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不用品回収

運べないタンスの処分方法7選|女性の一人暮らしでも使えるサービス

タンスを処分したいけれど、自分で運べず困っていませんか。

・タンスを運び出せない場合、どのように処分すればいいの?
・タンスの引き取りを受け付けている業者もあるの?
・できれば無料で捨てる方法が知りたい。

このようなお悩みを持つ人に、今回は部屋から出せないタンスの処分方法を解説します。
それぞれの費用やメリットなども紹介するので、無理なく処分できる方法選びの参考にしてください。

女性の一人暮らしでも簡単にタンスの処分ができるようになります。



【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。

タンス,処分,運べない

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運べないタンスを処分する7つの方法

タンス,処分,運べない
自分でタンスを運び出せなくても、次の7つの方法で処分することが可能です。

1.自治体の運び出しサービスを利用する
2.家族や友人に協力してもらう
3.解体して運び出す
4.運び出し業者を利用する
5.不用品回収業者を利用する
6.家具販売店の引き取りサービスを利用する
7.引っ越し業者の引き取りサービスを利用する

それぞれの方法の注意点や利用条件などを解説します。

1.自治体の運び出しサービスを利用する

多くの自治体では、自分で粗大ゴミを運び出せない人を対象に粗大ゴミの運び出しサービスを実施しています。

たとえば、東京都港区や神奈川県横浜市、大阪府大阪市では、リサイクル清掃事務所などの担当部署に相談し、自力での運び出しが困難と判断されればサービスを利用できます。

ただし、運び出しサービスの対象者は非常に限定的で、利用できる方は少ないです。

原則的には65歳以上の単身世帯や要介護認定者などでなければ利用できません。妊産婦や負傷者であれば、ケースバイケースで受け付けてもらえる場合があります。また、運び出してくれる粗大ゴミは10個までなど、自治体ごとに条件が違うので事前に確認しましょう。

2.家族や友人に協力してもらう

タンスの搬出を手伝ってくれる家族や友人がいる場合は、協力してもらうのもおすすめです。プロの業者でもタンスの運搬はスタッフ2名で行うため、自分たちで運び出す場合にも2人以上の人出が必要になります。

一般的なローチェストでも30㎏前後とかなり重く、体力のある男性に協力してもらえると安心です。タンスを搬出するときには、ケガや壁などの破損に注意しましょう。

過半数の自治体では粗大ゴミを収集日当日の朝8時までに出すよう定められているため、手伝いを頼む場合は早朝に呼び出さなければなりません。基本的に粗大ゴミを前日に出すのは禁止されているからです。

家から運び出したタンスは、車両が手配できれば自治体指定のクリーンセンターで持ち込み処分をすることも可能です。ただし、クリーンセンターに到着後の荷下ろしを手伝ってくれる協力者が人となります。

3.解体して運び出す

タンスを小さく解体できれば、自力で少量ずつ運び出すことができます。大きなタンスを丸ごと運ぶには他人の助けが必要ですが、引き出しをひとつずつ抜いて運ぶのは力の弱い女性にも可能です。

引き出しを抜いたあとのタンス本体は、電動のこぎりで長さ1mくらいまで切断すると運搬しやすくなります。しかし、タンスを小さく解体するのは重労働なので、DIYに不慣れな場合は引き出しを抜く程度にとどめておくほうが無難です。

家から運びだしたタンスは粗大ゴミの戸別収集に出したり、地域のクリーンセンターに持ち込んだりして処分しましょう。

一辺30cm未満など、自治体が定める粗大ゴミの規定サイズより小さく分解できた場合は、木製部分を可燃ゴミに出せます。金属部品は取り外して、金属ゴミの日に出すなど地域のゴミ区分に従って処分してください。可燃ゴミや資源ゴミに出すのなら、ゴミ袋代以外の費用はかかりません。

なお、東京都世田谷区のように解体後も粗大ゴミ扱いとなる自治体もあります。解体に踏み切る前に、各自治体のゴミ処理ルールを確認しておきましょう。

4.運び出し業者を利用する

地域の便利屋など家具の運搬を手伝ってくれる業者に依頼して、タンスを運び出してもらうことも可能です。便利屋は買い物やゴミ出しなどの日常生活業務を代行する業者であり、家具の移動もサービス対象となっています。

便利屋の費用はスタッフ1名につき、出張費2000円程度で1時間あたり3000円~が相場です。タンスの搬出は2人がかりで行うため、費用は二倍になります。部屋に傷をつけないために行なう養生作業は、別料金とする便利屋もあります。

なお、タンスが2階以上の部屋にあったり、搬出経路が狭かったりする場合は、運び出しサービスの対応可否を確認しておく必要があります。

業者がやってくれるのは、あくまでタンスの搬出作業までです。粗大ゴミの予約やゴミ処理券の購入などは、自分であらかじめ済ませておかなければなりません。

5.不用品回収業者を利用する

不用品回収業者なら室内からの運び出しから処分手続きまですべて請け負ってくれます。

不用品回収業者は階段しかない団地の5階からでも運び出してくれますし、婚礼家具のような大きなタンスでも快く対応してくれます。搬出経路が狭くて運び出せないケースでは、室内でタンスを解体したり、吊り作業で窓から卸すという技術もあります。

さらに、回収日時や時間帯を柔軟に設定できるのも不用品回収業者のメリットです。スタッフが自宅に来て、搬出時に壁などが傷つかないようきちんと養生してからタンスの運び出してくれます。

自分はタンスの運搬を手伝う必要がなく、見ているだけで済むため体力的な負担がありません。

回収料金は基本料金3000円に加えて、タンス1棹(さお)につき8000~10000円程度です。上層階からの吊り作業が発生する場合には、5000円程度のオプション費用が追加されます。

不用品回収業者を選ぶ際には、料金体系が明確で必要な許可を持つ優良業者を選ぶことが大切です。

優良な不用品回収業者の選び方|初めてでも失敗しない5つのポイントをプロが解説

タンス,処分,運べない

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6.家具販売店の引き取りサービスを利用する

ニトリやイケアのようにタンスの引き取りや買い取りサービスを行っている家具販売店もあります。

料金や利用条件などは家具販売店ごとに異なりますが、いずれのお店も新たに家具を購入することが最低条件です。詳細な条件や料金は変更されることがあるため、利用時にはホームページや店頭で最新情報を確認しましょう。

店名 料金 備考
ニトリ
「家具引き取りサービス」
1注文につき4,400円(税込み) ・購入した家具と同数量または同容量
・組み立て家具の購入時は利用できない
・ニトリ以外で購入した家具も引き取り可
Amazon
「家具引き取りサービス」
無料 ・amazon指定の対象家具を購入したときのみ
・購入商品と同数量・同容量
・届け先と同一住所、商品配送時のみ利用可
・事前に解体できていないと引き取れない場合もある
・搬出困難の場合は引き取れない
イケア
「家具買取サービス」
配送費4550円~ ・他社製品
・破損品は不可
・解体したタンスは不可
・対象エリアのみ
・買い取り金額はプリペイドカード渡し
・後日プリペイドカード受け取りのため、店舗へ身分証明書などの持ち込みが必要
大塚家具
「不要家具引き取り」
基本料金1000円~ ・購入家具と同数量
・同容量

7.引っ越し業者の引き取りサービスを利用する

引っ越しと同時にタンスを処分するのであれば、タンスの引き取りサービスを実施している引っ越し業者を利用するのが便利です。転居と同時にタンスを処分できるため、自分で運ぶ必要がありません。

アップル引越センターのように大手リサイクルショップとタイアップして不用品回収・買い取りをしているケースや、サカイ引越センターのように一部地域でのみ対応可能なケースなど、業者ごとにサービス内容はさまざまです。

いずれの引っ越し業者も、引っ越しとの併用が利用条件となっています。引っ越しの見積もりを頼むときに、タンスの回収ができるか質問しましょう。

店名 料金 備考
サカイ引越センター 引っ越しの見積もり時に相談 ・対象エリアのみ引き取り(委任状が必要)
・引っ越し時のみ
・一部地域では買い取りサービスあり
日本通運 引っ越しの見積もり時に相談 ・対象エリアのみ引き取り(委任状が必要)
・引っ越し時のみ
アップル引越センター 引っ越しの見積もり時に相談 ・引っ越し時のみ。
・引き取りまたは買い取り

運べないタンスを無料で捨てる

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自分でタンスを運び出せなくても、売却や譲渡などができれば無料で処分することが可能です。費用負担をおさえた処分方法として、次の4つが挙げられます。

1.リサイクルショップの出張買取を利用する
2.フリマアプリ・ネットオークションで売却する
3.支援団体に寄付する
4.ほしい人に譲渡する

ただし、これらの方法はなかなか買い手が見つからなかったり、送料などの負担が生じたりするケースもあります。

リサイクルショップの出張買取を利用する

ブランド物やアンティーク品、桐タンスであればリサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります。もちろん、状態がよいタンスに限られてしまいます。

出張買取を行っているリサイクルショップを選ぶと、査定員が家に来てタンスを搬出してくれるので手間がかかりません。

ただし、買値がつかなかった場合には引き取ってもらえません。出張費がかかるリサイクルショップもあるため、事前に出張費の有無を確認しておきましょう。

さらに、核家族化による生活様式の変化に伴い、タンス自体の需要が低くなっている点にも注意が必要です。タンスのような大型家具は店舗スペースを圧迫しやすいので、積極的な買い取りが行われにくいという背景もあります。

傷や汚れ、色褪せのある古いタンスや、購入後5年以上経ったノーブランド品は買い取りを拒否されることが多いです。婚礼家具も、需要がないので買い取りは期待できません。買い値の付きそうな一部のタンスを除いて、リサイクルショップでの売却は難しいのが現状です。

フリマアプリ・ネットオークションで売却する

リサイクルショップでは買い取ってもらえないタンスも、メルカリやヤフオクのような個人間取引であれば買い手が見つかる場合があります。家具の配送サービスを使えば配送員がタンスを梱包・搬出してくれるので、自分で運び出せなくても安心です。

たとえば、メルカリの「らくらくメルカリ便」では、規定サイズ内の家具を梱包・搬出してくれます。3辺合計160cm以内、25kg以内までと比較的小型のタンスに限られますが、利用料金は最大1700円です。

ヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」は、らくらくメルカリ便よりも対応範囲が広くなっています。3辺合計450cm以内、高さ200cm以下、150kg以下などが条件となっており、料金や配送日数は個別の確認が必要です。

ただし、タンスの配送料は高額となるため、送料負担を見込んだ価格設定にしないと赤字になるおそれがあります。また、買い手が見つからなければ、いつまでもタンスを処分できません。

個人間での売買トラブルを避けるため、傷の有無や3辺サイズなどを写真付きできちんと開示して、買い手に納得してもらってから売却することが大切です。

支援団体に寄付する

国内外への寄付を受け付けている支援団体にタンスを送って、途上国などで役立ててもらうことも可能です。たとえば、ECO Trading不用品回収や一般社団法人もったいないボランティアプロジェクトなどでは、タンスの寄付を受け付けています。

受け入れ対象とする物品の基準は団体ごとに異なり、タンスを寄付できない場合もあるため注意が必要です。また、タンスの寄付は可能であっても和ダンスは原則不可とするケースもあるため、不明点があれば問い合わせましょう。

寄付の手順は、各団体のホームページなどに明記されています。一般的には、タンスを梱包して送り状を準備し、指定された配送業者に集荷を依頼します。なお、送料は自己負担です。

ほしい人に譲渡する

ジモティーなどのネット掲示板を介して第三者に譲渡したり、身近な知人・友人に譲ったりすれば、タンスを無料で手放すことができます。

ジモティーで自宅に来てタンスを搬出してくれる相手を見つけられれば、自分の手間はかかりません。ただし、相手に住所を知られてしまい、個人間取引にまつわるトラブルが生じる可能性もあるので注意しましょう。

身近にタンスを欲しがっている知り合いがいる場合には、その相手に譲るのもひとつです。タンスの3辺サイズや使用感などを正確に伝えておくが、行き違いを避けるうえで効果的です。タンスが相手の家に入るか、相手が本当に必要としているかをきちんと確認してから譲渡しましょう。配送する場合の費用負担や、自力で運搬する場合の車両手配をどちらが行うかについても、事前に話し合うことが大切です。

タンスを処分するときの注意点

タンス処分,運べない
タンスを捨てるときは、次の5点に注意しましょう。

1.運び出しサービスと粗大ゴミ回収は違う
2.シルバー人材派遣サービスの制限に注意
3.2階以上からの搬出に注意
4.婚礼家具は勢いで捨てない
5.安さだけで処分方法を決めない

運び出しサービスと粗大ゴミ回収は違う

粗大ゴミの運び出しサービスと、粗大ゴミの回収は別の部署が担当する業務です。

そのため、自分でそれぞれ申し込まなければなりません。運び出しサービスを依頼する際には粗大ゴミ収集の予約も済ませておき、回収日前に「粗大ゴミ処理券」も購入しておきましょう。

収集日当日に運び出しサービスでタンスを収集場所に運んでもらい、そのあとは粗大ゴミ回収に来てもらうという流れになります。

運び出しサービスの費用は原則無料ですが、粗大ゴミには処分費用がかかります。タンスを粗大ゴミに出す際の費用は自治体ごとに異なりますが、相場は1000~3000円程度です。基本的に、タンスの三辺サイズが大きくなるほど費用が高くなります。

シルバー人材派遣サービスの制限に注意

シルバー人材派遣センターで、タンスの搬出作業を依頼できる場合があります。搬出作業の費用相場は、1時間3000円程度です。

ただし、25kg以上のタンスは引き受けてもらえなかったり、3階以上からの搬出作業はサービス対象外だったりするケースがあります。2階に置いてある場合でも、階段が狭い場合などには断られることもあるため事前に確認しましょう。

壁や床にほどこす養生作業も、スタッフではなく自分が行わなければなりません。

2階以上からの搬出に注意

2階以上の場所にあるタンスを運び出すのは重労働であり、思わぬ事故や破損トラブルにつながるおそれがあるため注意が必要です。

タンスの重量は数十キロもあるため、運搬中に腰や肩を傷めるリスクが高くなります。また、運んでいるとき手を滑らせると、重大な事故につながる場合もあります。

搬出中に壁や床を傷つけたり、マンションの共用スペースやエレベーターなどにぶつけたりする可能性もあるため注意しましょう。素人が大型家具を運搬する際には、細心の注意を払わなければなりません。

婚礼家具は勢いで捨てない

嫁入りの際に親から贈られた婚礼家具は、勢い任せで捨てると後悔することになります。婚礼家具は「結婚後の生活に困らないように」という思いを込めて、親が娘に持たせる家具類です。結婚後の人生に寄り添った思い出の品だからこそ、処分するときは慎重になりましょう。

役目を終えた婚礼家具は感謝しながら手放すのが理想的ですが、捨てることを少しでも躊躇(ちゅうちょ)するなら安易に処分してはいけません。気持ちの整理をつけてから、手放すことが大切です。捨てるのではなく寄付で誰かに役立ててもらうのも、後悔の残らない手放し方といえます。

また、婚礼家具をテレビボードなどに作り替えてもらう「婚礼家具のリメイク」も人気です。家具リメイクの専門業者に相談すれば、見積もりを出してもらえます。

婚礼家具の後悔しない処分方法、安く・簡単に処分するなら不用品回収

安さだけで決めない

不用品はできるだけ安く捨てたいというのが自然な心理ですが、安さだけを基準にして捨て方を選ぶのはおすすめできません。大変な手間がかかったり、いつまでも処分できずに困ったりする場合があるからです。

たとえば、タンスを解体して可燃ゴミに出すには大変な手間がかかります。売却したくても買い値がつかない場合もありますし、売却や譲渡の際には出張費や配送料などが別途発生することもあり、結果的に高くつくこともあるのです。

不用品回収業者を利用する際も、激安の業者を選ぶと追加料金などが発生して高額請求される危険があります。タンスを処分するときは目先の安さだけでなく、手間や時間などを総合的に考えて無理のない処分法を選ぶことが重要です。

タンス解体のコツ

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運び出しや可燃ゴミとして処分するためにタンスの解体を検討している人に向けて、解体のコツをお伝えします。

タンスの解体ができるとき

タンスの解体が可能なのは、次の条件を満たす人です。

・時間と手間をかける余裕がある
・必要な工具を持っている
・DIYに馴れている(馴れた人に手伝ってもらえる)
・騒音が出ても近隣に迷惑がかからない
・最低2畳程度の解体スペースがある

プラスチック製のタンスであれば手軽に分解できますが、木製タンスは重くて頑丈なので解体するのは大変です。

また、内部に金属部品が含まれているため、電動のこぎりで切断する前に取り除く必要があります。工具は1点あたり数千円から数万円程度と高額なので、解体のために新たに買いそろえるとなると無駄な出費になりかねません。よほどDIYに馴れている人でなければ、大がかりな解体は控えることをおすすめします。

必要な道具と準備

・軍手
・ハンマー
・ドライバー
・ブルーシート
・電動のこぎり(のこぎりも可)
・バール

タンスの解体手順

背の高いタンスは転倒を避けるため、最初に横倒しにしてから解体します。

1.タンス本体から引き出しを抜く
2.ドライバーで釘を外し、ハンマーやバールでダボを取り除く
3.金具や扉など、外せる部分は全て外す
4.タンス本体をブルーシートの上に置き、ハンマーで叩いて天版、中板、底板の順番で外す
5.可燃ゴミとして出す場合には、ブルーシートに引き出しやタンス本体を乗せ、電動のこぎりで粗大ゴミの規定サイズを下回るまで切断する

不用品回収業者でタンスを簡単処分

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「自分ではタンスを運び出せない」、「引っ越しなどの都合で早く処分しなければならない」、「他にも捨てたいものがある」といった人には、不用品回収業者の利用が適しています。

不用品回収業者は電話一本で申し込めて、自分は搬出を手伝う必要もないので、独り暮らしの女性や高齢の人にもおすすめです。体力の負担と手間を大幅にカットでき、快適にタンスを処分できる方法といえます。

不用品回収業者で安く捨てるコツ

不用品回収業者を安く利用するコツは「相見積もりを取ること」です。

相見積もりを取れば、費用をおさえるために役立ちます。3社程度の不用品回収業者に処分したい物品の種類や数量を伝え、見積もり金額を比較するのです。サービス内容に漏れがなく、適正価格で仕事を頼める業者を選べば、コストカットにつながります。

安く処分したいからといって、激安・無料などと謳っている業者を利用するのはやめましょう。相場を大幅に下回る激安業者のなかには悪徳業者も混在しており、作業後に高額な追加料金を上乗せしてくるケースもあるため注意が必要です。

不用品回収業者にぼったくられた5つの事例と返金の可能性

タンスの引き取りの流れ

タンス,処分,運べない
不用品回収業者にタンスの引き取りを頼むときは、次の3ステップで行います。

1.問い合わせ
お住いの地域を対象エリアにしている業者を選び、電話やメールから問い合わせます。

2.見積もり・予約
スタッフへ不用品の内容を伝えて見積もりを出してもらいます。サービス内容や金額に納得できたら、作業日時を予約します。

3.作業
回収日当日にスタッフが自宅を訪問し、タンスなどを回収します。運び忘れや家の傷などがないことを確認し、料金を支払えば完了です。

自分で運び出しを手伝う必要はありません。導線の確保も不用品回収業者のスタッフが進めてくれます。

タンスの回収事例

実家でひとり暮らしをしていた母が介護施設に入所することになったため、家じゅうの不用品をまとめて処分することになりました。タンスや衣装ケース、こたつ、ローテーブル、布団、電子レンジなど捨てるものが多かったため、ひとつひとつを粗大ゴミに出すのは現実的ではないと思ったのです。

不用品回収業者に相談したら、こちらの都合のよい日程で頼めたので助かりました。立ち会える時間が少ないことを考慮して、事前に出張見積もりに来た人が、「回収するものが多いから、スタッフとトラックを増員しましょう」と提案してくれました。

おかげで当日はスムーズに運び出してもらえて、1日で済んだので良かったです。
タンス,処分,運べない
(50代・女性)

タンスの回収事例

2LDKの3階建ての家に住んでいるのですが、思い切って断捨離して、いらないものを捨てることにしました。和ダンスや洋服ダンスなど大型のタンス4つと、パイプベッド、鏡などを処分するため、不用品回収業者に依頼しました。

タンスが3階にあり、階段も狭いのでどうやって捨てたらいいか悩んでいましたが、スタッフさんが解体して運び出してくれたので良かったです。スタッフ2人体制で来て、1時間半くらいで全部回収してくれました。
タンス,処分,運べない
(60代・女性)

運べないタンスの処分方法まとめ

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・運べないタンスを処分する7つの方法
1.自治体の運び出しサービスを利用する
2.家族や友人に協力してもらう
3.解体して運び出す
4.運び出し業者を利用する
5.不用品回収業者を利用する
6.家具販売店の引き取りサービスを利用する
7.引っ越し業者の引き取りサービスを利用する

・運べないタンスを無料で捨てる
1.リサイクルショップの出張買取を利用する
2.フリマアプリ・ネットオークションで売却する
3.支援団体に寄付する
4.ほしい人に譲渡する

・タンスを処分するときの注意点
1.運び出しサービスと粗大ゴミ回収は違う
2.シルバー人材派遣サービスの制限に注意
3.2階以上からの搬出に注意
4.婚礼家具は勢いで捨てない
5.安さだけで処分方法を決めない

・タンス解体は条件が整った方だけができる手段で、時間と労力がかかる

・不用品回収業者でタンスを簡単処分
不用品回収業者で安く捨てるコツは相見積もりを取って、価格やサービス内容を細かく比較すること

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