豆知識

不用品回収

やってはいけない断捨離8つのこと。危険性と注意点を徹底解説

身の回りの不用品を整理して、身も心もスッキリできる断捨離。
断捨離に興味はあるけど失敗や後悔が気になって、進められない方もいるのではないでしょうか。

こんな方におすすめ
・やってはいけない断捨離って、具体的にどんなこと?
・なんでやってはいけないの?どうなってしまうの?

この記事でわかること
・断捨離でやってはいけない8つのこと
・失敗しない断捨離の心構えと進め方
・断捨離での注意点

この記事を読み終えると断捨離でやってはいけない8つのことが分かり、満足のいく片付けができるようになります。

やってはいけない断捨離

やってはいけない断捨離



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。

やってはいけない断捨離8選

やってはいけない断捨離
断捨離をする際にやってはいけないことがあります。

①人のものを断捨離する
②気分に任せた断捨離
③時間に追われた断捨離
④収納グッズを先に買ってしまう
⑤思い出の品の断捨離
⑥保留の多すぎる断捨離
⑦「売る」目的の断捨離
⑧ルールのない断捨離

注意点を把握し断捨離を進めていきましょう。

人のものを断捨離する

たとえ家族や親しい間柄の人でも許可なく人のものを捨ててはいけません。
自分のものだと捨てる決断ができず、他の人のものであれば断捨離できると考えてしまうのは危険です。
理由は周りから見るといらないもののようであっても、本人にとっては大事なものである可能性があるからです。

勝手に捨ててしまうと家族とトラブルになってしまう恐れがあります。ものを捨てられてしまった人が断捨離に対して嫌悪感を抱いたり、拒否反応を示したりすることがないわけではありません。

捨てることに対して嫌悪感を抱く人がいる場合、家の断捨離が進まなくなることも考えられるため、必ず他の人のものは手放しても良いか許可を取ってから捨てましょう。

気分に任せた断捨離

気分に任せた断捨離は行わないほうが安全です。本当は捨ててはいけない大切なものを手放してしまう可能性があるからです。
本当に自分にとっていらないものなのか、冷静に判断することが重要です。
捨てるか迷うものは、すぐには捨てず「保留」にします。「自分にとっていらないもの」を納得してから捨てると後悔のない断捨離を行うことができます。

本来断捨離は自分で「不要」「必要」「保留」を分け、判断力や決断力を養っていくものです。その場の気分で判断をしていると、いつまでたっても判断力や決断力が身につかず、断捨離の効果を感じにくくなります。

成功体験を積み重ねることでより判断力が強化されます。
断捨離を行う際はその場の気分ではなく、しっかりと自分で考え判断することで断捨離が成功する可能性が高まります。

時間に追われた断捨離

判断を誤り後悔したり、中途半端に終わったりするため、時間に追われた断捨離を進めないようにしましょう。

断捨離は決断の連続で案外時間がかかるため、例えば休みの日1日だけで終わらせようと思っても中途半端に終わり余計に部屋が汚くなってしまう可能性があります。

一気に断捨離を行おうとせず「タンスの1段分」や「クローゼットの中」など空間を区切って少しずつ進めましょう。
丁寧にものと向き合うことで、納得のいく断捨離を行うことができます。

収納グッズを先に買ってしまう

断捨離を行う前に収納グッズを買うことはおすすめではありません。
理由は以下の2つです。
① 収納自体が不要になる可能性があるため
…断捨離をしてものが少なくなると購入した収納が無駄になることがあります。
② ものを捨てにくくなってしまうため
…「ものの居場所」ができると、不要と思われるものであっても捨てにくくなる危険性が高まります。

収納は断捨離後にぴったりの大きさのものを選びましょう。
「この収納に入らなくなったら、再度持ち物を見直す」といったルールを設けると部屋をきれいに保ちやすくなります。
収納用品は断捨離前に購入するのではなく、むしろ収納を減らすようにすると断捨離を進めやすくなります。

思い出の品の断捨離

思い出の品の断捨離は慎重に進める必要があります。理由は買いなおすことができず、捨てて後悔しても取り返しがつかないからです。

断捨離初心者の時期は自分の中で断捨離のルールが定まっていないことが多く、以下のようなことが起こることがあります。
① 本当は必要なものを捨ててしまう
…特に思い出の品は捨ててしまうと、再度手にすることが難しいものがほとんどです。
② 決断力や判断力が乏しく、捨てられない
…断捨離のルールが自分で定まっていない状態で思い出の品に手を付けるとなんでも取っておいてしまいます。

何でも取っておいてしまうと断捨離が進まないため、思い出の品は断捨離に慣れてきて自分の中でルールが定まってから行いましょう。

保留の多すぎる断捨離

断捨離を進める中で捨てることを迷うものは「保留」とし、納得してから「不要」「必要」に再分類することは重要です。
しかし「保留」のものが多くなってしまうと、断捨離が進まなくなってしまいます。
理由はいつまでたってもものを捨てられず、現状維持になってしまうからです。

保留を見直す期間を3か月に1回、半年に1回にするなどのルールを決めると見直しがしやすくなります。
また再検討する際も「しまっていたことを忘れていたから捨てる」「保留期間に一度使用したため取っておく」などのルールを決めておくと、保留のものを減らしやすくなります。

大事なものは捨てることに迷ってしまいがちですが「不要」と判断したものは感謝の気持ちを持って捨てるようにしましょう。しっかりとものに向き合い「必要」と判断したものは大切に扱うことが重要です。

「売る」目的の断捨離

フリマアプリやネットオークションで売るつもりで処分せずに取っておくと断捨離が進まなくなります。
理由は売れるまでに時間がかかり、いつまでたっても手放せず断捨離にならないためです。

どうしても売りたい場合にはリサイクルショップを利用し、即日手放します。フリマアプリやネットオークションを利用したい場合は「〇日間売れなければ即日捨てる」といったルールを事前に決めておくと手放しやすくなります。

「売る」こと自体が目的になってしまう断捨離についても、判断を誤り自分にとって必要なものを手放す危険があるため行わないようにしましょう。

ルールのない断捨離

ルールがないまま断捨離を進めてしまうと後悔する場合があります。
本当は捨ててはいけないものを捨ててしまったり、反対に捨てる作業が進まなかったりすることがあるからです。

断捨離で設定しておいた方が良いルールは以下の通りです。
①ものを捨てるときの判断基準
…例えば1年以上使っていないものを捨てることや実用性はないけれども持っていると自分が気持ちよくいられるものは大切に取っておくなどです。
②断捨離後に残すものの量
…「この収納スペースに入る分だけを持つ」などのルールを決めると断捨離をスムーズに進めることができます。
③「保留」のものを見直すタイミング
…無理に捨てるのではなく「保留」のものはじっくり検討します。検討する期間を設定することで先延ばしせずに断捨離を進めることが可能です。

成功する断捨離の3つのポイント

やってはいけない断捨離
断捨離を成功させるためには3つのポイントがあります。
①時間に余裕をもって始める
②目的をもって、断捨離する
③自分のものから進める

断捨離を成功させるためには自分しっかりと判断し、納得して断捨離を進める必要があります。

時間に余裕をもって始める

焦って断捨離を進めてしまうと後悔したり失敗に終わったりする可能性が高まります。
理由は以下の2つです。

①余計にものを捨ててしまう
…短時間で断捨離を進めてしまうとルールが定まっておらず、その場の気分で捨てる決断をしてしまう恐れがあります。

②一気に終わらせようとすると挫折しやすい
…断捨離は決断の連続なため思ったよりも時間がかかり疲れるものです。一気に終わらせようとすると中途半端に終わり失敗に終わることもあります。

そもそも断捨離は不要なものを断ち、ものへの執着をなくしていくことです。
これらは短時間で身につくものではなく、少しずつ進めて成功体験を積むことが大切です。判断力や決断力がつき、より断捨離を進めやすくなります。

目的をもって、断捨離する

目的をもって断捨離を行うと成功しやすくなります。
理由は目的がないと、断捨離依存症のようになり「捨てること」自体が目的となってしまう危険があるためです。

例えば「家族が笑顔で暮らせるようになる」「健康的な生活を送れるようになる」といった目的を設定します。
そうすると自分にとって「不要」「必要」の判断が付きやすくなり、「捨てること」が目的になりにくいので効果的です。

自分のものから進める

断捨離を進めるときは必ず自分のものから進めましょう。
理由は他の人のものから行うとトラブルになりやすいからです。周りから見ると不要と思われるものでも、本人にとってはなくてはならないものである場合があります。

そもそも断捨離は、自分の判断や決断を繰り返して、自分の価値観や行動に変化が現れるものです。自分のものと向き合わなければいつまでたっても断捨離の効果を実感できません。

最初は断捨離に否定的でも、あなたが断捨離を進める様子を見ているうちに家族の考え方に変化が現れることもあります。

断捨離でやってはいけないことまとめ

やってはいけない断捨離
断捨離を行う際にやってはいけないことは8つあります。

①人のものを断捨離する
②気分に任せた断捨離
③時間に追われた断捨離
④収納グッズを先に買ってしまう
⑤思い出の品の断捨離
⑥保留の多すぎる断捨離
⑦「売る」目的の断捨離
⑧ルールのない断捨離

やってはいけない理由は捨てたことを後悔したり、断捨離が進まず挫折する可能性が高くなるからです。

断捨離をするうえで断捨離の注意点を理解し、時間をかけることや自分のルールを持つことは非常に重要です。
自分でよく考えることで納得した断捨離を行うことができ、効果を感じやすくなります。

やってはいけない断捨離

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