コンポの捨て方を解説│無料処分や売れるケース、よくあるトラブルも紹介
音楽のストリーミングサービスやスマートフォンの普及によって、コンポを使用する機会が減ったという方も多いでしょう。
しかし、いざ処分しようと思っても、コンポはプラスチックや金属など複数のパーツが使用された電子機器であり、サイズも大小さまざまなので、どう処分すべきか困ることも多いのではないでしょうか。
本記事では、コンポの捨て方について解説します。コンポを捨てる際の費用や注意点についてもまとめています。捨てる以外にも、売却や譲渡といった手放し方もあるため、目的や状況に応じた方法で処分しましょう。
コンポの捨て方・手放し方にお困りの際は、ぜひ本記事の情報をご活用ください。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
使わないコンポを捨てるべきか、売るべきか
コンポを手放す方法として、捨てる以外に売却や譲渡も選択肢に挙がります。
コンポを手放す際、譲渡できれば処分費用はかかりません。また、売却できれば売上金を手に入れることもできます。
しかし、全てのコンポを譲渡や売却できるわけではありません。
ここでは、コンポを捨てるべきか売るべきか判断するために、確認すべき項目について説明します。
コンポの種類を確認
まずは、コンポの種類を確認してください。
一口にコンポと言っても種類はさまざまです。コンポの種類によって処分方法も異なってくるため、お持ちのコンポがどういったものなのか確認しておく必要があります。
後ほど詳しく解説しますが、コンポを売るという選択を採る場合、コンポの種類を理解しておくことは特に重要になります。
次の表に、コンポのいくつかの種類とそれぞれの特徴をまとめましたので確認してみてください。
コンポの種類 | 特徴 |
一体型 |
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セパレート型 |
|
本体にスピーカーが内蔵されていれば一体型、別途スピーカーを接続する必要があればセパレート型と判断できます。
コンポの状態を確認
コンポの状態の確認も売却・処分の前に必要です。
製品によって確認すべき点は異なりますが、ポイントをまとめると
次の2点になります。
・外観に傷や汚れがあるか
・動作に問題はないか
コンポに傷や汚れがあると、売却や譲渡が難しくなるため、外観全体を確認し、傷や汚れの有無、程度について確認しましょう。普段使っているときには気が付かなった部分に傷がついている、経年劣化で変色しているというケースもあります。
また、コンポが正常に動作するかの確認も重要です。
音源の再生に問題がなくても、音質やディスクの取り出しなどに不具合があったり、反応しないボタンがあったりすると、売却や譲渡した際に問題になります。
コンポの付属品を確認
コンポの付属品が一式、揃っているか確認してください。
主な付属品の例は以下の通りです。
・ケーブル
・リモコン
・箱
・取扱説明書
購入時の付属品が揃っているほど、売却や譲渡がしやすくなります。ケーブルやリモコンなど、使用するために必要な付属品であればなおのこと重要です。
ご自身が使用する中で、「ケーブルを別のものに交換してしまっていた」ということもあります。購入時の明細や取扱説明書があれば、どの付属品がなくなっているか・変わっているか、確認がしやすいです。
購入先のWebサイトなどに商品説明があれば、本来の付属品がどういったものであるか確かめることもできます。
例に挙げたもの以外にも、購入時に付属していたものが揃っているか確認することは重要です。
コンポの処分方法と費用
ここでは、処分方法と費用について詳しく説明します。
コンポには捨てる以外にも、売却、寄付・譲渡といった処分方法がありますので、併せて解説します。
それぞれのメリット・デメリットを確認し、お持ちのコンポの最適な処分方法を検討してみてください。
粗大ゴミで処分する
コンポは粗大ゴミでの処分が一般的です。
粗大ゴミは一般家庭から出る大型のゴミを指しますが、その定めは自治体によって異なります。
例えば、東京都品川区では「一辺の長さがおおよそ30cm以上のゴミ」と定めています。
廃棄したいコンポのサイズが粗大ゴミに該当するのか、お住まいの自治体のルールに従う必要があるため、自治体ホームページを確認してください。
また、粗大ゴミとしてコンポを捨てる際は、事前の申し込みが必要かつ、処分に費用がかかります。
東京都品川区を例にすると、スピーカー一体型のミニコンポを粗大ゴミとして集積所で回収してもらう場合は400円(税込)、持ち込み処分の場合は200円(税込)が必要です。
収集してもらう場合は、指定された収集日にゴミ出しする必要があり、集積所や処理施設に持ち込む場合は運搬作業が必要になります。
普通ゴミで捨てる
コンポを普通ゴミとして廃棄できる場合があります。普通ゴミとして捨てられる場合、ほとんどの自治体で、コンポは不燃ゴミとして扱います。
コンポを普通ゴミとして処分できるかどうかは、大きさで定めている自治体が多いです。
例えば、「一辺の長さがおおよそ30cm以上のものは粗大ゴミ/それ以外のものは不燃ゴミ」というケースです。
普通ゴミとして処分できる場合、1枚数十円程度の自治体指定ゴミ袋の料金のみで、コンポを捨てられます。
さらに、普通ゴミの収集は週に1回程度行われる自治体が多く、粗大ゴミと比較して、コンポを早く手放せる点もメリットです。
注意点として、粗大ゴミの規定を下回っても、自治体によって、コンポを含むオーディオ機器の処分方法を指定している場合があります。そのため、自治体がまとめているゴミの分別方法の項目から「コンポ」や「オーディオ」など探し、適切な捨て方を確認してください。
不用品回収業者に回収してもらう
不用品回収業者にコンポを回収してもらう方法もあります。
不用品回収業者にコンポを回収処分してもらう場合、3,000円程度の基本料金と、品目ごとの引取り費用(1点500円程度から)がかかります。粗大ゴミや普通ゴミで捨てるよりも割高な点がデメリットといえます。
一方で、不用品回収業者に依頼する場合は出張引取が一般的で、コンポの運搬・処分を全て任せられるメリットがあります。いつ依頼できるか事前に相談は必要ですが、ゴミに出すときのような運搬の手間がかからず、簡単にコンポを処分できます。
また、コンポ以外の不用品も同時に回収してもらえるため、引っ越しや大掃除など、大量の不用品が出る際は不用品回収業者の利用をおすすめします。
自治体の小型家電回収ボックスを利用する
自治体が設置している小型家電回収ボックスを利用して、コンポを捨てられる場合があります。
「小型家電リサイクル法」によって、小型家電のリサイクルが推し進められています。小型のコンポもリサイクル対象であり、自治体の小型家電回収ボックスに持ち込むことで、無料で処分可能です。
回収ボックスに入れられるサイズの目安は、30cm×15cm程度であり、このサイズに収まるコンポであれば無料で手放せます。
ただし、回収ボックスに入らないコンポは回収できませんし、自治体によってはコンポが小型家電リサイクルの対象になっていない場合があります。事前に自治体ホームページを確認するか、問い合わせを行い、コンポがリサイクル対象か確認してください。
フリマアプリ・ネットオークションで売る
フリマアプリ・ネットオークションで売却し、お金を受け取ってコンポを手放すことが可能です。
出品や発送の手間はかかりますが、リサイクルショップやオーディオ機器専門店で買取してもらうよりも、高い金額で売却しやすいです。
売れやすいコンポの特徴は以下の通りです。
・問題なく使用できる
・付属品が揃っている
・汚損や破損がない・少ない
・製造から時間が経っていない
・PanasonicやSONY、KENWOODなどの人気メーカーのコンポである
上記に当てはまらなくても、購入される・高値がつくケースもあります。
例えば、状態が悪い・動作しないコンポの場合、パーツや部品目当ての方が買い取があります。
リサイクルショップへ売る
リサイクルショップへ売る方法でも、コンポを手放せます。
フリマアプリやネットオークションよりも買取価格は低くなりやすいですが、すぐに現金を受け取れる点がメリットです。
また、出張買取を実施している店舗であれば、自宅にスタッフが訪れ、査定から買取、コンポの回収まで行ってくれます。
売却したいが、フリマアプリの利用に慣れていない、すぐにコンポを手放したいといった場合はリサイクルショップの利用がおすすめです。
ただし、フリマアプリ・ネットオークションと同様に、状態が悪いものや、製造から年数が5年以上経過しているもの、付属品が欠損しているものは、売却できない可能性があります。一方で、ファンの多い製品や、希少性の高いレア品であれば、何十年も前の機器だからこそ市場価値が高いと判断されるケースもあるため、査定してもらうのがおすすめです。
オーディオ機器専門店へ売る
オーディオ機器専門店に売却することでも、コンポを手放せます。
オーディオ機器の専門店には、業界の知識に精通したスタッフが査定を行うため、より正確な査定が期待できます。特に、有名ブランドの古いオーディオ機器や、限定品として販売されていたマニアックな機器を売却する際は、専門店での買取がおすすめです。
また、専門店では、セパレート型コンポの本体だけ、または動作しないコンポを買い取ってもらえる場合があります。
店舗によって買取査定額が変わるため、複数店舗に査定を依頼して金額を比較すると、高い値段でコンポを売却しやすいです。
寄付や譲渡する
コンポを寄付や譲渡することで、捨てずに再利用してもらう方法もあります。
まだ動作し、著しく汚れていたり破損していたりしないことが前提条件ですが、処分費用がかからないコンポの手放し方です。
知人や友人、家族など身近な人で貰い手が見つからない場合は、ジモティーなどを活用してコンポが欲しい人に譲渡できます。
また、社会貢献できるコンポの手放し方として寄付という選択肢があります。キフコレなどのサービスを利用すれば、コンポを必要とする方や団体に簡単に寄付することが可能です。
ただし、寄付を行う際は、寄付可能なコンポの条件や送付方法を確認することが重要なポイントです。
愛着があって、捨てるにはもったいないと思うコンポを手放す際は、譲渡や寄付を検討してください。
コンポの処分で起こるトラブルと対策
ここでは、コンポの処分で起こるトラブルとその対策について、解説します。
CDなどのディスクを入れたまま処分してしまう
コンポを廃棄・売却・譲渡する際、CDなどのディスクを入れたまま処分しないでください。
大切な記録、思い出を処分してしまうリスクや、機密性が高いデータが漏出するリスクがあります。
また、ストリーミング配信やデジタルが主流になった現在は、廃盤になっていて稀少性が高いディスクも多いです。コンポを処分する際に、うっかり一緒に捨ててしまったら、取り返しがつきません。
コンポを捨てたり、譲渡したりする前に、必ずディスクの挿入口を確認し、何も入っていないことを確認しましょう。
コンポに入れたMDやCDが取り出せない
コンポに入れたMDやCDが取り出せないといったトラブルが、コンポの処分時に起きやすいです。
製造から時間が経過しているものや、何度も使用されたものだと、製品自体が劣化している可能性が高く、ディスクの取り出しが作動しない原因になることがあります。
例えば、ゴムベルトの劣化やボタンや、接触不良、部品の破損による不作動・誤作動などがあります。
捨てる予定で今後使用しないコンポならば、分解してCDやMDを取り出しましょう。
ただ、コンポを売却や譲渡する場合、分解するともとに戻せない場合があるため、注意してください。そもそもディスクが取り出せないコンポは貰い手も買い手もつきにくいため、オーディオ機器の修理業者に修理を依頼してもらいましょう。
買取希望だったが拒否される
買取対象外の製品であったり、状態が悪いといった原因で、リサイクルショップやオーディオ機器の専門店に買取を拒否される場合があります。
お近くのリサイクルショップで買取を拒否された場合でも、フリマアプリやネットオークションで売却できることがあるので、出品を検討してみてください。
また、状態が悪かったり、コンポとして動作しないジャンク品であっても、パーツ目当てに欲しがる方がいたり、レトロ家電のコレクターに需要があるケースもあります。ダメもとで出品することもおすすめです。
どうしても買い手がつかない場合、捨てることも選択肢に入れましょう。
特に、引っ越しなど処分しなければいけない時期が決まっている場合は、早めに捨てる判断をしてください。粗大ゴミとして廃棄しないといけないサイズのコンポだと、申し込みから数週間、処分できない可能性があります。
もし、コンポをすぐに廃棄したい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。スムーズかつ迅速にコンポを捨てられます。
フリマアプリなどネットを経由して売却後トラブルに
フリマアプリやネットオークションは、個人間の取引であるため、トラブルになるリスクが高いです。
例えば、出品時に動作に問題はないと説明していたが、受け取ってすぐに動作しなくなったといったトラブルが起こりやすいです。
トラブルを避けるためには、コンポの状態や動作について、できるだけ正確かつ詳細に記載することや、売却する前に動作確認をしっかりしておくことが重要といえます。
しかし、対策を十分に行っていても、個人間の取引であるフリマアプリやネットオークションではトラブルが起こりやすいです。
できるだけトラブルを避けたい場合は、リサイクルショップや専門店にコンポを買い取ってもらったほうが安心できます。
コンポ・オーディオの回収はリライフへ
コンポを捨てる際は、不用品回収処分の実績が豊富なReLIFEにお任せください。
「急ぎでコンポを捨てたい」「他のオーディオ機器もまとめて廃棄したい」などのご要望にも、丁寧かつ柔軟に対応させていただきます。
お電話一本でご予約でき、お客様の都合の良いタイミングでスタッフがご自宅に駆けつけ、不要になったコンポを回収いたします。
コンポのサイズや状態、メーカーを問わずに回収可能なことに加え、オーディオ機器に限らず、その他不用品をまとめて処分できる点がReLIFEの特徴です。
お客様の要望や状況に沿った、最適な回収処分を心がけております。コンポの回収処分をご検討中の場合は、ぜひReLIFEにご相談ください。
まとめ
コンポはサイズが大きいものは粗大ゴミ、小さいものは普通ゴミとして捨てられます。詳細は、お住まいの自治体のゴミ出しルールに従ってください。
また、まだ動作するコンポであれば、売却や譲渡も可能です。売却・譲渡では、処分費用を抑えられる点がメリットといえます。
ただし、状態が悪いコンポや製造から5年以上経過しているコンポは買取拒否される可能性が高い点に注意しましょう。
コンポを処分する作業が面倒な場合は、ReLIFEのご利用をおすすめします。コンポに限らず、不用品をスムーズに処分いたしますので、お気軽にご相談ください。
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