不要な時計を最適に処分する方法と分別方法を紹介！
目覚まし時計や腕時計などを処分する際、「どのように捨てればよいのだろう？」「まだ使えそうなので処分するのはもったいないかも」と困ることもあります。
特に思い入れのある時計であれば、手放す際にもきちんと対処して気持ちよく処分したいものです。
本記事では、時計の捨て方や処分にあたっての注意点、処分費用について解説します。処分方法ごとの特徴や利用が適したシーンも説明するため、時計を処分する際の参考としてご活用ください。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE（リライフ）のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
時計の捨て方
ここでは、時計の処分方法について解説します。それぞれの処分方法の利用に適したシーンを比較検討し、最適な方法を選択しましょう。
自治体のゴミで捨てる
時計を捨てる際の一般的な方法として、自治体のゴミ収集に出す方法が挙げられます。
サイズが小さい目覚まし時計や腕時計は、「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」として自治体指定のゴミ袋に入れて処分できます。
ただし、時計に使用されている素材によっては分別が必要になります。詳細な分別ルールは自治体によって異なるため、事前に自治体の公式サイトなどから情報を確認しておきましょう。
この方法は費用を抑えて処分できるため、分別の手間がかかってもコストを抑えたい方におすすめです。
リサイクルショップや時計の買取専門店に持ち込む
ゴミとして処分する以外に、リサイクルショップや時計の買取専門店に持ち込む方法でも時計を処分できます。
買取は時計の処分に費用がかからないだけでなく、売却できれば収入を得られる点がメリットです。特に、高級腕時計を手放す際は、買取専門店などの買取を利用することで、数十万円から数百万円を得られる可能性があります。
ただし、リサイクルショップなどに時計を持ち込んだ場合、必ずしも買い取ってもらえるとは限らない点には注意が必要です。
有名ブランドの時計でない場合や状態が悪い場合は、想定した査定額にならなかったり、買取を拒否されたりするケースもあります。
時計は貴重品であるため、ゴミとして捨てる前に一度リサイクルショップなどで査定を依頼し、買取されなかったものをゴミに出す流れで処分するとよいでしょう。
家電量販店
家電量販店に持ち込んで時計を引き取ってもらう方法でも、時計を処分できます。
家電量販店では使用済み家電の回収サービスを実施している場合があり、リサイクル料金を支払うことで回収してもらえます。
家電量販店に足を運んだついでに時計を回収してもらえる手軽さがメリットです。一方、リサイクル料がかかってしまう点がデメリットとして挙げられます。
この方法は、小型家電回収ボックスに投函できない時計や、回収ボックスがない家電量販店での回収処分を希望する際に利用することをおすすめします。事前に持ち込む時計の回収が可能かどうか、確認しておくとスムーズに進められます。
フリマアプリ
時計を売却して手放す方法として、フリマプリも活用できます。
リサイクルショップや買取専門店に持ち込む場合と同様、売れれば収入が得られる方法のため、正常に動作する高級腕時計などを売却する際におすすめです。
リサイクルショップと比較すると、自身で売値を設定できるため、高値で売却できる可能性があります。時計の売却を急がず、より高い収入を得たい方にはフリマアプリが適しています。
ただし、当然ながら出品しても買い手がつかないと売却できません。さらに個人間取引になるため、トラブルが発生しやすい点も懸念点として挙げられます。
買い手がつきやすい有名ブランドの時計やApple Watchなど、ニーズが高い時計であれば、フリマアプリに出品してみることをおすすめします。
不用品回収業者
不用品回収業者に回収を依頼する方法でも時計を処分できます。不用品回収業者を利用するメリットは、以下の通りです。
- 回収可能な品目に制限がほとんどない
- パーツ・素材ごとに分別する必要がない
- 回収処分のスケジュールに融通がきく
自治体の収集スケジュールに都合が合わない場合や買取できない時計を処分したい場合でも、不用品回収業者に依頼すれば、都合の良いタイミングで回収してもらえます。
費用をかけてでも分別の手間を省きたい場合や、他の不用品もまとめて処分したい場合には、不用品回収業者の利用がおすすめです。
ただし、不用品回収業者に依頼するため、費用がかかる点は把握しておきましょう。
小型家電回収ボックス
時計は、家電量販店や自治体の窓口に設置されている「小型家電回収ボックス」に投函する方法でも処分できます。
腕時計や小型の掛け時計は、「小型家電リサイクル法」の対象となっており、家電量販店に設置されている「小型家電リサイクル回収ボックス」に入れるだけで処分が可能です。
この方法は、処分費用がかからず、任意のタイミングで時計を処分できる点がメリットとして挙げられます。なお、回収可能な品目は自治体ごとに異なるため、自治体の公式サイトなどで回収可能な品目として時計が含まれているかを事前に確認しておきましょう。
買取してもらうためのコツ
リサイクルショップや時計の買取専門店を利用する場合、以下のコツを押さえることで買取査定額の向上や買取される可能性が高まります。
- 時計のメンテナンス頻度や時期を正確に伝える
- 時計の電池交換を行う
- 付属品をできるだけ揃える
また、時計を買取に出す際は、可能な限り新品に近いきれいな状態を整えましょう。
オーバーホールや電池交換を直近で行っている場合は、高い査定額が付きやすくなります。
さらに、正規品であることを示すギャランティカードや、箱や説明書などの付属品もそろえておくことがポイントです。
時計を捨てる際の注意点
ここでは、時計を捨てる際の注意点について解説します。
適切な方法で時計を処分するには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
各自治体の分別ルールを守る
時計を捨てる際は、各自治体の分別ルールを守って処分する必要があります。
時計はガラスや革、金属など複数の素材が使用されていることがあります。自治体によっては時計を分解し、素材ごとに分別してから処分する必要があります。
自治体の公式サイトなどで分別のルールを確認できますが、詳細がわからない場合は自治体の担当部署に問い合わせて確認するとよいでしょう。
電池は外す
電池を使用する時計を処分する場合は、電池を取り外し、別々に処分する必要があります。
電池を外さずにゴミに出してしまうと、ゴミ処理作業の途中で発火する危険があります。時計に使用されている電池は、自治体の回収ボックスを活用し、電池を取り外した時計は、ルールに沿って分別し処分します。
なお、ソーラーパネル付きの時計は、専門業者に相談のうえ処分する必要があります。パネルや電池の取り外しが難しい場合は、不用品回収業者を利用することで分別作業を任せられるため、おすすめです。
スマートウォッチはデータの削除が必要
スマートウォッチを捨てる際は、データの削除を忘れずに行いましょう。
個人情報がデータとして含まれているため、データ削除をせずにそのまま捨てたり売却したりすることは避けける必要があります。
データ削除や初期化の方法はスマートウォッチの説明書や公式サイトに記載されているため、必ず確認・実行してから処分しましょう。これは買取やフリマアプリに出す際も同様です。
大きな時計は粗大ゴミとして捨てる
掛け時計や置き時計など大きなサイズの時計を処分する際は、粗大ゴミとして処分しなければならないケースもあります。
腕時計や目覚まし時計ほどの大きさであれば、可燃ゴミや不燃ゴミとしての処分が一般的です。
一方、ゴミ袋に入らないような大きさの時計は、粗大ゴミとして適切な手続きを踏んで処分する必要があります。粗大ゴミの分別ルールは、各自治体の公式サイトで確認できます。
時計を捨てる際にかかる費用
ここでは、時計を処分する際にかかる費用について、ゴミの種類や処分方法ごとに解説します。
普通ゴミとして捨てる場合
普通ゴミとして時計を捨てる場合には、1枚数十円程度の自治体指定のゴミ袋の費用のみが発生します。普通ゴミとしての処分は、時計を捨てる方法の中でも費用を抑えられる方法です。
なお、普通ゴミとして処分できるものは、サイズが小さい腕時計や目覚まし時計に限られ、自治体のルールに沿って分解や分別が必要になります。
故障している時計や売却できそうにない時計をリーズナブルに処分したい場合は、普通ゴミとして処分することをおすすめします。
粗大ゴミとして捨てる場合
粗大ゴミとして時計を捨てる場合の費用は500円程度が目安です。自治体によって粗大ゴミの回収費用は異なるため、正確な金額は自治体の公式サイトで確認しておきましょう。
一般的に、粗大ごみの回収費用は普通ゴミよりも割高となり、事前の申し込みをはじめと手続きがやや煩雑になります。
また、車両や人手がないと時計を指定の集積場所まで運搬できないケースもあります。
大型の時計の搬出や運搬が難しい場合は、自治体の個別回収サービスや不用品回収業者の利用を検討しましょう。
リサイクルや売却で時計を捨てる場合
その他の場合の時計の処分費用については、以下の通りです。
| 処分方法 | 処分費用の目安 | 処分の対象 |
| 小型家電リサイクルボックス | 無料 | ボックスの投入口に入るもの |
| 家電量販店でのリサイクル | 550円 | 小型の腕時計や置き時計など、要確認 |
| 不用品回収業者の利用 | 3,000円〜 | 時計に限らず幅広い品目を回収できる |
時計が小型家電リサイクルボックスに入る大きさの場合は、費用をかけずに処分が可能です。家電量販店でリサイクルを依頼すると、粗大ゴミでの処分よりも費用がやや高くなります。
自治体の回収スケジュールが待てない場合や、家電量販店に足を運ぶ予定がある方には便利な処分方法といえます。
また、不用品回収業者は3,000円以上が費用の目安となっており、他の方法より高額です。ただ、スケジュールに融通が利き、時計に限らず幅広い品目をまとめて処分できる点が魅力です。
引っ越しなどで時計以外にも処分したい不用品がある場合は、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。
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また、回収スケジュールもご希望に合わせて調整できるため、自治体での処分が難しい場合にもご相談ください。
ReLIFEは、時計を処分する際、以下のように感じる方におすすめです。
- 自治体の粗大ゴミの基準を調べることが面倒
- 時計のサイズを測る手間を削減したい
- 分別や分解の手間を省きたい
- すぐに回収処分してほしい
スムーズで迅速な時計の処分をご希望であれば、ぜひお気軽にReLIFEへお問い合わせください。
まとめ
時計の捨て方は、普通ゴミとして処分する以外にも、粗大ゴミでの処分やリサイクルショップでの買取、リサイクルボックスへの投函、不用品回収業者の利用などの方法が挙げられます。
普通ゴミとして処分する場合、時計のパーツの素材ごとに自治体が定めるルールに沿って分別し、処分する必要があります。また、時計の大きさによっては粗大ゴミとして捨てないといけない場合もあるため、事前に大きさの要件を確認しておきましょう。
正常に動作する有名ブランドの時計を手放す場合は、収入を得られる可能性がある買取サービスやフリマアプリの利用がおすすめです。
自治体のゴミとしての処分や買取での処分が難しい場合や、スピーディーに時計を捨てたい場合は、不用品回収業者の利用が便利です。
ご自身の状況やゴミ捨てにおいて重視する優先ポイントを考慮して、最適な処分方法を選びましょう。
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