ウォーターサーバーの処分方法を解説!空になったボトルの捨て方も紹介
いつでも冷たい水が飲める、ちょっとした量のお湯がだせることから、ウォーターサーバーを自宅に置く人も増えています。
購入したもののなんとなく処分方法が分からず、使わないまま家の中に置きっぱなしになっている…なんていうことはありませんか?
ウォーターサーバーを早めに処分すれば、有効なスペースが増えるかもしれません。
ウォーターサーバーは、レンタル品と購入品で捨て方が異なります。
この記事では、レンタル品、購入品ごとに異なるウォーターサーバーの捨て方と、空になったボトルの捨て方についても解説していきます。
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
レンタルしたウォーターサーバーの捨て方
レンタルしたウォーターサーバーは、自分で勝手に捨ててはいけません。
正しい捨て方には2通りあり、ウォーターサーバーをメーカーに返却する方法と、自分で梱包して発送する方法のいずれかです。
詳しい手順や注意点について説明していきます。
ウォーターサーバーを返却する
会社に連絡をし、レンタルしたウォーターサーバーを返却します。メーカー担当者や配達事業者が自宅まで引き取りに来てくれるので、手間なく処分ができます。
お手もちのウォーターサーバーがレンタルしたものか購入したものが分からない時は、契約書を確認するかメーカーに直接問い合わせましょう。
ウォーターサーバーを返却する時には、「水抜き」という水とお湯を全て使い切る作業が必要になります。定期配送されるボトルがどれくらい残っているかを把握してから解約の申し込みをすると「水が使い切れなくて困った」といったことがなくなります。
解約から約1週間~2週間前に申し込みをしておくと、無駄なく水を使い切れます。
ウォーターサーバーの引き取りを配送業者に委託している会社もあります。梱包が必要になる場合もあるため、申し込み時に合わせて確認しておくと安心です。
自分で梱包して発送
ウォーターサーバーを自分で梱包してから発送する方法もあります。
メーカーによって引き取りと発送を選べる場合、発送しか受け付けていないことがあります。
梱包材は、ウォーターサーバーが送られてきた時の資材を再利用したり、あらたに梱包 材を届けてくれるメーカーもあります。
ただし、梱包材や送料も自己負担になったり、段ボールなどを調達すしなければならない場合もあります。
自分でウォーターサーバーを発送する場合も、忘れずに水抜きを行いましょう。
ウォーターサーバーの解約手順
解約にあたっての具体的な手順は、以下の通りです。
1. 解約の申し込みと引き取り日時を決める
販売店、ウォーターサーバー事業者、定期配送の担当者など、解約時の連絡先はメーカーによって異なります。電話やインターネットで解約の申し込みが可能です。メーカーによっては、公式アプリや公式LINEで手続きができることもあります。
2. 引き取り日/発送日までには水抜きしておく。
ウォーターサーバーを返却する時には、水を全て抜いておく必要があります。
タンク内に残っているお湯や水を全て使い切りましょう。メーカーによっては背面に水抜きキャップがついており、そこからも水を出す必要があります。
3. ウォーターサーバーを回収/発送
引き取りの場合、メーカーの担当者もしくは配送事業者に渡します。自宅に在宅している必要があります。サーバー本体以外に付属品があるなら、部品も忘れずに返却します。
ウォーターサーバーを返却する注意点
レンタルしたウォーターサーバーを返却する時には注意点があります。
最低利用期間中に解約すると違約金や解約手数料がかかります。最低利用期間はメーカーやプランによって異なり、半年~3年ほどが目安です。違約金もメーカーによって異なるものの、6,000円~20,000円が相場です。
サーバーが故障、破損していると別途料金がかかることもあるので、あらかじめ故障・破損箇所がないか確認しておきましょう。
メーカーによって規約が異なるため、契約書は保管しておくと安心です。
購入したウォーターサーバーの捨て方5選
購入したウォーターサーバーを手放す方法は5つあります。
それぞれの処分方法や、具体的な手順について紹介していきます。
1.粗大ごみで捨てる
購入したウォーターサーバーは、自治体の粗大ごみとして処分できます。
粗大ごみで捨てると処分手数料がかかります。料金は自治体や大きさによって異なりますが、一般的な110cmほどのウォーターサーバーであれば1,000円前後で収集可能です。
葛飾区のウォーターサーバー処分手数料
高さと幅の合計 | 戸別収集の料金 | 持ち込み料金 |
135cm以下 | 300円 | 無料 |
135cmを超え180cm以下 | 800円 | 400円 |
180cmを超え270cm以下 | 1,200円 | 600円 |
270cmを超え360cm未満 | 2,000円 | 1,000円 |
360cm以上 | 2,800円 | 1,400円 |
ウォーターサーバーを粗大ごみで出す時は、次の手順で完了します。
申し込みから処分まで
1. 粗大ごみ受付センターに回収を申し込む
ホームページにある電話もしくはインターネットから申し込みます。
2. 有料粗大ごみ処理券を購入してウォーターサーバーに貼る。
粗大ごみ処理券はスーパーやコンビニなどで購入できます。
3. 回収日当日、収集場所に出す。
収集しにきてもらう方法以外にも、粗大ごみ処理センターに直接持ち込む方法もあります。
2.専門業者に依頼
冷却媒体にフロン類が使われている場合、自治体の粗大ごみに出すことができません。
フロン類はオゾン層を破壊する原因となる物質が含まれており、大気中に放出することが法律で禁止されているからです。
フロン類が使われているのは、公共施設などに設置されている足で踏むタイプのウォータークーラーが多いです。家庭用のウォーターサーバーにはフロンが含まれていないことがほとんどですが、念のため確認しておくと確実です。
フロンを処分するときは、「フロン回収・破壊法」に基づいて回収業者に依頼する必要があります。回収事業者は、環境省や各自治体のWebサイトに掲載されています。
フロンのみを取り除いてもらってから本体は粗大ごみとして出せる場合もあります。
3.不用品回収業者に依頼
不用品回収業者に依頼する方法もあります。
ウォーターサーバーを部屋から搬出してもらえるので、自分で部屋の外まで出す必要はありません。
回収にかかる費用はおおよそ5,000円で、基本料金3,000円とウォーターサーバーの処分手数料2,000円が発生します。ウォーターサーバーの大きさ次第では2,000円以上の回収費用がかかります。
不用品回収業者に処分を依頼する時の手順は以下の通りです。
不用品回収業者への依頼手順
1. 回収業者のホームページから、メールもしくは電話で問い合わせる。
公式LINEから問い合わせができる業者もあります。
2. メールもしくは電話で見積額が提示される
料金に納得できれば、この時に回収日時の予約を取ります。
3. 回収当日、作業員に料金を支払う。
現金以外にも、クレジットカードや電子マネーでの支払いもできる業者もあるため、確認しておくとスムーズです。
4.リサイクルショップに持ち込む
ウォーターサーバーの状態が良ければ、リサイクルショップで処分することも可能です。店頭への持ち込みもしくは出張で査定してもらう方法があります。
しかし、ウォーターサーバーは買取が難しい家電です。飲み水を扱う機械のため、衛生上新品の方が好まれるからです。ウォーターサーバーは契約したメーカーの水ボトルをセットして使う設計になっているので、本体だけ売ろうとしても需要がないことも買取が難しい理由の一つです。
リサイクルショップに持ち込む前にウォーターサーバーの買取を行っているかどうか確認しておいたり、ネット査定が可能な買取業者を探しておくと、必要以上に手間をかける必要がなくなります。
値段はつかなくても、無料で引き取ってもらえる可能性があるかもしれません。
処分手数料がかかる粗大ごみで出す方法や、回収業者に依頼する方法と比べると、お財布には優しい処分方法と言えます。
5.ネットオークションに出品する
状態の良いウォーターサーバーであれば、ネットオークションやフリマアプリに出品する方法もあります。
アカウントを登録すればすぐに利用することができます。
ヤフオク!やメルカリは利用者も多く、売れる可能性が高くなります。新品・未開封であったり、傷がなく綺麗な状態であれば売れやすくなります。特に小型のウォーターサーバーは使い勝手も良いため需要があります。
2022年6月現在、メルカリでフレシャスのウォーターサーバーが14,800円、トフィーの卓上ウォーターサーバーが12,000円で取引されていることを確認できました。
ネットオークションやフリマアプリでは、販売価格を自分で設定することができますが、利用手数料や送料なども考慮しなければなりません。
商品説明から始まり、梱包や発送もすべて自分で行う必要があるため手間もかかります。時間に余裕がある方にはおすすめの処分方法です。
空ボトルの捨て方
ウォーターサーバーのボトルには、2種類あります。
使い捨てタイプの「ワンウェイタイプ」、再利用が可能な「リターナブルタイプ」で、それぞれ処分方法が異なります。
ウォーターサーバーの空ボトルの捨て方について説明していきます。
リターナブルタイプのガロンボトル
リターナブルとは、容器を回収して再利用することを言います。ガロンボトルを再利用するシステムで環境に配慮した処分方法であるといえます。
空になったボトルはウォーターサーバー会社へ返却します。家庭用のごみとして処分する手間がかからないというメリットがありますが、返却までボトルを保管するためのスペースが必要というデメリットもあります。
人によっては、ボトルの使い回しという部分に気になるかもしれません。
空になった水ボトルを返却するため、自宅にいる必要があります。
ワンウェイタイプのボトル
ワンウェイタイプボトルは、家庭で処分することができます。
お住まいの自治体のルールに従って、一般ごみもしくはリサイクルごみとして捨てます。空ボトルを保管する必要は無いため、家の中のスペースを取ることがなくなります。
基本的にはペットボトルを同じ素材でできているため、ボトル部分とキャップを分別して、ペットボトルごみと同じ方法で処分します。
ボトルの中には、ペットボトル以外の素材があるため、ごみの分別には注意が必要です。
ボトルではなくパック包装のタイプの容器であれば、使用後は小さく折りたたんで捨てることができます。
ボトルカバーも自治体によって分別方法が異なります。多くのメーカーでボトルカバーはプラススチック製ですが、自治体に確認してから、可燃ごみや不燃ごみなどと分別して捨てましょう。
ウォーターサーバーの捨て方まとめ
・ウォーターサーバーは、レンタルした場合と購入した場合とで捨て方が異なる。
<レンタルしたウォーターサーバーの捨て方>
・レンタルしているため、勝手に捨ててはいけない。
・捨て方は以下の2通り
1.ウォーターサーバーを返却する
2.自分で梱包して発送
最低利用期間中に解約すると違約金や解約手数料がかかるため、注意が必要。
<購入したウォーターサーバーの捨て方>
・購入したウォーターサーバーの場合、捨て方には以下の方法がある。
1.粗大ごみで捨てる
2.専門業者に依頼
3.不用品回収業者に依頼
4.リサイクルショップに持ち込む
5.ネットオークションに出品する
<空ボトルの捨て方>
・ウォーターサーバーのボトルには、リターナブルタイプのガロンボトルとワンウェイタイプのボトルの2通りがある。
<リターナブルタイプのボトル>
・メーカーに返却するため、家庭で処分する手間はない。
・返却までボトルを保管しなければならないため、スペースが必要になる。
<ワンウェイタイプのボトル>
・家庭ごみとして出せるため、ボトルを保管する必要がない
・ボトルタイプ以外にもパックタイプがあり、自治体のルールに従って分別してから捨てる。
・ボトルカバーも分別してからごみに出す。
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