豆知識

不用品回収

引越し後のダンボールを捨てる6つの方法~無料で処分はできる?

ダンボールは、荷物の収納や運搬に広く使われますが、サイズが大きいことや頑丈な素材であるため、処分の方法に困ることもあります。

ダンボールの処分方法としては、資源ゴミとしての処分やリサイクルセンターへの持参、業者に回収処分を依頼する方法などがあり、状況に応じて選ぶ必要があります。

本記事では、ダンボールの正しい捨て方を紹介します。また、各処分方法にかかる費用や注意点についてもまとめました。ダンボールを捨てる際には、ぜひご活用ください。

この記事を読むと分かること
・ダンボールの正しい捨て方
・ダンボールの処分費用
・ダンボールを捨てる際の注意点



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。

ダンボール,処分
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引越しのダンボールは何ゴミ?

ダンボール,捨て方
ダンボールは、紙と木材から作られるリサイクル素材です。ペットボトルや古紙、プラスチックと同様に「資源ゴミ」に分類され、再利用のために回収してもらう方法で処分します。

ダンボールは、細かく切って自治体指定の袋に入れ、可燃ゴミとしての処分も可能ですが、引越しなどで使用した大量のダンボールは、以下で紹介する方法でリサイクル資源として捨てましょう。

ダンボールを燃えるゴミで出せない理由

ダンボールを「可燃ゴミ」として出せない理由は、環境への負荷を考慮してリサイクルが推奨されているためです。

ダンボールをリサイクルせずに燃やしてしまうと、紙や木材などの原料を得るために森林伐採が進むことや、焼却の際に排出される二酸化炭素によって地球温暖化の進行につながる可能性があります。

小さいダンボールや細かく刻まれたものは、可燃ゴミとして処分しても問題ありませんが、できるだけ資源ゴミとして処分しましょう。

汚れているダンボールも資源ゴミに出してよい?

汚れているダンボールは、資源ゴミに出さず細かく刻んで可燃ゴミとして処分します。ダンボールにテープや配達用のシールが貼られている場合は剥がしておきましょう。
ダンボールの正しい捨て方については、自治体のWebサイトなどに記載がある分別ルールを確認して処分を進めましょう。

ダンボールは、濡れておらず綺麗な状態であればリサイクルしやすいため、捨てるまでは雨風や湿気にさらされない場所で保管することをおすすめします。

ダンボールの正しい捨て方

ダンボール,捨て方
ここでは、ダンボールの正しい捨て方を解説します。ダンボールを捨てる際は、以下で紹介する方法から、自身の状況に適した方法を選択しましょう。

引越しのダンボールを資源ゴミとして捨てる

ダンボールは各自治体のルールに沿って資源ゴミとして処分します。回収されたダンボールはリサイクルされ、処分に費用はかかりません。

【ダンボールの資源回収日の調べ方】
月に数回ある「資源ごみ」の回収日は、不動産の管理会社や自治体の役所や役場で配布される「ゴミのガイドブック」に記載されています。毎月発行される広報誌にも記載されており、自治体の環境課にメールで問い合わせることもできます。

ダンボールを資源ゴミとして捨てる時の注意点

資源ゴミとしてダンボールを捨てる際は、一度に処分するダンボールの枚数に注意しましょう。自治体や回収を行う場所によって、一度に出せるダンボールの枚数が決められている場合があります。引越しで使ったダンボールの枚数が規定量を超えている場合は、回数を分けて出しましょう。

ダンボールは「リサイクル資源」として回収されるため、ひどく汚れたものは回収してもらえません。資源ごみの収集日まで室内で保管しておきましょう。雨の日には回収を中止する団体もあるため、事前に確認することをおすすめします。

資源ゴミの出し方やルールは、自治体のWebサイトなどで確認できます。

引越しのダンボールは紐で縛って捨てる

ダンボールを資源ゴミに出す際は、バラバラにならないようにビニールや麻の紐でダンボール10枚程度を十字に縛って捨てます。

この際、ダンボール箱に折りたたんだダンボールを詰めて捨てる方法は控えましょう。風で倒れる危険性があり、ダンボール引取業者が運搬しにくいといった理由から、ダンボールは紐で縛って集積所に出すのが基本的なルールです。

引越しのダンボールをリサイクルステーションに持ち込んで捨てる

ダンボールは、「リサイクルステーション」に持ち込むと無料で処分できます。

リサイクルステーションは、大きなスーパーや公民館に併設されている場合や、小学校などに設置されている場合があります。ダンボールだけでなく、新聞や雑誌などの回収も行っていることが多く、引越し時に出る大量の不用品をまとめて処分可能です。

リサイクルステーションは一般的に10:00~18:00と営業時間が決まっていることが多いため、ダンボールを持ち込む時間帯に注意しましょう。営業時間は自治体のWebサイトなどから確認できます。

ダンボールを引越し業者で捨てる

ダンボール,捨て方
引越しで使ったダンボールは、引越し業者に引き取ってもらうと処分の手間が省けます。

一度しか使っていないダンボールは汚れや破損が少ないため、引越し業者は中古ダンボールとして依頼者に安く提供したり、引越し当日にエアコンなど大型家電を梱包したりといった用途で利用します。

ダンボールを引越し業者で捨てる時の注意点

ダンボールの処分を引越し業者に依頼する場合、業者によってサービスの内容や金額、引き取り可能な時間帯が異なる点に注意しましょう。引越しの見積書を作成してもらった際に、ダンボールの引き取りサービスの料金を確認しておくとよいでしょう。

引越し業者の支店から距離がある場合や離島では、ダンボールの引き取りを実施していないケースもあるため、引き取りの条件についても確認が必要です。

引越し業者は、主に引越し作業がない時間帯にダンボールを回収します。3月上旬から4月上旬までの繁忙期には空き時間がなく、サービスが利用できないことが多くなる点に注意しましょう。

特に4月中旬からはダンボールの回収予約が取りづらいため、電話で依頼をしてから回収に来てくれるまで2週間以上かかる場合もあります。繁忙期以前からダンボール回収の予約を入れておくとスムーズに捨てられるでしょう。

引越しのダンボールが捨てられる6業者

ここでは、ダンボールの引き取りサービスを展開している引越し業者を6社紹介します。

① サカイ引越センター
サカイ引越委センターでは税込3,300円でダンボールの引き取りを実施しています。引き取りに期限はありませんが、3月15日から4月15日までは引越しの繁忙期であり、回収の受付を行っていない点に注意が必要です。

② アリさんマークの引越社
アリさんマークの引越社では一度の回収につき、税込3,300円でダンボールを引き取っています。繁忙期は対応ができないこともあり、ダンボール引き取りサービスが利用できない時期については問い合わせが必要です。

③ アート引越センター
アート引越センターは、税込3,000円でダンボールの回収を実施しています。利用可能な時期は引越しから3ヶ月以内が目安です。回収は何度でも可能ですが、2回目以降も回収のたびに税込3,000円の費用がかかります。

④ アーク引越センター
アーク引越センターでは引越し後にダンボールを無料で引き取ってくれます。

⑤ 日本通運
日本通運では引越し後の1回に限り、無料でダンボールを引き取ってくれます。2回目以降の引き取りは、有料となります。引き取り金額は「単身パック当日便」を利用した場合は引越し後1ヶ月以内、それ以外の場合は引越し後3ヶ月以内に設定されています。

⑥ ハート引越センター
引越し後1回目だけ、無料でダンボールを引き取ってくれ、2回目からは有料になります。引き取りに期限はないため、ゆっくりと荷解きを行えるのがメリットです。

引越しのダンボールを不用品回収業者に依頼して捨てる

不用品回収業者に依頼すると、出張費や運搬費、品目別回収費用などがかかります。

不用品回収業者は、引き取りに来るまでの期間が引越し業者より早いため、ダンボールを急いで処分したい方におすすめです。業者によっては電話をかけた当日に引き取りに来てくれる場合もあります。

自治体のゴミの日に出す場合は資源ゴミの日を待つ必要がありますが、不用品回収業者に依頼すれば、ダンボールを自分の都合に合わせて調整し、引き取りに来てくれます。

不用品回収業者に依頼する時の注意点

不用品回収業者をインターネットで調べると、多くの業者が出てきます。

中には、「無料回収」と言っておきながら後で高額請求をする場合や、引き取った不用品を不法投棄する悪徳業者が存在します。不用品回収業者に依頼する場合は、最低でも3社から見積書を作成してもらい、比較検討するとよいでしょう。

3社から見積書を作成して比較すると、適正な金額がわかります。費用が高すぎる、または安すぎる業者は、悪徳業者の可能性があるため、契約を避ける方がよいでしょう。
費用以外にも、回収実績や作業の様子を収めた写真、お客様の声などを公開しているかも確認しておくと安心です。実績が豊富で信頼できる業者を選びましょう。

また、口コミや評判も業者選びの重要な要素です。Googleマップの口コミや口コミサイトなどを幅広く確認して、利用者がどう評価しているかを調べておくことで、業者の良し悪しを確認できます。

ダンボール,処分
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引越しのダンボールを買取してもらう

古紙買い取り業者やリサイクルショップの中には、ダンボールの買取を行っているところもあります。

古紙買取業者は、紙の量が50~100kgなければ買取できない場合があるため、大量のダンボールを処分したい場合にしか利用できません。引越しで利用するダンボールの重さは1枚当たり500gで、100枚以上のダンボールを捨てたい場合は、買取を検討してみるとよいでしょう。

買取り価格は、1㎏あたり1円~数十円程度となるため、引き取りに来てもらう場合には出張料の方が高くなります。出張料金と買取り価格で相殺し、結果として無料で回収してくれる場合もあり、ダンボールを大量に捨てたい場合は有効な方法です。

引越しのダンボールを捨てる以外の活用法

ダンボール,捨て方
ダンボールを廃棄処分する以外にも、素材の特徴を活かし、リメイクして再利用する方法もあります。例えば、ダンボールの表面に壁紙やラベルを張り、収納ボックスやゴミ箱として使用する方法です。引越し用のダンボールは強度があるため、本棚にもできます。

【除湿剤にもなる】
ダンボールには除湿効果があり、押し入れに入れると除湿剤として使えます。広げたダンボールを押し入れに敷き、その上にすのこと布団を収納すると、布団に溜まる湿気を吸ってくれます。

捨てたいダンボールが10枚以下の場合は、ダンボールを捨てずに活用することを検討してみましょう。

引っ越しのダンボールの捨て方に関するよくある質問

ダンボール,捨て方
ここでは、ダンボールの捨て方に関するよくある質問に回答します。

ダンボールを簡単に捨てる方法は?

ダンボールを簡単に捨てる方法は、引越し業者や不用品回収業者の利用です。資源ゴミとしての処分などは費用がかかりませんが、回収日時が決められている場合や所定の場所まで運搬する必要があります。
一方、業者を利用することで費用はかかりますが、スケジュールや運搬を気にせずダンボールを回収してもらえます。

特に、すぐにダンボールを処分したい場合や、引越しから時間が経って荷解きをしたという場合は、不用品回収業者の利用をおすすめします。
不用品回収業者は回収処分のスケジュールに融通が利くほか、ダンボール以外の不用品もまとめて回収できます。ダンボールを簡単に処分したい場合は、業者に依頼することですぐに処分できます。

ダンボールをまとめる紐がないときはどうする?

ダンボールをまとめる紐がない場合は、ガムテープで代用できるケースがあります。ただし、自治体によってはガムテープでまとめる方法を認めていない場合があるため、注意が必要です。ガムテープでまとめる方法が自治体ホームページで確認できない場合は、紐でまとめるほうがいいでしょう。

ほかに、結束バンドで十字に固定する方法やハンディラップを巻きつけてまとめる方法でも対応可能です。ただし、いずれも専門性がやや高い道具であり、自治体の扱いも確認しづらいため、どうしても利用したい場合は自治体の担当課に相談してみましょう。

ダンボールを捨てるときテープは剥がすべき?

ダンボールを捨てるときは、テープを剥がしたほうがいいです。

自治体によってテープの扱いが変わり、テープが貼ってあっても処分できる場合がありますが、基本的にはテープは剥がしておいたほうが問題なく回収されるでしょう。

加えて、配達に関する情報が書かれたシールや書類が添付されている場合は、必ず剥がしてください。リサイクルを行う際の妨げになるほか、個人情報が記載されている書類やシールをそのままゴミの集積所やリサイクルに出すことは危険です。

ダンボールの金具は捨てるべき?

大型の家具などを梱包していたダンボールには金具が使われている場合がありますが、金具の扱いは自治体によって異なるため、自治体のWebサイトで確認してください。

金具を取り外すように指示されている場合を除いては、そのまままとめて処分できます。そもそも、ダンボールのリサイクルの過程で金属は取り除かれるため、問題ない場合が多いです。

一方、油やロウ、発泡スチロールなどはリサイクルの妨げになるため、取り除いてから処分するのが基本といえます。

引っ越しのダンボールの回収は実績豊富なReLIFEにお任せください!

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引越しで大量のダンボールが出て処分にお困りであれば、ぜひReLIFEにご相談ください。

引越しのダンボールを捨てる方法のまとめ

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引越しの後のダンボールは、少量であれば費用をかけずに自治体で資源ゴミとしての種集やリサイクルステーションなどへ持ち込むことで処分できます。
一方、大量のダンボールは、引越し作業を依頼した引越し業者や不用品回収業者に依頼するとスムーズに捨てられます。不用品回収業者に依頼する場合は、事前に見積もりを取るなどを忘れないようにしてください。

引越しで使ったダンボールは早めに捨てて、気持ちの良い新生活をスタートさせましょう。

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ダンボール,処分
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