カーペット8つの捨て方|切って捨てるときの注意点
部屋に敷くカーペットには、防音や防寒、インテリアの役割があります。
布製品であるカーペットは、時間が経つと劣化したり汚れたりするため、定期的に交換が必要です。また、気分転換のために買い替えたいと考える方もいるでしょう。
カーペットは種類や大きさによって捨て方が異なります。サイズが大きいカーペットは粗大ゴミとして回収してもらったり、不用品回収業者に処分を依頼したりすることが必要です。小さく切れば可燃ゴミとして捨てられる場合もあります。
本記事では、カーペットの捨て方や処分料金、掃除の仕方などを紹介します。
カーペットの状態や大きさ、自分の状況などに合わせて捨て方を選びましょう。
この記事を読むとわかること
・カーペットの処分方法と料金
・簡単にカーペットを捨てる方法
・カーペットを長く使う方法
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。
目次
大きなカーペットは粗大ゴミ
カーペットは、基本的に「粗大ゴミ」に分類されます。
1辺の長さが30cm以上のゴミや自治体指定のゴミ袋に入らないゴミは、粗大ゴミとされるのが一般的です。
粗大ゴミの基準は自治体ごとに異なります。
例えば、カーペットを粗大ゴミではなく、「大型可燃ゴミ」として回収している自治体もあります。
捨てる前には、お住まいの地域のルールを自治体の案内で確認しておきましょう。
畳んでゴミ袋に入っても、粗大ゴミ
カーペットは小さく折りたたんでゴミ袋に入ったとしても、粗大ゴミとして扱わなければなりません。カーペットのような大きな布類を可燃ゴミとして回収すると、収集車に巻き付いて車の内部が壊れてしまうリスクがあるためです。
可燃ゴミは45リットルのゴミ袋に入ることが主な基準となりますが、布類に対しては別ルールを適用している自治体もあるため、詳細を確認しておきましょう。
布類の処分方法について明記されていない自治体では、袋の口が閉まれば可燃ゴミとして捨てられるケースもあります。
電気ホットカーペットを捨てる
電気ホットカーペットは「粗大ゴミ」または「不燃ゴミ」に分類されます。
内部に電熱線が入っているホットカーペットは、布類ではなく電化製品としてみなされるためです。
サイズが小さい場合には、粗大ゴミではなく不燃ゴミとして捨てることになります。
例えば、犬用や足元用の1畳未満のホットカーペットであれば指定ゴミ袋に収まるため、不燃ゴミまたは小型家電として扱われます。
電気ホットカーペットを捨てる時には、大きさも確認しておきましょう。
ホットカーペットを捨てる時には、大きさも確認することが大切です。
1.戸別収集で安く捨てる
粗大ごみの回収方法には、戸別収集と持ち込み処分の2通りがあります。
戸別収集とは、各家庭の玄関先や集合住宅の前など建物ごとに収集車が回収しに来てくれる仕組みです。自治体と提携している廃棄物処理業者が引き取りに来てくれます。
戸別収集の利用方法
カーペットを戸別収集してもらうときの基本的な手順は以下の3ステップです。
1.申込と予約
自治体指定の粗大ゴミ受付センターに電話やネットで粗大ゴミ回収の予約をとります。横浜市のようにLINE申し込みを取り入れている自治体もあるため、使い慣れたツールから申し込むとよいでしょう。処分料金や収集日の確認も、申し込み時に行います。
2.粗大ゴミ処理券の購入
カーペットの処分料金に合わせた粗大ゴミ処理券をコンビニやスーパー、商店など自治体指定の販売店で購入します。1枚あたりの金額は200円や500円と自治体によって異なるため、過不足なく組み合わせます。
基本的には1度購入した粗大ゴミ処理券の払い戻しはできません。金額に間違いがないか事前に確認しておきましょう。
粗大ゴミ処理券はよく見える位置に貼り、すぐに出せる準備を整えます。
3.指定場所に出す
予約日当日の指定時間までに指定場所にカーペットを出すと、夕方頃までに回収に来てくれます。粗大ゴミ処理券で清算を済ませる自治体では、立ち合いは不要です。人口の少ない地域では、立ち合い時に現金で支払うこともあります。
カーペットの処分料金
6畳用カーペットを粗大ゴミとして排出するときの、自治体ごとの処分手数料は以下のようになります。
市区町村名 | 処分料金 |
世田谷区 | 1,300円 |
名古屋市 | 250円 |
京都市 | 800円 |
横浜市 | 500円 |
福岡市 | 300円 |
戸別収集のルールと運び出しサービス
カーペットの出し方を細かく指定している自治体もあります。
例えば以下のようなルールがあります。
ルール(一例)
・カーペットを十字に結んで出す
・カーペットが広がらないようにゴミ袋に入れる
・朝7:00-8:00の間に出す
これらのルールは収集スタッフが早く作業できる目的や、放火や持ち去りを防ぐために作られています。
自分で持ち部屋からカーペットを持ち出せない方は自治体の運び出しサービスを利用する方法もあります。ふれあい収集とも呼ばれ、自治体の職員が室内から集積所までの運び出しを手伝ってくれます。
このサービスを利用できる対象者は、高齢者のみの世帯や身体に障害がある場合などに限定されます。
2.カーペットの持ち込み処分で早く捨てる
カーペットをゴミ処理センターに持ち込んで処分してもらうことも可能です。
持ち込み処分では、早ければ予約日当日に持ち込んで処分できる場合もあります。
持ち込む手間はかかりますが、自分の都合に合わせて捨てられるのがメリットです。
持ち込み処分の利用方法
カーペットの持ち込み処分の手順は次の3ステップです。
1.持ち込み予約
電話やメールで施設や自治体窓口に連絡して、持ち込み処分の予約をします。混雑を防ぐため、1時間あたりの受け入れ人数を制限している自治体が増えています。
混雑状況により、持ち込み予約が1か月以上先になることもあります。
2.持ち込み処分
カーペットを車両に積み込んで、自治体指定の処分場へ持ち込みます。
処分場では自分で荷物を下ろさなければならないため、運動靴やズボンなど動きやすい服装で向かいましょう。
3.料金の支払い
料金は従量制となっている施設が多く、持ち込んだ粗大ゴミの合計の重さを計って料金が決定されます。予約不要で持ち込める自治体もありますが、事前に粗大ゴミ処理券の購入を必須とする場合もあります。
持ち込み施設や料金は自治体の担当課やホームページで確認が可能です。
持ち込み処分料金
ゴミの重量で料金を定めている自治体について、一般的なカーペットとして6畳用/8kgの条件での処分料金は、下表の通りです。
市区町村名 | 処分料金 |
世田谷区 | 400円 |
名古屋市 | 200円 |
京都市 | 1,500円 |
横浜市 | 500円 |
福岡市 | 140円 |
持ち込み処分の注意点
ゴミ処理施設では地域のゴミであることを確認するために、受付で本人確認があります。
身分証や住民票など、住所がわかる証明書を持参しましょう。
混雑状況によっては持ち込み予約が1か月以上取れないこともあるため、余裕をもって申し込みましょう。
3.切って、可燃ゴミで捨てる
カーペットを自治体が既定するサイズ以下に切断すれば、可燃ゴミとして出すことも可能です。可燃ゴミの収集日は1週間に1回以上と捨てるチャンスが多いため、処分までの時間も短くなります。30㎝以内に切るのが目安です。
カーペットを切る手順
カーペットを切るためには、事前準備が必要です。以下の手順を参考に切っていきます。
1.軍手とマスクを装着し、ビニールシートを広げる
2.カーペットを30cm以下に切る
3.ゴミ袋に入れる
4.可燃ゴミとして捨てる
必要な道具
・大きめのハサミ(カッター、万能ノコギリ、裁ち切りバサミも可)
・軍手
・マスク
・ゴミ袋
・作業時に床に敷くカッターマット、ブルーシートなど
切断する際は、カッターマットの上で行うと床に傷がつきません。
作業にかかる時間
規定サイズまでカーペットを切断するには1時間以上はかかります。
6畳用カーペットは約260cm×350cmであり、規定サイズ以下にするには縦に9等分、横に10等分程度に切断して、合計100枚前後の正方形にカットしなければなりません。端から端まで一直線にはさみを入れて長い短冊状にしてから、正方形を作っていくとすれば全工程で100回前後ハサミを入れる計算になります。
カッターを使う場合は、定規などを添えると切りやすくなります。毛足の長いカーペットの場合は、ハサミが向いています。
切ったら、可燃ゴミで捨てる
規定サイズまで小さくしたカーペットは、基本的に可燃ゴミで捨てます。
カーペットは綿やウールやポリエステル、ナイロンなどを合わせた合成繊維でできている布であり、不燃ゴミと指定している自治体は見当たりません。
洋服にもレーヨンやアクリルなど合成繊維でできているものがありますが、素材で区別せず基本的には可燃ゴミ扱いです。切断後のカーペットも、同じように可燃ゴミとして扱うのが適当です。
規定サイズまで小さくしたカーペットは、可燃ゴミ用の袋に入れて決められた日に決められた場所へ出しましょう。
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4.不用品回収業者に引き取ってもらう
カーペットの引き取りから処分までまとめて引き受けてくれるのが不用品回収業者です。
自治体での処分に比べると費用は高くなりますが、カーペット上に載っている家具の移動から任せられます。床一面に敷かれているカーペットの処分時にはおすすめです。
不用品回収業者の利用方法
不用品回収業者に依頼してカーペットを捨てるときの手順は、以下の2ステップです。
1.問い合わせ
ホームページや紹介サイトからカーペットの回収依頼をします。平日・休日・深夜など幅広く対応しているため、自分の都合に合わせて捨てられるのがメリットの一つです。
処分したいものがカーペットだけであれば、電話だけで見積もりと金額を確定してもらえます。
金額に納得がいけば、そのまま回収日程の調整へと進みます。日程や金額に納得がいかなければ、「検討する」と伝えて他社にも問い合わせてみましょう。
2.回収作業と支払い
回収当日は、運び出しから車への積み込みなど作業をすべてスタッフに任せます。
回収が終わったら確認して、料金を支払います。
支払い方法は現金の他にもクレジットカード、Paypayの対応可能な業者も増えています。問い合わせ時に確認しておきましょう。
カーペットの回収料金
基本料金3000円~4000円に、カーペットの回収費用2000円を足した、合計5000円程度が料金相場です。
費用を安く抑えたい場合は、自宅から近い不用品回収業者を利用するとよいでしょう。回収時の往復交通費が削減できるため、基本料金が1,000円ほど安くなることがあります。
自分で不用品回収業者に持ち込むと基本料金がなくなるため2,000円程度で処分できることもあります。持ち込み処分が可能かどうか、事前に確認しておくと安心です。
引っ越しや遺品整理なら積み放題プラン
引っ越しや断捨離、遺品整理で大量に不用品がある時には積み放題プランを利用すると安くなる場合があります。
積み放題プランには作業料金や基本料金、人件費が含まれているため、細々した家電製品や雑貨類をまとめて引き取ってもらいたい場合に最適です。
不用品回収の悪徳業者に注意
不用品回収業者の中には、残念ながら不法投棄や高額請求などの問題を起こす悪徳業者も混在しています。廃品回収車は9割以上が無許可営業と言われているため、関わらないのが一番です。
不用品回収業者を利用する時には「古物商許可」や「一般廃棄物収集運搬許可(または提携)」を取得しているか確認できると安心です。業者紹介サイトや仲介サイトで紹介されている業者から選ぶのも一つの基準です。
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カーペットの回収事例
母が介護施設に入所することになったため、室内の不用品整理をお願いしました。昔ながらの戸建てで客用の布団や飾り棚、タンス、着物などとにかく1つ1つが大きくて、重くて私だけではどうしようもなかったのですぐに来てくれて助かりました。
床一面に敷いてあった絨毯を剥がす作業をみて、頼んでよかったと心から思いました。近隣の方の迷惑にならないよう、遠くても広めの道路に車を止めていただくなど細かい配慮もしていただき、ありがとうございました。
(女性・55歳・さいたま市大宮市)
5.販売店での引き取りサービス
一部の家具販売店では、商品購入時に古いカーペットを引き取るサービスが利用できる場合もあります。
購入商品の配送時に、古いカーペットを回収してもらえるため、スムーズに入れ替えることが可能です。
料金
料金は販売店や会社によって異なりますが、2,000円~4,000円が相場です。
新品を購入する際に限って利用できることが多く、処分だけでは引き受けてくれないことが一般的です。
例えば、楽天に出店しているカーペット販売店でも2,000円程度で引き取りサービスを展開している店舗があります。購入品の配送時に交換する形になります。
ニトリのカーペット引き取り
2024年8月現在、原則としてニトリでカーペットの引き取りは実施されていません。ただし、期間ならびに店鋪限定で、カーペットや敷ふとんの回収・リサイクルが行われることはあります。
直近では2023年4月から5月の約1ヶ月間、神奈川県内の全店舗と東京都町田市の2店鋪で「カーペット・敷ふとんの回収・リサイクル実証実験」が実施されました。今後も実施される可能性があるため、関心のある方は公式サイトなどの情報をチェックしましょう。
なお、ニトリでは配送で大型家具を購入した場合に限り、有料で古い家具の引き取りサービスを提供しています。ただし、カーペットは大型家具に該当しないため、引き取りサービスの対象外です。その他、利用条件などの詳細はニトリの公式サイトをご覧ください。
対象店舗拡⼤!カーペット・敷ふとんのリサイクル 回収を期間・地域限定で実施
引き取りキット
カーペット専門店では買い替えの際に引き取りキットを申し込めます。
引き取りキットの中には布テープや送り状、布テープがセットになっており、簡単にカーペットの発送ができます。梱包が終わったら宅配業者を呼ぶだけで玄関先まで引き取りに来てくれるため、集積所や処分場まで運ぶ必要がありません。
費用は送料込みで2000円程度と、不用品回収業者と自治体の中間の値段です。
カーペットの買い替えを検討されている方は、引き取りサービスのある専門店を選ぶとスムーズに入れ替えられます。
6.リサイクルショップで売る
未使用品やブランド品のカーペットなら、リサイクルショップで売るという選択肢もあります。ただし、リサイクルショップで買い取られるのは未使用品や状態の良い人気ブランドのみです。
使用感のあるカーペットは衛生面からも買い手が見つかりにくいため、査定価格はつきません。 カーペットは床に敷いて歩いたり座ったりするため、使用すると劣化が避けられない品物です。
買取価格がつかなかったカーペットは自身で持ち帰って処分しましょう。リサイクルショップでは買取価格がつかなかった絨毯の無料引き取り処分は行っていません。
7.メルカリやネットオークションで売る
リサイクルショップでは買取価格がつかなかったようなカーペットでもメルカリやネットオークションであれば売れる可能性があります。
ただし、売れるのは未使用品や一度開封しただけなど状態の良いカーペットに限られます。2023年2月27日時点では、中古カーペットの販売履歴は見つかりませんでした。
メルカリでのカーペットの相場価格は、未使用品の3畳カーペットで7000円前後となっています。
メルカリやインターネットオークションはスマホ1台あれば、以下の手順で簡単に出品できます。
1.撮影、出品
…カーペットを撮影し、商品説明文を記載します。汚れなどは隠さずに書きましょう。
2.取引連絡
…落札されたら、落札者との間で発送予定日などを共有します。
3.梱包、発送
…カーペットを自身で梱包し、配送業者を利用して発送します。
買取業者を利用する
買取業者を利用するのも一つの方法です。
買取業者には、出張買取の業者とリサイクルショップのような店舗型の2種類があります。
せっかく店舗に持ち込んでも、買い値がつかなければまた自分で持ち帰らなければなりません。カーペットの重量は8kg前後と重いため、運搬の手間を省くためにも、持ち込み前に買取可能か問い合わせておくことをおすすめします。
中古でも人気のカーペット
人気ブランドのカーペットは買値がつきやすいため、買取を検討するのがおすすめです。ペルシャ絨毯や中国緞通、ベルギー製絨毯は人気です。
有名品でなくても、新品同様のものやウール、シルクなど天然素材製のもの、定価が高いもの、シンプルなデザインのものであれば、買い取ってもらえる可能性があります。欲しいと思える人がいるかどうかが、買取可否のポイントです。
一般的に、大きいカーペットは使い勝手が悪いため買値がつきません。玄関マットや小型サイズのカーペットは、気軽に取り入れられることから購入する人が比較的多く、買取される可能性が高くなります。
8.ホームセンターの引き取り
ホームセンターでも不用になったカーペットの引き取りサービスを行っており、以下の条件を満たした場合にのみ利用できます。
引き取り条件
・同等品を購入すること
・店舗へ持ち込むこと
・引き取り実施の店舗であること
島忠ホームズやビバホームでは新しいカーペットを購入する場合に限り、古いカーペットを店頭で引き取ってくれます。
ネットでの引き取りは行っておらず、店舗によっては引き取り自体を行っていないこともあるため、事前に確認しておきましょう。
カーペットを捨てるタイミング
カーペットの汚れや臭い、踏み心地が悪くなったと感じたら捨てるタイミングです。
目安としては1年に1回以上丸洗いしているのであれば10年程度、1度も手入れしていないのであれば3年が買い替えるタイミングの目安です。
カーペットの寿命は「使用頻度」「洗濯頻度」「敷いてある場所」で変わります。
日当たりのよいリビングでは、汚れや色落ちが進みやすくなります。子どもやペットがいる家庭では食べこぼしや毛などアレルギー物質が溜まりやすくなるため、捨てるまでの期間は短くなります。
カーペットをきれいに長く使うには
カーペットは素材に合わせた手入れをすると清潔に保てます。
ここでは、アレルギーや裏側のカビやダニを防ぐための手入れ方法をご紹介します。
毎日のお手入れ
1日1回は掃除機をかけて、繊維の間に挟まっているゴミやカス、ダニを取り除きます。
目には見えませんが、カーペットの上には小さな食べカスやほこり、髪の毛などが落ちています。蓄積されたゴミはハウスダストの原因となるダニの餌となってしまいます。
掃除機をかける際はゆっくりと動かし、一か所の吸い込み時間を長くすると効果的です。
月に1回のお手入れ
1か月に1回は丸洗いをすると、掃除機だけでは取れない小さな汚れを取り除くことができます。
洗い方は以下の3通りです。
・湯船で洗う
・コインランドリーに持ち込む
・クリーニング店に持ち込む
湯船で洗うのが最も安く済む方法ですが、脱水しても乾かすのに丸一日かかります。コインランドリーは洗濯から乾燥まで2時間程度で終わり、費用相場は1,500円です。クリーニング店は5,000円以上するため、買い替えた方が安い場合もあります。
カーペットの素材に合わせて洗濯方法を決めましょう。
手入れのしやすいカーペット
手入れがしやすいカーペットは、以下の特徴があるものです。
・毛足が短い
・小さめ
・薄い
動かしやすく、ゴミが奥に挟まりにくいため、衛生的に使用することができます。
3つすべての条件を満たすと座り心地が悪くなってしまうため、自分の中で譲れないポイントを1つ決めるのがおすすめです。
パネル式カーペット
パネル式カーペットを使用するのも、清潔に使う方法の一つです。
1辺が30cm四方のパネル式カーペットであれば、汚れた部分だけを気軽に洗え、汚れがひどい場合には取り替えることもできます。
小さな子どもがいる家庭では、ジュースをこぼしてシミができることもあります。ペットがいるご家庭では、粗相で部分的に汚れることも日常的です。
汚れた時にすぐ洗えば残ることもなく、洗っている間も一部分がなくなるだけで足元が寒くなることもありません。
カーペットと絨毯、ラグの違いとは
カーペットと絨毯、ラグはどれも床に敷く敷物ですが、サイズや用途に違いがあります。
一般的に「床全体を覆う敷物」をカーペットと呼びます。
絨毯とは毛織の敷物を意味する言葉であり、カーペットのように大きなものから、部屋の一部だけを覆う小さなものまで幅広いサイズがあります。また、素材や産地の異なるさまざまな種類があり、ペルシャ絨毯や中国段通は特に有名です。
小さなサイズの絨毯のうち、主にリビングに敷かれるものがラグと呼ばれます。
なお、カーペット・絨毯・ラグの捨て方は基本的に同じです。
縦または横の長さが30cm以上の場合、粗大ゴミとして自治体に回収してもらうか、小さく切って可燃ゴミとして捨てる必要があります。
感染防止に配慮したカーペットの捨て方とは
家庭内に感染症にかかった方や感染した疑いのある方がいる場合は、カーペットを捨てる際に感染拡大を防ぐ観点から以下の点に注意しましょう。
・カーペットを入れたゴミ袋の上からもう1枚の袋をかぶせて二重にする
・しっかりと空気を抜いてからゴミ袋の口を縛る
・ゴミ袋を触った手は石鹸を使ってよく洗う
なお、感染症の種類にもよるものの、一般的にゴミやゴミ袋に次亜塩素酸ナトリウムやアルコールなどを使用することで消毒の効果が期待できます。確実に効果を得るためには、噴霧するより消毒液に浸したタオルや雑巾で全体をまんべんなく拭くことが大切です。
また、カーペットを捨てる前に一般的な洗剤で洗濯し、よく乾かすことでも感染防止につながります。
カーペットの処分に関するよくある質問
ここでは、カーペットの処分に関するよくある質問とその回答をまとめました。
ニトリではカーペットは捨てられますか?
2024年8月時点では、ニトリはカーペットの回収を受け付けていません。ニトリには有料の大型家具引き取りサービスがありますが、カーペットは対象外です。
ただし、過去には店鋪・期間限定で「カーペット・敷ふとんの回収・リサイクル実証実験」が行われていました。 今後も実施される可能性があるため、気になる方は公式サイトなどを定期的にチェックしましょう。
カーペットの処分は実績豊富なReLIFEにお任せください!
カーペットを手軽に処分したい方は、実績豊富な不用品回収のReLIFE(リライフ)をご利用ください。
カーペットを切ったり、粗大ゴミの申込みをしたりする手間がかからないため、処分を急いでいる方や忙しい方、ゴミ集積所まで自分で運ぶのが難しい方にも便利です。
また、カーペット以外の不用品もまとめて引き取り可能です。お見積りや相談は無料で行えるため、お気軽にお電話ください。
カーペットの処分方法まとめ
多くの自治体では、カーペットは粗大ゴミに分類されます。
粗大ゴミとして回収してもらうには、電話またはインターネットから申込みのうえ、指定された手数料の支払いが必要です。
また、カーペットを小さく切った場合であれば、可燃ゴミとして回収してもらうことも可能です。ただし、分厚いカーペットは自分で切るのが難しいため、他の方法で処分する方がよいでしょう。
カーペットを手軽に処分するには不用品回収業者を利用する方法もあります。それぞれの方法を比較し、自分に合うカーペットの捨て方を選びましょう。
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