学習机9つの処分方法とは?2階から運び出しサービス
学習机は大きくて場所を広く占有するうえに、子ども向けのデザインであるためインテリアと合わないこともあります。
「しばらく使っていない学習机の処分方法がわからない。」
「重くて部屋から運び出せない。」
「なんとなく捨てられずそのままになっている。」
こうした事情から、学習机を処分できずに場所を取り続けたままで困っている人もいるでしょう。
学習机は重くて移動するのも一苦労です。そのため、いざ処分するとなると、多大な手間と労力が必要となります。また、適切な処分方法を把握しておくことで、トラブルに巻き込まれるリスクの回避が可能です。
本記事では、学習机の適切な処分方法を解説します。「まだ使える学習机を処分するのはもったいない」と考える方に向けて、学習机をリメイクする方法も紹介します。
この記事を読み終えるとわかること3つ
1.学習机を簡単に捨てる方法
2.買取や寄付の方法
3.捨てられないときの対処法
また、学習机の処分に家族が同意してくれないときの対処法も併せてご紹介します。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。
目次
学習机4つの処分方法
学習机は以下の4つの方法で処分できます。
1.粗大ゴミ収集で捨てる
2.ゴミ処理場へ持ち込む
3.不用品回収業者の引き取り
4.家具販売店の引き取り
新品未使用やブランド品でもない限り、有料での処分となりますが、選ぶ方法によって「手間」「時間」「費用」が大きく変わってきます。
1.粗大ゴミ収集で捨てる
学習机は、基本的に「粗大ゴミ」に分類されるため、戸別収集での処分が利用できます。
戸別収集では、自治体と提携している廃棄物処理業者が、地域ごとに決められた集積所まで粗大ゴミを引き取りに来てくれます。
以下の点をクリアできる方には、おすすめの方法です。
・処分費用を抑えたい
・自分で家から運び出せる
・処分まで1か月は待てる
処分料金
戸別収集での学習机の処分料金は、400円~2,000円が目安です。料金は自治体ごとに変わるため、粗大ゴミのガイドブックや自治体の公式サイトの案内で確認しましょう。粗大ゴミ収集の受付時に料金を伝えられることもあります。
処分料金は、回収時に現金で渡す方法と、事前に粗大ゴミ処理券を購入して納付する方法があります。
東京23区や名古屋市、横浜市など人口が多い市区町村では、「粗大ゴミ処理券」を購入して納付する方法が採用されています。
なお、学習机の椅子を処分する際には、粗大ゴミ処理券の購入が別途必要であり、費用は200円~500円が目安です。
戸別収集の手順
戸別収集の主な流れは以下の3ステップです。
1.収集予約
まずは、電話やインターネットから粗大ゴミの収集を申し込みます。申込時には氏名や住所、処分したい品目や大きさの確認があるため、答えられるように準備を整えておきましょう。
申込時には、粗大ゴミの収集日や注意点などの案内が伝えられます。
2.粗大ゴミ処理券の購入
学習机の処分にあたって、粗大ゴミ処理券を必要な枚数だけ購入します。粗大ゴミ処理券はコンビニやスーパー、商店、ドラッグストアで販売されています。
粗大ゴミ処理券は各自治体で独自に作られたものであり、他の市区町村の粗大ゴミ処理券は使えません。また、払い戻しの手続きは基本的にできないため、金額を調べてから購入しましょう。
3.集積所へ出す
指定された収集日の朝、指定時間までに学習机を集積所に運びます。家の前の道路やマンションの粗大ゴミ置き場など、回収作業員がトラックで入れる場所が集積所に指定されます。朝6時~8時の間に出すように決められている自治体が多く、収集時間を過ぎた場合には回収されません。
17時を過ぎても回収されていない時は、回収漏れの可能性もあるため、自治体の窓口に連絡しましょう。
2.ゴミ処理場へ持ち込む
持ち込み処分が許可されている自治体では、自分でゴミ処理場へ持ち込むことで学習机を処分する方法もあります。
戸別収集よりも費用が安くなる場合や、営業時間内であれば自分の好きな時間帯に持ち込める場合も多いため、運搬のための車や人手が確保できる方には向いている方法です。
持込処分の料金
学習机の持込処分の料金は無料~1,000円が目安となり、戸別収集と半額以下になることもあります。持ち込み処分時の料金は、「品目」または「重量」で計算されます。
品目ごとに料金が決められている場合は、事前に粗大ゴミ処理券を購入してから持ち込む流れとなります。重量によって料金を決める場合は、計量後に現金で支払う流れが一般的です。重量による料金の相場は、10kgあたり300円程度です。
例えば、東京都世田谷区では、戸別収集時の半額となる600円で学習机を処分できます。
持込処分の手順
以下では、一般的な持込処分の手順を紹介します。
1.持込予約
自治体で指定されている処分場または自治体の窓口で持込予約をします。予約の方法は、電話またはインターネットを利用することが多いですが、横浜市のようにLINEから申し込める自治体もあります。
電話の場合には、自治体の営業時間である9:00~17:00が受付時間です。
また、自治体によっては持込予約を不要としているところもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
2.粗大ごみ処理券の購入
必要であれば、処分する学習机に合わせた粗大ゴミ処理券を購入します。
重量によって料金が決まる場合や現金で支払う場合は、粗大ゴミ処理券の購入は不要です。
3.持ち込み
予約当日になったら、運搬する車両に学習机を積み込み、ゴミ処理施設に持ち込みます。
受付では本人確認を行うため、免許証など身分証明書を持参しましょう。
ゴミ処理施設では係員の指示に従って、自身で学習机を降ろし、提示された料金を支払います。
3.不用品回収業者の引き取り
学習机を家から運び出せない場合や、子供部屋にある本棚やベッドなどもまとめて処分したい場合には、不用品回収業者の利用が便利です。室内の養生や学習机の解体、運び出し、処分手続きまですべて任せられます。
学習机は回収後、不用品回収業者が持つ独自ルートを利用して廃棄処分されたり、海外へ輸出されたりします。処分ルートの選択肢が多い不用品回収業者ほど、料金を抑えられます。
自治体と比べて申し込みから回収までの時間が短いため、引っ越しなどで処分期日まで時間がない方にもおすすめです。
利用手順
1.お問合せ
電話やメールから「学習机の引き取りをお願いしたい」と伝え、オペレーターの質問に従って地域や建物の種別などを答えます。
2.見積もり・予約
「学習机1点だけ」や「不用品10点以内」であれば、電話口で概算料金を伝えてくれます。提示された金額に納得できれば、日時の予約へと進みます。
3.回収・お支払い
予約した当日に、業者のスタッフが学習机を運び出します。養生などはスタッフが行うため、依頼者は基本的に見ているだけでかまいません。作業が完了したら、料金を支払います。
学習机の回収料金
不用品回収業者で学習机を処分する時にかかる費用は、8,000円が目安です。
一般的な学習机の回収費用の約5,000円に加えて、基本料金が約3,000円加算されます。基本料金は1回の依頼につき一度だけしかかからないため、机と椅子を同時に引き取ってもらう場合も、3,000円しかかかりません。
不用品回収業者によっては、「トラック1台あたり〇〇円」と設定されているプランもあり、大型家具3点以上になると割安です。単品回収と積み放題プランのどちらが費用を抑えられるかは業者と相談し、最適なプランを提案してもらった上で判断しましょう。
また、学習机のタイプによっても回収料金に差が出ます。下表を確認ください。
処分費用の目安
対象物 | 回収費用 | 備考 |
子供用学習机 | 3,500円~5,000円 | 主に木製の子供用学習机 (引き出しが別でついている場合も同時に回収可能) |
学習机付きシステムベット | 6,000円~8,000円 | ロフト式ベッドと一体型の学習机 (回収時に解体して搬出) |
パソコンデスク | 1,500円~2,000円 | 天板に足がついている机 |
事務机 | 3,500円~5,000円 | 企業や会社の事務所で使われる机 (オフィス机) |
椅子 | 500円~1,000円 | 学習机に付属されている椅子 |
4.家具販売店の引き取り
新しい学習机や家具の購入をする際に、購入する店舗によっては古い学習机の引き取り依頼ができます。
引き取り料金は店舗によって異なり、個人経営の家具屋では無料で引き取ってくれることもあります。新しい家具と入れ替える形で引き取ってくれるため、手配が簡単です。
ここでは、大手家具屋における引き取りサービスを紹介します。
ニトリ
2024年7月時点において、ニトリでは大型家具を対象に「家具引き取りサービス」を実施しています。処分したい家具と同等の大きさの新しい家具の購入時に、4,400円を支払うと古い家具を回収してくれます。
“家具引取りサービス
購入された家具(組立家具は除く)と引取りする家具が同数量または同容量までであれば1注文につき4,400円(税込)で引取りができます。(一部地域を除く)”
引用元:ニトリ
ニトリの家具引き取りサービスは、ベッドやチェストなど学習机と同じくらいの大きさ・重さの家具であれば、引き取り対象となります。家具の購入の予定がある方は、交換する形で学習机の処分が可能です。
無印良品
無印良品では、買い替え時に限り有料で家具の引き取りを行っています。
対象商品をネットストアから購入したときに「同種」かつ「同数」の不用品の搬出作業や引き取りをしてくれます。同種の家具であれば、引き取り料は無料です。
ネットストアでの注文時に、ショッピングカートに「引き取り」のチェックボックスがある商品が引き取りサービスの対象です。
大型の家具で吊り下げ作業が必要な場合は、別途10,000円(消費税込)が必要となり、納品後、数日以内に改めて引き取りが行われます。
ベルメゾン
ベルメゾンでも、買い替え時に無料で不要な家具の引き取りサービスを行っています。ベルメゾンで対象商品を購入すれば、他社製品の引き取りも可能です。
ただし、家具の引き取りサービスが利用できるのは、「販売価格41,800円以上かつ大型商品送料(特大)7,150円の家具」の商品を購入した時のみです。また、「注文と同じ種類の家具を配送日と同日に引き取る」という条件もあります。
学習机を無料で捨てる5つの方法
学習机を無料で処分する方法としては、主に以下の5つが挙げられます。
1.分解して捨てる
2.欲しい方へ譲る
3.支援団体へ寄付する
4.リサイクルショップ・買取業者へ売る
5.フリマアプリやネットオークションで売る
他者へ譲る場合には処分費用は掛かりません。ただし、受け渡し方法によっては「配送料」が発生するため、無料とならない場合もあります。配送料が粗大ゴミ料金よりも高くなるケースも想定しておきましょう。
1.分解・解体して一般ゴミで処分
粗大ゴミの規定サイズより小さく解体すれば、部位ごとに可燃ゴミ・不燃ゴミ・金属ゴミに分けて廃棄できます。この場合には廃棄料金はかからず、ゴミ袋代の数十円だけで済みます。
自治体によって分別ルールが異なりますが、一般的に可燃ゴミとして出せるのは1辺の長さが30cm以下か可燃ゴミの袋に入る大きさと定められています。
規定サイズを越えたパーツはのこぎりで解体し、可燃ゴミの規定に合うように調整します。
解体処分の手順と注意点
解体する際には、ドライバーやゴムまたは木製ハンマー、のこぎり、ペンチといった工具が必要です。作業時間は、DIYに慣れた方でも1~2時間かかりますが、電動のこぎりがあれば、半分以下の時間で済むこともあります。
引き出しなどの取り外せるものはすべて外してドライバーでねじを抜き、接着剤でくっついている部分はハンマーでたたいて分解します。解体するときは倒れてケガをする危険があるため、学習机を逆さにして作業すると安定します。
2.欲しい方へ譲る
学習机が欲しい方を見つけて譲る方法もあります。
知人や親戚など周囲に欲しい人が見つからなければ、ネット上の掲示板サービスであるジモティーなどを利用して幅広い層から探す選択肢もあります。
知人・親戚に譲る
身近な知人や親戚で、子どもの小学校入学を控えて学習机を必要としているご家庭があれば、譲ることも選択肢の一つです。
身近に学習机が欲しい人がいないか聞いてみることから始めましょう。
ネットを通して譲る
周囲に学習机が欲しい方がいない場合は、地域のコミュニティサイトを通して引き取り先を探す方法もあります。
買い手が見つからない学習机でも、無料にすれば地域のコミュニティサイトで貰い手が見つかる可能性があります。地域のコミュニティサイトで有名なジモティーでは、直接会って取引をするのが特徴です。
直接会うことに抵抗があるのであれば、配送業者を利用することもできますが、送料だけで5,000円以上かかってしまうため注意が必要です。
3.支援団体へ寄付する
国内で中古の学習机の寄付先を見つけるのは困難ですが、海外であれば輸出業者を通して寄付することが可能です。
国内の児童養護施設ではスペースが限られており、学習机は20年以上使用できるため需要はほぼありません。
製造から4年以内の状態の良い学習机であれば、東南アジアで需要があります。輸出業者は対象の学習机であれば無料で引き取っていますが、出張費として3,000円程度の費用がかかります。
寄付する手順
児童養護施設やNPO、NGO団体を探し、学習机の寄付を受け付けているか確認します。
受け付けている場合でも、片道分の送料は送る側が負担することになるため、無料で引き受けてくれるわけではありません。
鉛筆や消しゴムなど文房具の寄付は受け付けていても、学習机を受け付けている団体は少ないようです。
4.リサイクルショップ・買取業者へ売る
学習机は、買取専門業者やリサイクルショップで買い取ってくれることもあります。
持ち込み買取または出張買取を選ぶことができるため、自宅から運び出すのが難しい時には出張買取を利用するとよいでしょう。
買取相場価格
学習机の買取価格は500円~1,000円が相場です。
持込買取の時には、運び出す手間やガソリン代を考慮すると、出費の方が大きくなる場合もあります。
最近では、ニトリやイケアなどで20,000円程度のリーズナブルな学習机が新品で買えるようになっているため、中古品の需要自体が少ないのが、原因の1つです。
自宅まで引き取りに来てくれる業者の場合、出張手数料と買取価格が相殺され無料で引き取られるケースもあります。無料で出張査定に来てくれる買取業者が多いため、事前に問い合わせてみましょう。
また、買取専門業者では学習机の処分を引き受けていません。
5.フリマアプリやネットオークションで売る
メルカリなどのフリマアプリでは、全国の学習机を買いたい人とつながれます。出品から取引連絡や発送作業まで自分で行うことにはなりますが、相手も個人となるため、リサイクルショップや買取専門業者を利用するよりも売れやすい点が特徴です。
出品方法とコツ
1.フリマアプリに登録する
2.売りたいものの写真を撮り、商品説明文など必要事項を記載して出品する
3.購入者が決まったら、入金後に宅配便などで発送
売れるコツとしては、写真や商品説明文を丁寧に作り込むことです。検索に引っかかりやすくなり、買い手が安心できるため、より早く売れます。
商品説明文には、以下のように学習机の状態の他にも取引に関する事項を書きましょう。
・いつ頃購入したか
・傷や汚れはどれくらいあるか
・発送までの日数
商品画像は、引き出しの中や裏側などできる限り多くの角度から撮影し、傷や落書き、汚れがあるときには、確認できるようにアップで映しましょう。
相場価格
2024年7月時点において、メルカリでは10,000円~50,000円(送料込み)で取引されています。
学習机の送料は8,600円以上かかるため、手元に残るお金は2,000円弱となってしまう場合もありますが、処分費用は無料になります。
メルカリでは、梱包から運び出しまで配送業者のスタッフが代行してくれる「たのメル便」を利用すれば、学習机の発送作業の負担の軽減が可能です。
売れやすい学習机の特徴
リサイクルショップ、フリマアプリともに売れやすい学習机は以下の共通点があります。
・ブランド品である
・新品未使用である
・状態に見合った価格である
「コイズミ」や「カリモク」など老舗ブランドの学習机や、購入から1年未満、傷や汚れが少ない学習机は買い取ってもらえる可能性があります。
一方で、破損や傷、汚れがある学習机や製造後10年以上たった古いデザインの学習机は、まず買取価格がつきません。
また、IKEAやニトリ、無印良品など量販店の学習机は、そもそもの値段が安価なため、リサイクルショップでの買取は難しいでしょう。
ただし、ネットを通した個人間での取引であれば、使用感があっても売れる可能性があります。新品で購入すると最低でも50,000円以上しますが、送料だけの5,000円程度であれば欲しい方がいるためです。
学習机の処分方法の選び方
学習机の処分方法は主に9つあります。
ここでは、どの処分方法が自分に合っているのか選べない方に向けて、処分方法の選び方を解説します。
なるべく安い費用で処分したい場合
学習机を安く処分する方法はいくつかあります。
以下で挙げる項目のうち、自分の条件に合ったものを探してみましょう。
1.学習机の搬出・運搬を自分で行える
学習机を集積所やゴミ処理場まで運搬できる場合は、自治体での処分がおすすめです。
粗大ゴミとして数百円~1,000円程度で処分できます。
2.DIYが得意
DIYが得意な方は学習机を解体や分解することで、ほぼ無料で処分できます。
30cm未満に分解し、一般ゴミとして処分します。
3.学習机がブランド家具で状態が良い
学習机がブランド家具で状態が良い場合は、リサイクルショップでの買取やフリマアプリでの売却がおすすめです。
出品や発送の手間はかかりますが、費用が抑えられ、収入も得られる可能性があります。
新品の家具を購入する予定がある場合
新品の家具を買う予定がある方は、家具店での引き取りサービスを利用できる可能性があります。引き取りサービスが使えるかどうか確認してみましょう。
なるべく早く学習机を処分したい場合
学習机を早く処分したい時は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
費用は8,000円~10,000円ほど必要ですが、早ければ最短でその日のうちに処分できます。
使える学習机を処分するのがもったいないと感じる場合
使わなくなったとはいえ、まだ使える学習机を処分するのはもったいないと感じる場合は、リメイクがおすすめです。
自分でリメイクする場合は、費用を抑えられます。しっかりとリメイクしたい場合は、業者に依頼するのもおすすめです。
2階にある学習机を処分したい
2階にある学習机は不用品回収業者を利用して処分するのがおすすめです。
子ども部屋が2階にある戸建ては多く、そのような場合は階段から学習机の運び出しを行わなければなりません。学習机は30~50kg程度あるため、腰を傷めたり壁を傷つけたりするリスクを伴います。
1.自治体の運び出しサービスを利用する
部屋から家具や家電の運び出しサービスを提供している自治体もあり、「ふれあい収集」と呼ばれています。しかし、利用条件が厳しいため、気軽に利用できないのが難点です。
利用条件を厳しくしている背景には、人手不足があります。運び出しを担当するのはシルバー人材センターや自治体の職員であり、通常業務に「運び出し業務」が増えると、業務の負担が大きくなってしまいます。
利用できるのは母子家庭や65歳以上の高齢者だけで構成されている世帯などに限られており、手続きは役所窓口での申請が必要となります。
2.不用品回収業者の引き取りサービス
2階からの運び出しに慣れているのは、不用品回収業者のスタッフです。毎日10点以上の家具や家電を運び出しており、運び方や養生のポイントを押さええているためです。
不用品回収業者では、家財搬出用の保護布で覆って搬出し、搬出経路が狭い時には養生をしてくれるため、安心です。
2階にある学習机の回収依頼をした場合の相場価格は9,000円であり、階段料金として1階上がるごとに1,000円~2,000円が加算されます。
エレベータが付いていない場合にも階段料金が加算されますが、2階までは追加料金がかからないことが一般的です。学習机と一緒に子ども部屋のタンスやベッドもまとめて捨てる場合は、費用対効果が良くなります。
学習机の回収事例
ここでは、ReLIFEにおける学習机の回収事例と口コミを紹介します。
東京都大田区・学習机の単品回収
お子様が小学校の時に購入した学習机を回収させていただきました。
入学祝としてオーダーメイドで購入された家具とのことで、重くて家から運び出せずに困っていたとのことです。
解体や養生の必要もなかったため作業は30分もかからずに終了いたしました。
昔ながらの学習机は動かすだけでも重労働となるため、使われていないまま部屋に残されていることがよくあります。
学習机がなくなったことで部屋が広くなったとのお言葉をいただきました。
基本料金 | 3,000円 |
学習机の回収費用 | 5,000円 |
合計金額 | 8,000円 |
愛知県名古屋市・子ども部屋の回収
戸建の2階にある子ども部屋から、学習机とベッド、タンスの3点の回収をさせていただきました。
階段が狭いため、設置時はベランダから吊り上げて搬入したそうですが、今回は2階でタンス、机、ベッドを解体した後、階段から搬出しました。解体時や搬出時に壁や床を傷つけないよう、養生作業をしてから慎重に作業いたしました。スタッフ2人での作業により、60分程度で回収が完了しました。
基本料金 | 3,000円 |
学習机の回収費用 | 5,000円 |
タンスの回収費用 | 5,000円 |
ベッドの回収費用 | 8,000円 |
合計金額 | 21,000円 |
神奈川県横浜市・ベッド付き学習机の回収事例
横浜市内のマンションの1室から学習机付きシステムベッドの回収依頼をいただきました。
ご依頼者様は一人暮らしの女性であり、自分ではどうすることもできず困っているとご相談いただき、解体と回収の提案をいたしました。
引越しまで時間がなかったとのことで、お電話をいただいた日の夕方作業に駆けつけました。
パイプ製のシステムベッドであったため、ネジを外して解体してからの搬出を行いました。作業自体は1時間もかからずに完了しました。
基本料金 | 3,000円 |
ベッド付き学習机の回収費用 | 7,000円 |
椅子の回収費用 | 1,000円 |
合計金額 | 11,000円 |
悪徳業者には注意
不用品回収業者を利用するときには、「悪徳業者」に依頼しないように注意が必要です。
適正価格でサービス提供をしている業者が大半ですが、消費者生活センターには年間100件以上の被害が報告されています。
悪徳業者に学習机の引き取りを依頼してしまうと、
・高額請求
・家屋の破損
など目に見える被害から、脅しに近い言葉や態度で契約を迫られることもあります。
また「無料回収」と言いつつ、回収した不用品を不法投棄する悪徳業者も存在します。
不法投棄は環境や景観を悪くするだけでなく、立派な犯罪行為です。
悪徳業者ほど口が上手く、逃げ足が速いため、気づいたときには対処ができないという状況に陥ってしまうため注意しましょう。
不用品回収業者の選び方
業者を選ぶ際には、3社程度から相見積もりを取ると適切な価格がわかり、スタッフの態度など細かいところも比較できます。
「優良業者5つのポイント」
①処分方法が適切
②料金体系が明確・適切
③総合的に悪い口コミがない
④相談無料・訪問見積もりにも対応している
⑤電話対応・接客マナーが良い
事業所が近い業者であれば、人件費やガソリン代が安く済むため、価格交渉に応じやすくなる傾向があります。
なお、トラックで不用品回収をアナウンスして走っている業者や、「無料回収」をアピールしている業者は、違法営業を行っている可能性があります。不法投棄や当日になって現地で高額請求をしてくるケースがあるため、避けることをおすすめします。
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学習机をリメイクして使う
学習机をリメイクして使い続けるという選択もあります。
思い出が詰まった学習机を捨てることに抵抗がある方や、壊れていないため処分するのはもったいないと考える方にとっておすすめの方法です。
自分で学習机をリメイク
学習机は丈夫で、長く使える家具です。
そのため、使わなくなったからといって処分するのはもったいないと感じる方もいます。
ちょっとしたリメイクであれば簡単にでき、費用も低く抑えられます。
少し手を加えるだけで、お気に入りの家具としてあらためて使用できるためおすすめです。
例えば、100円ショップで売っているリメイクシートを貼ったり、好みの色でペイントし直したりすれば子どもっぽさが消せるため、インテリアにもなじみやすくなります。イケアやホームセンターで売られている取っ手やナンバープレートを付けると、さらにデザイン性が高くなります。
また、学習机にはコンセントや書類を建てる棚も付いているため、パソコンデスクやミシン台などとしても活用できます。
家具のリメイクサービス
学習机のリメイクサービスをしている家具店もあり、子どもの思い出が詰まった学習机を何かしらの形で残したい方から選ばれています。
リメイク家具店では、学習机をサイズダウンしてコンソールテーブルにしたり、キャビネットに変えたりするなど、職人がデザインから仕上げまで相談に乗ってくれます。
費用は「材料費+製作時間見込+デザイン校正費+諸経費」で計算されますが、100,000円ほどが目安です。
また、地域にもよって異なりますが、制作費用の他に送料が30,000円ほど必要となります。
参考:ルーツファクトリー
学習机はいつ処分する?親の説得方法
子どもの成長とともに、学習机は物の仮置き場へと変化していきます。購入から10年以上たっている学習机は、デザインの好みやインテリアと合わなくなっているケースもあります。
処分できない理由を取り除くことで、タイミングを逃さず処分できます。
処分に最適な3つのタイミング
使わなくなった学習机を処分するのに適しているのは生活の区切りになるタイミングで、具体的には以下の3例が挙げられます。
①子供が家を出るとき
②学習机を買い替えるとき
③リフォームや引っ越しをするとき
子供が就職や進学で家を出る時や生活スタイルの変化に合わせてリフォームする時などはその他にも処分する不用品が多く出るため、捨てやすいタイミングです。
また、子どもが塾や図書館、リビングの一角で勉強するスタイルが定着し、学習机を使用していないのであれば処分しても問題ありません。
学習机が捨てにくい3つの理由
使わなくなっても学習机が処分されずに放置されている理由としては、以下の3つが考えられます。
①サイズが大きく重いため家から出せない
②子供の思い出の品だから捨てにくい
③頑丈に作られているため、解体もできない
大きくて重い学習机は子ども部屋から運び出すだけでも大変です。移動させるメリットも少ないため、暮らしの節目などで必要に迫られない限り置きっぱなしになってしまうと考えられます。
使っていない学習机は物置化してしまうと、さらに捨てにくくなってしまいます。
思い立った時に処分しないと引越しや遺品整理時まで残り、子どもの世代にまで負担をかけることになります。
親の説得して学習机を捨てる
親が学習机の処分を許してくれない理由としては、以下の2点が挙げられます。
・思い出が詰まっているから
・もったいないから
学習机がなくなることで思い出が消されているような感覚になることを心配して、処分に踏み切れない親もいます。
学習机はニトリなど量販店で購入しても50,000円以上する高価なものです。「物を大切にしなさい」と言われてきた親世代であれば、まだ使える学習机を処分するのに抵抗を示すのも当然です。
親に処分を許してもらうためには、以下の内容について、時間をかけて根気よく伝えていくのが有効です。
・生活スタイルが変わり、学習机を使わなくなったこと
・学習机は成長の過程で十分役目を果たしたこと
学習机の処分に関するよくある質問
ここでは、学習机の処分に関するよくある質問をまとめました。
学習机はいつ捨てればよいですか?
学習机を捨てるタイミングは、子どもが学習机を使わなくなった時です。
卒業や引っ越しなど、生活環境が変化する節目が一つの目安となります。
学習机は何年くらい使えますか?
学習机は安全に配慮し丈夫に作られていることもあり、明確な寿命はなく、10年でも20年でも使い続けることができます。
使い方によっては傷ができたり故障したりすることもありますが、使えなくなるほど壊れることはほぼありません。
学習机のライトはどのように捨てますか?
学習机のライトは、ライト部分に当たる蛍光灯や電球と、本体は別々に処分する必要があります。
また、蛍光灯や電球は本体から取り外し、危険ゴミとして処分しましょう。
学習机の代わりになるものはありますか?
学習机は、コンパクトデスクやパソコンデスクでも役割を代用できます。
学習机よりも安価で、持ち運びがしやすい点がメリットです。
ただし、学習机は勉強スペースの他に、収納の機能も持っています。
学習机を購入しない場合には、ランドセルや道具セットなどを収納できる収納棚が別で必要です。
学習机の回収は実績豊富なReLIFEにお任せください!
学習机の処分に困ったら、ぜひReLIFEにご連絡ください。
ReLIFEには、学習机の処分をお手伝いできる専門業者が多数加盟しています。
ReLIFEの加盟店は実績や経験が豊富な業者が多いため、高額請求や不法投棄などの心配なく、安心してご依頼いただけます。
学習机の処分方法・まとめ
学習机を処分する方法は、主に9つあります。
学習机を少しでも安く処分したいのであれば、自治体での回収かゴミ処理場への持ち込み、解体・分解して普通ゴミとして処分する方法がおすすめです。
戸別回収の場合は400円~2,000円が費用として発生しますが、持ち込みや分解して処分する場合は無料~数百円で処分できます。
ただし、運搬は自分で行う必要があり、分解にあたっては道具や技術が必要とされるため、DIYに慣れていない場合は注意が必要です。
リサイクルショップでの買取やフリマアプリでの売却も、費用をかけずに処分できます。ただし、手続きや運搬、発送などをすべて自分で行わなくてはなりません。
学習机の需要は低く、ブランド家具でない限り買い取ってもらえる可能性が低いものと考えておきましょう。
知人や親戚などに譲るのも、処分方法の一つです。
この場合では、発送や運搬を自分で行わなくてはなりません。
寄付の場合も同様に、発送費用は自己負担となります。
家具店などでは、新しい家具を購入する際に、古い家具を引き取ってくれるサービスを提供していることもあります。新規購入の際には、問い合わせてみましょう。
急いで処分したい場合や搬出を依頼したい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。回収費用は8,000円以上が相場であり、2階以上の場所から搬出する際には別途料金が必要となる場合があります。
学習机を処分すべきタイミングは、使わなくなった時です。まだ使えるため名残惜しいと感じる場合や思い出が詰まっていて処分したくなかったりする場合は、リメイクして再度使うことも検討しましょう。
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