お金がないけどゴミ屋敷を安く片づける裏技|プロが教える
亡くなった親の自宅がゴミ屋敷だったケースや、自身の精神疾患や身体的な問題で部屋が散らかってしまったケースなど、ゴミ屋敷を片付けたいと思うシーンはさまざまです。
ゴミ屋敷を片付けるには、業者への依頼や粗大ゴミの処分などの費用がかかりますが、お金がなく、放置してしまっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コストを抑えたゴミ屋敷の片付け方を解説します。また、お金がないときに片付け業者を利用する工夫についてもまとめています。
ゴミ屋敷を片付けたいとお考えの場合は、本記事の情報をぜひご活用ください。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。
目次
お金がないなら、自分でゴミ屋敷を片付ける
自力で部屋を片付ける方法が、最も費用を抑えられるゴミ屋敷の片付け方です。
自治体指定のゴミ袋などの費用しかかからず、5,000円程度で片付けられます。
お金はかかりませんが、時間と労力をかける必要がある点に注意してください。
ここでは、自力でゴミ屋敷を片付ける方法について解説します。
準備するものとかかる時間
まず、ゴミ屋敷を自力で片付ける際に準備するものと、片付けにかかる時間を説明します。
準備するもの
ゴミ屋敷を自力で片付けるために準備するものは、次の通りです。
・ゴミ袋(燃えるゴミ50枚以上)
・ゴム手袋
・マスク
・ビニール紐
・ガムテープ
ゴミ屋敷のゴミの8割以上は燃えるゴミであるため、可燃ゴミ用のゴミ袋を50袋以上用意してください。
作業中は紙で手を切ったり、腐った食品を触ったりするため、表面がゴムになっている軍手やゴム手袋を装着すると作業スピードが上がります。
また、ダンボールをまとめるビニール紐、割れたガラス製品などをまとめるガムテープがあると、片付けをスムーズに進められます。
かかる時間
ゴミ屋敷になっている部屋を1人で片付け作業にあたった場合、不用品の分別やゴミ袋への仕分けに8時間ほどかかります。
その後、ゴミ出しを行い、必要な物品を収納して片付けが完了するまでには1週間程度の時間が必要です。
可燃ゴミ以外の資源ゴミや不燃ゴミのゴミ出しスケジュールや粗大ゴミの集積日によっては1週間以上かかることもあります。
自力でゴミ屋敷を片付ける場合、業者利用に比べて膨大な時間がかかる点に注意しましょう。
ゴミを捨てる
ゴミ屋敷を片付ける場合のゴミの捨て方を説明します。
ゴミを捨てることで、ゴミ屋敷の片付けがスムーズになりまし、目で見て変化がわかりやすいので達成感を得やすいです。
まずは、明らかにゴミ・不用品と判断できるものからゴミ袋に入れていきます。判断が難しいものは「保留」として一旦ダンボールなどに分け、後からまとめて判断してください。
ゴミとして真っ先に捨てるべきものは以下の通りです。
真っ先に捨てるもの
・お弁当の空き容器
・ペットボトル、空き缶
・チラシ
これらは明らかなゴミであり、全て処分して問題ありません。弁当の空き容器などを集中的にゴミ袋にまとめるだけでも片付けを効果的に進められます。
ゴミをまとめてスペースを作ることによって、クローゼットや本棚といった収納スペースの荷物も整理しやすくなります。
粗大ゴミは解体処分する
粗大ゴミは解体処分することで、捨てる際の費用を抑えられます。
通常、粗大ゴミは自治体に処分の申し込みを行い、ゴミの品目に応じたシールや券を購入しなければなりません。
粗大ゴミの品目や自治体によって処分にかかる費用は異なりますが、例として大型の食器棚を処分する場合、1,000円程度かかります。
一方、自力で解体して一般ゴミとして捨てると、食器棚を自治体指定ゴミ袋の費用だけで処分可能です。費用は100円程度で収まる場合があり、1/10のコストで捨てられます。
また、粗大ゴミの処分は申し込みから通常、1週間以上かかりますが、解体することですぐにゴミに出せる点が解体処分のメリットです。
解体処分は、自治体が指定する粗大ゴミのサイズよりも小さく解体する必要があります。さらに、解体しても一般ゴミとしての処分はできず、粗大ゴミとして処分をしなければならない自治体があるため、事前にルールを確認してください。
不用品を売ってお金に換える
ゴミ屋敷にある不用品を売却処分することも可能です。
不用品の売却には以下の2種類の方法があります。
・買取業者に売却する
・フリマアプリやネットオークションで売却する
それぞれの売却方法について説明します。
買取業者に売る
リサイクルショップや中古品の買取業者に売却することで不用品を処分できます。
買取業者に不用品を売却することで、処分の費用を抑えるだけでなく、売上金をゴミ屋敷の片付けに充てることが可能です。
ただし、全ての不用品を買い取ってもらえるわけではなく、状態が悪いものや人気がないものは買取を拒否されることがあります。家電であれば、製造から5年経過した場合、買い取ってもらえないケースが多いです。
買取業者に査定してもらう際は、業者の買取条件を事前に確認しましょう。
また、できるだけ査定額を高めるために、持ち込みでの査定をおすすめします。自宅で査定を行う出張買取は便利ですが、ゴミ屋敷に業者を呼ぶと査定額にネガティブな影響を与える可能性があるためです。
ブランド品は売れる
ブランド品は査定額が高くなりやすく、売却しやすいです。
ルイ・ヴィトンやシャネルなど、ハイブランドのバッグや小物、洋服は、状態やモデルにもよりますが、数万円〜数十万円で売却できる場合があります。ハイブランドでなくても、NIKEやadidasなど有名なスポーツブランドの洋服や靴は買い取ってもらいやすいです。
また、家電ではAppleのiPhoneやMac、バルミューダのトースター、Dysonの掃除機など、人気が高いメーカーの製品は高価買取が期待できます。
ブランド品であれば多少状態が悪くても買い取ってもらえる場合があるため、ダメ元で買取査定を依頼してみましょう。
原則として、買取査定は無料で行うため、ブランド品や人気がありそうな不用品は一度買取業者に査定してもらうことをおすすめします。
フリマアプリやネットオークションで売却する
フリマアプリやネットオークションを活用して、不用品を売却することも可能です。
フリマアプリやネットオークションは個人間の取引であり、を利用すれば買取業者では買い取ってもらえなかったものでも買い手が見つかることがあります。
捨てられずにとっておいたブランドのショッパーや空き箱、ノベルティ、使いかけの化粧品がフリマアプリではよく取り引きされています。
出品作業や購入者への対応、梱包、発送などを自身で行う必要があり、手間はかかりますが、買取業者よりも高い金額での売却も可能です。時間がかかっても高い売上金を期待する場合はフリマアプリやネットオークションが適しています。
トイレットペーパーの芯も売れる
フリマアプリではゴミ同然と思われているトイレットペーパーの芯、卵の殻、アイスクリームの蓋なども需要があります。
トイレットペーパーの芯や卵の殻は子供の工作として購入されていることが多いので、夏休み期間中に売却されやすいです。また、ハーゲンダッツの蓋のように期間限定や地域限定でパッケージが変わる商品にはコレクターも多いため珍しいものには価値があります。
ゴミも手間をかければお金に換えることができます。
自分で安くゴミ屋敷を片付ける5つのコツ
ここでは、自分でゴミ屋敷を片付ける5つのコツを紹介します。
お金をかけず、自力でゴミ屋敷を片付けるには、時間と体力を使うこと覚悟が必要ですが、3つのコツを掴むと片付け作業を進めやすくなります。
①1箇所ずつ片付ける
1箇所ずつ片付け、効果を確認しながら進めることがゴミ屋敷の片付けのコツです。
一気にゴミ屋敷全体を片付けようとすると、作業の効果を実感しにくく、モチベーションを維持できません。一方で、一箇所ずつ片付けると、少ない労力で着実に片付けた効果を実感できるため、モチベーションが維持できます。
キッチンのシンク下、クローゼット、玄関など、スペースが狭く、同じ種類のゴミが集まりやすいところから片付けるとスムーズに作業を進められます。
例えばキッチンの食品を整理する場合、賞味期限切れの食品などの可燃がほとんどになります。同じ種類のゴミの処分は複雑な判断を必要としません。
ゴミ屋敷を片付ける際は、着実に片付けたことを実感できる、狭いスペースから1箇所ずつゴミを片付けましょう。
②手前から奥へ片付ける
出入り口の手前から奥に向かって片付けることも、ゴミ屋敷の片付けのコツです。
ゴミで足の踏み場もない状態では、作業を効率的に進めることはできません。出入り口から片付けることで、ゴミ出しや物品の分別をスムーズにでき、片付け作業のスピードを高められます。
窓際や部屋の隅などは後回しにして、出入り口から部屋の奥に向かって、動線を確保するイメージで片付けを進めましょう。
③数日に分けて片付ける
数日に分けて片付け作業を進めることで、ゴミ屋敷の片付けを効率的に進められます。
1日でゴミ屋敷全体を片付けようとしても、片付けのモチベーションを維持し続けることが難しいです。
また、ゴミの収集日は一般的に可燃ゴミで週2回、不燃ゴミや資源ゴミでは週に1回から月に1回程度です。そのため、ゴミを分別したり袋に分けたりしても、ゴミを出し終えるまでには時間がかかります。
そのため、ゴミの収集日にあわせて、数日に分けて作業を行うことをおすすめします。
複数回に分けて片付けを進めることで、1日ごとの作業量を減らせます。作業負担を減らせると片付けによる疲労やストレスも軽減でき、結果的に片付けのモチベーションも維持しやすくなるでしょう。
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④迷ったら捨てる
ゴミ屋敷を片付ける際、積極的に捨てることがポイントです。
ゴミや不用品を含めた物品が、自宅の収納やゴミ箱の容量を超えているとゴミ屋敷になってしまいます。そのため、ゴミ屋敷を片付けるためには、物を減らすことを優先するべきです。
ゴミ屋敷を片付ける際、できるだけ物を減らすために「捨てる」選択肢を選ぶようにしましょう。必要・不要の判断に迷った場合、積極的に捨ててください。
先ほど説明したように、一旦「保留」のダンボールに入れて、片付け作業を進めることは問題ありません。
写真や手紙など、捨てづらい物品は必ずしも捨てる必要はありませんが、スマホで撮影してデータとして保存すれば現物を処分しやすくなります。
⑤資源ゴミは無料で捨てる
資源ゴミはスーパーなどに設置されたリサイクル回収ボックスへ持ち込んで、無料処分できます。
ペットボトルや食品トレイ、牛乳パックなどの資源ゴミを一般ゴミとして分別処分すると、ゴミ袋の費用がかかりますし、収集日にゴミ出しする必要があります。
リサイクル回収ボックスに持ち込むことで、処分の費用をかけずに好きなタイミングで資源ゴミを処分可能です。
また、買い物に行く際に、資源ゴミを捨てる癖をつければ、片付け後に再びゴミ屋敷になるリスクを下げられます。
お金がないときにゴミ屋敷を片付ける場合、リサイクル回収ボックスの利用を検討しましょう。ただし、捨てる前に資源ごみを水で洗ったり、ペットボトルのラベルを剥がしたり、リサイクルのルールを守ることは徹底してください。
お金がなくても片付け業者に頼む方法
ここでは、お金がなくてもゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する方法についてご紹介します。
片付け費用を分割払いにする
ゴミ屋敷の片付け費用を分割払いにすることで、お金をすぐに用意できない場合の対処が可能です。
不用品回収業者の中には、分割振込での分割払いに対応するところも多いです。分割払いを利用する場合は契約書と別に支払いの「誓約書」を結ぶのが一般的です。
昨今は分割払いの他、クレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済にも対応している業者が増えていますが、全ての業者が対応しているわけではありません。
支払い方法は業者のホームページから確認できますし、見積もり相談時に訊くこともできます。
また、クレジットカードや分割払いを利用したい場合、作業前日までに業者に意思を伝えることに注意してください。業者が支払い用の端末を準備する必要があるためです。
片付け業者を利用するためのお金を一括で用意できない場合は、現金以外の支払いが可能な業者を選択しましょう。
親に借りる
親やその他の家族に事情を説明し、片付けに充てるお金を借りることも選択肢の1つです。
ゴミ屋敷になってしまった理由や現状を知られたくないといった場合も多いでしょう。しかし、勇気を出して正直に話すことで支援してもらえる可能性があります。
親やその他の家族に相談する場合、必要な額、何に使用するのか、いつまでに返済するのか明確に伝えましょう。
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予算の範囲内で依頼する
出せる予算を提示して、業者に見積もりを依頼する方法もあります。
例えば、次のような方法です。
・「50,000円でどこまで片付けられるか」と先に料金ありきで相見積もりを取る
・「キッチンだけ」「玄関エリアだけ」など部分的な箇所を依頼する
片付けにかかる費用は主に、「人件費」「作業時間」「ゴミの処分費用」「車両代」を掛け合わせて算出されます。作業時間やゴミの量に比例して費用は高くなります。
経験豊富なプロのスタッフであれば、場所や予算に合わせた料金や作業内容を提示してくれます。
フリーローン
フリーローンを利用して、ゴミ屋敷の片付け費用を確保する手もあります。
フリーローンとは、住宅ローンのように利用目的がなくても借りられるローンのことです。住宅ローンと比較すると金利は高いですが、借りやすいのが特徴です。
例えば、イオン銀行のフリーローンは年利が3.8〜13.5%です。年間利息3,800円~13,500で10万円を借りられます(2024年9月1日時点)。
フリーローンを利用するには審査が必要ですが、他に借り入れがなければ、年収相当の金額を借りられる場合があります。ボーナスや臨時収入が見込めるなら、一時的な利用も有効です。
閑散期を狙う
片付け業者の閑散期を狙うと、費用を安く抑えられます。
年始1月上旬や、引っ越しする方の少ない6月は閑散期になります。依頼を増やすため、値引き交渉に積極的に応じる業者が多い傾向にあります。
また、閑散期はスタッフの人数にも余裕があり、スムーズな作業が期待できます。
一方、3月から4月の引っ越しシーズン、12月の大掃除シーズンは、業者が繁忙期で手配しづらく、価格も高くなる傾向にあるため注意しましょう。
お金がないなら安い片付け業者に依頼する
お金がないときは、できるだけ料金が安くなる片付け業者の利用がポイントです。
ここでは、安く片付け業者を利用する5つのポイントをご紹介します。
①相見積もりで安い業者を探す
複数の業者の見積もりをとって比較する相見積もりを実施し、安い業者を選びましょう。
相見積もりはできれば5社、少なくとも3社からとって料金や内訳を比較してください。比較する業者が多いほど、料金相場がわかりやすく、相場から外れた業者への依頼を避けることもできます。
相見積もりを取る際は、出張見積もりやキャンセル料金が無料であることをあらかじめ確認しましょう。
依頼する業者は、自分がネットなどで調べた業者だけでなく知人に紹介された業者なども含めると良いです。業者にはすべて同じ条件で見積もりを依頼し、内容を比較しましょう。
他社の見積もりをもとに価格交渉することで、より安い費用を提示してくれるケースもあります。
②料金が明確な業者に依頼する
料金が明確な業者を利用することで、想定外の費用がかかるリスクを避けられます。
何にいくらかかるのかを詳細に説明してくれる業者の利用がおすすめです。また、料金の内訳がわかれば、自分にとって必要のない項目が含まれていないか判断できます。
例えば、人件費3名×12,000円とあればスタッフを1人減らすことで12,000円安くできます。
この場合、作業を業者に任せきりにせず、自分も手伝うことで人件費を抑えることが可能です。
また、料金が明確な業者は、見積書の最後に「追加変更がないときには料金に変更はありません」と記載されていることが特徴です。
逆に、この記載がない業者は料金の内訳が曖昧で、作業後に想定外のオプション料金を請求されるリスクが高いため、注意してください。
③手伝って安くする
自分が作業員の一員となって手伝うことで費用を安くしてくれる業者もあります。
ゴミ屋敷を片付けは、ワンルームでも2〜3人のスタッフが入り、分別や仕分け作業のやり方は業者によって決まっていることが多いです。
運び出しなど単純な体力仕事であれば、作業を手伝える可能性があります。ただし、作業の負担や危険性を考慮して、女性は手伝いを断られることがある点に注意してください。
また、安くするために手伝うのであれば積極的に動く覚悟も必要です。
④相談にのってくれる業者を選ぶ
お金がないことを考慮し、お得なプランを提案してくれる業者を選ぶことも費用を安くする方法の一つです。
業者によって、片付けの目的や要望を伝えると、相談内容に合わせた作業内容や費用に合わせた料金プランを組んでもらえる場合があります。
要望や相談に対し、親身になってくれる業者は、顧客満足を重視しており、片付け作業の品質も期待できます。
相見積もりを取る際、見積もり料金だけでなく、対応の丁寧さや柔軟さにも注目しましょう。
⑤買取サービスのある片付け業者を選ぶ
不用品の買取サービスを展開している業者を選ぶことで、片付け費用を抑えられる場合があります。
ゴミ屋敷の不用品の中に買取可能なものがあれば、片付け費用から不用品の買取金額を差し引いて、トータルの料金を抑えることが可能です。
買取サービスの有無については、片付け業者のホームページを確認し、古物商許可を取得していることや買取サービスを展開している記載があるかどうかで判断できます。
また、業者によって得意とする買取品目が異なります。
例えば、貴金属やブランド品、骨董品があればこれらの買取を得意とする業者を選ぶと買取価格が期待できます。業者のホームページに買取事例があれば、チェックしてみましょう。
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ゴミ屋敷の片付け業者の料金
ここでは、業者にゴミ屋敷の片付けを依頼した場合の料金相場を、事例とともに紹介します。
ゴミの量や状態によっても費用は大きく変わり、同じ間取りでも10万円以上差が出ることもあるため、注意が必要です。
料金表
間取り | 作業人数 | 費用相場 |
1R・1K | 1〜2名 | 2万〜10万円前後 |
1DK・1LDK | 2〜4名 | 3万〜20万円前後 |
2DK・2LDK | 2〜6名 | 5万〜30万円前後 |
3DK・3LDK | 3〜8名 | 6万〜50万円前後 |
4LDK以上・一軒家 | 10名前後 | 20万〜100万円以上 |
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ゴミ屋敷の片付け・10万円の事例
東京都足立区に住む28歳の女性からのご依頼です。
来週、栃木から親御さんが見に来るとのことでそれまでに片付けたいとの要望でした。
ワンルームのアパートは、腰丈までペットボトルや洋服、コンビニの袋で埋め尽くされていました。いつからこの状態なのか、本人にもわからないとのことです。
見積もりは20万円でしたが、ブランド物のアクセサリーやバッグを10万円で買取させていただき、差額の10万円が請求額となりました。
お支払いはクレジットの分割払いをご利用いただきました。
60万円でゴミ屋敷の片付け
大阪市内の1LDKマンションにお住いの男性(36歳)から「今週中に片づけてほしい!」とご依頼いただきました。
玄関を開けた瞬間から臭いとゴミの山が目に飛び込んでくるような状況で、ご依頼主様も3年以上部屋の奥には入ったことがないとのことです。
会社で転勤が決まり、急遽引っ越さなくてはいけないことになり弊社にご依頼いただきました。ゴミ屋敷を作っていたのはペットボトルとお弁当のゴミ、お菓子のゴミなど
リサイクルや再利用が難しいものでした。
3社から相見積もりを取られた中で最も安い業者は40万円と提示されたとのことでしたが、内容から判断し60万円で提示させていただきました。
後から聞いたところ40万円の業者様では1週間以上かかるとのことでした。
弊社ではスタッフの人数を増やして対応し、2日間で作業完了させていただきました。
ボーナスを含めた分割3回払いでお支払いいただきました。
100万円で一軒家のごみゴミ屋敷片付け
名古屋市の65歳女性から、お父様の遺品整理をしたいとのご依頼でした。
5LDKの一軒家、車庫、庭の物置にはガラクタが積まれ、庭には拾い物の家具や家電、食器が散在していました。
自分たちではどうすることもできず、弊社へご相談いただいたようです。
土地の価値はあるので売却は避けたいものの、遺された通帳の残高は10万円程。
遺品整理をしようにもお金がなくお困りのご様子でした。
買取できるものはなく費用総額は100万円になりましたが、ご承諾いただきました。
スタッフ7名が3日間かけて片付け、処分した遺品は全部で2トントラック6台分にもなりました。
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お金がなくても選んではいけない業者
お金がないときに悪質な業者へ依頼してしまうと、さらにお金を失うこともあります。
ここでは、選んではいけない3つの業者をご紹介します。
1.極端に安い業者
相場料金から極端に安い業者に依頼することは避けましょう。
例えば「ゴミ屋敷片付け 1万円で全ておまかせ」など、あまりにも安い料金を売りにしている業者です。1Rの片付けを業者に依頼する場合、2万円〜10万円が料金相場であり、1万円で依頼することは、通常できません。
ゴミ屋敷の片付けには、処分費用や人件費、車両費があり、これらはどんなに企業努力をしていても削れない経費です。
極端に安い金額を提示している業者は、作業後に追加料金がかかることを説明し、結果として高額な費用を請求する場合があります。
また、過去には、回収した物品を不法投棄して経費を抑えていた悪徳業者の事例がありました。不法投棄に関わった場合、不用品の持ち主である依頼主も罪に問われるリスクがあります。
トラブルや犯罪に巻き込まれないためにも、極端に安い業者へ依頼は避けましょう。
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2.接客やサービスの悪い業者
接客態度やサービス内容が悪い業者への依頼も避けてください。
通常の片付け業者は、顧客満足を高めるために、丁寧な接客や細やかなサービスを心がけるものです。身だしなみに気を遣っていない、言葉使いや態度が悪い業者は、サービスの品質が低い・作業が雑であるリスクが高いといえます。
サービス品質が低い業者を利用すると、不用品の運搬や搬出時に室内を傷つけられる可能性があります。結果として、引っ越し時の退去費用が高くなるリスクがあるので、注意してください。
業者選びの際、料金以外の対応やサービスの品質についても確認することがポイントです。GoogleのクチコミやSNSでの評判を確認し、接客態度やサービス品質について調べることで、悪徳業者への依頼を避けられます。
3.ゴミ屋敷の片付けに慣れていない業者
ゴミ屋敷の片付けに慣れていない業者は作業に時間がかかり費用も割高になります。
また、家庭から出たリサイクルできない一般ゴミを回収するには「一般廃棄物収集運搬許可」が必要です。
許可を取得していない場合は、ゴミ収集の際に複数業者が関わることになり、費用が高くなるケースがあります。
相見積もりによって、複数業者の料金を比較することはもちろん、ゴミ屋敷の片付け実績を比較し、経験が豊富な業者を選ぶことも大切です。
ゴミ屋敷は行政代執行の対象
ゴミ屋敷を放置すると行政代執行の対象となることもあります。
ここでは、ゴミ屋敷を放置した場合のリスクとして、行政代執行とその費用について説明します。
行政代執行とは
行政執行代行とは、所有者に代わって適正な管理・取り組みを行うことです。
所有者へ何度も改善要求したにも関わらず対応に応じない場合、行政は強制的に敷地に立ち入り、必要な対策をとることができます。
具体的には、放置されたゴミ屋敷のゴミを撤去や、倒壊する危険性のある家屋を解体です。これらの措置は、緊急性が高いと判断された場合に行われます。
行政代執行の費用
行政代執行にかかる費用は税金債務として扱われ、税金と同様に所有者に請求されます。
所有者が支払わない場合、税金債務の回収を目的としてその人の持つ不動産などが差し押さえられ公売(行政による競売)にかけることができます。
所有者が今住んでいる自宅や車が差し押さえられることもありえます。
また、担当する行政職員が安い業者に依頼するとは限りません。費用は所有者自身が業者を選んで依頼するよりも、割高になる可能性が高いです。
行政代執行の事例として、東京都品川区でゴミの撤去が行われた結果、約200万円の費用がかかったケースがあります。
行政が動く前に、ご自身でゴミ屋敷の片付けに向き合うことで、結果的に費用が抑えられます。
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ゴミ屋敷の片付けはリライフへ
ゴミ屋敷の片付けはリライフへご相談ください。予算を考慮して最適な片付け業者を紹介させていただきます。
リライフが選ばれる3つの理由
リライフでは、次の3点をご好評いただいています。
①親身になって相談できるオペレーター
②資格や許可を持った優良業者
③明確な料金設定
ゴミ屋敷の片付けは作業スタッフのスキルによって片付け時間が大きく変わります。短い時間で作業が完了するほど料金も安くすることが可能です。お金がない時のゴミ屋敷の片付け方法などお気軽にご相談ください。
ゴミ屋敷片付けの流れ
リライフでのゴミ屋敷のお片付けは3ステップで完了するためとても簡単です。
①お問い合わせ
電話またはメールからお気軽にご相談ください。「ゴミ屋敷の片付けの見積もりで」と一言お伝えいただければ、オペレーターが状況や予算、お日にちなど順番に確認させていただきます。
②見積もり
部屋丸ごとや戸建て丸ごとなどどれくらいの量があるか分からない時には、お見積り後にしか正確な料金を決めることができないので、片付け業者がお見積りに伺います。
見積もり金額に納得いただけましたら、作業日を決めて契約となります。
③作業日
作業日にはスタッフがゴミ屋敷の不用品を片付けながらトラックで搬出していきます。ゴミ屋敷の場合には分別や仕分けをするスペースの確保が難しいので、回収することが決まっている大きな家具やゴミ袋の搬出から始めることが多いです。
作業が終了したら料金をお支払いいただきます。
作業が2日に渡る時には2日目の作業終了時にお支払いとなります。
お金がない時のゴミ屋敷の片付けまとめ
お金がないときにゴミ屋敷を片付けるコツは次の通りです。
・1箇所ずつ片付ける
・出入り口の手前から奥に向かって片付ける
・数日に分けて片付ける
・積極的に物品を捨てる
・資源ゴミはリサイクル回収ボックスに捨てる
また、自力での作業が難しい場合は、費用を抑えて片付け業者に依頼する方法もおすすめです。
費用を分割払いにする方法やフリーローンの利用、買取サービスの利用など、工夫によって業者を利用してゴミ屋敷を片付けられます。
また、片付け業者を選ぶ際は、相見積もりによって料金や対応を比較し、優良業者を選択しましょう。
お金がない時のゴミ屋敷の片付けについて、実績が豊富なリライフにぜひ、ご相談ください。
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