豆知識

リノベーション

廃校をリノベーションした宿泊施設が今大人気!

日本では近年宿泊施設が増加しており、より宿泊客数を増加させるためにオンリーワン化が進んでいます。
中でも大注目となっているのが、古い建物をリノベーションした宿泊施設です。


これまで全く違った目的で利用されていた建物を宿泊施設にリノベーションすることで、一般的な宿泊施設のイメージを覆す斬新な雰囲気にすることができます。

廃校をリノベーションした宿泊施設とは

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近年様々な建物がリノベーションされて宿泊施設に生まれ変わっていますが、中でも最も多いのが廃校をリノベーションした宿泊施設です。
ここでは廃校を利用した宿泊施設ならではの魅力に迫ります。

廃校をリノベーションして宿泊施設や店舗にする「再生プロジェクト」が推進されている

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全国でも多い例が廃校をリノベーションした宿泊施設です。少子高齢化が進む影響で、都市部から離れた地域では小学校や中学校が多く廃校になっているのが現状です。


2016年には年間406校、2017年には年間358校が廃校になっています。このように毎年多くの学校が廃校になっているのを受けて、廃校後の建物の再利用プロジェクトが推進されています。

生徒数が少なく廃校になった後の建物を取り壊すとなると簡単なことではありません。大きな建物なのでその分費用も掛かりますし、昔ながらの鉄筋コンクリート構造が多いため解体作業に手間が掛かってしまいます。


このようなことから、廃校後に取り壊さず違う目的の建物に生まれ変わるリノベーションが増加しています。廃校は建物が大きいことから、様々な目的として利用しやすいと言えるでしょう。

廃校をリノベーションした宿泊施設で幼い頃の思い出を感じながら宿泊

廃校をリノベーションした宿泊施設は、日本に住む人なら誰でも親しみのあるノスタルジックな雰囲気が人気の理由です。幼い頃に通っていた学び舎を思い出し、懐かしく感じる人も多いでしょう。


廃校をリノベーションした宿泊施設の多くは、校舎を残したままにしていることが多いのが特徴です。教室や音楽室、理科室などに宿泊施設できるなんて不思議な感覚ですよね。

幼い頃の思い出話を楽しみながら宿泊できるのは廃校だからこそです。

廃校をリノベーションした宿泊施設は外国人観光客からも大人気

廃校をリノベーションした宿泊施設は、外国人観光客も多く訪れています。外国人観光客にとって、日本の魅力を感じられることが魅力となっています。


外国とは違った日本のノスタルジックな雰囲気を味わうには、廃校というシチュエーションがもってこいです。

また、廃校をリノベーションした宿泊施設は緑が豊かな自然の中にあるため、日本の大自然に癒される人も少なくありません。

廃校をリノベーションした宿泊施設では学校ならではのユニークな体験も魅力

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廃校に宿泊できることだけでも魅力たっぷりですが、更にユニークな体験ができる宿泊施設も増えています。
例えば農業体験や山菜採りが体験できます。

食事は給食をイメージしたものや地元の特産物を使用している料理が多く、その土地ならではの料理が楽しめます。学生の頃は当たり前に食べていた給食ですが、大人になると給食を食べる機会は滅多にありません。

そのため、給食を懐かしむ人も多く、これも廃校をリノベーションした宿泊施設の人気の理由のひとつです。また、プールや校庭をそのまま利用できる宿泊施設もあるため、より昔を思い出して楽しむことができるでしょう。


そのため、給食を懐かしむ人も多く、これも廃校をリノベーションした宿泊施設の人気の理由のひとつです。また、プールや校庭をそのまま利用できる宿泊施設もあるため、より昔を思い出して楽しむことができるでしょう。

廃校以外の建物がリノベーションされた宿泊施設

現在では廃校だけでなく、様々な建物がリノベーションされて宿泊施設として生まれ変わっています。どれも一般的な宿泊施設にはないオンリーワンの特徴があるため、人気の宿泊施設となっています。

廃校以外の建物がリノベーションされた宿泊施設①倉庫をリノベーション

使わなくなった倉庫をリノベーションした宿泊施設も全国にいくつかあります。
もともと倉庫には薄暗いイメージや寒いイメージがありますが、使われていない倉庫となるとよりその雰囲気が増します。しかし、倉庫はリノベーションすることでおしゃれな雰囲気にすることができる建物として注目されています。


無機質で男前なかっこいい造りは、倉庫をリノベーションしたからこそ生まれるものと言えます。倉庫をリノベーションした宿泊施設には、建物の広さを活かしてカフェやバー、レストランなどが併設されていることもあります。

廃校以外の建物がリノベーションされた宿泊施設②古民家をリノベーション

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使われなくなった古民家をリノベーションして宿泊施設として再利用する例も多くあります。古民家のリノベーションは空き家の解消にもつながります。現在日本では空き家問題が深刻化しており、空き家をリノベーションして様々な形で再利用するプロジェクトが活発に行われています。


古民家リノベーションでは、昔ながらの日本家屋の構造は残しつつ、快適に過ごせるような最新設備を導入しています。日本ならではのモダンな雰囲気を楽しむことができ、なおかつ最新設備で快適に過ごせることが人気を集めるポイントです。

古民家をリノベーションした宿泊施設の場合、ホテルや旅館と違って一棟貸しが多いのも特徴です。丸々一棟を借りる特別感もありますし、他の宿泊客に気を使うことなくのんびりとモダンな雰囲気を楽しむことができるでしょう。


古民家をリノベーションした宿泊施設は1日1組限定のところも多く、予約が殺到している人気ぶりです。

廃校以外の建物がリノベーションされた宿泊施設③美術館をリノベーション

これまで美術館として利用されていた建物を宿泊施設にリノベーションした例もあります。美術館はもともと個性的な造りの建物が多く、一般的な宿泊施設とは全く違う世界観が広がっています。


施設内の随所に美術館のアートな名残が残されており、非日常的な雰囲気の中でゆっくりとくつろぐことができるでしょう。美術館をリノベーションした宿泊施設は、宿泊目的だけでなく観光目的としても訪れたい場所です。

廃校以外の建物がリノベーションされた宿泊施設④京町家をリノベーション

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京町家とは、京都にある昔ながらの木造住宅のことで、独特の構造から日本の文化を感じられることができます。京都の奥ゆかしい雰囲気がたっぷりと詰まった京町家は近年リノベーションされて宿泊施設として利用されることが増えています。


昔ながらの趣のある京町家をリノベーションすることで、京町家の雰囲気を残しつつ快適に過ごせる空間となっているのが特徴です。

このように日本の文化を感じることができるため、日本国内だけでなく海外からの観光客も多く訪れています。京町家は宿泊施設だけでなく、カフェやレストランなど様々な形にリノベーションされており、現在ではリノベーションされた京町家は京都の新たな観光名所とも言えるほど大人気となっています。

廃校がリノベーションされた宿泊施設で童心に帰りながら休息を取りませんか?

全く別の目的で利用されていた建物をリノベーションした宿泊施設は、どれも元々の建物の特徴を活かした造りになっています。


学校や倉庫、美術館など普段は宿泊することができない施設に宿泊できることこそが最大の魅力で、施設内の雰囲気を楽しむことは観光のひとつになっていると言っても過言ではないでしょう。


今回紹介した宿泊施設以外にも、全国各地にユニークな建物をリノベーションした宿泊施設があります。
遊び心満載の宿泊施設は、これまで宿泊してきたホテルや旅館とは一味違った楽しみ方ができること間違いなしです。


旅行の際には、その土地のリノベーションされた宿泊施設を探してみると楽しいかもしれませんね。