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ベッドの寿命は何年?長持ちのコツや買い替えサインを解説

新品で上等なベッドやマットレスでも、長年使っていると徐々に劣化してきます。壊れていないとしても、寿命を迎えたベッドは寝心地が悪くなったり、健康にも良くない影響を与えたりすることがあります。

本記事では、ベッドの寿命やベッドの買い替え時の見分け方について解説します。また、寿命となったベッドの処分方法やベッドを長く使うためのポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ベッド,寿命

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ベッドの寿命とは

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ベッドは、骨組みとなるフレームとマットレスが組み合わさって構成されています。このどちらかでも傷んでしまうとベッドの機能が低下し、安心して使えなくなってしまいます。

ここでは、フレームとマットレスのそれぞれの寿命について解説します。

フレームの寿命

ベッドフレームの寿命は、10年が目安です。

ベッドフレームには木製やスチール製などの種類がありますが、寿命が長いとされているのは木製のものです。頑丈な作りの木製ベッドであれば、10~15年は使い続けられます。

耐久性が低く、簡単な構造になっているスチール製のパイプベッドの場合は10年以下になることもあります。

ただし、ここで紹介した寿命の年数はあくまでも目安であり、使用されている素材やフレームの構造、使用環境で変動するため、長く使用するにはメンテナンスの意識が大切です。

マットレスの寿命

ベッドマットレスの寿命は5~10年程度が目安です。

ウレタンマットレスの場合は短めの3~8年、コイルマットレスの場合は、やや長くて6~10年と言われています。

安価なマットレスであれば、寿命は3年ほどと想定しておきましょう。転勤などで限定的な使用となる場合は、この種のマットレスでもしのげます。

高価格帯のマットレスは5~10年ほど耐用できるものが多く、長期使用を考えるのであれば、少し高くても良い品質のものを選ぶのがよいでしょう。

ベッドの買い替え時の見分け方

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見た目では変わりないベッドでも、買い替えの時期を迎えている場合があります。ベッドを使用するにあたって、以下の項目が見られる場合には、買い替えを検討してもよいでしょう。

・寝返りが打ちにくい

・マットレスがへこんでいる

・フレームのきしむ音が気になる

・カビが生えてしまった

以下でそれぞれについて解説していきます。

寝返りが打ちにくい

マットレスが長年の使用により素材が劣化して柔らかくなってしまった場合、体が沈み込んでしまうため、寝返りが打ちにくくなります。同じ姿勢で長時間寝てしまうと、体の下側になっている部分が圧迫されて、血流が滞ってしまい、酷い場合には痛みにもつながります。

マットレスに寝転んだ後に体の跡が残るようになってきたら買い替え時のサインです。肩こりや腰痛など、起きた時に体の疲れが残るように感じたら、マットレスの状態を確認してみましょう。

マットレスがへこんでいる

マットレスは長年使うと、素材の劣化によって腰やお尻などのあたる部分がへこんでしまい、元に戻らない状態になります。こうなると、マットレスが体の圧力をうまく分散できなくなってしまい、機能を果たせません。

また、マットレスにへこみができると、寝ている間に体が動かしにくく不自然な状態になり、「寝苦しい」「疲れが取れない」などの症状を引き起こします。睡眠の質が落ちたと感じる場合には、体の不調が悪化する前にマットレスの買い替えを検討しましょう。

フレームのきしむ音が気になる

ベッドを長く使うと、フレームの素材や結合部分の部品が劣化して擦れ合い、「ギーギー」や「ギシギシ」といった不愉快な音が発生します。ベッドのきしむ音は、ベッドの位置をずらしたり、ねじを締め直したりすることで改善することもあります。

きしむ音が続くと、音が気になって眠れなかったり、夜に目覚めてしまったりすることも考えられます。また、そのまま使い続けると、フレーム自体が破損してしまう危険性もあります。

フレームの状態を確認し、ねじなどに問題がない場合は部品の劣化が疑われるため、早めに買い替えを検討しましょう。

カビが生えてしまった

部屋の換気が十分にできておらず、マットレスやフレームの一部にカビが生えてしまうこともあります。カビに気付かずに対処しない状態が続くと、カビがどんどん増えて広がり、悪臭が発生するなど衛生面で問題が起きてしまいます。

カビによってアレルギーや感染症が引き起こされる懸念もあるため、カビを見つけたら部屋の換気およびカビの除去を行いましょう。カビの生えている範囲が広い場合は、買い替えの検討も必要です。

ベッドを長く使うためのポイント

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いつかは寿命が訪れることを理解しつつも、お気に入りのベッドであればできるだけ長く、良い状態で使いたいものです。

ここでは、ベッドを長く使うためのポイントを紹介します。日々のお手入れの際に意識して取り組んでみましょう。

・定期的に上下や表裏を入れ替える

・敷きパッド、ベッドパッドを使う

・除湿シートを使う

定期的に上下や表裏を入れ替える

ベッドにマットレスを敷いて、毎晩同じ位置に寝ていると、お尻や腰の下などの同じ個所に強い圧力がかかります。これが続くとマットレスの一部がへこんで戻らなくなってしまいます。

この状況を避けるには、定期的にマットレスの位置を変えるのが効果的です。頭の部分と足の部分を入れ替えたり、両面使えるマットレスであれば表裏を入れ替えたりしましょう。

折り畳み式ではなく分厚いマットレスを使用している場合は、1人での作業は難しいため、家族や友人に手伝ってもらいましょう。

敷きパッド、ベッドパッドを使う

マットレスの上にシーツを敷いてそのまま使っている人もいますが、良い状態を長く保つためには、「敷パッド」「ベッドパット」を使うのがポイントです。

人は就寝時に、一晩でコップ一杯分の汗をかくと言われます。この汗の水分が直接マットレスにしみ込むと、マットレスにカビが生えたり、生地が傷んだりする原因となります。

この際、敷きパッドやベッドパッドを使い、定期的に洗濯することで、マットレスを清潔で快適な状態に保てます。

除湿シートを使う

湿気の多い部屋や冬場に換気が難しい地方に住む人は、マットレスの下に「除湿シート」を敷いておくのが有効です。

いったんマットレスにカビが生えてしまうと、すべて除去して完全にきれいな状態に戻すのは困難です。カビの発生を避けるためにも、除湿シートや除湿器を使って部屋の湿気を取り除く必要があります。

除湿シートを設置した場合でも、定期的に除湿シートを取り替えるようにして、いつも清潔な状態を保ちましょう。

寿命となったベッドの主な処分方法

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ベッドを上手に手入れしながら使っても、長く使用すればベッドフレームやベッドマットレスが傷んで寿命を迎え、買い替えが必要になります。

また、引っ越しによって部屋のサイズが変わり、現在使っているベッドを持って行けない場合や、実家に帰ることになったためベッドが不要になる場合もあります。

ここでは、寿命となったベッドや不要となるベッドの処分方法について紹介します。主には以下の5つの方法があります。

1.粗大ゴミとして出す

2.ゴミ処理施設に持ち込む

3.リサイクル業者に買い取ってもらう

4.不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう

5.フリマアプリで売る

以下で、それぞれについて解説します。

粗大ゴミとして出す

ベッドフレームやベッドマットレスを処分する方法として、一番手軽に行えるのは自治体の粗大ゴミ回収です。

手順としては、まず粗大ゴミ収集センターに電話やメールで申し込み、回収日時を予約します。予約日当日に、粗大ゴミ処理券を貼ったフレームやマットレスを指定の場所に出します。

フレームは組み立て式ならば、分解してバラバラにしておきましょう。マットレスは折りたためる物はたたんでから運びます。折りたためないものであれば1人で動かすのは大変なため、家族と協力して搬出します。

費用は自治体によって異なりますが、ベッドフレームは500~1,500円、マットレスは200~500円が目安です。繁忙期には回収までに一か月ほど時間がかかることもある点には注意が必要ですが、費用を抑えて処分できるメリットがあります。

ゴミ処理施設に持ち込む

自分でゴミ処理施設に持ち込む方法でもベッドやマットレスを処分できます。ベッドをゴミ処理場まで自ら運ぶ必要があるため、運搬には車の準備が必要です。

搬入するゴミ処理施設はお住いの地域の自治体ごとで指定されています。また、ゴミ処理施設に持ち込む際には、事前予約や搬入許可証が必要な場合があるため、手続きの方法について自治体のWebサイトなどで確認しておきましょう。

費用については自治体ごとに異なる基準で料金が設定されており、多くの自治体では10kgあたり10~100円の範囲内となっています。ベッドとマットレスは別で処分する必要がある点と、スプリングが入ったマットレスには別料金が必要となるケースもあるため、不安な点があれば自治体の担当部署に問い合わせましょう。

リサイクル業者に買い取ってもらう

リサイクル業者に買取を依頼するのも処分方法の一つです。

電話やメールで買取の申し込みを行ってから、店舗へ持ち込むか自宅まで回収に来てもらいます。

買取価格はベッドの状態によって変動しますが期待はできません。ノーブランドのベッドであればどんなにきれいでも購入価格の2割程度が限界でしょう。陳列面積をとる割に需要がないため積極的な買取はしないというのがリサイクルショップでの実情です。

一方、価格が10万円を超えるハイブランドやアンティークベッドなら買い取ってもらえる確率は上がります。ブランドにはかかわらず、汚れや傷みがないことが前提であり、状態が良くない場合は値段が付かないと考えましょう。

不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう

不用品回収業者に引き取ってもらうことでもベッドを処分できます。

不用品回収業者に依頼するためには、まずはフォームや電話で申し込みを行って回収する日程を調整し、当日に自宅まで取りに来てもらう流れとなります。

作業費用は基本料金3,000円~+ベッドの引き取り費用3,000円~9,000円が目安となり、数やサイズ、店舗から自宅までの距離などの条件によって変動します。

作業員がベッドを解体し、養生を行って運び出してくれるため、力仕事が難しい人や手間をかけずに処分したい人にとっては便利です。繁忙期以外であれば依頼人の希望日時で引き取ってもらいやすく、最短で当日に回収してもらえることもあります。
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フリマアプリで売る

状態が良いベッドであれば、フリマアプリで売れる可能性もあります。

自分自身で価格を決められるため、フリマアプリを上手に使えば臨時収入が期待できます。

出品するにはベッドの写真を撮り、説明文を添えて販売価格を設定するだけです。そのため、自宅で出品作業を完結できます。ベッドに傷やシミなどがある場合には、隠さず正直に書いておきましょう。それによって、後々のトラブルを防げます。

ベッドを梱包して運ぶのは大変なため、家具の輸送サービスを使うか、取りに来てくれる人に売るのがよいでしょう。

ベッドの寿命に関するよくある質問

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ここでは、ベッドの寿命に関する代表的な質問についての回答を紹介していきます。

マットレスは10年以上使えますか?

マットレスの質や設置する環境などによっても異なりますが、きちんと手入れをして使っていれば、10年以上使うことは可能です。

使用期間が10年以内であっても、マットレスにへこみができていたり、朝起きたときに疲れが取れていないと感じたりした場合は、買い替えを検討しましょう。

マットレスは何年で交換したほうがいいですか?

マットレスは快適に使える状態である限り、長く使い続けても構いません。長く使うためには、ベッドの手入れや部屋の換気などメンテナンスが重要です。

コイル式のマットレスは5~10年、ウレタン式は3~8年が寿命の目安となりますが、

マットレスにへこみがなく寝起きに体の不調を感じず、カビも生えていない状態であれば使い続けても問題ありません。

まとめ

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ベッドの寿命は、ベッドフレームは約10年、ベッドマットレスは5~10年が目安です。

フレームのきしむ音が気になる、マットレスがへこむ、カビが生えているなどの気になる症状が見られたら、買い替えを検討する時期となります。

ベッドのメンテナンスのポイントとして、マットレスの位置の上下や裏表の入れ替え、ベッドパッドや除湿シートなどの利用を行うことで、ベッドを長持ちさせられます。

ベッドを処分する際には、「粗大ゴミとして出す」「リサイクル業者に引き取ってもらう」「不用品回収業者に依頼する」「フリマアプリで売る」などの方法があります。自身の状況や優先順位に沿って、処分方法を選びましょう。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。


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