そのまま使える!年代別・年賀状じまいの文例とNGワードとマナー
年賀状のやりとりを辞めることは、「年賀状じまい」と呼ばれます。
昨今インターネットの発達や終活の考え方が広まったことから、年賀状じまいを検討する方が増えていますが「適切な辞め方がわからない」と悩む方もいらっしゃいます。
年賀状じまいは慎重に行わないと「お付き合いそのものも終わりにしたい」と捉えられてしまうこともあります。相手に失礼や心配を感じさせないように配慮することが重要です。
本記事では20代から70代まで、年代別や理由にあった年賀状じまいの文例やマナーを紹介します。
相手との関係を良好に保ったまま年賀状のやりとりを辞めたいとお考えの場合は、ぜひ本記事の内容をご活用ください。
この記事を読むと分かること
・年賀状じまいの文例
・年賀状じまいの注意点
・年賀状じまいの書き方
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。
目次
年代別・相手別、年賀状じまいの文例
年賀状じまいの文例を紹介します。
年賀状じまいをする理由によって文例を変えると伝わりやすく、ネガティブなイメージを持たれることは少ないでしょう。一般的な年賀状と同様で「個性」や「オリジナリティ」は必要ありません。
主要な内容は150文字~200文字に抑え、手書きで一言添えると以降の良い関係につながります。
20代~30代の年賀状じまい文例
20代〜30代は、会社の関係者や学生時代の友人、恩師など幅広い年代の人と年賀状で交流があるものです。
年代に限りませんが、年賀状じまいは相手との関係性によって文面を変えると、関係を良好に保つために効果的です。特に親しい人や仕事関係、目上の方に対する文面は変えた方がよいでしょう。
20代〜30代向けの年賀状じまいの文例として、「親しい方向け」と「ビジネス向け」の2種類を以下で紹介します。
①親しい方向け
あけましておめでとうございます。 昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。
さて、勝手ではございますが、本年で皆様への年賀状を控えさせていただく運びとなりました。今後はLINEなどのSNSを活用し、より親密にやり取りをさせていただければと思います。
今後はSNSで変わらずお付き合いできれば幸いです。 IDは以下のとおりです。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。
②ビジネス向け
あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年も昨年同様、変わらずお引き立ていただきますようよろしくお願い申し上げます。
さて、誠に勝手ではございますが、今年の年賀状をもって皆様とのご挨拶を控えさせていただくこととなりました。
社の方針として紙資源の節約により昨今の環境問題の一助となるべく、ハガキによる年始のご挨拶を控えさせていただきたく思います。
今後はメールにてご挨拶させていただければ幸いです。何卒ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
40代~50代の年賀状じまい文例
40代〜50代になると仕事上でのつながりが増えるため、年賀状の枚数も増えてきますが、時代の変化によって年賀状じまいする方も増えています。
ここでは、40代〜50代向けの年賀状じまいの文例を紹介します。
① 親しい方向け
あけましておめでとうございます。本年も昨年同様、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
私事とはなりますが、今後は皆様との交流をSNSに移行させていただくことになりました。それに伴い、年賀状のやり取りは来年以降からご遠慮させていただきます。
今後はLINEのメッセージでやり取りできればと思います。 IDは〜〜〜でございます。どうぞよろしくお願い致します。
② ビジネス向け
あけましておめでとうございます。本年も変わらずお引き立ていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
誠に恐縮ではございますが、社の方針により今後は新年のご挨拶を含む連絡をメールに移行させていただくこととなりました。
つきましては、今後は以下のメールアドレにてご挨拶させていただければ幸いです。何卒ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
60代の年賀状じまい文例
60代は定年退職や還暦など、節目の多い時期です。
終活に向けて年賀状じまいを始める人も多く、相手も状況を認識しやすいことから、理解してもらえることが多いでしょう。
ここでは、60代の年賀状じまいの文例を紹介します。
① 親しい方向け
あけましておめでとうございます。皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
人生100年時代と言われる中で私も還暦を過ぎ、寄る年波により残念ながら年賀状を作成することが難しくなってしまいました。
そのため、本年でどなた様とも新年のご挨拶を終了させていただきます。これからは電話などでやり取りさせていただければ幸いです。今後も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。
② ビジネス向け
あけましておめでとうございます。昨年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も昨年同様よろしくお願い申し上げます。
さて、私事でございますが、今年で職場を定年退職することとなりました。
これを一区切りとし、終活の一歩目として皆様への年賀状は今年限りとさせていただきます。
今後は以下のメールアドレスにてご連絡させていただければ幸いです。皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り致します。
70代の年賀状じまい文例
70代になると年賀状を書くこと自体に負担を感じる方も増えてきます。
筆を執るのが難しくなってきたといった理由を添えて、古希や喜寿など祝年を節目として年賀状じまいを伝える方法がスマートです。
ここでは、70代の年賀状じまいの文例を紹介します。
① 作成が難しくなった
あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、私も年を重ねて七十となりました。高齢になりましたため、寄る年波には勝てず、勝手ながら本年をもちまして年賀状によるご挨拶を失礼させていただきたく存じます。
今後は電話などで連絡を取り合わせていただけましたら幸いです。皆様のご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げます。
② 節目で年賀状じまい
あけましておめでとうございます。あれからお変わりはございませんでしょうか。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、私も七十となり、そろそろ「終活」を意識する年齢に差しかかりました。これを節目とし、年賀状によるご挨拶は本年限りとさせていただきたく思います。
今後のお付き合いは、電話やメール、SNSなどで頂戴できましたら幸いです。皆様のご健康とご多幸をお祈り致しております。
③ 今後、連絡を取り合う予定が無い相手への文例
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、私も喜寿を迎えますが最近は文字を書くのも一苦労に感じるようになりました。そのため、私都合で恐縮ですが、皆様への年賀状を今年限りとさせていただければと思います。誠に勝手ながらご健康とご繁栄を心からお祈り致します。
年賀状のやり取りだけの関係の場合、連絡先を書かないというのもひとつの手です。こうすることで、最低限の挨拶だけは済ませつつ人間関係を断捨離できます。
終活では、モノだけでなくこうした人間関係の整理も必要です。これを機に自身の付き合いを見直し、スッキリした状態で終活を進めましょう。
年賀状じまい(終活年賀状)とは
「終活年賀状(年賀状じまい)」とは、来年以降の年賀状のやり取りを辞退する旨を記載した年賀状のことを指します。
終活の一環として行うものであり、主に以下の理由で終活年賀状を送ります。
・高齢のため毎年年賀状を送るのが難しくなった
・SNSでのやり取りも増えたので、年賀状に必要性を感じなくなった
・儀礼的な挨拶に煩わしさを感じるようになった
終活年賀状では、年賀状でのみやりとりしていた方との交流が今後なくなるといった理由から、送るタイミングや文例において守ったほうがいいマナーがあります。
文面によっては相手にとって失礼と捉えられたり、送る側の意図と異なって伝わったりするリスクがあるため、慎重に文面を検討しましょう。
終活についての詳細は【終活の基本と5つのやることリスト-人生を不安なく過ごしたい】をご覧ください。
年賀状じまい3つの効果
相手に失礼を感じさせない年賀状じまいは、終活後の人生をより豊かにしてくれます。ここでは、年賀状じまいによる3つの良い効果を紹介します。
1.より親しくなれる
近年では、メールやLINEなどさまざまな連絡手段が増えています。そうした中で、わざわざ手間をかけて、年賀状を書いて送るというのはあまり効率的ではありません。
そのため、別の連絡先に移行することを目的として終活年賀状を送ります。
また、新しい連絡先に移行することで、これまで年賀状のみのやり取りだった相手とも気軽にコミュニケーションができるようになり、再び親しい関係性になることもあります。
2.時間と費用を抑えられる
年賀状を作って送るのは手間です。毎年デザインや文面を考えるのも大変ですし、相手住所が変わっていればその都度確認しなければいけません。
とくに、昔から年賀状のやり取りをしている人数が多いほど、手間だけでなく費用も増えます。
終活年賀状を送ることで、そうした儀礼的な付き合いに手間と費用をかけなくて済むようになる点は大きなメリットです。
3.人間関係の終活がすすむ
年賀状のやり取りをしている相手の中には「しばらく会っておらず儀礼的に年賀状を送っているに過ぎない」という関係性の方もいます。そうしたつながりを持ち続けても、年末年始に年賀状をやり取りする手間が増えるだけです。
人間関係を整理し、自分の連絡先を「普段からやり取りしている人」に絞っていくことで、終活の準備ができます。
年賀状じまい3つのタイミング
年賀状じまいには明確なルールはないため、いつ送っても問題はありません。
しかし、何も連絡せずに年賀状じまいをしてしまうと、なかには心配した相手から連絡がきてしまう可能性があります。
相手に無用な心配をさせないためにも、年賀状じまいをするのに効果的なタイミングを3つ紹介します。
1.節目のタイミング
節目を機に年賀状じまいをすることで、相手に納得してもらいやすくなります。
例えば、「定年退職」や「転職」も節目の出来事のひとつとして挙げられます。仕事関係で儀礼的に年賀状のやり取りをしていた場合、退職を機に年賀状じまいをしても不自然ではありません。
また、60代以降になると、還暦や古希、喜寿など「祝年」の回数も増えます。この祝年を人生の節目と考え、年賀状じまいをするのもひとつの手です。
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2.終活のタイミング
終活にはモノの整理だけではなく、人間関係も含まれます。年齢を重ねると、しばらく年賀状のやりとりだけになってしまった人もいるものです。
年賀状じまいをすることで相手に無用な心配をかけることなく、人間関係の整理が可能です。
終活の一環としての年賀状じまいは、モノや財産と同様に人間関係も選別できます。自分にとっての終活が、より深い意味合いを持ちます。
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3.自分の好きなタイミング
年賀状じまいは、好きなタイミングで行っても問題ありません。
20代や30代の若い年齢層でも、引っ越しや結婚や出産をきっかけに年賀状じまいをするケースがあります。
コロナ禍以降、感染症や衛生面についての配慮から年賀状を自粛する方もいます。年賀状が手元に届くまでには多くの人の手を介するため、ウイルスの蔓延を防ぐ目的で年賀状じまいを行います。
相手に誤解を与えない形であれば、自分が「やめたい」と思った時に年賀状じまいを行うこともひとつの選択肢です。
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年賀状以外のコミュニケーションの増加
近年、50代以降であってもLINEなどの連絡手段を活用している方は多数います。総務省が発表した「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、50代でLINEを使用している割合は86.3%、40代では89.3%という結果が出ました。
このように、年代を問わず多くの方が普段からコミュニケーションを取れる手段を持っていることがわかります。
そのため、わざわざ手間や費用をかけて年賀状でやりとりするよりも、年賀状じまいを行うことでお互いの負担を減らす選択肢が効果的と考えることも、不自然ではありません。
年賀状じまいの注意点
年賀状じまいは、ときに誤解を招く恐れがあります。
ここでは、年賀状じまいの注意点として3つのポイントを紹介します。
①「年賀状じまい」を「交流じまい」にしない
年賀状じまいを、必ずしも相手に対する「交流じまい」にする必要はありません。
長い間、年賀状のみの付き合いしかない相手であれば、年賀状じまいを機にやり取りを終えることも選択できます。
普段からやり取りしている相手へ急に年賀状じまいを伝えると「もう交流をしたくないのだろうか?」と不安にさせてしまう可能性がある点に注意しましょう。
相手が年賀状じまいについて知らない可能性があることも考慮し、年賀状じまいを送る際には相手によって書き方を考え、「付き合いが終わるわけではない」旨の丁寧な説明が必要となることも覚えておきましょう。
②全員に送っているということがわかるように書く
年賀状じまいは、各個人ではなく「全員」に対して送っていることがわかるように書くことがポイントです。
相手との関係性を壊さないよう「どなた様」「皆様」などの言葉を使い、複数人に対して送っていることがわかるような工夫をこらしましょう。
まだ年賀状じまいや終活年賀状の認知度は高くありません。そのため、特定の個人宛ての文面では勘違いされる可能性があります。
年賀状じまいを送る際は「あなた個人ではなく全員宛てに伝えていますよ」といった点が伝わるよう、書き方に気を付けましょう。
③NGワードとマナー
終活年賀状にはNGワードとマナーがあります。
具体的には、「やめる」「最後」「終わる」など直接的な表現を控えることです。
これらのNGワードは、受け取った人が好ましくないと感じる恐れがあるため、年賀状じまいの文面では使用を避けましょう。
NGワードを避けた例
・今年で失礼させていただくことにしました。
・本年をもちまして年始のご挨拶を遠慮させていただきたいと存じます。
年賀状は本来、句読点をつけない書き方がマナーですが、最近では読みやすさが重視されテンプレートでも句読点がついていることがあります。
一筆、手書きの文章を添え、文面に温かみを持たせることも効果的です。
年賀状じまいの構成と書き方
ここでは、終活や節目を機に年賀状じまいをする際の文章の作り方について解説していきます。
相手に断りを入れる文章のため、失礼がないように気を配ることが大切です。
年賀状じまいは、コンパクトに150~200文字にまとめるとよいでしょう。
①挨拶の文面
冒頭の文章には、一般的な年末年始の挨拶を記載します。
「年賀状じまいだから」という理由で、特別な書き方を意識する必要はありません。普段通りの年末年始の挨拶を記載した年賀はがきで大丈夫です。
年賀状じまいの挨拶から入ってしまうと、相手も驚いてネガティブな印象を受ける可能性があるため、避けましょう。
②年賀状じまいの理由
挨拶に続いて、年賀状じまいの理由を書きます。
年賀状じまいをする理由は人それぞれですが、重要な点は相手が納得できる理由を記載することです。また、簡潔にわかりやすく書くこともポイントといえます。
年賀状じまいの主な理由としては、以下が挙げられます。
・高齢になり年賀状の作成が辛くなった
・SNSなど他の連絡手段に移行する
・退職した
・還暦などの祝年を機にした
・子どもが独立したのを節目とした
理由を誤魔化したり嘘をついたりする必要はありませんが、内容によっては相手を傷つけてしまうことや失礼に当たることがあるため、慎重に文面を考えましょう。
年賀状じまいの目的が終活による人間関係の整理であったとしても「関わる人を減らしたい」といった文面では失礼にあたります。相手が文章を読んで不快に思わないような表現を推敲しましょう。
③代替案の提示
年賀状じまいの後も交流を続けたい相手に関しては、代替の連絡手段も伝えておきましょう。
連絡手段と連絡先を添えておくとスムーズに連絡を取れます。
年賀状じまいをしたあとの交流としては、以下のSNSや電話、メールなどが便利です。
・LINE
・X(旧Twitter)
・Facebook
・メールアドレス
・電話番号
相手が使いやすい連絡方法を提示することも、年賀状じまいの重要な配慮といえます。
年賀状以外で年賀状じまいを伝える
年賀状以外で年賀状じまいを伝えることも可能です。年賀状を相手が作成する前に年賀状じまいを伝えれば、相手が年賀状を書く手間を省けます。
自分だけでなく相手にとっても負担を軽減できることであるため、可能であれば事前に年賀状じまいを伝えましょう。
12月までに伝える
年賀状じまいを伝える際は、相手が年賀状を作成するタイミングよりも前に伝えることが大切です。
そのため、12月までに伝えることが望ましく、これによって相手の年賀状作成の負担を軽減できます。
伝える方法
12月までに年賀状じまいを伝えたい場合、直接会って伝える方法とSNSやメールで伝える方法があります。
ここでは、それぞれの方法についてポイントを紹介します。
直接会って伝える
直接会う機会があれば、その際に「年賀状じまいをする」と伝えることで、スムーズかつ失礼なく年賀状じまいの意思を伝えられます。
親しい友人や親族など普段から定期的に会う方には、年賀状を辞める理由を詳細に伝えられます。
また、顔を合わせて話すことで、年賀状じまいの意図が誤って伝わることをその場で防げ、相手との関係性を良好に保てます。
SNSやメールで伝える
SNSやメールで「今年から年賀状を辞めます」と伝える方法もあります。仲が良い友人や家族相手には便利な方法ですが、相手や場合によっては失礼にあたるため注意が必要です。
特に、メッセージの一斉送信や相手が送った年賀状への返事をSNSやメールで返すことは失礼にあたるため避けましょう。
目上の方や交流が少ない方には「失礼な人」という印象が残ってしまうことがあるため、相手によっては対面やはがきで意思を伝えたほう良いケースもあります。
寒中見舞いで年賀状じまいをする
年賀状が出せなかった時は、寒中見舞いで年賀状じまいをする方法もあります。
「年賀状=おめでたい」というイメージがあるため、「やめる」「絶えさせる」という内容には縁起が悪いと捉えられる可能性があるためです。
寒中見舞いであれば「やめる」「絶えさせる」という内容でも問題なく記載できるため、スマートな年賀状じまいの方法といえます。
寒中見舞いとは
寒中見舞いとは日本の慣習のひとつです。
寒さが厳しい季節に相手を気遣う便りで、松の内が過ぎた1月7日から2月4日の立春までに出すことが一般的です。
年賀状をもらったが返信が松の内に間に合わなかった、喪中のときにもらった年賀状への返信といったケースが挙げられます。喪中はがきをもらったとき返信を出さなくても失礼にはあたりませんが、寒中見舞いを出すと丁寧です。
寒中見舞いでの年賀状じまいが向いている方
寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法が向いているのは、以下に該当する方です。
・喪中だった
・相手からのみ年賀状が届いている
寒中見舞いであれば、目上の方やビジネスでつながりのある方にも失礼な印象を与えることなく年賀状じまいを伝えられます。
寒中見舞いで年賀状じまいを伝える際の文例を以下で紹介します。
今年から辞めるときの文例
寒中お見舞い申し上げます。寒さ厳しき折り、お変わりございませんか。
私の都合で恐縮ですが、お葉書でのご挨拶は本年より失礼させていただこうと考えております。誠に勝手ではございますが、なにとぞご容赦ください。
寒い日が続きますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
来年から辞めるのとき文例
寒中お見舞い申し上げます。
立春とは名ばかりの寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
恐縮ではございますが、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくこととなりました。
勝手ではございますが、今後も変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。
時節柄、どうぞお体を大切にお過ごしください。
年賀状じまいの絵柄例
年賀状じまいの絵柄やデザインには、とくに決まりはありません。写真付きやキャラクターデザインの入った年賀状でも大丈夫です。
ただし、人によっては「最後の年賀状なのにキャラクターデザインでは軽い印象がする」と感じることも想定されます。そのため、フォーマルな雰囲気の絵柄を選んだ方が無難です。
また、年賀状じまいの挨拶文は、通常と比べて文章が長くなります。そのため、書きたい文章量を考慮し、スペースを確保できる絵柄を選ぶことが大切です。
年賀状を縮小する
年賀状じまいをせずに徐々に送る量を減らしていくという選択肢もあります。宣言や線引きをせずに、徐々にフェードアウトしていく方法です。
年賀状だけのお付き合いの方であれば、自然消滅させるのもひとつの手です。仕事上の付き合いがある方や親しい友人にだけ送ることで、より深く心地よい人間関係に囲まれることにつながります。
年賀状縮小の方法
以下の2つを意識的に行うだけで、年賀状の件数を徐々に減らせます。
1.自発的に送らない
2.来た人にだけ返す
年賀状を送るリストは昨年届いた年賀状をもとに作られるため、こちらからの年賀状が届かなければ翌年から相手のリストに入らなくなり、徐々に件数が減らせます。
年賀状じまいに関するよくある質問
ここでは、年賀状じまいに関するよくある質問に回答します。
年賀状を辞めるときのマナーは?
年賀状を辞めるときは、年賀状のやりとりを今後辞める旨を伝える年賀状じまいを相手に伝えることがマナーです。
年賀状じまいをせずに年賀状の返信が途絶えると、相手を心配させてしまったり、場合によっては失礼な行為になったりします。
年賀状じまいの方法はさまざまですが、本記事で紹介した方法のいずれかを選択し、相手に意思を正しく伝えることが重要です。
年賀状じまいをした人から年賀状が届いたときは?
年賀状じまいをした方から年賀状が届いた場合は、通常と同じように年賀状を返しましょう。
年賀状を再び送ってきた理由としては、以下の2通りが考えられます。
・年賀状を再度送りたくなった
・年賀状じまいしたことを忘れていた
いずれにしても年賀状が届いた事実があるのであれば、年賀状を返す対応がスマートです。もし、相手が間違って年賀状を送っていた場合は、来年から再度年賀状が届かないようになるか、忘れていた旨を伝えてもらえるでしょう。
特に年賀状じまいについて、こちらから言及する必要はありません。
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年賀状じまい(終活年賀状)のまとめ
年賀状じまいとは、終活の一環として年賀状のやりとりを終わらせたい旨を相手に伝えることです。
明確なルールや決まりはありませんが、適切な内容や方法で相手に伝えなければ失礼になってしまう恐れがあるため、送る相手や関係性に気を付けましょう。
年賀状じまいの文面は仲がいい友人などに伝える場合と仕事関係や目上の人に伝える場合で内容を変更するのが基本です。相手に心配や不快感を与えないか、失礼な表現にならないかを考えて文面を考え、伝え方やタイミングも慎重に検討しましょう。
年賀状じまいの文面にお悩みの際は、本記事で紹介した文例を参考に作成してみてください。
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