靴の処分方法7選|無料の捨て方や売る方法を解説
気づいたら下駄箱の中が履いていない靴でいっぱいになっていることはありませんか?
靴の捨て方について、以下のような疑問や不安を持っている方は多いでしょう。
靴の捨て方でよくあるご相談
・靴の捨て方が分からない、間違っていたらと心配
・ブランド物の靴だし、捨てて損したくない
・スパイク部分とかヒールとか取り外さなくていいの?
靴は方法によって無料で捨てられるだけでなく、買い取ってもらえることもあります。
この記事では靴の捨て方や捨て時を判断するポイント、修理費用の目安などについてご紹介します。
この記事でわかること
・7種類の靴の捨て方が分かる
・無料で捨てる方法や売れる靴が分かる
・スパイク部分やヒールなど金具がついた靴の捨て方もわかる
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。
靴の処分方法7選
一般ゴミとして捨てるほか、靴にはさまざまな処分法があります。ここでは無料もしくは有料で処分する方法に加えて、まだ履ける靴を売ったり譲ったりする方法もご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを比較して自分に合う方法を選びましょう。
1.一般ゴミで捨てる
不要になった靴は、自治体のゴミ収集に出して捨てられます。
靴の材質はおもに布や革などの可燃物であるため基本的には可燃ゴミとして扱います。
ただし、靴の金属パーツを取り外せる場合には、金属パーツのみ取り外して金属ゴミや不燃ゴミとして出すよう定めている自治体もあります。
スパイクや安全靴、スケート靴、スキー靴、ローラースケート靴のように金属パーツを多く含む靴は金属パーツが多く含まれており、他の素材も混ざっているため不燃ゴミとして扱われるケースが多くみられます。
ただし、東京都練馬区のようにローラースケート靴やスケート靴も可燃ゴミとして扱う自治体もあるため、自治体のゴミ分別ルールに従うようにしましょう。
なお、ヒール靴の内部にはシャンクやねじ釘などの金属部品が少量含まれていますが、解体せずに靴ごと可燃ゴミで出せる自治体が大半です。地域のゴミ分別一覧表を見ても自分の靴がどの分類になるか分からない場合には、役所の担当部署へ問い合わせるとよいでしょう。
一般ゴミとして靴を捨てる方法のメリットは手軽かつ費用が安いことです。ただし、回収日が決まっているため急いで処分したい場合は注意しましょう。
2.無料の回収ボックスに捨てる
一部の自治体では靴の回収ボックスを設置しています。回収ボックスに入れた靴はリユースされて必要な人に届けられるため、社会貢献につながります。
自治体の靴回収ボックスは、市役所や自治体のリサイクルセンター、図書館などに設置されていることが多いです。たとえば、東京都渋谷区や静岡県三島市、神奈川県座間市などでは、靴をはじめとした革製品、古着などの拠点回収を行っています。
回収費用は無料ですが、リユースを前提とした回収なので汚れを取ってから投入する必要があります。回収ボックスに靴を入れるときには、靴をビニール袋や紙袋に入れる、ひもで縛るなど自治体ルールを確認してから利用しましょう。ひどい汚れやカビ、穴など破損のある靴や、片方しかない靴はリユースできないため、回収ボックスに入れることはできません。
回収可能な靴の基準は自治体ごとに設定されています。
革靴やスニーカー、サンダル、上履きは対象となることが多い一方で、ハイヒールやブーツ、金具の付いた靴などは一部自治体では受け入れられていません。自分の地域の回収ボックスではどのような靴を投入できるのか事前に確認しておくことが大切です。
サイズが合わなくなった、趣味が変わったなどの理由で履かなくなったものの、まだきれいな靴を捨てるのはもったいないと感じる方もいるでしょう。回収ボックスに入れる方法は費用がかからないうえに、社会貢献できることがメリットです。
3.店舗の引き取りを利用する
靴販売店の引き取りサービスを利用して不要な靴を処分する方法があります。
西武・そごう各店では、「こども靴下取りサービス」として不要になったこども靴を下取りして、ザンビア共和国のこどもたちに贈るサービスを実施しています。
子供服売り場にある「下取りコーナー」へこども靴を持っていくと、靴1足につき1枚の「500円割引券」をもらえます。この割引券はこども服売り場での購入5,000円(税込)ごとに1枚使用することができ、有効期限は発行日から3か月後となっています。
なお、一度に下取りしてもらえる靴の数は3足までです。他店舗で購入した靴も下取りしてもらえますが、サンダル、上履き、スリッパなどは対象外なので注意しましょう。
靴の下取りサービスはシュープラザや靴流通センターなどでも行われています。古い靴を処分できるだけでなく、新しい靴をお得に購入できることがメリットです。
4.リサイクルショップの買取を利用する
ルイ・ヴィトンやシャネル、NIKEなど人気ブランドかつ状態の良い靴はリサイクルショップで買取対象になる可能性があります。新品のブランド靴は高額であるため、中古で購入したいと考える顧客が多いからです。処分費用がかからないだけでなく、臨時収入が得られる可能性があるため履いていないブランド靴を持っている方は試してみましょう。
靴を売却する際には、劣化しておらず履ける状態であることが最低条件となります。査定に出すときは、購入時に入っていた靴箱に靴を入れ、ブランド品のギャランティカード(正規品の品質保証書)やその他の付属品も揃えておくのが高く売るためのポイントです。
なお、ノーブランド品の靴や普段履きのスニーカーなどは中古需要が低いため、ほとんど買値がつきません。
5.フリマアプリやオークションに出品する
不要になった靴をメルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・ネットオークションで売却する方法もあります。ほしい人が見つかればリサイクルショップよりも高く売れることもあるのがメリットです。
ただし、フリマアプリやネットオークションは出品や発送の手間がかかります。また、個人間の売買となるため、ユーザー間のトラブルに注意が必要です。出品者側のミスや記載不足によるトラブルが起こった際には取引中止となったり、返金を求められたりすることもあります。時間や手間がかかっても、少しでも高く靴を売りたい方に向いている方法です。
6.寄付や譲渡する
状態の良い靴を捨てるのはもったいないと思う場合は、寄付や譲渡する方法もあります。NPO法人ワールドギフトでは、不要になった靴などを発展途上国へ送る活動をしています。発送方法や受付可能な品目はそれぞれのウェブサイトなどを確認しましょう。宅配で送ることもできますが、段ボール1箱あたり2,900円または3,700円の寄付金が必要です。
また、家族や知人が欲しがっていれば譲る方法もあります。
とくに小さな子供の靴は磨り減る前にサイズアウトして使えなくなってしまうことも多いので、お古を譲ると喜ばれるかもしれません。
靴を譲るときのマナーとして靴クリーナーなどを使ってできるだけきれいにしてから渡します。
7.不用品回収業者を利用する
大量の靴を処分したい場合や、他にも回収してほしい不用品がある場合などには、不用品回収業者を利用するのが便利です。最短当日に来てくれる業者もあるため、スピーディに処分できます。
不用品回収業者で靴を処分してもらうときの費用は、段ボール1箱いっぱいに詰めた場合で3,000円程度です。1足でも同程度の費用がかかるため、単品の依頼には向いていません。
一般ゴミとして捨てたり、回収ボックスに入れたりする方法と比べると、不用品回収業者の費用は高いといえます。しかし、面倒な分別作業が不要であり、下駄箱などの不用品も一度にまとめて処分できる点が魅力です。処分したい不用品が多いときや、急いでいるときなどには不用品回収業者に依頼することを検討しましょう。
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靴の捨て時を判断するポイント
靴を捨てるべきか迷ったときは、以下の5つのポイントをチェックして判断しましょう。
1年以上履いていないとき
履かずに1年以上放置している靴は、捨ててよい靴と判断できます。「いずれ使うかもしれないから取っておこうかな」と思っていても、実際に1年以上必要としていないのであれば今後も履く可能性が低いからです。
ただし、冠婚葬祭用のフォーマルな靴は使用頻度が低くてもきちんと保存しておきましょう。カビが生えないよう、定期的にメンテナンスすることが大切です。
汚いと感じたとき
汚れが取れない、傷が目立っている、なんとなく古びた印象があるなど、汚いと感じた靴は処分することをおすすめします。
「おしゃれは足元から」という言葉があるほど靴は全身の印象を左右するものであり、汚い靴を無理に履いていると悪印象を相手に与えるおそれがあるためです。「破損していないからまだ履ける」という靴でも、汚い印象を与えかねない場合には思い切って捨てるのが実利的です。
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趣味が変わったとき
色や形の趣味が変わって履かなくなった、流行遅れだから履く機会がなくなったなど、自分のニーズに合わなくなった靴は処分の対象です。使用機会が少なくてまだ履ける状態であっても、実際に使用しないのであれば持ち続ける意味がありません。
次に靴を買うときには、シンプルなデザインのものを選ぶのもひとつです。シンプルな靴はさまざまなコーディネートに合わせることができ、無駄な買い物をするリスクを避けることにつながります。
子どもの靴がサイズアウトしたとき
サイズアウトした子供の靴は処分して、新しい靴に買い替えましょう。子どもの足は成長が早いため、半年程度でサイズが合わなくなる場合もあります。まだ履ける状態の靴でも、合わないものを無理に履かせていると足の成長を妨げる危険があるため注意が必要です。
靴にすり減りや劣化がなければ知人のお子さんなどに譲ることも可能ですが、相手がお古を嫌がっていないか見極めなければなりません。詳細は前述「知人に譲る」をご参照ください。
新しい靴を買ったとき
新しい靴を一足買ったら古い靴を一足捨てて、靴の数を一定数に保つのもおすすめです。履かなくなった古い靴を捨てれば収納スペースを圧迫せずに済むので、新しい靴を管理しやすくなるからです。
古い靴と新しい靴をぎゅうぎゅう詰め状態で一緒に保管していると、汚れや湿気をため込みやすくなるため好ましくありません。おしゃれな人ほどたくさんの靴を持っている場合も多いですが、手持ちの靴を棚卸しして不要な靴を処分することをおすすめします。
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靴を修理して使う方法と費用目安
ブランド靴やお気に入りなど捨てるのがもったいないと感じる靴は修理して履き続けるという選択肢もあります。
一般的な紳士靴や婦人靴は、靴の修理店での修理が可能です。小さな傷やヒールのすり減り、靴底の消耗などの場合には、捨てずに修理して履き続けることも検討しましょう。靴の寿命
費用は、婦人靴のヒール修理で2,000円程度、紳士靴のかかと補修で4,000円程度が目安です。所要時間は修理内容によって異なり、15分程度のスピード修理から数日間の預かりが必要となる場合までさまざまです。
ただし、大きな傷があったり、靴底に穴が空いていたりする靴は補修作業が難しいため修理費用が高額になります。靴の状態によっては新しい靴を買い直した方がコストを抑えられるでしょう。
靴の捨て方まとめ
靴の捨て方には一般ゴミとして処分する以外に、回収ボックスに入れたり売ったりする方法があります。古い靴や壊れた靴は捨てる、状態の良い靴は売ったり寄付したりするというように使い分けるとよいでしょう。なお、不要な靴が大量にあるときや他にも不用品があるときには、不用品回収業者を利用するのも方法の1つです。費用はかかるものの、分別の手間がいらないうえ、都合に合わせて回収に来てくれるためスピーディに処分できます。
靴を捨てるか迷ったら、使用頻度や見た目などで判断しましょう。少しの傷であれば修理して履き続けられることもあります。
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