プロが解説するプリンターの捨て方8選と注意点
・プリンターの捨て方が分からない…。
・お金をかけずに捨てられないの?
と思うことはありませんか?
あまり知られていませんが、プリンターの処分方法は5つ以上あって、壊れているプリンターでも売れることもあるのです。
この記事では基本的なプリンターの捨て方のほかにも、簡単で安く捨てられる方法をお伝えします。
具体的には
・プリンターの捨て方
・売ってお得に捨てるコツ
・買い替えのサインや寿命
の順番でご紹介します。
悩んでいた時間が嘘のように自分に合った処分方法が見つかりますので、まずはご一読を!
【監修】遺品整理士協会認定 遺品整理士
片山 万紀子
祖父の遺品整理をきっかけに遺品整理や不用品回収に興味を持ち、遺品整理士協会認定・遺品整理士の資格を取得。ReLIFE(リライフ)のディレクターをする傍ら、年間600件以上の遺品整理に携わる。遺品整理を通して「ありがとう」という言葉をいただけることを仕事のやりがいとしています。
目次
1.粗大ごみ収集でプリンターを捨てる
プリンターは粗大ごみで捨てることができます。
粗大ごみでの捨て方は、家の近くまで収集車が来る「戸別収集」と自分でゴミ処理場へと持ち込む「持ち込み処分」の2通りありますが、プリンター1台であれば「戸別収集」の方が簡単に捨てられます。
処分料金が200円~400円と安く捨てられるのが、粗大ごみで捨てるときの特徴です。
市区町村名 | 料金 |
世田谷区 | 400円 |
横浜市 | 200円 |
名古屋市 | 250円 |
福岡市 | 300円 |
戸別収集の手順
粗大ごみ回収の流れは、以下の3ステップです。
1.粗大ごみ回収の予約
自治体ごとに指定されている「粗大ごみ受付センター」に、電話やインターネットなどで粗大ごみ回収の予約申し込みをします。
2.粗大ごみ処理券の購入
粗大ごみ処理券をコンビニやホームセンター、スーパーなど自治体指定の販売店で購入します。販売店は粗大ごみ回収の予約申し込み時に教えてもらえます。
1枚当たりの単位は自治体によって違うので、過不足ないように組み合わせて購入します。払い戻しには役所での手続きが必要で、販売店では受け付けておらず有効期限が決まっている地域もあるからです。
購入した粗大ごみ処理券をプリンターのよく見える位置に貼り付けましょう。
3.集積所へ出す
予約日当日になったら、指定時間までに指定された集積所にプリンターを運びます。
指定場所は「家の前の道路に面した場所」や「マンションの粗大ゴミ集積所」など、収集スタッフと回収車が入れる場所と決められています。
朝7時~8時までに出さないと回収してもらえないので、時間は厳守しましょう。
指定時間までに出せなかった場合には、収集申し込みをしなければならず、翌月まで捨てられなくなってしまいます。
2.ゴミ処理施設に持ち込み処分する
地域ごとに決められているゴミ処理施設への持ち込み処分で捨てることもできます。
自治体の管轄なので、処分料金は戸別収集と変わらないか安いのが特徴です。
処分料金は「品目別」と「重さ」によって決められていますが、プリンター1台当たり100円~200円くらいで捨てられます。
市区町村名 | 料金 |
世田谷区 | 200円 |
横浜市 | 200円 |
名古屋市 | 200円 |
福岡市 | 140円 |
持ち込み処分の流れ
処理場への粗大ごみ持ち込みの基本的な手順は、次の3ステップです。
1.ごみ処理場に連絡して申し込む
2.処理場に持ち込む
3.窓口で料金を支払って引き渡す
処分場によって手順はかわります。たとえば、予約がいらない処分場もありますし、処分料金の支払いは事前に粗大ゴミ処理券を購入することと決めていることもあります。
3月下旬や4月上旬の引っ越しシーズンは混雑が予想されるので、初めて利用する方はお住まいの役所やゴミ処理施設へ問い合わせると安心です。
持ち込み処分の注意点
持込処分は戸別収集よりもさらに安い代わりに注意事項があります。
「注意点」
・受付時間は平日9:00-17:00の処理場が多い
・個数制限があるゴミ処理場もある
・住んでいる方しか持込できない
・自分でゴミを下ろさなければならない
特に注意すべき点は「住んでいる人しか持込できない」という点です。たとえば、県外に住んでいる子供が実家にあるプリンターを捨てるときには、実家に住んでいる親と一緒でなければ持ち込みを断られてしまいます。受付では本人確認があるため、市区町村外に住んでいる方は持ち込みできません。
3.プリンターを不燃ごみで捨てる
粗大ごみの規定サイズよりも小さいプリンターやプリンターを不燃ごみとして捨てるよう定めている自治体では粗大ゴミではなく、不燃ごみで捨てられます。
持ち運び用に作られたモバイルプリンターや家庭用であっても不燃ごみの袋に入るプリンターがこれに当てはまります。
ただし、大きさに関わらずプリンターを粗大ゴミと決めている自治体では、不燃ごみや可燃ごみとしては捨てられません。
不燃ごみで捨てるなら粗大ごみの様に別途料金や手続きの必要はないので、ゴミ袋代だけの数十円程度で処分できます。
自分の地域でプリンターが何ゴミに指定されているのかは、自治体のサイトやゴミの出し方ガイドブックから確認しましょう。
4.不用品回収業者で捨てる
不用品回収業者に依頼して、プリンターを回収してもらうことも可能です。粗大ごみに出すよりも費用はかかりますが、電話で申し込むだけで済み、自分で運び出す手間がないのがメリットと言えます。
不用品回収業者でのプリンター引き取り料金は4000円くらいからです。
プリンターの処分費用1000円のほかに、出張料金として3000円くらいかかりますが、同じ地域内の業者を選ぶと、車両ガソリン代を削減できるため、出張料金から1000円くらい値引きされる場合もあります。
出張料金は1回の訪問につき1回しかかからないので、プリンター以外にもパソコンデスクやゲーミングチェアをまとめて引き取ってもらいたい方にはお得になります。
不用品回収業者の流れ
不用品回収業者にプリンターの処分を頼む場合は、以下の3ステップとなります。
1.電話やメールで問い合わせ
2.見積もり、予約
…プリンター1点だけの回収なら、電話だけで見積もり金額を出してもらうことが可能です。一方、引越し時にパソコン周りのデスクを合わせて回収してほしい場合など、複数品目を依頼する時には、電話だけでは見積もり金額を出せないケースも見られます。
3.回収作業、支払
…回収日当日には、自分は見ているだけで構いません。配線の取り外しや梱包もすべてスタッフがおこないます。
現金の他にクレジットカードやPaypayでの支払いができる不用品回収業者も増えています。
5.家電販売店でプリンターを捨てる
家電販売店の引き取りサービスを利用して捨てることもできます。
買い替えであれば、下取りサービスとして無料で手放せますし、廃棄処分であっても550円程度で捨てられるので自治体で捨てる場合とさほど変わりません。
営業時間内であればいつでも受け付けてくれる点は粗大ゴミでの持ち込み処分よりも便利です。
「家電販売店での処分料金」
家電販売店 | 料金(税込み) |
ビックカメラ | 0円 (店舗限定、ネット購入不可) |
エディオン | 550円 (一部店舗対象外) |
ケーズデンキ | 1,100円 |
ヤマダデンキ | 1,100円 (店舗持ち込み) |
ジョーシン | 550円 |
ヤマダ電機では、指定のダンボールに詰めるだけで1箱1650円(税込)で回収してくれる「一括回収プラン」もあり、売り場係員に申し込むと利用できます。
出張費は別途かかる
家までプリンターだけを取りに来てもらうときには、出張料金が別途かかることもあるため注意しましょう。
たとえば、ケーズデンキでは、引き取り代金1100円のほかに、3,000円以上の出張費がかかります。ただし、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの特定4品目の購入・引取りを同時に希望して、自宅に配送してもらったとき一緒にプリンターを回収してもらうような場合には、追加引き取り料金は550円(税込)となります。
キャノンのらくらく買替便
プリンタメーカーのキャノンでは「キャノンのらくらく買替便」というプリンターの下取りサービスをしています。
キャノンのプリンターを買い替える方限定ではありますが、送料も無料で引き取ってもらうことができます。
利用手順
1.キャノンオンラインショップに会員登録
2.キャノンオンラインショップのサイトから新品購入
3.購入商品が到着した後で下取り申し込み
4.処分したいプリンターを梱包して集荷を依頼
プリンターだけではなくインクもまとめて引き取ってくれる点も注目すべきサービスです。
6.リサイクルショップで売る
プリンターをリサイクルショップで買い取ってもらう捨て方もあります。
買取相場価格は、インクジェットプリンターの場合はEPSON、CANONなど大手メーカー商品でも10,000円以下になることが多いです。しかし、元値が70,000円以上する高機能機種では、20,000円程度で買取されるケースも見られます。
持ち込む前に店舗にプリンターの査定の可否を確認しておくことをおすすめします。買い取られなかった時には持ち帰って、処分方法を探さなければならないからです。リサイクルショップで需要がないと判断されたプリンターは無料でも引き取ってもらえません。
人気機種で正常に動くプリンターであれば、リサイクルショップに持ち込み査定してもらいましょう。
売れるプリンター
一般的には、レーザープリンターのほうがインクジェットプリンターよりも高値で買取されやすいです。レーザープリンターのほうが静音で動作し、仕上がりがきれいであるためです。買取可能メーカーはEPSONやCANON、ブラザー、NEC、パナソニック、DELLなど多岐に渡ります。
スキャナやファックスなどの機能が付いている、複合機型プリンターのほうが高価買取される傾向があります。高価での買取を希望する場合には、動作に問題がないことがほぼ必須と言えるでしょう。
インクが入っていないとジャンク品扱いになってしまい、買値が大幅に下がるおそれがあります。付属品もそろえて売却するほうが、高額査定につながりやすいです。
プリンターは新品でも数千円程度で購入できる商品が多いため、買取しても利益が出づらく、高値での買取は難しいのが実状と言えます。
7.フリマアプリ・ネットオークションで売る
買取業者やリサイクルショップでは買い取られなかったプリンターでも、フリマアプリやネットオークションに出品すると売買が成立する場合もあります。
メルカリやラクマなどのフリマアプリやヤフオクなどネットオークションは「全国のプリンターが欲しい人」に向けて買い手を探せるからです。
フリマアプリでのプリンターの出品相場は 8,000~20,000円とリサイクルショップでの買取価格よりも高いのが特徴です。
自分で取引連絡や発送し、送料まで考慮した値付けをしなければならないのでリサイクルショップで売るよりも工数が多いことが理由でしょう。
売却の手順
1.サイトに登録
…使いやすいフリマアプリやオークションサイトに登録します。
2.出品
…プリンターの写真と商品の詳細を入力します。
3.発送
…梱包し、発送します。
壊れていても売れる
リサイクルショップでの売却とは異なり、古い方や壊れているプリンターでも売れることがあります。
ユーザーの中にはリユース業者が増えていることが理由です。
リサイクルやリユースを目的とした業者が壊れているプリンターを低価格で購入し、自身で修理した後で中古品として販売していることもあります。
「壊れていても売れる例」
・通電しかしない
・タッチパネルが反応しない
・給紙ができない
・印刷がかすれる
正常に動かないプリンターを出品するときには、「ジャンク品」や「不良品」と商品名や商品説明欄に記載すると、誤って購入されるリスクが減ります。
8.プリンターを寄付する
NPO法人もったいないジャパンなどプリンターの寄付を受け付けている支援団体もあります。
寄付されたプリンターは、国内の福祉施設や発展途上国への物資支援、または支援団体の事業所で使う機器として有効活用されます。
プリンターとしてそのまま再活用される場合と、寄付したプリンターが現金化されたて支援金として活用される場合があります。
寄付できるプリンターの条件は団体ごとに違いますが、「発売から5年以内のプリンターで、未故障品に限る」などの条件が付いていることが多いです。
送付する前に団体宛てに電話や問い合わせフォームなどで連絡し、寄付を受けつけているか確認を必須とする団体もあります。
プリンターを寄付するときには、本体をきれいな状態にしてから梱包します。コード類や説明書、付属品なども取りそろえてから送りましょう。福祉施設など寄付先での再使用や、チャリティオークション等で出品できるプリンターが求められるため、商品価値のある状態にしてから寄付することが重要です。
捨てる前の4つの注意事項
プリンターを捨てる前に、次の3点を必ず確認します。
1.データの削除
プリンター内のデータを削除し忘れると、個人情報や印刷データといった保存データの流出トラブルを招くおそれがあります。本体にハードディスク、メモリーが搭載されているプリンターの場合は、電話帳・住所録などのデータや、印刷履歴が保存されていることがあるため、本体操作でデータ削除を選択します。
業務用プリンターなどで機密情報を完全に削除したい場合には、本体操作による削除だけでは、リスク対策としては不十分と言えます。なぜなら、特殊なソフトを使えばハードディスク内のデータを復元できるためです。データ消去証明書を発行できるようなデータ処理専門の業者に消去してもらうことをおすすめします。
また、USBメモリーやSDカードをプリンターに挿入したまま誤って処分するケースが見られます。記録媒体の中に保存されている文書やデータの流出・喪失を防ぐために、記録媒体が入っていないことを確認してからプリンターを処分しましょう。
プリンターにスキャナやファックスなどの機能が付属した複合機型プリンターの場合には、スキャナ部分に書類原本を入れっぱなしにしたままプリンターを処分して、重要書類を紛失するケースもあります。スキャナ部分や給紙トレイを確実に空にしてから、プリンターを廃棄することが大切です。
2.インクやドラム付属品を取り外す
プリンター内部には、インク(またはトナー)のカートリッジや、トナー印刷のためのドラムユニットが内蔵されています。これらは消耗品であり、交換のために簡単に取り外すことが可能です。リサイクル目的で回収している場合があり、郵便局などに回収ボックスが設置されています。リサイクル費用はかかりません。これらの付属品は取り外さずにプリンターごと処分することもできますが、環境保全のためにも取り外してリサイクルすることをおすすめします。
一方、プリンターを買取に出す場合には、インクカートリッジなどの付属品がないとジャンク品扱いになって価値が下がってしまうため、取り外さずに持ち込むことをおすすめします。
3.事業用のプリンターの捨て方
事業用のプリンターは粗大ごみや不燃ごみでは排出できません。
会社で使っていたプリンターは「産業廃棄物」となるため、一般から出る家庭ごみではないからです。
「事業用プリンタ―の捨て方」
・産業廃棄物処理業者に依頼
・不用品回収業者に依頼
・メーカーに引き取り依頼
処分したい事業用プリンターが固定資産になっている場合には、経費処理も忘れず行いましょう。
4.悪徳業者に注意
不用品回収業者には、残念ながら不法投棄や高額請求などをする悪質業者も混在しているのが実状です。業者選びの際は、以下の3点を満たすことを確認することをおすすめします。
・必要な資格許可を持っている
・見積もりが相場価格である
・スタッフの対応が良い
一般家庭の不用品を回収するには、「一般廃棄物収集運搬業許可」または「古物商許可」が必要です。自社で一般廃棄物収集運搬許可を取っていない場合でも、許可のある別業者と提携していれば問題ありません。
見積もり金額が相場とかけ離れている業者は避けます。高額請求はもとより、安すぎる業者も要注意です。当日に追加請求されたり、無茶なコストカットの末に不法投棄をされたりする危険があるためです。
また、スタッフのマナーや態度は、会社の経営状態や方針を反映する指標と言えます。申し込みの時点で不快感・不信感を抱かせるような対応をするスタッフのいる業者は、選ばないほうが安心です。
あわせて読みたい
不用品回収業者の選び方とトラブル事例・対処方法
プリンターの買い替え目安
プリンターの故障や不調によって、買い替えを検討するときのポイントを紹介します。メーカーや販売店の保証期間内ならば、無償修理が可能な場合もあるため、買い替え前に保証書を確認すると安心です。
法定耐用年数が5年
プリンターの寿命は目安5年と言えます。なぜなら、事業用プリンターの法定耐用年数が5年と定められているためです。法定耐用年数とは、法律で定められた機器・物品類の利用可能期間のことです。事業用途で購入されたプリンターは減価償却資産として、法定耐用年数をもとに年間の費用が計算されることとなります。
部品保有期間が5年
プリンターの部品保有期間が販売修了後5年間と定められていることも、寿命を5年とする理由の一つです。販売修了から5年以上経っていると、修理対応に用いる部品の在庫がなくなっている場合があり、修理できない場合があります。もしも購入後5年未満のプリンターが故障した場合には、新品を購入するよりメーカーで修理するほうが安くなる可能性があります。
耐用枚数を超えた
家庭用インクジェットプリンター耐用枚数は目安2万枚であり、使用年数が5年未満であっても毎日30枚以上印刷するのであれば、耐用枚数を越える場合があります。
耐用枚数を越えるとヘッド部分が消耗して印刷不良が起こりやすくなります。
プリンター買い替え3つのサイン
プリンターの調子が悪くなったら買い替えのサインです。簡易的な対処法をしても改善されない時には修理に出すよりも買い替えた方がコストパフォーマンスがよいこともあります。
1.きれいに印刷されない
カスレやすじが入るなどの印刷不良が頻繁に起こってきたら、プリンターの買い替えサインです。
ヘッドクリーニング操作を2回程度行っても印刷不良が改善されなければ、内部でつまりが起こっていて分解や修理をしなければ解消できません。
プリンターの修理には出張費用も含めて10,000円以上かかります。
メーカーの保証期間が切れていて、印刷の不調が続くのであれば買い替え時でしょう。
2.紙詰まりが多くなった
紙詰まりや用紙送りの異常が多いときも買い替えサインの一つです。
用紙送りローラーの汚れ・劣化が起きている可能性が高いからです。ローラーはゴム製なので、何もしなくても劣化していきます。
ホコリが付着して、吸着力が落ちていることも考えられます。
紙詰まり解消法として販売されているのが、ローラーの汚れを付着させる「クリーニングペーパー」です。
家電販売店で700円程度で購入できるので、紙詰まりだけが気になるのであれば使ってみる価値はあります。
3.異音がする
正しく可動パーツを閉じているのに異音がする場合も、故障の可能性があります。
特に注意したいのは以下の音です。
「気になる音」
・ゴォォォ(背面パネル)
…放熱用のファンが劣化していることが考えられ、修理や交換が必要です。
・キュルキュル
…内部のローラーゴムが摩耗していることが考えられます。専用の液体クリーナーをつかって、グリップ力を高めることもできますが、耐用年数を超えているときには修理やパーツの交換が必要になります。
プリンターは小型家電リサイクル対象
プリンターを小型家電と定める自治体もあり、その場合には自治体ルールに従って、小型家電として処分することとなります。
小型家電リサイクルとは
小型家電は鉄、アルミ、金、銅、レアメタルなど価値のある金属を含んでいるため、リサイクルすれば貴重な資源となります。そのため、小型家電を回収して適切にリサイクルし、金属資源を再生するための法律として、小型家電リサイクル法が2013年に施行されました。
具体的には、携帯電話、パソコン、プリンター、ゲーム機、デジタルカメラ、炊飯器、ドライヤーなどが小型家電として扱われます。自治体によって小型家電の回収方法は異なっており、回収ボックスを設置していたり、ごみ回収日の区分に「小型家電」を設けていたりとさまざまです。
回収品目についても自治体ごとに異なり、プリンターを小型家電の回収品目に含んでいない自治体もあります。自分の住む自治体のルールを確認し、ルール通りに捨てることが重要です。
小型家電のリサイクル率44%
一般社団法人産業環境管理協会資源・リサイクル促進センターによると、回収された小型家電の約44%がリサイクルされており、約17%はリユース、約30%は埋めたて等、約9%は海外への売却等で処理されています。(参考:使用済み小型家電のゆくえは?|一般社団法人産業環境管理協会資源・リサイクル促進センター)
リサイクル可能な小型家電からは、鉄、銅、アルミニウム、金、銀など有用な金属を取り出されます。例えば、鉄はエアコンの熱交換器や洗濯機の洗濯槽などの素材となり、アルミは二次合金としてエコカーの部品などとして活用されます。金は、精密工業製品の部材などに使用されます。
不用品回収業者の引き取りが簡単で早い
・粗大ごみ取集日まで待てない
・プリンター以外にもまとめて捨てたい
・手続きとかめんどう
という方には不用品回収業者での処分が向いています。
もちろん、粗大ごみ収集で出すときと比べると費用は高くなりますが、それ以上の便利さが魅力です。
不用品回収業者でプリンターを処分した方の口コミをご紹介します。
プリンター回収の口コミ
場所:さいたま市
回収品:プリンター1台
作業時間:5分
不用品回収を選んだ理由:早く捨てたかったから
とにかく早く捨てたくて、不用品回収業者の利用を決めました。
最初は料金が安い「粗大ごみ収集」で捨てる予定で申し込み予約をしたのですが、私の地域では1か月後になってしまうとのこと。
そのあとも家電販売店に持ち込もうかなとかフリマアプリで売ろうとかいろいろ検討しているうちに、気がつけば2か月も経っていました。
こんなことなら粗大ごみ収集に出した方が早かったのに…。と。
このままではいつまで経っても捨てられないと思ったので、思い切って不用品回収業者に連絡しました。
初めての利用だったのですが、サービスの充実に驚きました。
パソコンデスクの下に置きっぱなしの状態から、スタッフの方が運び出してくれました。
回収したプリンターはリユースされるとのことです。
今まで2か月以上捨てられなかったプリンターを5分で手放せるなんて。
もっと早くにお願いすればよかったです。
(さいたま市・女性・36歳)
プリンターと不用品の回収口コミ
場所:名古屋市
回収品:プリンターと机、椅子、こまごました不用品、大量の本、本棚
作業時間:10分
不用品回収を選んだ理由:まとめて引き取ってほしかったから
引っ越しの時に利用しました。
主人が突然転勤を言い渡されて、引っ越しでばたばたしていたので、まとめて引き取ってくれる不用品回収業者にお願いしました。
次の家は今よりも狭くなるため、書斎の家具や家電もまとめて捨てることに。
スタンドライトや机、本など地域のゴミの日で出すのもめんどうだったので、助かりました。
細々したものは業者さんが持ってきてくれたダンボールにまとめてくれたので、私は見ているだけでした。
引っ越しでいらないものが出そうなので、またお願いしようと思います。
(名古屋市・女性・40歳)
プリンターの捨て方まとめ
<プリンターの捨て方は8つある>
1.粗大ごみ収集でプリンターを捨てる
2.ゴミ処理施設に持ち込み処分する
3.プリンターを不燃ごみで捨てる
4.不用品回収業者で捨てる
5.家電販売店でプリンターを捨てる
6.リサイクルショップで売る
7.フリマアプリ・ネットオークションで売る
8.プリンターを寄付する
・安く捨てたいなら、粗大ゴミとして捨てるといい
・早く捨てたいなら、不用品回収業者を選ぶといい
・時間に余裕があるなら、売るという選択肢もある
<買い替えのサイン>
・プリンターの平均寿命は5年だが、使い方によっては3年未満のこともある
<注意点>
・USBやSDカード、原本、内蔵されたデータは捨てる前に抜く
・インクは別で捨てる
・事業用プリンターは粗大ごみでは捨てられない
・不用品回収の悪徳業者に注意
テレビ|洗濯機|冷蔵庫|マッサージチェア|ベッド|学習机|電子レンジ|座椅子|プリンター|炊飯器|物置|消火器|畳|カーペット|日本刀|布団|自転車|本|金庫|カラーボックス|衣装ケース|スーツケース|婚礼家具|家財整理|ぬいぐるみ|物干し竿|毛布|食器|位牌|エレクトーン|灯油|家具|扇風機|ゴミ箱|トースター|チャッカマン|スプレー缶|マニキュア|発泡スチロール|ハンガー|カーペット|鏡|ゴルフバッグ|フライパン|ガスボンベ|ガスコンロ|ビーズクッション|土|コーヒーメーカー|ウォーターサーバー|靴|保冷剤|ヘアアイロン|ライター|タンス|室外機がうるさい|ペンキ|体重計|石油ファンヒーター|タイヤ|