液晶モニターの処分方法6選!PCリサイクルマークがあれば無料
故障や買い替え、引っ越しなどをきっかけとして、仕事やゲームで使用している液晶モニターを処分しようと考えている方もいるでしょう。
リサイクル可能な資源を多く含む液晶モニターは、法律により回収が義務付けられています。自治体で回収するゴミとして処分できないため、適切な方法での処分が必要です。
・どのような処分方法があるの?
・費用はどのくらいかかるの?
・費用や手間をかけずに処分する方法はあるの?
液晶モニターの処分にあたって、上記のような不安を感じる方もいるでしょう。
本記事では、液晶モニターを処分する6つの方法について解説します。
無料で処分できる方法や手間のかからない方法についても紹介するためしますので、ぜひ参考にしてください。
液晶モニターの処分方法6選
液晶モニターは、自治体によるゴミ回収の対象外です。
可燃ゴミや不燃ゴミ、粗大ゴミとして回収できないため、適切な方法で処分する必要があります。
ここでは、液晶モニターを処分する6つの方法について紹介します。
液晶モニターは、メーカーに依頼すると原則として無料で回収してもらえます。
液晶モニターやパソコンは、「資源有効利用促進法」により製造したメーカーが回収してリサイクルすることが義務付けられています。
そのため、処分の際はパソコン3R推進協会のWebサイトにあるメーカーのページから回収を申し込むことができます。申込後に着払いの配送伝票が届いたら、液晶モニターを梱包して送り返すだけで処分できます。
なお、メーカーへ回収を依頼する前に、液晶モニターに「PCリサイクルマーク」がついているかの確認が必要です。
2003年以降、液晶モニターは基本的に処分費用が上乗せされた価格で販売されています。PCリサイクルマークがついている液晶モニターは、処分費用を支払い済みであるため、無料回収の対象です。PCリサイクルマークがない場合も回収は可能ですが、3,000円程度のリサイクル費用がかかります。
家電量販店に持ち込む
家電量販店の店頭に持ち込み、回収してもらう方法でも液晶モニターを処分できます。家電量販店では、以下の選択肢の中から処分方法を選びます。
・買取
状態の良い液晶モニターであれば、買取してもらえることがあります。購入から3年以内が買取対象となる目安です。
・下取り
液晶モニターを買い替える場合であれば、古いモデルを下取りしてもらえる可能性があります。
・廃棄
液晶モニターを廃棄してもらう方法です。モニターのサイズによって1,000円〜4,000円の処分費用がかかります。
家電量販店によって対応が異なるため、持ち込む前にあらかじめ公式サイトなどの情報を確認するか、店鋪へ問い合わせておきましょう。
自治体連携の宅配回収に送る
自治体では、液晶モニターを回収していない代わりに、宅配回収業者と連携しているケースがあります。お住まいの自治体の担当部署へ問い合わせ、回収業者を紹介してもらいましょう。
その後は、業者の指示に従って液晶モニターを梱包し、発送します。梱包や発送の手間はかかりますが、手続きが簡単で、PCリサイクルマークの有無も関係ありません。また、液晶モニター以外の不用品も回収してもらえることがあります。
パソコンと液晶モニターを同時に引き取ってもらうなど、条件を満たすことで処分費用が無料になることもあります。詳細は自治体または宅配回収業者に確認しましょう。
自治体の回収ボックスに出す
小型の液晶モニターであれば、自治体の回収ボックスに出すのも一つの方法です。この方法で処分すると、費用はかかりません。
2013年の小型家電リサイクル法の施行により、多くの自治体が役所や公民館といった公共の場所や、スーパーなどの小売店に回収ボックスを置くようになりました。回収ボックスに入れられた小型家電は自治体や認定事業者によりリサイクルされます。
ただし、回収ボックスに出せる家電の種類やサイズは自治体によって異なります。液晶モニターのサイズが大きく回収ボックスに入らない場合は、他の方法で処分しましょう。
リサイクルショップで売る
まだ使える液晶モニターであれば、リサイクルショップで売れる可能性があります。
処分費用がかからないだけでなく、臨時収入を得られる可能性があるのがメリットです。店鋪に持ち込めば即日で現金化できることも多いため、急いで処分したいときにも向いています。
リサイクルショップで売りやすい液晶モニターは、年式の新しいものや人気メーカーのものです。以下の条件を満たしている場合には、売ることを検討してみましょう。
・FPS数値120Hz以上
・画面サイズ24~27インチ
・フルHD~4K以上の解像度
・人気メーカー(Apple、DELL、ASUS、Acer、BenQなど)の製品
・付属品がそろっている
不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう
引っ越しや片付けなどで液晶モニター以外にも不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうことを検討しましょう。自宅まで回収に来てくれるため、処分を急いでいる方や忙しい方にも便利なサービスです。
不用品回収業者に依頼する場合は、処分費や出張費など費用が発生します。金額は業者や不用品の量などによって異なり、数千円〜数万円が目安です。
中には「無料回収」をアピールする業者もありますが、作業後に高額な料金を請求されたり回収した液晶モニターを無許可で廃棄されたりといったトラブルに巻き込まれることもあるため、注意が必要です。
他の不用品とまとめて引き取ってもらったり、買取にも対応している業者を選んだりすると、費用を抑えられる可能性があります。
液晶モニターを無料で処分するには
液晶モニターを無料で処分するには、「メーカーに回収してもらう」「リサイクルショップなどで売却する」などの方法があります。条件によっては、買い替え時の下取りや自治体の回収ボックスに出せば無料で処分できることもあります。
2003年10月以降に製造された、PCリサイクルマークがついている液晶モニターであれば、メーカーの無料回収の対象です。
メーカーへ液晶モニターの型番を伝えると、「PCリサイクルマーク」を送ってくれることもあります。PCリサイクルマークを紛失したときや手元の液晶モニターが無料回収の対象かどうか不明な場合は、まず問い合わせてみましょう。
また、購入して間もない液晶モニターや人気メーカーの製品であれば、リサイクルショップで売ったり、買い替えの際に家電量販店で下取りしてもらったりする方法もあります。
小型の液晶モニターであれば、自治体の回収ボックスに出すのも処分方法の1つです。自治体連携の宅配回収業者が利用できる場合は、無料で回収してもらえるか確認してみましょう。
液晶モニターを手間なく処分するには
手間をかけずに液晶モニターを処分したい方は、不用品回収業者を利用しましょう。費用はかかるものの自宅まで回収に来てくれるため、梱包や運送の手間がかかりません。
ただし、中には悪質な業者もいるため、注意が必要です。特に「無料回収」をアピールする業者は、料金や処分方法を巡るトラブルが報告されています。不用品回収の許可の有無や口コミを確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
自分で液晶モニターを運搬できる場合は、最寄りの家電量販店に持ち込んで回収してもらったり、リサイクルショップで売却したりすることも検討しましょう。早ければその場で引き取ってもらえるため、自分のペースで処分したい方や急いで処分したい方に向いています。
液晶モニターの処分に関するよくある質問
ここでは、液晶モニターの処分に関するよくある質問と答えを紹介します。
液晶モニターの処分費用はいくらですか?
液晶モニターの処分費用は、無料から数千円まで処分方法によってさまざまです。以下のケースに当てはまる場合であれば、無料で処分できる可能性があります。
- PCリサイクルマークがついている液晶モニターの回収をメーカーに依頼する
- リサイクルショップや家電量販店で買取または下取りしてもらう
- 自治体の回収ボックスに出す
上記以外の方法では、基本的には数千円程度の費用がかかります。主な処分方法と費用の目安は、以下の通りです。
- PCリサイクルマークのない液晶モニターをメーカーに回収してもらう:3,000円
- 家電量販店で処分してもらう:1,000円〜4,000円
- 不用品回収業者に依頼する:3,000円〜15,000円
液晶モニターの処分方法は?
液晶モニターの主な処分方法は、以下の6つです。
- メーカーに回収してもらう
- 家電量販店に持ち込む
- 自治体連携の宅配回収に送る
- 自治体の回収ボックスに出す
- リサイクルショップで売る
- 不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう
それぞれメリット・デメリットがあるため、液晶モニターの状態や自分の都合に合わせて処分方法を選びましょう。
無料で処分したい場合は、メーカーの回収やリサイクルショップでの買取を利用しましょう。また、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらったり、家電量販店や自治体の回収ボックスへ持ち込んだりすることで、手間をかけずに処分できます。
液晶が割れたモニターの回収は?
液晶が割れたモニターも、基本的には回収可能です。
PCリサイクルマークがあればメーカーの無料回収が利用できるほか、家電量販店や不用品回収業者に引き取ってもらうこともできます。その際、割れた部分から液晶が漏れてケガをすることもあるため、運搬の際は十分注意しましょう。
液晶が割れたモニターは修理しなければ使用できないため、家電量販店での下取りや、リサイクルショップで売ることは難しいです。修理費用が買取価格より高くなるケースもあるため、自分で使用しない場合は修理せずに回収してもらう方がよいでしょう。
まとめ
液晶モニターは自治体のゴミ回収に出せないため、各自が適切な方法で処分する必要があります。処分方法は主に6つあり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、自身の状況や液晶モニターの状態に合った方法を選びましょう。
無料で処分したい方は、メーカーによる回収を利用しましょう。ただし、液晶モニターにPCリサイクルマークがない場合は、別途費用が発生する可能性があります。また、購入からあまり時間が経っていない液晶モニターであれば、リサイクルショップの買取を利用できる可能性もあります。
手間をかけずに処分するには、不用品回収業者の利用をおすすめします。自宅へ回収に来てくれ、梱包や発送の手間もかかりません。処分を急ぐ場合は、家電量販店へ持ち込んだり、自治体の回収ボックスに出したりすることを検討しましょう。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
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