片付けられない人10割に共通する特徴と理由！片付け上手な人との違いは？
部屋がいつも散らかっていると感じているあなた、実は片付けられない人には共通する理由があるのです。多くの人が日常生活で片付けの悩みを抱えていますが、片付けが苦手な人たちには特定のパターンや特徴が見られます。
本記事では、片付けられない人10割が持っている特徴とその理由を整理し、片付け上手な人との違いを明らかにすることで、効果的な片付け方法を見つけるためのヒントを提供します。これらの特徴を知ることで、日常生活をもっと快適に過ごせるようになります。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE（リライフ）のディレクターを務める傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
片付けられない人に共通する10の特徴
片付けられない人には、共通する特徴があります。これに気づくことで、自分自身がなぜ片付けられないのかを理解し、対策を講じることができます。
片付けられない人に共通する、10の特徴を詳しく解説しましょう。この特徴を知り、自分自身に当てはまる点を見つけ出すことが、片付け上手への第一歩です。
先延ばし癖があり、部屋の片付けは後回し
先延ばし癖がある人は、部屋の片付けを後回しにしてしまいます。目の前の仕事や活動に追われ、片付けなどの長期的なタスクを後回しにしがちです。
仕事や趣味に没頭していると、部屋の片付けをする時間や意欲が失われ、結果として部屋が散らかります。さらに、部屋の片付けを先延ばしにすると、常に散らかった状態になるため、片付ける意欲がますます低下してしまいます。
片付けよりも先に収納用品を先に購入する
片付けよりも先に収納用品を購入すると、片付けの効率を下げる可能性があります。片付けができていないのに収納用品を先に購入すると、どのようなものがどれだけ必要かが分からないため、適切な選択ができません。その結果、不要な収納用品が増えてしまい、片付けが進まないのです。
例えば、クローゼットの中身を整理する前に新しいハンガーや収納ボックスを購入すると、使わないハンガーやサイズに合わない収納ボックスでスペースを無駄にしてしまうことがあります。これは物理的にスペースを取るだけでなく、視覚的にも「片付いていない部屋」という印象を持たせる原因となります。
まずは片付けを優先し、必要な収納用品を見極めてから購入しましょう。整理を行った上で何が本当に必要なのかを判断し、適切なサイズ・種類の収納アイテムを選ぶことで、片付けの効率がグンと向上します。
片付けることが苦手な人にとっては、「新しい収納用品を買う」という行動がモチベーションになる場合もあるでしょう。しかし、そのためのステップを飛ばしてしまうと逆効果になることがほとんどです。しっかりと現状を把握し、持ち物を見極めてから適切な用品を選ぶことが重要です。
もったいない精神が強く、捨てられない
もったいない精神が強い人は、使わない物でも捨てられずに溜め込んでしまいます。「もったいない」という感情が強く働くと、まだ使えるかもしれないと考え、物を手放すことが難しくなるためです。
古い衣類や使い古した家電製品を「いつか使うかもしれない」と思って捨てられなければ、そのまま部屋の一角に積み上げてしまいます。また、傷んだ家具を修理しようと思っても、結局そのまま放置されることが多いです。
「もったいない」と感じること自体は悪いことではありませんが、管理できない物が増えると生活の質を下げる可能性があります。適度に物を見直し、不要な物を手放す勇気を持つことが大切です。
衝動買いをよくしてしまう
衝動買いをしてしまう人は、つい必要ないものを買ってしまうことがあります。衝動買いは、購入時の一時的な満足感やストレス解消になるためです。
しかし、不要なものが増えて部屋が散らかる原因になります。例えば、セールや限定品の魅力に引かれてつい買ってしまった洋服やアクセサリーを、結局は使わずに放置してしまうことがあります。衝動買いを控え、必要なものだけを購入するよう意識することで、部屋を整頓しやすくなります。
多趣味かつ収集癖がある
多趣味で収集癖のある人は、部屋を片付けられないことが多いです。これは、興味が広範囲にわたるため、さまざまなアイテムを集めてしまい、物の数が増えて収納が追いつかなくなるからです。
例えば、音楽、読書、模型製作など複数の趣味を持つ人は、それぞれに関連するアイテムを収集するため、CDや本、模型キットが山積みになることがあります。このように多趣味の人は、自分の持ち物を把握しきれず、結果的に部屋が散らかってしまうのです。
多趣味で収集癖のある人は、興味のあるアイテムを絞り込み、不要なものは捨てることが片付けの第一歩です。必要なアイテムだけを残し、その他の物はリサイクルショップに持っていくか、断捨離を実施して整理整頓を進めましょう。
おまけやノベルティ・限定品はつい買ってしまう
おまけやノベルティが付いた商品や限定品を見つけると、つい購入してしまう人がいます。希少性や特別感があり、購入した際の満足感や達成感を得られるためです。また、限定商品は短期間で売り切れることが多いため、チャンスを逃したくないという心理も働きます。
コンビニやファーストフード店で商品のおまけ付きキャンペーンが行われると、必要のない商品を購入してしまうことがあります。また、限定版のフィギュアやブランドのノベルティに目がない人も多いです。結果として物が増え、片付けが難しくなる原因になります。
自分の持ち物を正しく把握できていない
自分がどのようなものを所有しているのかを把握できていないことが、片付けられない原因の一つです。持ち物の量や場所を正確に把握していないと、無駄に物を買ってしまい、散らかった状態が続いてしまいます。
例えば、同じアイテムを何度も購入してしまったり、必要なものが見つからずに部屋中を探し回ったりすることがあります。その結果、ますます部屋が散らかる悪循環に陥ります。持ち物を把握できれば、無駄な買い物を減らし、効率的に片付けることが可能です。
仕事に趣味に忙しく、時間に余裕がない
仕事や趣味に追われていると、片付けに割ける時間がなくなります。忙しいライフスタイルの中では、毎日の片付けが後回しにされがちです。
仕事が忙しくて帰宅が遅くなると、部屋の片付けよりも休息を優先してしまいます。また、趣味に時間を使いすぎると、気がつけば部屋が散らかっていることも珍しくありません。忙しい生活の中でもうまく調整し、片付けの時間を確保することが重要です。
そもそも部屋の片付け方が分からない
部屋の片付け方が分からないことが原因で、部屋が散らかってしまうことがあります。片付けの基本的なステップや整理整頓の方法を知らないために、どこから手を付けていいのか分からないためです。
物をどのように分類し、適した収納スペースがわからないと、無駄に時間をかけてしまいます。片付けの基本的な方法を知ることで、効率的に整理整頓ができます
発達障害などの病気が隠れている
片付けられない人の中には、発達障害や他の病気が隠れていることがあります。注意力や集中力が欠けたり、計画を立てるのが難しいなどの症状が見られるためです。
例えば、ADHD（注意欠陥・多動性障害）の人は、片付けを始めても途中で別のことに気を取られ、片付けが進みにくくなります。
片付けられない人が危険な理由
片付けられない人には、いくつかのリスクが伴います。片付けられない状態が長期にわたると、健康面や経済面、そして日常生活にも多大な影響を及ぼすことがあります。具体的な危険性を以下で詳しく見ていきましょう。
体調不良やケガにつながる
散らかった部屋は、体調不良やケガのリスクがあります。乱雑な環境では、埃やカビが溜まりやすく、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こす原因となるためです。また、床に散乱している物につまずくなどケガをするリスクも高まります。
部屋を片付けることは、健康リスクを軽減し、快適な生活環境を保つために重要です。
物を探す時間が増え、余裕がなくなる
片付けられない人は、物を探す時間が増え、日常生活に余裕がなくなります。散らかった環境では必要な物が見つかりにくく、時間がかかれば効率的に動けません。
また、探し物が見つからないことでストレスが増え、気持ちの面でも余裕がなくなります。例えば、朝出かける前に鍵が見つからなければ、急いで行動することになり、余計なストレスを感じてしまうでしょう。重要な書類が見つからなければ、締め切りに間に合わないといった事態が発生することもあります。
散らかりを防ぐことで、物を探す時間を減らし、生活に余裕を持たせることができます。
無駄な出費が多く、お金が溜まらない
片付けられない人は、無駄な出費が多くなりがちで、お金が溜まりません。片付けができていないために必要な物を見つけられず、同じ物を何度も購入してしまうからです。また、物の管理ができていないために食品が腐るなど、使わない物が増えてしまいます。
家の中にどこにあるか分からなくなった物を再度購入してしまうだけでなく、有効期限のある商品券やクーポンを見逃し、無駄にしてしまうこともあります。
無駄な出費を抑えるためには、部屋を片付けて物を管理することが重要です。
引越しの際に別途費用がかかる
片付けられない人は、引っ越しの際にも余分な費用がかかります。これは荷物が多く、引越し業者に追加の作業やトラックが必要になるためです。
また、不要な物を処分するための費用もかかります。例えば、荷物が多くて通常のトラックでは収まりきらず、追加のトラックが必要になることがあります。不用品を処分する場合、粗大ゴミの手数料が必要です。事前に片付けを行えば、引越し費用を節約でき、新しい生活をスムーズにスタートできます。
片付けられる人に共通する特徴
片付けが得意な人々には、いくつかの共通する特徴があります。これらの特徴を知ることで、片付け上手になるヒントを得られます。片付けられる人が持つ特性を見ていきましょう。
自分の持ち物を把握していて、収納にゆとりがある
片付けが上手な人は、自分の持ち物をしっかりと把握できていて、収納スペースにゆとりがあります。これは、必要なものと不要なものを見極める力が高く、不必要なアイテムを購入しないためです。さらに、整理整頓が日常的な習慣として身についているため、スッキリとした空間を保てます。
定期的に持ち物を点検すると、重複した買い物を避けられ、収納スペースが無駄になりません。また、物の位置を把握しているため、必要なときにすぐに取り出せることもメリットです。
使ったらすぐにすぐに片付ける習慣がある
使ったものをすぐに片付ける習慣がある人は、常に部屋をきれいに保てます。使ったものをその場ですぐに片付けることで、物が散らかることを防ぎ、日常的に部屋を整頓された状態に保つことができるためです。
具体的には、料理をした後にすぐにキッチンを片付けたり、勉強や仕事が終わった後に机の上を整頓する習慣です。使ったものをすぐに片づけることで、常に整った空間を維持し、片付けへのストレスを減らしましょう。
決断力があり、思い切りよく捨てている
片付けられる人は決断力があり、不要な物を捨てることができます。不用品を整理する際に迅速に判断できれば、作業がスムーズに進むため、片付けが楽になります。数年間使用していない衣類や、一度も使ったことのないキッチン用品などを見極めて、スピーディに処分する人が多いです。
決断力を持って思い切りよく捨てることで、片付けがスムーズになり、生活空間がより快適になります。毎日の生活が快適に過ごせるため、ストレスが減り、精神的にも安定します。
物よりも経験にお金を使っている
片付けられる人は、物よりも経験にお金を使う傾向があります。これは、物を過剰に持つことなく、経験に投資することで生活が豊かになると感じているためです。
例えば、旅行やイベント、趣味の講習会などにお金を使うと、新しい体験やスキルを得られます。旅行先での思い出や、趣味で学んだ新しい技術は、物理的な持ち物よりも長く心に残り、生活に彩りを与えます。
家事代行をうまく利用している
家事代行を上手に利用すると、効率的に片付けができます。専門の家事代行サービスは、整理整頓のプロフェッショナルであり、効率よく作業を進めることができるためです。
例えば、週に一回、家事代行サービスを利用することで、日常的に散らかりがちな部分を綺麗に保てます。また、クローゼットの整理やキッチンの清掃など、一度にまとめて依頼すると、自分の負担を減らすことが可能です。
片付けられない部屋は片付け専門業者にリセットしてもらおう
片付け専門業者に依頼すると、一度部屋をリセットして整理整頓のスタートを切ることができます。片付け専門業者は、必要なツールと経験によって、迅速かつ効率的な片付けが可能です。特に、物が多過ぎて自分では手がつけられない場合や、過去の物に感情が絡んで捨てられない場合に役立ちます。
諦める前に、まずは近くの片付け専門業者に相談し、プロの力を借りてみましょう。相談する際には、具体的な悩みや部屋の状況を伝えることで、最適なプランを提案してもらえます。短時間で効果的な片付けが実現でき、日常生活のストレスも軽減されるでしょう。
専門業者を利用して一度片付けをリセットした後は、日々の整理整頓の習慣を身につけることが重要です。持ち物を定期的に見直し、不要なものは捨てる習慣を続けましょう。また、業者に依頼する際は、口コミや実績、費用などをしっかりチェックして選ぶことが大切です。
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