1週間以内にベッドを処分する方法!引っ越しや急いでいる人向け!
ベッドを処分したい時に「何から始めればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
ベッドを処分する時は引越しや転勤など人生で数回しか経験しないものですし、場所が変われば処分のルールも変わるので、戸惑ってしまって当然です。
・自分でベッドを運び出せない方
・1週間以内にベッドを処分したい方
・家から出ることなくベッドを処分したい方
このような方のために、この記事では簡単に早くベッドを処分する方法を中心にご紹介します。
安く処分する方法と比較し、自分に合っているベッドの処分方法を選択すると後悔せずに捨てられます。
ベッドは粗大ゴミ?
ベッドは8割以上の自治体で「粗大ゴミ」に分類されますが、一部の自治体では「適正処理困難物」に指定されています。
粗大ゴミの定義は自治体によって違いがあり、主に大きさや材質によって分けられています。
例えば東京23区では1辺の長さが30cmを超える家庭から出る不用品を粗大ゴミとしているので、ベッドの中で最も小さいベビーベッドであっても粗大ゴミになります。
一部の自治体では1辺の長さが180cmを超える不用品を「適正処理困難物」に指定し、戸別収集や持ち込み処分を禁止しています。180cmを超える粗大ゴミは収集車に収まりきらないので適正処理困難物に指定される場合があります。
クイーンサイズやキングサイズのベッドの場合、縦の長さが2mを超えることもありますが、ベッドであれば粗大ゴミとして収集してくれる自治体が多いので、収集予約時に確認する必要があります。
1.不用品回収業者で処分する
不用品回収業者を利用して廃棄処分する方法を選ぶ最大のメリットは、簡単に早くベッドを捨てられることです。
引越しで処分期日が迫っている方やベッドが壊れてしまい、すぐにでも処分したい方におすすめの処分方法です。
1-1.費用と内訳
不用品回収業者に依頼した場合の費用は8000円程度です。
この料金には「出張費用」「人件費」「車両代」「搬出費用」「処分費用」などベッドの処分に必要なすべての費用が含まれています。
自治体で処分する時の粗大ごみ処理手数料と比べると高く感じますが、家から運び出してくれますし、早いと依頼した当日に引き取りに来てくれます。
損害保険に加入している不用品回収業者に依頼すると、搬出時に壁や床を傷つけた場合にも保障してくれるので友人に頼んで運び出してもらうよりも安心できます。
1-2.価格交渉と適正価格
不用品回収業者に依頼してから回収してもらうときは、気に入った不用品回収業者に収集予約を入れるだけなのでとても簡単です。ベッド1台程度であれば電話でも見積もりし、金額を提示してくれます。
ベッド1台の回収相場価格は8000円~10000円です。
この料金から3000円以上離れていなければ適切な価格を提示してくれていると考えて、見積りと同時に回収してもらっても問題ありません。
電話で回収の希望条件を伝えた時に5000円以下の料金を提示された時には、回収当日に追加料金を請求される可能性もあります。回収料金は高すぎても安すぎても信用してはいけません。適正価格から大きく外れた時にはその理由を聞いてみましょう。
安い理由として、
「不用品回収業者と引取先が近いので、移動時間がかからない」
「閑散期でトラックとスタッフが空いているから」
など納得できる理由があれば問題ありません。
積み放題プランを利用
ベッドの他にもマットレスや学習机、空気清浄機、冷蔵庫など大型の家具・家電5点以上の粗大ゴミを収集してほしい時には不用品回収業者が独自で設定している、積み放題プランを利用すると支払金額が安くなることもあります。
ベッドを含む回収の場合には幌付きの軽トラックか1tトラック以上のサイズでなければいけません。ReLIFEに掲載されている不用品回収業者では30000円~50000円程度が相場価格です。
不用品1点ずつの処分料金を支払う場合と比べて10000円以上安くなりこともあります。
1-3.事例と口コミ
不用品回収業者を利用してベッドを処分した方の事例と口コミをご紹介します。
<事例1.引越しで慌てて依頼>
23歳女性・社会人1年目・東京都世田谷区
費用 | 10000円(出張費用3000円、処分料金7000円) |
スタッフ | 2名 |
作業時間 | 1時間 |
ベッドの種類 | 引き出し付きシングルベッド |
利用時期 | 2020年10月 |
予約から回収までにかかった時間 | 1日 |
スタッフが事務所に戻ってきてその日回収した不用品をトラックから降ろし、仕分けをしていると電話が鳴りました。「お電話ありがとうございま…」のあたりで、女性がとても慌てた声で「ベッドを捨てたいんです!」と勢いよくお願いされました。
希望を聞く間に次第に落ち着かれて、状況を説明していただきました。
1か月前に会社で転勤辞令が出て、引越しの手配は住んでいたそうですが、本日次に入居予定の部屋にベッドがついていることを知らされたとのことでした。
引越しは1週間後でそれまでにベッドを捨てたいとのことでしたので、お電話で見積もり金額を伝え訪問と同時に再度見積もりし、納得いただければその場で回収することになりました。
回収するベッドは下に引き出しがついたベッドでしたので、室内で解体してから搬出いたしました。今回の引き出し付きベッドは金属のネジで止められているタイプでしたので解体時間は30分程度で済みました。
木ネジが使用されているベッドの場合は接着剤が使用されているので、解体時にはハンマーで壊すことになります。その場合も室内が傷つかないように下に毛布を敷いて作業はしますが、騒音で近隣の方にご迷惑をかけることになりますので、作業時間を日中に指定することがあります。
ReLIFEにいただいた口コミ
引越しまで時間がなくて急いでいたので電話をかけた翌日に来てくれたのは本当に助かりました。解体作業後に運び出す時も毛布で包んでくれたので、壁や床が傷つくこともありませんでした。
不用品回収業者を利用しなければ大きなベッドを新居に2つ入れなければならないところでした。解体中には引っ越しに向いている家具、向いていない家具の説明もしていただけて、これからの家具選びの参考にしたいと思います。
解体作業も必要だったので追加料金が発生するかと思ったのですが、それも含めて見積もり金額を提示してくれていました。
<事例2.2段ベッドの回収依頼>
費用 | 12000円(出張費用3000円、処分料金9000円) |
スタッフ | 2名 |
作業時間 | 1.5時間 |
ベッドの種類 | 2段ベッド |
利用時期 | 2020年8月 |
予約から回収までにかかった時間 | 1日 |
2階にある二段ベッドの回収依頼があったので、見積りと同時に回収に行かせていただきました。子供用の二段ベッドはお子様が1人でも独立されるタイミングで不用になりますが、処分には解体作業が必須なので回収依頼が多い不用品の一つです。
戸建ての場合2階を子供部屋にされているご家庭も多いため、ベッドの搬出に悩まれる方も多いです。
二段ベッドの回収では解体してから搬出します。
解体作業時には取扱説明書は紛失していることが多いので、スタッフの経験が重要です。順番を間違えるとバランスが崩れて、床や壁を傷つけてしまうので、作業に慣れていない方は解体だけでもプロに任せる事をおすすめしています。
ReLIFEにいただいた口コミ
2階の子供部屋を自分の洋裁部屋にするために二段ベッドの回収をお願いしました。私も主人も腰を痛めているのですが、65歳以下ですので運び出し補助制度を利用できる条件に当てはまっていないので、自分で解体集積所まで運び出さなければならないので引き取りに来てくれるのは本当に助かりました。
不用品回収業者は自治体で処分するよりも高いと聞いていたので、3社くらいから料金を聞いて比較しようと思ったのですが、こちらのスタッフさんの話し方がとても誠実だったので1社目で決めました。
料金相場は10000円~15000円なので妥当だと思います。家に入って作業していただくので1000円くらい高くてもいいスタッフさんが来てくれるところを選ぶといいかと思います。
1-4.不用品回収業者が引き取れないベッド
不用品回収業者でも衛生的にひどく汚れているベッドは回収してもらえないことがあります。例えば、ベッドの上で亡くなられて体液が染み込んでしまっている場合です。
一般廃棄物収集運搬許可を取得している不用品回収業者であれば「ゴミ」として引き取れますが、この許可を自治体から受けていない不用品回収業者は一般家庭から「ゴミ」を引き取れません。遺品整理や孤独死後の整理で体液や排泄物が染み込んでいる場合には一般廃棄物収集運搬許可を持っているか、提携している不用品回収業者を選びましょう。
1-5.不用品回収業者の選び方
不用品回収業者は選び方を間違えると相場料金以上の金額を請求されたり、不法投棄をされることもあります。不用品回収業者が資格を取得しているか、実績があるのかなどを確認してから依頼しましょう。
これらの準備を怠ると悪質な不用品回収業者に依頼する可能性が高まります。
詳細は【不用品回収業者の選び方】をご覧ください。
ReLIFEでは掲載する時に代表者様に資格やスタッフ人数、力を入れていることなどを丁寧にヒアリングして、誠実にお客様の依頼に応えてくれる不用品回収業者のみ提携しています。
2.粗大ゴミで処分する
自治体での粗大ゴミ収集日にベッドを処分する方法は安価で処分できるので、よく利用されています。不用品回収業者に利用する場合と比べると、収集申し込みや搬出など工程が多く面倒ですが安く処分できます。
粗大ゴミとして処分する時には戸別収集と持ち込み処分の2通りがありますが、持ち込み処分は受け付けていない自治体もあります。例えば東京23区ですと、持ち込み処分ができる自治体は9区しかありません。
2-1.戸別収集で処分する
粗大ゴミの戸別収集日は地域によって細かく分けられていますが、月に1回くらいしかありません。申し込みの締め切りは収集日の7日以上前に設定されているので、時間に余裕をもって申し込みます。
戸別収集でベッドを処分する手順は「申し込み予約」、「粗大ごみ処理券の購入」、「集積所に搬出する」という流れです。東京や名古屋など都市部では粗大ごみ処理券は家の最寄りの商店やコンビニで購入できますが、地方では役所の窓口で申請と同時に粗大ごみ処理手数料を納付することもあります。
戸別収集でベッドを処分する料金は400円~2000円です。
運び出し補助制度
65歳以上の高齢者や障がい者だけで構成される世帯では粗大ゴミを室内から集積所まで運び出してくれる「搬出補助制度」を設けている自治体もあります。東京23区ではすべての自治体でこの制度があります。
制度の利用には証明書などが必要ですので、1人暮らしの女性など条件に当てはまらない方は利用できません。
2-2.持ち込み処分する
自分でベッドを粗大ゴミ処理場へ持ち込み処分する方法で、自分で運ぶため戸別収集時よりも処分料金は安くなります。東京23区では処分料金は戸別収集の半額になります。
自治体によっては処分料金が重さによって決められている場合もあり、100kgまでは無料で処分してくれる、10kgごとに100円などいずれも安く処分できます。ベッドは重くても50kg程度なので500円以下で処分できます。
平日の9時から17時の間で持ち込み受け入れをしているところが多いですが、世田谷区の処分場は土曜日、日曜日に限り受け付けています。
家具販売店・引越し業者の引き取り
家具販売店
一部の家具販売店では同等の家具を購入した場合に限り、引き取りサービスを実施している店舗もあります。例えばニトリや無印良品、通販サイトディノスではオンラインでベッドを購入した場合、配送と同じタイミングで古いベッドを引き取ってくれます。
引き取り料金として3000円程度かかりますが、室内から運び出してくれますので不用品回収業者と比較しても安く、便利です。ただし、午前中の配送は受け付けてくれないので配送業者のタイミングに合わせることになります。
引越し業者
引越しと同時にベッドを処分したい時には不用品の引き取りサービスを行っている引越し業者に依頼する方法もあります。引越しの日通では事前に申し込みをした場合に限り、不用品の処分をしていますが、地域によっては対応していません。
また、ベッドの処分料金が記載されていないので比較しづらいです。
サカイ引越センターでは不用品の買取はしていますが、処分は行っていません。ベッドは買取対象外です。
ベッドの処分方法まとめ
ベッドを処分する方法は大きく分けると2通りしかありません。
1つ目は自治体で処分することで2つ目は民間の業者を利用することです。
自治体での処分方法は値段が安い分、手続きが多く、処分までに最低でも2週間以上時間がかかります。引越しで期日が迫っているときには不用品回収業者や引越し業者、家具販売店など民間業者を利用します。
処分期日まで時間がなくても慣れないベッドの分解や解体作業をして燃えるゴミや燃えないゴミに出すのは怪我のリスクも高まり、おすすめできない方法です。
時間と体力、人手に余裕があるなら戸別収集は安く処分できるのでおすすめのベッドの処分方法です。時間・体力・人手どれか1つでも欠けているときは不用品回収業者に回収依頼をする方が処分後の満足度が高いです。