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不用品回収

ベビーカーの処分方法8選・子どもが何歳になったら捨て時?

お出かけをするときにかかせないベビーカー。子どもも大きくなりそろそろ処分をしたいけど、と次のようにお悩みではないでしょうか。
「大きいものだし、ごみとして出せるの?」
「いつか必要になりそうでなかなか処分に踏み切れない」
「思い出の品だからごみとして捨てるのは寂しい」

この記事ではベビーカーの簡単な処分方法、お金をかけない処分方法、ベビーカーを捨てるべきタイミングについて解説していきます。

この記事で分かること
・ベビーカーの処分方法
・お金をかけずに処分する方法
・ベビーカーを処分するべきタイミング


【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子

祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけること仕事のやりがいとしています。

ベビーカー,処分

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ベビーカーの種類

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国内ベビーカーには2種類のタイプがあります。
それぞれのベビーカーの特徴について解説していきます。

2種類のベビーカー

ベビーカーにはSG基準でA型、B型の2種類があります。SGマークとは、製品の品質や安全性を保障するSG(Safety Goods)基準をクリアしたことを証明するマークで、国内のベビーカーにつけられます。

A型は新生児時期を過ぎた頃から使うことができ、B型は7ヵ月頃から使い始めることが可能です。どちらのタイプも体重が15kg以下を想定しており、36か月頃の頃までを対象としていることが多いです。製品によっては48か月まで使用できることもあります。

A型とB型には機能面でも違いがあります。A型は種類が充実しており、ベビーカーを押す人と子どもが対面になれる製品もあります。その反面重くて扱いづらいデメリットがあります。B型は軽くてコンパクトですが、機能に制限があり荷物入れも小さいという難点があります。

ベビーカーの処分方法8選

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ベビーカーの処分方法は8つあります。それぞれの処分方法について解説していきます。

1.粗大ごみで捨てる

ベビーカーの主な処分方法は粗大ごみとして捨てることです。処分は有料で、横浜市では200円の費用がかかります。搬出場所まで自分でベビーカーを持って行く必要があり、収集日は自分の都合の良い日を選ぶことができません。

搬出先にベビーカーを置いたままにしておくと、持ち去られてしまう危険性もあるため、布部分を切るなどして使えないようにしておくと盗難を防げます。

粗大ごみで捨てる時の手順は以下の通りです。

手順
1.自治体に電話かメールで申し込み
2.粗大ごみ処理券を買う
3.朝8時までに搬出場所に出す

自分で搬出先に出す方法以外にも、クリーンセンターに直接持ち込む方法もあります。持ち込みの場合は、自分の住所を証明できる書類(保険証)などの確認を求められるので必ず持参します。

2.不燃のごみで捨てる

ベビーカーを分解して「不燃ごみ」として捨てる方法もあります。無料で捨てられるのが最大のメリットです。指定のごみ袋に入れて口を閉められたら回収可能とする自治体もあります。プラスチックで出来た30cm以下のおもちゃのベビーカーであれば不燃ごみとして捨てられる可能性が高いです。

分解する時は、まずは、ドライバーでフレームの結合部分のネジを外してから作業を行います。外したパーツや布部分はカッターやノコギリを使ってより細かくしていきます。分解後はプラスチック部分と布部分、金属部分とそれぞれ分別してからごみに出しましょう。

デメリットは分解に時間と労力がかかることです。分解作業に数時間ほど費やすこともあるため、粗大ごみとして出すか不用品回収業者に依頼する方が早く処分することができます。

自治体によっては不燃ごみとして捨てられない場合もあります。あらかじめ自治体のホームページで確認しておくと確実です。

3.メーカーに回収依頼

メーカーへの回収依頼も手間を抑えられる処分方法です。メーカーによって対応が異なるので、事前に確認してくと処分までの手間が省けます。

コンビ株式会社では使い終わったベビーカーを無料で引き取るサービスを実施しています。ただし、「エコアクト」の対象商品に限られるため注意が必要です。「エコアクト」とは環境省「廃棄物広域認定制度」に基づくリサイクルシステムで、使い終わったベビーカーを回収してリサイクルすることで循環型社会をめざしています。

ユーザー登録を行った翌日から申し込みが可能です。ベビーカーを購入した時点で処分方法に悩む心配が解消されることが「エコアクト」対象商品を購入するメリットです。

4.不用品回収業者に依頼

不用品回収業者が最も手間なくベビーカーを捨てられる方法です。回収業者に依頼すると、ベビーカーだけではなくベビーベッドや使わなくなったおもちゃなどもまとめて処分できます。不要な物を一気に処分したい時におすすめ処分方法です。

予約状況によっては問い合わせ当日の回収も可能です。夜間や土日祝日も営業している業者もあるため、平日の日中は対応が難しい方も利用できます。

業者に処分を依頼する時には5,000円ほどの料金がかかります。内訳は基本料金の3,000円とベビーカーの処分費用2,000円で、ベビーカーの大きさで処分費用が変動します。

ベビーベッドや他の品物も回収する場合は追加分の費用がかかり、おもちゃなど細かい物の場合は段ボール1箱分として計算されます。

回収当日はスタッフが部屋まで訪問するので、自分でベビーカーを搬出する必要がなく手間も時間も省けることがメリットです。

5.友人・知人に譲る

子どもが生まれたという友人や知人が近くに住んでいる場合は、ベビーカーを譲る方法もあります。

子どもの成長は早く、2~3年ほどしか使わないベビーカーにお金をかけたくないという人もいます。そのような人に喜ばれる可能性が高いです。譲る側もただごみとして捨てるよりも誰かに使ってもらえる方が手放す時にも心の負担が軽くなります。

ベビーカーを購入した時に不要になったら誰かに譲りたいという話をしておくと、手放す時にスムーズです。

近くに友人や知人は住んでいないが誰かに譲りたいという場合にはジモティーなどの掲示板を使ってみましょう。近所でベビーカーが欲しい人を探すことができます。直接の手渡しでの取引が可能なため配送料はかかりません。

知らない人と会うため、駅や公園などの人目につく場所で取引を行うと防犯にもなり安全です。

6.寄付をする

ベビーカーを誰かに譲りたいという場合には、寄付することも検討してみましょう。

保育施設に直接連絡してベビーカーの寄付を受け付けているかどうか尋ねてみます。子育て支援課や地域の広報でベビーカーの募集を行っているかも確認しておくと確実です。

近所の保育施設では寄付を受け付けていない時は寄付団体を探してみましょう。料金はかかりますが、ワクチンの募金にもなることがあるので社会貢献度の高い処分方法です。

『セカンドライフ』ではベビーカーの寄付を受け付けている団体の1つです。寄付に必要な料金はベビーカーの大きさによって異なり、120cm以下の箱に収まれば2,100円、160cmサイズ以下の箱なら2,600円がかかります。

指定日に自宅まで引き取りに来てもらえるサービスもあるので、運搬が難しい方にも利用しやすいです。

7.専門店に売る

近くにベビー用品の買取専門店があれば、売ることもおすすめします。リサイクルショップよりも細かく査定してもらえるため高く買い取ってもらえる可能性が高いからです。

お店によって持ち込む必要があったり予約必須な場合もあるので、あらかじめ確認しておくと確実です。

ベビーカー・チャイルドシート買取専門の『alot』(アロット)では、出張買取や宅配買取のサービスを展開しているので、店舗まで直接持ち込めない場合も簡単にベビーカーを処分することができます。

8.フリマアプリで出品する

時間的に余裕があるならフリマアプリへの出品もおすすめです。ベビーカーを手放すと同時にお小遣い稼ぎにもなります。

主なフリマアプリにはメルカリ、ラクマ、LINEモールなどがあります。スマートフォンを使って場所を選ばずに気軽に操作が可能です。

ベビーカーを売るためのコツはなるべく早く売ることです。毎年新しいモデルが発売されるため、ベビーカーが不要だと気付いた時点で手放すと売れる可能性が高くなります。経年劣化により故障する危険性もあるので、製造から5年以内であることが理想です。

出品前には汚れを落としておくことも重要です。布部分の汗や食べこぼし、タイヤについた泥汚れを確認しておきましょう。泥や砂が詰まっているとタイヤの動きが悪くなり事故に繋がる危険性があります。タイヤは特に念入りに掃除しておくことが大事です。ベビーカーをクリーニングに出すと仕上がりが綺麗になります。

フリマアプリでは自分で金額を設定することができますが、金額は送料も考慮する必要があります。ゆうパックを使用しての送料は2,340円〜です。クリーニングをする場合はクリーニング代も含めなければ売ることはできても赤字となる可能性があります。

いつ処分するべきか

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壊れて重大な事故にあう危険もあるため、日ごろからチェックしておくことが重要です。

処分するサイン

標準使用期間は5年です。標準使用期間とは、安全上問題なく使用できる期間のことをいいます。5年以上ベビーカーを使用している場合は寿命を疑います。5年が経っていなくても以下のサインが現れたら処分を検討します。

1.タイヤがすり減り上手く回らない
2.ベビーカーががたつき不安定
3.フレーム部分にキズがつき、ゆがんでいる。
4.シートベルトが伸びている
5.布部分が破れている、色褪せや汚れが目立つ

普段使用していく上でタイヤのすり減りやフレームの傷つきは必ず起こるものですが、寿命の目安としては、タイヤ部分が上手く回らないなど操作に支障がでることです。

処分のサインを放置すると事故の危険性があるので、早めに対処しましょう。

何歳で捨てるべきか

ベビーカーの卒業は2歳半~3歳頃が一般的です。動物園やテーマパークで子どもが疲れた時に使うため残しておいたり、第二子が生まれることも考えて保存しておく人も多いです。

ベビーカーに乗るのは15kg以下の子どもを想定しており、4、5歳になると乗れなくなります。そのため、子どもが4、5歳になった頃に処分する方が多くいます。なかなか処分まで踏ん切りがつかない場合は子どもが小学生に上がった頃に処分するという方法もあります。

思い出の品物ですぐには捨てられない時は写真を撮りアルバムの一部にする処分してもすぐに思い返せて後悔しなくなります。

売ってお金にしたいという場合には、早めに処分して出品するのがおすすめです。

長持ちさせるお手入れ方法

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ベビーカーのお手入れ方法について説明していきます。
丁寧にお手入れにすれば、綺麗な状態で長く使用することが可能です。

目立ちやすい汚れ

ベビーカーで目立ちやすい汚れはタイヤと布部分です。気が付かないうちに汚れが溜まっているので1か月に1回は確認しておくことをおすすめします。

外出するとタイヤの隙間に泥や砂が入り込みます。時間が経つと固まり汚れが落ちにくくなるので、使用後に布で軽く拭くだけでも綺麗な状態を保てます。

メーカーによってはタイヤの修理や交換も受け付けています。タイヤ部分のすり減りが気になる場合はメーカーに問い合わせてみましょう。

座面やシートベルトなどの布部分も汚れがつきやすい部分です。子どもの汗が染み込んだり、食べ物やジュースがこぼれることで汚れになります。ニオイや雑菌が繁殖する原因にもなるので、清潔な状態に保つことが重要です。

ベビーカーの掃除方法

ベビーカーを掃除するために必要な道具は汚れても良い布やタオルと歯ブラシです。

掃除の前に外せる部品は外しておくと、作業がしやすいだけではなく仕上がりもきれいになります。ベビーカーによっては座面部分やシートベルトを取り外して洗濯可能です。洗濯は中性洗剤を使用して手洗いモードで行いましょう。

取り外せない部分は濡れたタオルや布で汚れを拭いて、水滴を取るように乾拭きをします。拭き終わったら日陰で乾燥させておくと完了です。最後にアルコールを吹きかけて消毒しておくのもおすすめです。

最も汚れがつきやすいタイヤ部分は、歯ブラシを使って隙間にある泥や砂をかき出すようにして掃除します。車輪部分は汚れてもいいタオルや布で泥汚れを拭き取ります。拭いても汚れが落ちない時はスポンジを濡らしてから擦ると落ちやすくなります。

クリーニングを利用

掃除のためのまとまった時間が取れない、自分では汚れを落とし切れているか心配という場合には、クリーニングに出す方法をおすすめします。
クリーニングの代金は4,000円~5,000円ほどです。

『キッズぽけっと』は持ち込みだけではなく宅配も受け付けており、宅配を依頼する場合は別途送料がかかります。本店に持ち込んで返却は宅配という利用方法もできるので、自分のライフスタイルに合わせて選択できます。

汗がついたままシートを放置するとカビや匂いの原因となるだけではなく、子どもにとっても居心地が悪い状態です。年に1~2回クリーニングを行うことでベビーカーを清潔に保つことができ、子どもの健康面でもメリットがあります。

クリーニングは衣替えと同様に春と秋に行うことがおすすめです。

ベビーカーの捨て方まとめ

・ベビーカーには2種類ある。
・どちらも生後36か月までの子供を対象にしていることがほとんど。
ベビーカーの種類 使用可能年齢 メリット デメリット
A型 新生児を過ぎた頃 機能面で充実している 重くて扱いづらい
B型 7ヵ月~ 軽くてコンパクト 機能が限られる。
荷物ポケットが小さい

<ベビーカーの処分方法>
1.粗大ごみで捨てる
2.不燃ごみで捨てる
3.メーカーに回収依頼
4.不用品回収業者に依頼
5.友人・知人に譲る
6.寄付をする
7.専門店に売る
8.フリマアプリで出品する。

<ベビーカーの寿命>
・標準使用期間は5年。
・処分するサイン
以下の兆候が出てきたら寿命を疑う。
1.タイヤがすり減り上手く回らない
2.ベビーカーががたつき不安定
3.フレーム部分にキズがつき、ゆがんでいる。
4.シートベルトが伸びている
5.布部分が破れている、色褪せや汚れが目立つ

・何歳で捨てるべきか
→一般的なベビーカーの卒業年齢は2~3歳。
4~5歳になり、ベビーカーに乗れなくなった頃が捨て時。
・売りたい場合は早めに処分する方が売れやすい。

<ベビーカーのお手入れ方法>
・必要な道具は布や雑巾、歯ブラシ。
・座面の布部分、タイヤ部分は汚れが目立ちやすい。
・取り外しができるなら、パーツごとに洗濯・掃除をするのがおすすめ。
・クリーニングを利用すると清潔な状態を保ちやすい。
→衣替えに合わせて春と秋に行うのがおすすめ。

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