存在を忘れていた洋服やバッグ
・冠婚葬祭用の洋服はいざという時のため残しておくことがおすすめ。

<リビング・デスク周りを確認>
・使ったティッシュや飲み終わったペットボトルなどのゴミ
・ソファにかかったままの服
・ネットで購入したまま開封してない段ボール
・買ったまま何年も読んでいない本
・ずっと散らばったままの書類

<お風呂場・洗面所を断捨離>
・入浴剤の包装袋
・使い切りタイプのシャンプーやリンスのゴミ
・使い終わったままの空ボトル

<玄関にあるものも断捨離>
・出入りの際に入ってきた葉
・溜まった郵便物
・何足も並んだ状態の靴

・断捨離が上手くいくコツ
1.少しずつ片づける
2.自分の物だけを捨てる
3.「いつか」は来ない
4.感謝の気持ちを持つ

・挫折しそうなら不用品回収業者に依頼する。
・料金は、品別とトラックプランがある。
・トラックプラン料金目安は、軽トラックプラン30,000円~、2tトラックプラン80,000円~
・電話やインターネットから申し込みが可能。
・「古物商許可」または「一般廃棄物収集運搬許可」を所有もしくは提携している業者に依頼して、悪徳業者を避ける。

・家具や物だけではなく、デジタルの断捨離もある。
・デジタル断捨離とは、不要になったデータやメール、アカウントなどを削除すること。

・新しい物が買いたくなったら、以下の3つを試してみる。
1.レンタル・サブスクリプションを利用
→返却期限も決まっているため、色々なものを試したい方におすすめ。
2.デジタル化する
→書類や本をデジタル化することでスペースを有効活用できる。
3.1つ買ったら1つを処分
→物を常に一定数で保つことで必要以上に物が増えなくなる。

断捨離,やり方

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