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不用品回収

レンガの捨て方を5つ紹介!レンガはなぜ簡単に捨てられないのかも併せて解説

レンガは建物の外壁だけでなく、庭や玄関周りなどの装飾、インテリア、DIYなどさまざまな用途で使われています。身近な建築素材ではあるものの、レンガを捨てたことがある経験のある人は多くないでしょう。

引っ越しや模様替えなどをきっかけに出た不要なレンガの捨て方について、このような不安を感じていませんか?

・レンガは自治体のゴミ回収に出せるの?

・レンガを安全に捨てるには、どのような方法があるの?

・安い、または手間のかからないレンガの捨て方は?

本記事では、レンガの捨て方について紹介します。レンガを一般的なゴミと同様に簡単に捨てられない理由や、費用や手間をかけずに処分する方法についても詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
レンガ,捨て方

レンガ,捨て方

そもそもレンガとは?

レンガ,捨て方
レンガは、粘土と砂を水で練り、焼き固めて作られます。赤みを帯びた色は原料の粘土に含まれる酸化鉄によるものであり、形は長方形が一般的です。断熱性や耐久性に優れ、レンガは建築資材として建物の外壁などに昔から使われています。

また、自然素材から作られるレンガは、一つひとつ風合いが異なるため、おしゃれな印象を出せる点が特徴です。そのため、最近では庭や玄関周りの装飾、インテリア、DIYなどにも使われることがあります。

耐久性や耐火性に優れた建築資材である反面、処理が難しい点もレンガの特徴です。一般的なゴミ焼却炉で燃やせないうえに、もともと土や砂を原料としているため、リサイクルもできません。

レンガは「燃えないゴミ」や「粗大ゴミ」として自治体に回収してもらえないのが一般的です。不要なレンガは業者に回収してもらうか、必要としている人に売ったり譲ったりして処分する必要があります。

レンガの捨て方5選

レンガ,捨て方
レンガは自治体のゴミ回収に出せないため、適切な方法で処分する必要があります。

ここでは、レンガの捨て方として、5つの方法を紹介します。それぞれの方法のメリットやデメリット、かかる費用の目安も解説するため、処分方法を選ぶ際の判断材料としてください。

1:産業廃棄物処理業者に処分を依頼する

建築資材であるレンガは、多くの自治体によって「産業廃棄物」に指定されています。そのため、捨てる際は産業廃棄物処理業者に処分を依頼するのが基本です。

どの業者に依頼すればわからない場合は、自治体に相談するとよいでしょう。レンガを処分できる産業廃棄物処理業者を紹介してもらえます。

産業廃棄物処理業者に依頼するメリットは、確実な方法で処分してもらえることです。特に自治体が紹介するのは、廃棄物処分の許可を得た信頼できる業者です。無許可の業者に不法投棄されるといったトラブルに巻き込まれる心配がありません。

ただし、産業廃棄物処理業者に依頼する場合、レンガ1kgあたり数百円の処分費用加えて、数千円の出張費用が必要になることが多いため、合計では1万円以上かかることもあります。捨てたいレンガの量が少ない場合は、割高になってしまう点がデメリットです。

2:不用品回収業者に回収をしてもらう

不用品回収業者に依頼することで、レンガを回収してもらえます。

自宅まで回収に来てもらえるため、重たいレンガを運搬する手間がかからないことがメリットです。また、レンガ以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、引っ越しや片付けなどで一度に大量の不用品を処分したい方に向いています。

不用品回収業者の費用の目安は、レンガ1個につき100円〜300円です。他に出張費用や人件費などがかかるため、最低でも数千円、処分したいレンガの個数によっては1万円以上が必要になります。事前に不用品の量や種類を伝え、見積もりを取っておくと安心です。

また、中には「無料回収」を強くアピールしておきながら、何かしらの理由をつけて高額請求をする悪質業者もいるため、業者を選ぶ際には注意しましょう。
レンガ,捨て方

レンガ,捨て方

3:ホームセンターに回収をしてもらう

ホームセンターはレンガの処分業者ではないため、基本的にレンガを含めた園芸用品の回収は行っていないケースが大半です。

ただし、中にはサービスとして販売したレンガを回収しているケースもあり、購入時のレシートで確認できる場合や買い替えの場合には、レンガの回収が可能な場合もあります。費用についても店鋪ごとに異なるため、事前に問い合わせてみましょう。

4:リサイクルショップで売る

未使用のものや傷が少なく状態の良いレンガは、リサイクルショップで売れる可能性があります。処分費用がかからないうえに、臨時収入も得られる点がメリットです。

早ければその場で査定・買取してもらえるため、急いで処分したい方にも向いています。レンガ1個あたりの買取相場は、数十円〜数百円です。

リサイクルショップは店鋪数が多いため、気軽に利用しやすいこともメリットといえます。レンガの量が少なければ最寄りの店鋪へ持ち込んでの買取を依頼し、量が多くて運べない場合は出張買取を利用するとよいでしょう。

ただし、汚れや破損のあるレンガは買取を断られることもあるため、注意が必要です。レンガの引き取りを行っていないリサイクルショップもあるため、持ち込む前に確認しておきましょう。

5:フリマサイト・オークションサイトなどで売る

レンガの捨て方の1つとして、フリマサイトやオークションサイトなどを通じて売る方法があります。レンガは経年変化で風合いが変わるため、DIYやガーデニングのためにあえて古いレンガを探している人もいます。1個につき200円〜300円の価格で10個〜30個をまとめて出品するのが一般的です。

フリマサイトやオークションサイトでレンガを売るメリットは、処分費用がかからないことです。ただし、レンガは重いため、送料が高くなりやすい点に注意しましょう。送料で赤字になるのを避けるため、なるべく複数個をまとめて売るなどの工夫が必要です。

なお、フリマサイトやオークションサイトで売る場合は、買い手が見つかるまで時間がかかることもあります。レンガの処分を急いでいる方にとってはデメリットといえます。

レンガの捨て方に関するよくある質問

レンガ,捨て方
ここでは、レンガの捨て方について、多くの方から寄せられる質問とその答えを紹介します。レンガを捨てる前にチェックしてみましょう。

レンガは何ゴミになる?

主に建築資材として使われるレンガは、産業廃棄物に分類されます。そのため、ほとんどの自治体ではレンガを「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「粗大ゴミ」などとしては回収していません。

レンガを捨てる場合は、産業廃棄物処理業者または不用品回収業者への依頼するのが一般的です。

業者を選ぶ際は、産業廃棄物を処分する許可を得ていることを確認しましょう。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれるおそれがあります。迷ったら自治体に業者を紹介してもらいましょう。

レンガは購入した店舗で引き取ってもらえる?

レンガの処分にあたっては、店舗側でも産業廃棄物として処理が必要なため費用がかかります。そのため、レンガについては引き取りや回収サービスを行っている店鋪はほぼありません。

ただし、一部のホームセンターなどでは費用を取って回収してもらえるケースもあるため、一度レンガの引き取りが可能かどうかについて問い合わせてみましょう。

なお、店鋪で引き取ってもらう場合、購入履歴を証明できるレシートの提示が条件となることもあります。問い合わせの際には、引取にかかる費用だけでなく、条件面も確認しておきましょう。

レンガの処分費用はどのくらいかかる?

レンガの処分を産業廃棄物処理業者に依頼する場合、1立方メートルのレンガを処分する際の処分費用と出張費用として1万円以上かかります。また、不用品回収業者を利用する場合は、レンガ1個あたりの数百円の処分費用に加えて3,000~8,000円ほどの運搬費用などが発生します。

一方、リサイクルショップで買取してもらったり、フリマアプリやオークションサイトなどで売ったりする場合、処分費用はかかりません。場合によっては臨時収入を得られる可能性もあります。

ただし、運搬や梱包の手間がかかる点や送料が高くなりやすい点に、注意が必要です。

レンガを砕いて捨ててしまうのはアリ?

レンガを細かく砕いても一般ゴミとして捨てられません。粘土や砂などの自然素材からできているものの、レンガはあくまでも産業廃棄物に該当するためです。

砕かれた状態であっても、公園や河原などの公共の場所や他人の敷地内などに捨てると、不法投棄として罰せられる恐れがあります。ただし、砕いたレンガを自宅の庭など自分が所有している敷地内に撒くことは周囲に迷惑がかからない範囲であれば問題ありません。

レンガの捨て方のまとめ

レンガ,捨て方
粘土や砂などの自然素材から作られるレンガは、高い断熱性や耐久性を持つ建築資材として昔から使われてきました。また、風合いを生かしてDIYやインテリアなどに使われることも多い素材です。

身近な素材であるレンガですが、処分が難しくリサイクルもできないため、ほとんどの自治体ではゴミとして回収していません。

産業廃棄物に分類されるレンガは産業廃棄物処理業者に処分を依頼するのが、基本的な捨て方です。その他、不用品回収業者に回収してもらったり、リサイクルショップやフリマサイトなどで売ったりして処分する方法もあります。

それぞれの方法にかかる費用やメリット・デメリットを比較し、自分に合った方法を選びましょう。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

レンガ,捨て方

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