ミニマリストの冷蔵庫には何が入っている?収納方法や冷蔵庫の選び方も紹介
無駄な物を持たずに、本当に必要な物だけを手元に残すミニマリスト。食材を詰め込みたくなる冷蔵庫こそミニマリスト流にしてみませんか?
ミニマリストの考え方を取り入れることで、食材ロスを減らしすっきりとした冷蔵庫にすることができます。
ミニマリスト流、冷蔵庫の収納のコツ、冷蔵庫の選び方についてもご紹介します。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
ミニマリストの冷蔵庫の中身
無駄な物を持たないミニマリストは、無駄な食材も出しません。
ミニマリストの冷蔵庫の特徴についてお伝えしていきます。
統一性がある
ミニマリストの冷蔵庫の中身には統一性があり、整頓されている印象を受けます。
統一感を出すコツは、冷蔵庫の中にある容器や収納箱の色や形を整えることです。
ミニマリストは、今ある食材を一目で把握できるように収納グッズを駆使します。
収納に使う箱やカゴは、色を統一させると見た目もすっきりします。白色で揃えると清潔感があるのでおすすめです。
容器を統一することでも、ミニマリストらしいすっきりとした冷蔵庫の中身になります。
iwakiの保存容器は、重ねられるので無駄なスペースがなくなりますし、ガラス製でおしゃれなので食器代わりに食卓にだしても違和感がありません。
食材が固定化されている
ミニマリストは常備する食材を決めています。
常備食材の保存場所を定位置として決めておくと整理整頓が楽になります。
ミニマリストが冷蔵庫に常備する食材
・卵
・納豆
・豆腐
・ごはん(冷凍にして、小分け)
・調味料(醤油や味噌など)
ミニマリストは、冷蔵庫に物を入れ過ぎないようにするために常温保存ができる食材も上手く活用していきます。
常温保存が可能な代表的な食材
・パスタなどの乾燥めん
・パン(ただし日持ちは3日程度)
・コーンフレークやシリアル
・野菜の根菜類やイモ類
・缶詰類
水分が少なく空気に触れていないもしくは塩や油づけられたものは常温保存ができます。
冷蔵庫に入れるべきか迷ったら、スーパーでは常温で売られているかを基準に判断します。
何も置いていないスペースがある
何も置いていないスペースがあると、冷蔵庫の中身がすっきりとしてみえます。
冷蔵庫に余白を作ることでのメリットは3つあります。
1、買いすぎを防ぐことができる。
食材を冷蔵庫に詰めすぎるといつの間にか消費期限が切れていた食材がでてきた、なんてこともありえます。
冷蔵庫の中身にゆとりを持たせることによって、食材の見える化ができて食材の管理がしやすくなります。
何も置いていないスペースに鍋ごと料理を保存できる点も、自炊派ミニマリストには嬉しいポイントです。
2、電気代の節約になる。
冷蔵庫の中身が少ないと冷却効率が上がり電気代が安くなります。
冷蔵庫の中身は5割~7割を目安に食材の間には冷気の通り道を作ってあげましょう。
3、冷蔵庫を清潔にキープできる。
食材の数が少ないと汚れに気づきやすくなりますし、片付ける手間もなくなるので掃除がしやすくなります。
1週間で食材を使い切るようにしていると、「週末は掃除の時間!」とルールを決めることもできます。
【ミニマリスト流】冷蔵庫収納のコツ3つ
小さな冷蔵庫でも、収納次第で沢山の食材を入れることができます。
ミニマリストが冷蔵庫をすっきりさせるための収納術をご紹介します。
収納容器・保存容器を活用する
トレーやカゴの収納容器を使って冷蔵庫の中身を整理します。
収納容器は100円ショップやニトリ、無印良品で買うことができます。収納容器のブランドや色を揃えると統一感がでてミニマリストの冷蔵庫に近づけます。
収納容器に『野菜』『豆類』などラベルを貼り、食材ごとの定位置を決めておくと、どこに何があるか一目で分かるようになります。
ベーコンやバターなど毎朝使う食材が決まっているなら、朝食用セットとして食材を1つにまとめておくと、朝の時間短縮につながります。
食材を作り置きにして保存容器に入れておくことも小さな冷蔵庫ではおすすめです。
例えばキャベツや白菜は冷蔵庫の中で場所をとってしまいますが、おかずにして容器に入れておくと使えるスペースが増えます。
作り置きの保存容器は、匂いがうつらないようにガラス製やホーロー製がおすすめです。
食材を買う時は「使う分だけ」「使い切ってから」にする
食材を買う時には「①使う分だけ買う」「②使い切ったら買う」の2点を基本ルールにします。
お肉や缶詰など、よく使う定番食材はローリングストック方式で購入します。
ローリングストックとは、使った分だけ買い足しておき常に一定量の食材を備蓄していくことをいいます。
ローリングストック式で食材を購入することで、「食材が少ないと不安」「特売日だったら多めに買っておこう」という理由で買いすぎることがなくなります。
まとめ買いは目安として1週間分のみ購入し、1週間で使い切るようにします。「使い切る」ことを意識することで食材ロスを防ぎます。
何の食材を買っていいのか迷ってしまう時は、あらかじめ1週間分の献立を作っておくと、迷いなくスーパーで買い物をすることができます。
調味料も使い切ってから買うようにすることで、いつの間にかストック分の賞味期限が切れていたということを避けられます。
ミニマリストにおすすめの冷蔵庫
ミニマリストの冷蔵庫の選び方についてお伝えします。外食派のミニマリスト向け、自炊派のミニマリスト向けの冷蔵庫をご紹介します。
冷蔵庫の選び方|3つのポイント
ミニマリストが冷蔵庫を選ぶときのポイントは3つあります。
①大きさ
冷蔵庫を選ぶ上で一番重要となります。冷蔵庫の中身を少なくしたい場合は、冷蔵庫自体を小さくしてしまいます。
自分のキッチンに合った大きさの冷蔵庫を選ぶことが重要です。
②庫内の温度
温度調節ができる冷蔵庫を選ぶと、季節や食材に合わせた保存ができて良い状態を維持することが可能です。
冷凍庫を頻繁に使いたい方は、庫内が-18℃以下になる冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。
③スペック
冷蔵庫が持っているスペックは振動や音に関係してきます。
振動が少ない冷蔵庫が良い場合は、ペルチェ式の冷蔵庫を選びます。
一般的な冷蔵庫にあるコンプレッサーが無いため、うるさくありませんし、フロンガスが発生しないので環境にも優しいです。
電気代が気になるなら『省エネ達成率』の表示にも注目します。
数字が高いほど電気代を節約できます。
【外食派ミニマリスト】冷蔵庫は1ドアがおすすめ
飲み物や果物など、少量の保存だけでいい場合は1ドアタイプで十分です。
棚付きの冷蔵庫であれば、整理もしやすく散らかりません。
【おすすめ冷蔵庫】
アイリスプラザ(IRIS PLAZA) PRC-B051D-W(46L)
【おすすめポイント】
・製氷皿があるので氷も作れる
・温度調節ダイヤル付きで7段階まで調整可能
・省エネ基準達成率140%
・大きなドアポケットには2Lペットボトルが収納可能
【自炊派ミニマリスト】冷蔵庫は2ドア(冷蔵と冷凍のみ)がおすすめ
自炊派ミニマリストは、冷蔵庫の他に食材ストックのための冷凍室があると便利です。
一人暮らしの場合は、100L弱の2ドアタイプがおすすめです。こまめに買いに行けばそれほど大きな冷蔵庫でなくてもいいからです。
【おすすめ冷蔵庫】
Hisense(ハイセンス) HR-B95A(93L)
【おすすめポイント】
・2Lペットボトル3本入れても余裕があるドアポケット
・2段棚で飲み物や調味料の仕分けも簡単にできる
・電子レンジが載せられる耐熱トップテーブル
家族(4人家族)なら、最低でも200Lのものを選びます。あまりにも小さい場合は一緒に過ごす家族から苦情がくる可能性があるからです。
子どもが成長期の場合は、沢山の食材ストックが必要になり、空腹なのに食べるものがないということもありえます。
【おすすめ冷蔵庫】
アイリスオーヤマ IRSN-27A-W(274L)
【おすすめポイント】
・冷蔵庫と冷凍庫に仕切りがあり整理しやすい
・ファン式の自動霜取りで、霜取りの必要がない
・静音設計は28db。ささやき声や深夜の住宅街と同じぐらいの音量
冷蔵庫を持たないミニマリスト
冷蔵庫は必要ないかもしれないと迷っている方に、
冷蔵庫が要らないミニマリストの特徴と冷蔵庫を持たないメリットをご紹介します。
冷蔵庫がいらないミニマリストの特徴3つ
冷蔵庫が要らないミニマリストの特徴です。
①~③すべてに当てはまれば冷蔵庫を捨てても生活に支障は少ないです。
①自炊をしない。
自炊をせず、食事はテイクアウト・外食が中心で、料理配達サービスを頻繁に利用する方には冷蔵庫は必要なさそうです。
ただし、外食が中心の場合は食費がかさんでしまうため注意が必要です。
②家の近くにスーパーやコンビニがある。
必要な物をその都度買いに行けるので、冷蔵庫がなくても生活ができます。
お酒を家では飲まない方も、冷蔵庫を持たなくてもよさそうです。
家に冷たい飲み物を常備しておきたい方は、冷蔵庫があると夏場を快適に過ごせます。
③1人暮らしかつ期間が決まっている人。
1人暮らしをする期間が数か月程度などあらかじめ決まっていれば、冷蔵庫は必須ではありません。
短期間のために冷蔵庫を購入すると費用もかさみ、処分する手間がかかるためです。
冷蔵庫を持たない5つのメリット
自分には冷蔵庫は必要なさそうだけど、なんとなく手放すのは不安という方に冷蔵庫を持たないメリットを紹介します。
1、お金の節約になる
冷蔵庫を使用した時の電気代の相場は1か月で500円~700円。年間で6,000円~7,000円と言われています。冷蔵庫がないということはこれだけのお金を節約できることになります。
2、引越しが簡単で安く済む
冷蔵庫は重いため運搬に苦労する家電です。
冷蔵庫がなければ、引っ越し業者に依頼しなくても自分達で引越し先へ移動することが可能です。
3、冷蔵庫の騒音がない
ミニマリストの部屋のような物が少ない場所では音が響きやすくなります。
冷蔵庫がなければ作動音がなく、部屋がかなり静かになります。
4、害虫が発生しづらい
暗くて暖かい冷蔵庫の裏や下は、ゴキブリにとって快適な空間です。
冷蔵庫がないと掃除もしやすいので害虫が発生しづらくなります。
冷蔵庫の代用はクーラーボックス
一般的なクーラーボックスには冷却機能がついていないので、保冷剤を入れて保冷します。氷はスーパーなどで購入できます。
一般的なクーラーボックス以外に、クーラーボックス冷蔵庫というものもあります。電気やガスを利用した冷却機能のついたクーラーボックスなので、必要な時には冷蔵庫と同じような使い方ができます。
クーラーボックスは保冷効果が持続しにくいため、一時的なものとして使う方が無難です。
日常的に冷やしたいものがある場合は、小さくても冷蔵庫を購入することをおすすめします。
ミニマリストの冷蔵庫のまとめ
<ミニマリストの冷蔵庫の中身>
・統一性がある
・食材が固定化されている
・何も置いていないスペースがある
<冷蔵庫収納のコツ3つ>
・収納容器・保存容器を活用する
・食材を買う時は「使う分だけ」「使い切ってから」にする
<ミニマリストにおすすめの冷蔵庫>
・冷蔵庫を選ぶ時は「大きさ」「庫内の温度」「スペック」に注目
・外食派ミニマリストは1ドアがおすすめ
・自炊派ミニマリストは2ドアがおすすめ
1人暮らしは100L前後、家族(4人)は最低でも200Lを目安にする。
<冷蔵庫の必要性を感じていない時>
・冷蔵庫を持たないメリット4つ
①お金の節約になる
②引越しが簡単で安く済む
③冷蔵庫の騒音がない
④害虫が発生しづらい
・冷蔵庫の代用としてクーラーボックスを使用してみる。
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