豆知識

不用品回収

発炎筒を安全に処分する方法とは?処分にかかる費用やよくある質問を解説!

突然の事故やトラブルが発生した際に、命を守る重要なアイテムである発炎筒。安全な保管方法や捨て方を知っておくことで、処分の際に正しく対応できます。

この記事では、発煙筒の概要から処分方法、処分時の注意点までをまとめています。発炎筒の捨て方について悩んでいる人は、ぜひこの機会に参考にしてください。

発煙筒,処分

発煙筒,処分

発炎筒とは?

発煙筒,処分
ドライブ中に予期せぬ事態に遭遇した際、周囲に危険を知らせる最も確実な方法の一つが発炎筒です。発炎筒と発煙筒はよく混同されがちですが、発炎筒は明かりで、発煙筒は煙で知らせるという違いがあります。

特に発炎筒は、その強い光で夜間でも明確に危険を伝えられるため、自動車用緊急保安炎筒として車検時に装備が義務付けられています。ここでは、発炎筒について詳しく解説します。

路肩に停車する際に周囲に危険を知らせるための道具

発炎筒は、主に自動車に装備されており、非常時に役立つ道具です。例えば事故や車両トラブルで自動車を路肩に停車した際、後続車に対し危険を知らせるために使用します。

発炎筒を使用すると鮮やかな光を放つ火花が上がるため、暗闇でも確認できる点がメリットです。発炎筒は車への搭載が義務付けられているため、使用期限も含めてこまめに確認するのがよいです。

発煙筒との違い

発炎筒と発煙筒は、どちらも煙や炎を発生させるための道具ですが、その用途や特徴には違いがあります。ここでは、それぞれの違いを解説します。

発炎筒

発炎筒は、使用すると炎を発生します。炎は明るく、遠くからでも目立つため、特に夜間や暗い場所でも確認が可能です。

車が故障したときや事故が起きたときに、他の車や救助隊に自分の場所を知らせるために使います。炎は煙よりも遠くから見えやすいため、夜間や霧が濃い時に特に効果的です。

発煙筒

発煙筒は、使用すると大量の煙を発生します。煙は昼間の明るい時間帯や広い視野が必要な状況で目立つのが特徴です。

船舶や航空機の緊急用具としても広く使用されるほか、登山やキャンプなどでも、位置を知らせるために使われます。

発炎筒の正しい処分方法

発煙筒,処分
使用済みの発炎筒は、個人でも処分が可能です。ただし発炎筒の状態によっても処分方法は異なります。主な処分方法は以下の通りです。

・車の整備工場に引き取ってもらう

・カー用品店に回収してもらう

・不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう

それぞれの処分方法について詳しく見ていきましょう。

使用済みか未使用かで変わる

発炎筒の処分方法は使用済みか未使用かで変わります。使用済みの場合は、燃えるゴミとして、自治体の一般ゴミで処分可能です。

自治体に処分を依頼する際は、発炎筒を一度水につけ、火が付いていない状態を確認してから捨てます。

未使用の発炎筒は、火薬類取締法により「がん具煙火」に該当するため、自治体では処分ができません。間違って処分してしまうと、焼却の際に爆発する危険性があります。

処分方法としては、専門業者に引き取ってもらうほか、ディーラーや販売店・整備店などに相談すると安心です。

導火線や実包などの火薬類を個人で廃棄する際は、消防署の許可が必要な場合があります。ただし、発煙筒はそれに含まれません。

車の整備工場に引き取ってもらう

未使用の発炎筒は、車の整備工場に処分を依頼できます。また使用済み発炎筒も回収可能です。もし予備の発炎筒がない場合は、新しい発炎筒を設置する必要があります。

車の整備工場で発炎筒の処分を依頼する場合は、その場で新しいものを購入できるか確認しておくとスムーズです。

カー用品店に回収してもらう

発炎筒の処分と購入を考えている場合は、カー用品店に相談するとよいでしょう。処分だけでなく新しい発炎筒の購入も可能です。

カー用品店であれば、車を整備してもらうついでに発炎筒の交換も可能ですが、割高となってしまうケースもあります。

発炎筒は単独でも購入できるため、予算オーバーと感じたら、自分で購入するとよいでしょう。

不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう

不用品回収業者や危険物を取り扱う専門業者への依頼も可能です。専門業者であれば買い取ってくれる場合もあります。

依頼する際は、発炎筒が未使用か使用済みかを確認しておくと引き取りがスムーズになります。

発煙筒,処分

発煙筒,処分

発炎筒の処分はいくらかかる?

発煙筒,処分
発炎筒の処分費用は、方法によって異なります。ここでは一般的な費用について比較します。

処分方法   費用目安 
ホームセンターの回収   無料 
不用品回収センターに依頼   数百円程度 
車検時に回収を依頼する   無料 
ガソリンスタンドへ回収を依頼する  無料 
可燃ゴミとして捨てる   無料(ゴミ袋代のみ) 
カー用品店の回収   無料 
不用品回収業者  数百円~1000円程度 

発炎筒を処分するにあたり「持ち込みや分別が面倒」と感じたら、不用品回収業者への依頼が手軽でしょう。スタッフが自宅まで回収に来てくれるため、忙しい人でも気軽に処分できます。

また費用がかからない処分方法としては、ホームセンターやガソリンスタンド、カー用品店などでも処分可能です。

発炎筒の処分で気を付けたいポイント

発煙筒,処分
発炎筒は取り扱いを誤ると、思わぬ事故に繋がるケースがあります。発炎筒を処分するにあたり、注意したい点は以下の5つです。

・地域のルールを確認する

・使用期限を確認する

・安全な場所で保管する

・専門の回収サービスを利用する

・不適切な廃棄は避ける

それぞれの特徴について詳しく解説します。

地域の処分ルールを確認する

発炎筒は一般ゴミで処分可能ですが、地域によって異なる場合があります。可燃ゴミとして捨てられるか、特別な処理が必要かなど、自治体の指示に従うことが大切です。各自治体のホームページや窓口で正確な情報を確認しておきましょう。

使用期限を確認する

発炎筒には使用期限が明記されています。発炎筒の本体やパッケージに製造年月日と使用期限が記載されており、通常は3〜5年です。

定期的に発炎筒の状態を確認し、使用期限内であることを確認します。また発炎筒が破損していないか、外観に異常がないかもチェックしましょう。これにより、いざという時にトラブルなく使えます。

使用期限が切れた発炎筒は、緊急時に正常に作動しない可能性があるため、早めに交換もしくは処分するよう心がけます。

車両に常備している発炎筒は、定期点検時に使用期限を確認することを習慣にしましょう。車検や定期メンテナンスの際にチェックリストに加えておくと便利です。使用期限が近づいている場合は、新しい発炎筒に交換します。

安全な場所で保管する

発炎筒は高温や直射日光に晒されると、内部の化学物質が変質し、正常に作動しなくなる可能性があります。発炎筒は涼しくて乾燥した場所に保管しましょう。

特に夏場の車内は非常に高温になるため、車内に保管する際には日陰になる場所やトランクなど比較的温度が低い場所を選びます。

また保管中に誤って点火しないよう、キャップやカバーをしっかりと取り付けておくことが重要です。他の物とぶつかったり押しつぶされたりしないよう、保管場所にも気をつけましょう。

保管は、子供の手の届かない場所で行い、誤って使用されないよう注意が必要です。他にもいざという時にすぐに取り出せるよう、手に取れる場所に保管します。

例えば、車の中であればグローブボックスや運転席の近く、家庭であれば玄関や非常用持ち出し袋の中に保管すると良いです。

専門の回収サービスを利用する

専門業者は発炎筒の取り扱いに慣れており、適切な方法で安全に処分する技術と知識を持っています。

発炎筒は火薬を含むため、素人が取り扱うと発火や爆発の危険性があります。そのため安全に処分したい場合は、専門業者に依頼するのが安心です。

また処分の手間が減らせる点もメリットです。発炎筒を自身で処分する場合、処分方法を調べたり、廃棄場所を探したりする手間がかかります。

その点、専門業者に依頼すれば、無駄な手間を省くことができ、時間と労力もかかりません。特に大量の発炎筒を処分する場合にも検討したい方法です。

不適切な廃棄は避ける

発炎筒を適当に処分してしまうと、火災の原因になる可能性があります。特に発炎筒をそのまま燃やしたり、他のゴミと一緒に捨てたりすることは避けなければなりません。

発炎筒は発火物質を含んでおり、不適切に処分すると発火する可能性があります。例えば未使用の発炎筒を可燃ゴミとして捨てた場合、ゴミ収集車内での圧縮や高温によって発火し、火災の原因になることがあります。

特に夏場や乾燥した時期には火災のリスクが高まる点にも注意が必要です。もし発炎筒が発火したり爆発したりすると、作業員が負傷する危険もあります。

回収作業員の安全を守るためにも、発炎筒は適切に処分する必要があります。発炎筒は専門の回収業者や適切な処分方法を利用し、安全かつ確実な処分が必須です。

発炎筒の処分に関するよくある質問

発煙筒,処分
ここでは発炎筒に処分に関する「よくある質問」についてまとめました。

発炎筒の廃棄方法は?

発炎筒の廃棄方法は、地域や自治体によって異なるため、まずは自治体の指示を確認します。

多くの自治体では、発炎筒は可燃ゴミとして捨てることができるものの、火薬を含むため注意が必要です。

一般的な処分方法としては、カー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンターなどの回収サービスを利用するとスムーズに処分できます。

専門業者は発炎筒の回収を無料で行っていることが多く、安全に処分するための知識と設備が整っています。

また不用品回収業者に依頼することも一つの方法ですが、数百円ほどの費用がかかる場合があるため、確認が必要です。

自宅での長期間の保管は劣化の可能性があるため、使用期限が過ぎたものは早めに処分するように心がけます。安全かつ環境に配慮した方法で発炎筒を処分することが大切です。

発炎筒の処分はホームセンターでできますか?

発炎筒の処分はホームセンターでも行えます。ホームセンターでは、発炎筒をはじめとする車関連用品の回収サービスを提供していることが多く、無料で受けつけているのです。

処分する際は、使用期限が切れているかどうかを確認し、発炎筒の状態が問題ないかを確認してから持ち込むとよいです。

ホームセンターのスタッフに相談すると、より詳しい処分方法や手続きについてアドバイスを受けられます。

処分を依頼する前に、最寄りのホームセンターに電話で確認すると、スムーズに対応してもらえるでしょう。

発炎筒は産業廃棄物になる?

発炎筒は一般的には産業廃棄物には該当しません。産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じる廃棄物を指し、一般家庭から出るゴミとは区別されます。

発炎筒は通常、家庭や個人の使用に関わるものとして扱われ、一般廃棄物として処理されるのです。

しかし使用済みの発炎筒や古くなった発炎筒を大量に処分する場合や、企業が保有する発炎筒を処分する場合には、特別な処理が必要となります。

発炎筒の処分方法については、自治体の指示や専門業者の指導に従うのがベストです。個人の場合は、カー用品店やガソリンスタンド、ホームセンターなどの回収サービスを利用すれば、安全かつ適切に処分できます。

発煙筒の処分はディーラーでしてもらえますか?

発煙筒は自動車ディーラーで処分してもらうことも可能です。多くの自動車ディーラーは、車検や定期点検の際に使用済みや使用期限が切れた発煙筒の回収を行っています。

ディーラーは自動車関連の廃棄物の取り扱いに慣れており、安全に処分するための知識やノウハウを持っています。

また、車検の際に発煙筒の状態をチェックしてもらい、必要であれば新しいものに交換してもらうことができます。常に最新の状態で発煙筒を車内に備えておくことができ、緊急時にも安心です。

まとめ

発煙筒,処分
発炎筒の処分は、未使用か使用済みかで方法が異なります。使用済みであれば、多くの自治体で燃えるごみとして処分できます。

しかし、未使用の発炎筒は火薬が含まれているため、そのまま普通ゴミとしての処分はできません。車の整備工場やカー用品専門店に引き取ってもらう方法もありますが、不用品回収業者なら、使用済み・未使用に関わらず、手軽に処分できます。

リライフでは、発炎筒の処分はもちろん、その他の不用品の回収も承っております。火薬類の取り扱いは専門知識が必要ですので、安全な処分のためにも、慎重に処分方法を検討してください。

リライフでは相談見積もりは無料ですので、お気軽にご連絡ください。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

発煙筒,処分

発煙筒,処分

テレビ洗濯機冷蔵庫マッサージチェアベッド学習机電子レンジ座椅子プリンター炊飯器物置消火器カーペット日本刀布団自転車金庫カラーボックス衣装ケーススーツケース婚礼家具家財整理ぬいぐるみ物干し竿毛布食器位牌エレクトーン灯油家具扇風機ゴミ箱トースターチャッカマンスプレー缶マニキュア発泡スチロールハンガーカーペットゴルフバッグフライパンガスボンベガスコンロビーズクッションコーヒーメーカーウォーターサーバー保冷剤ヘアアイロンライタータンス室外機がうるさいペンキ体重計石油ファンヒータータイヤカーテンキーボードエアロバイクおもちゃスチールラック蛍光灯チャイルドシート木材電球すのこシーリングライト電気ケトルCDお守りゲーム機物干し台ピンチハンガー時計ガラケー液晶モニターラブドール亡くなった人の衣類らくらく人形供養パックランドセルニトリベッドしめ縄ドラム式洗濯機ベッドマットレス