不用品回収業者にぼったくられた5つの事例と返金の可能性
「引っ越しで利用した不用品回収業者にぼったくられたかも…」
最初の値段よりも高くついたけれど、怖くて言い出せないまま1週間以上過ぎている方もいるのではないでしょうか。
不用品回収業者の中には一定数の悪徳業者が存在しているのも事実で、毎年150件以上の被害が報告され続けています。年間4000件の案件を通して、不用品回収業者とかかわっているデータからぼったくり業者の回避法をご紹介します。
すでに作業が終わってしまった方には返金の可能性と相談先も記載しています。
この記事を読み終えると不用品回収業者にぼったくられた事例を通して、回避方法と対処法が分かり、もやもやがすっきりします。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
5つのぼったくり被害事例
不用品回収業者のぼったくり被害事例は、次の5種類に分けられます。
1.高額請求
2.不法投棄
3.追加料金
4.キャンセル料金
5.押し買い・窃盗
これらについて詳しく紹介します。
1.積み込んだ後に高額請求
不用品をトラックに積み込んでから正当な理由もなく、相場価格の倍以上もの高額な回収費用を請求してくる事例が見られます。
作業前は「2万円ぽっきり」と言われていたのに、支払い時には「10万円」など5倍以上つり上げて請求されることもあるため注意が必要です。高額な料金の支払いを拒むと自分でトラックから荷下ろしをするよう強要されたり、作業料金だけを請求されたりすることもあります。
不当な請求をされた依頼者が、高額請求の被害に遭っていると自覚できずに支払ってしまうもケース少なくありません。すべて完了した後で「ちょっと高かったな……」と感じて相場を調べたとき、高額請求されていたことに気づくのです。
2.回収された不用品の不法投棄
ぼったくり業者のトラブル事例として、回収後の不法投棄が挙げられます。
回収後の不用品は法律に則って適切な処分を行うことが求められています。しかし、悪質業者は処分費用を浮かせて自社の利益を増やすために、法律を無視して山林や近くの空き地などに廃棄してしまうのです。不法投棄をされると、業者のみならず依頼したお客様も罪に問われる場合があるため注意が必要です。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条 の定めにより、個人の不法投棄には5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が課せられます。相手業者が無許可営業や不法投棄をしていたことを依頼者が把握できていなくても、罰則は適用されるので十分な注意が必要です。
3.説明がないのに追加料金
事前に追加料金について説明せず、断れない状況になってから追加料金の説明と徴収を行うケースが知られています。追加料金のほか、積み込み料金や作業料金などオプション料金の請求もこのケースに該当します。また、依頼者側から頼まれていないのに、勝手に作業員の人数を増やして人件費をかさ増しするのも追加料金の一種です。
見積もりが安すぎる業者の中には、当日に高額の追加料金を上乗せしてくるものもいるので注意が必要です。優良な業者は契約の時点で、追加料金の有無や金額などを詳しく説明してくれます。
4.不当なキャンセル料金
不用品回収業者への電話問い合わせをしただけ、あるいは契約前の段階でキャンセル料金を請求してくるのもぼったくりのひとつです。「相談料金」と称して、契約前の見積もりを頼んだだけで料金を請求してくる悪質業者もいます。
なお、優良な業者でも回収予約から1週間を切った直前キャンセルの場合には、キャンセル料金が発生する可能性があります。ホテルの宿泊予約と同様に、直前キャンセルは作業員や車両の手配など業者側の負担が大きくなるため、キャンセル料金が発生し得るのです。
しかし、回収日の1か月以上前などのキャンセルに対してキャンセル料金を請求されたときには、ぼったくり業者の可能性があります。
5.貴金属の押し買いや窃盗
悪質業者の中には不用品回収時に室内を物色して、貴金属を出すまで帰らない居座り行為を行う者もいます。盗難に及ぶ業者もおり、ここまでくると完全な犯罪者といえるでしょう。不用品回収業者を装った泥棒が、仕事を装って盗みのターゲットを物色していたという報道もあります。
依頼者の立場からすると一度家に立ち入れてしまうと、帰ってほしくても恐怖心から断れなくなる場合があります。依頼者の弱みに付け込むのが、ぼったくり業者の手口です。
ぼったくり業者がなくならない3つの理由
ぼったくりを行う悪質業者がなくならない背景には、3つの理由が存在します。
1.不用品回収に必要な資格や許可が曖昧だから
一般家庭の不用品を回収したり買い取ったりするには「一般廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」が必要です。しかし、これらの許可がなくてもトラックが1台あれば不用品回収業者を名乗って営業できてしまうのが実情です。
そのため、一般のお客様にとってはぼったくり業者と優良業者を見分けるのが難しく、ぼったくり業者が混在する一因となっています。
なお「産業廃棄物収集運搬許可」は事業所で発生した不用品の回収に要する許可であり、この許可だけでは一般家庭から不用品を回収することはできません。
2.依頼者の立場が弱いから
依頼者側の立場が弱いことも、ぼったくり業者がなくならない理由のひとつです。依頼者は「引越し直前で時間がない」「身近にゴミ処分を手伝ってくれる人がいない」など困難な状況に陥っていることが多く、悪質業者はその弱みに付け込んできます。
高額料金や追加費用に不満を感じても、ガマンして支払ってしまう人も一定数おり、結果的に悪質業者を助長してしまうのです。「通報したいけれど、家を知られているから報復されたら困る」「どこに通報したら良いかわからない」といった理由で通報が為されないケースもあります。
また、日本人特有ともいえる「ぼったくられたけれど数万円程度だし、勉強料だと思ってあきらめよう」とする心理が、悪質業者の排除を難しくする一因となっています。
3.相場価格が分かりにくいから
ぼったくりが横行する背景として、回収費用の相場価格の分かりにくさも挙げられます。
そもそも回収費用は不用品の量や時期・時間帯、現地の立地条件などで変動するため、引越し同様に相場料金の幅が大きいのが通常です。そのため、自分の場合の適正価格は、業者に訪問見積もりをしてもらうまで分かりません。
また、不用品回収業界そのものがまだ十分に確立されておらず、大手業者がいない状態なのも相場を把握しづらい理由です。利益を上乗せして稼ぐぼったくり業者のほうが優良業者より儲けているようなケースがあると、適正価格が分かりにくくなりぼったくり業者の根絶がさらに難しくなります。
ぼったくり業者を避けるコツ
ぼったくり業者か否かは見た目だけでは判断しづらく、トラブルを避けるには次の8つのコツをおさえる必要があります。
1.3社以上から相見積もり
2.頼みたい不用品回収業者のリサーチ
3.こまめにゴミを捨てる
4.余裕をもって行動する
5.気になったらすぐに質問する
6.いざという時のために証拠を残す
7.不用品回収の相場価格を知る
8.自治体で不用品を処分する
それぞれについて詳しく解説します。
1.3社以上から相見積もり
最低3社で相見積もりを取ると、ぼったくり業者を避けやすくなります。なぜなら、料金とサービス内容を比較でき、料金相場も分かるため不当に高すぎたり安すぎたりする業者を除外することができるからです。
相見積もりのときには、回収希望の物品数や作業内容などの条件をそろえておくことが欠かせません。なお、相手業者に「他社とも相見積もりを取っている状態である」と伝えるのがマナーです。一番依頼したいと思っている業者での見積もりを最後にし、見積もりの際に他社の見積もり費用や作業内容を提示すると、より満足度の高いサービスを適正価格で受けることができます。
2.頼みたい不用品回収業者のリサーチ
不用品回収業者に電話をかける前に、インターネットで集められる情報をリサーチしておくことが重要です。具体的には、グーグルマップでその会社の所在地を調べて実在していることを確認したり、その業者が必要な資格や許可を持っているかをチェックしたりできます。
不用品回収業者のホームページに取得している資格や許可の記載がある場合でも、念のため公共の情報と照合したほうがより安全です。古物商許可は都道府県の公安委員会のホームページから検索でき、一般廃棄物収集運搬許可は市区町村のホームページに掲載されています。これらの公共情報で、不用品回収業者の会社名と許可番号が確認できれば確証が持てます。
3.こまめにゴミを捨てる
不用品回収業者を呼ばずに済むよう、日頃からこまめにゴミを捨てておくことも根本的なぼったくり対策といえます。ゴミを溜めすぎてゴミ屋敷や汚部屋のような状態なってしまうと、自分では手を付けられないので業者に頼らざるを得なくなります。家をキレイに保つように心がけましょう。
また、大型家具や家電の処分を不用品回収業者に依頼する場合でも、整理整頓が行き渡っていれば不用品の数や品目を明確化でき、電話だけで正確な見積もりを出すことが可能となります。
4.余裕をもって行動する
処分までの日程に余裕を持って、早めにスケジューリングすることもぼったくり回避のコツです。急いで処分しなければならないと、足元を見られて高額請求されるリスクがあるからです。
退去日などの期日が迫っていると依頼者側も焦ってしまうため、「回収費用が高すぎる……」と思っていても結局業者の言いなりになり、高い金額を払ってしまいます。ぼったくりでとくに多いのがこの「余裕がない」というパターンなので、早めに行動して日程にゆとりを持たせておきましょう。
5.気になったらすぐに質問する
見積もり金額の内訳や追加料金の有無など、不明点をすぐ質問することがぼったくり業者に引っかからないためのポイントです。ぼったくり業者は詳細に聞かれることを嫌がるので、気になったことは必ずすぐに質問して相手の対応を見極めましょう。
その業者が持っている許可や、資格について質問するのも有効ですが、自身にも正しい知識があること前提となります。後述する「ぼったくり業者の見分け方」で業者を見抜くポイントを理解しましょう。
相場観を理解しているとアピールするだけでも、悪質な不用品回収業者は手を引くこともあります。
6.いざという時のために証拠を残す
万が一トラブルに発展した場合に備えるため、証拠を残すこともぼったくり業者対策のひとつです。車両ナンバーや見積書、領収書などは証拠になるので残しておきましょう。口頭のやりとりだけでは証拠としては不十分なので、スマホのボイスレコーダーアプリなどで会話を録音するのも有効です。
ぼったくり業者は不利になる証拠を残さないようにして自衛していることが多く、書面を残したがらない傾向があります。上記の証拠をきちんと残しておけば、もしもトラブルに巻き込まれたときに消費者相談センターや弁護士などへの相談が有利に運びやすくなります。
7.不用品回収の相場価格を知る
相場価格を押さえておくことも、不当な高額請求や安すぎる業者を見抜いて避ける秘訣です。前述のとおり、相場からかけ離れた安さをウリにする業者はあとで追加料金を上乗せしてくることがあるので避けたほうが安心です。
相場価格は処分したい物品の数や部屋の階層、時期や時間帯などで変動するため、自分のケースでの相場を把握するためには相見積もりを取る必要があります。
8.自治体で不用品を処分する
不用品回収業者を利用せずに自治体の粗大ゴミ回収などを活用するのも、ぼったくり業者を避ける対策のひとつといえます。不用品が大きかったり重かったりして自力で運び出せない場合には、自治体のシルバー人材派遣サービスを利用することも可能です。
シルバー人材派遣センターに粗大ゴミの運び出しや回収を頼みたい場合には、インターネットで「○○市 シルバー人材派遣センター」などと検索するか、役所窓口で確認すると情報を得られます。費用は地域によって異なりますが、たとえば茨城県の下妻地方広域シルバー人材センターでは粗大ゴミ処理券330円~1100円と、収集運搬券2200円で委託することが可能です。
不用品回収業者を利用しなければぼったくり被害に遭う可能性そのものがなくなるため、根本的な対処法と言えます。
ぼったくられたときの対処法
不幸にもぼったくりに遭ってしまったときは、次の4つの対策を検討しましょう。
1.不用品回収業者から返金の可能性
返金もぼったくり対策のひとつではありますが、基本的には返金してもらえる可能性は低いのが実情です。ぼったくりを行うような悪質業者は、はじめから依頼者のクレームに備えて返金できないように対処を取っているからです。証拠が残らないように口頭でのやり取りを主体にしたり、明細の内容が不明瞭でカサ増しをごまかしたりしているケースも見られます。
しかし、明確な証拠が残っていれば、弁護士への相談により返金が成立する可能性があります。
2.消費者センターに連絡
不用品回収業者のぼったくりは、消費者トラブルのひとつとして消費生活センターに相談するのが現実的です。局番なしの「188」に電話すると、最寄りの消費生活センターにつながります。通話料金はかかりますが、相談は無料です。
消費生活センターに連絡すると、消費生活相談員が業者との自主交渉の方法や具体的な解決策をアドバイスしてくれます。状況によっては、交渉のあっせんをしてくれることもあります。業者とのやりとり時のメモや領収書などの関係書類を用意しておくと、的確な助言を得られやすくなります。
3.警察に通報・相談
不用品回収業者による恐喝や窃盗のような明確な犯罪行為があったら、その場で警察に通報しましょう。犯罪行為の証拠があれば、それを持って警察に相談するのも有効です。
しかし、高額請求などの場合は警察に相談しても返金を勝ち取るのは困難です。警察は刑事事件を専門とするところであり、民事不介入の原則があるため相談に乗ってもらうのは難しいと言えます。
警察に相談すべきか判断できない場合には、消費生活センターや弁護士に意見を求めても良いでしょう。
4.弁護士に相談
ぼったくりのような消費者問題は、刑事告訴や返金請求のような法的手続きを視野に入れる場合には弁護士に相談する必要があります。弁護士は依頼者の代わりに業者との交渉を行ってくれたり、捜査機関とのやりとりをしてくれたりします。
しかし、弁護士費用がかかるため、費用対効果が見合うか否かを見極めなければなりません。弁護士に払う着手金だけで10万円以上かかるケースもあるので、かえって損失が大きくなるリスクがあります。
ぼったくり業者の特徴
ぼったくりをする悪質業者には、以下の4つの特徴があります。電話相談や見積もりの時点でこれらに当てはまる業者だった場合には、安易に契約しないことが重要です。
1.全てにおいて、だらしない
ぼったくり業者は時間にルーズで依頼者への連絡を怠る傾向があり、身なりが不潔で話し方のマナーがなっていないなど、あらゆる面でだらしないのが特徴です。悪徳業者は目先の利益だけを優先しているため、社内教育がずさんでマナーや身だしなみに配慮する余裕がありません。
一方、優良業者は長期的な自社利益を見込んでスタッフ教育やマナー指導を徹底しています。もちろん「だらしないと絶対に悪質業者だ」と断言することはできませんが、配慮の欠けた業者とあえて契約をしてもメリットはありません。
2.見積書・領収書・名刺を残さない
悪質業者は見積書などの書類を残さず、口頭でやりとりを進めたがることが多いです。「トラブルが起きることを前提に、証拠になりそうなものは残さない」というのが詐欺師や悪質業者の基本的な手口であり、返金請求や訴訟に備えて自社の不利につながるような証拠は残しません。
見積もりや明細をくわしく確認されたり、記録を残されたりするのを嫌がる業者は、悪質業者である可能性が高いです。
3.料金が安すぎる・格安や無料回収をウリ
ぼったくり業者は「無料・格安・何でも回収」の広告を掲げて集客するケースが多いです。ともかく依頼につなげて依頼者宅に訪問し、巧みな営業トークで契約に漕ぎつけようと考えているのです。
安さだけがウリの業者は回収日当日の高額な追加費用請求や、コストカットのための不法投棄、人件費削減による作業品質の低下などの問題を起こすリスクが高いため注意しましょう。甘い話に飛びつかず、安すぎる業者には裏があると考えたほうが賢明です。
4.態度が変わる
急に態度が変わる業者は、悪質業者の可能性が高いです。最初は親しげな態度で接客していたのに、依頼者が質問した途端に高圧的になったり、料金請求のとき急に口調が強くなったりする業者は典型的な悪徳業者と言えます。不都合なことや後ろめたい事実を隠すため、態度を変えて誤魔化そうという心理が働いているのです。
業者がいきなり高圧的な態度になって押し切ろうとした場合には、毅然と断ることが大切です。
ぼったくり業者の見分け方
ぼったくり業者を見抜いて優良業者を選ぶために、次の6つのポイントを確認しましょう。
1.資格や許可がある
2.所在地がある
3.不用品回収のページの作りが詳細
4.自社サイトにスタッフの顔がある
5.口コミを鵜呑みにしすぎない
6.ランキングサイトは信用しすぎない
これら6つの視点から問題ない業者であれば、ぼったくりなどのトラブルを起こす危険は非常に低いと言えます。
1.資格や許可がある
優良業者を見つけるため、次の2つの許可があるか確認しましょう。
<優良業者か見極めるためチェックする許可>
・一般廃棄物収集運搬許可
・古物商許可
不用品回収業を営むにはこれらの許可が必要であり、産業廃棄物収集運搬許可だけしかない場合は一般家庭の不用品を回収することはできません。
なお、一般廃棄物収集運搬許可は市区町村が業者に与えるものですが、新規取得が難しいのが現状です。そのため、自社で一般廃棄物収集運搬許可を持っていない場合でも、一般廃棄物収集運搬許可のある他業者と提携できている場合には問題ありません。契約前に、ホームページや電話問合せなどで取得している許可や提携業者を確認すると安心です。
2.所在地がある
きちんと会社の住所が開示されており、グーグルマップで検索して実在が確認できる業者を選びましょう。住所や連絡先があいまいな業者は、クレームを避けるため連絡しにくい状況を作っており、顧客とのトラブルを起こしやすいため注意が必要です。
連絡先に携帯電話番号しか書いていない業者よりも、固定電話やフリーダイヤルを明記している業者のほうが信頼度は高いといえます。携帯電話は簡単に解約できるため、携帯電話だけの業者はトラブル後に解約して逃げてしまうおそれがあります。
3.不用品回収のページの作りが詳細
自社ホームページに料金プランや回収事例などが掲載されており、見やすいサイト設計でWeb集客を行っている業者は優良業者の可能性が高いといえます。優良な業者は企業努力を惜しまず、お客様第一の視点でWeb集客にも予算をかけているためです。
お客様宅で撮影した回収事例写真やお客様の顔写真が掲載されている場合は、さらに信頼度が高まります。「利用者に信頼を届けたい」という業者の姿勢が明確であり、お客様にとっては「顔出ししても良い」と思えるほど満足できた証拠でもあるからです。料金やスタッフのサービスが適切だからこそ、お客様が顔出しを許可したのだと考えられます。
一方で、ホームページがずさんで無料回収のチラシを投函したり、廃品回収車で町内をめぐったりしている業者には注意が必要です。きちんと所在地を定めた営業ができておらず、無許可で営業している悪質業者の可能性があるため廃品回収車などの利用は避けましょう。
4.自社サイトにスタッフの顔がある
自社ホームページ内にスタッフの顔写真を出している業者は、責任感を持って経営していると言えます。インターネット上での顔出しは、その会社やスタッフの実在を証明する「信頼の証」 のひとつです。
ただし、スタッフの顔写真に見せかけて実際には、写真素材サイトで入手したフリー画像を使用している場合もあるため注意が必要です。その業者のユニフォームを着ている、社名やロゴの入ったトラック・倉庫が撮影されているなどのオリジナリティの高い写真は、フリー素材ではなく実際に撮影された自社の写真と判断できます。
5.口コミを鵜呑みにしすぎない
口コミサイトや業者の自社サイトの口コミはある程度参考にしつつ、鵜呑みにしないようにしましょう。サクラを使って自社利益を誘導しようとしたり、反対にライバル会社がネガティブな口コミを投稿したりと、作為的な口コミが紛れている可能性があるためです。信じ込まずに一定の距離を置きつつ、できるだけ多くの口コミを公平に眺めるようにしましょう。
なお、グーグルでは宣伝・勧誘目的の口コミレビューを厳しく禁じているため、グーグル検索の際に企業情報の下に表示される口コミには比較的「生の声」が反映されていると言えます。グーグルの口コミは件数が少ないため、大量のコメントから傾向を探るような使い方は難しいですが参考にはなります。
5.ランキングサイトは信用しすぎない
おすすめ業者のランキングサイトは便利ですが、信用しすぎないことが大切です。ランキングサイトの運営は、不用品回収業者から支払われる広告費によって成り立っているという側面があるからです。
ランキング上位の業者が実際には多額の広告費を支払っていただけという可能性もあり、広告費を回収するためお客様の利用料金を高くするという皮肉な結果につながる場合があります。
ランキングサイトは参考として閲覧するにとどめ、自分でも情報収集して内容の正確さを確認しましょう。
不用品回収でぼったくられたのまとめ
・不用品回収のぼったくり事例は「高額請求」「不法投棄」「追加料金」「キャンセル料金」「押し買い・窃盗」の5パターン。
・ぼったくり業者が存在し続ける背景には、「営業に必要な許可が分かりづらい」「依頼者の立場が弱い」「相場価格が分かりにくい」という3つの問題がある。
・ぼったくり業者を避けるコツは8つ。「相見積もり」「業者のリサーチ」「こまめにゴミを捨てて業者利用を最低限にする」「余裕を持った行動」「すぐに質問」「証拠を残す」「相場をおさえる」「粗大ゴミを利用する」。
・被害に遭ったときは業者に返金を求めるか、消費者センター・警察・弁護士に相談。
・ぼったくり業者はだらしなく、書類を残そうとせず、不都合なことがあると急に態度が悪くなる。格安だけをウリにする業者も要注意。
・業者選びのポイントは、「許可を持っている」「所在地が実在する」「ホームページが丁寧」「ホームページに顔出ししている」。口コミやランキングサイトは鵜吞みにせず、あくまでも参考程度とする。
安全な業者選びには、ReLIFE(リライフ)のようなお客様と業者を仲介する中立の紹介サイトを利用するのもおすすめです。リライフでは全国10万件の口コミから厳選した優良業者と提携し、お客様の希望に合う業者を紹介しています。
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