犬猫の為のリノベーションアイデア!特性などと合わせてご紹介
色々な家族の形が増える中、最近ではペットのいるご家庭もグンと増えました。その中で、人間の良きパートナーとして長く愛されている代表的な犬や猫も、室外飼いから室内飼いなどへライフスタイルを変えています。
しかし、人間にとって暮らしやすい環境が必ずしも動物たちにとって暮らしやすい空間という訳ではありません。では、お互いに暮らしやすく快適に暮らすためにはどんなことが必要か、どのようなリノベーションアイデアがあるのかまとめてみました。
目次
犬が住みやすいリノベーションの為に知っておきたい事
まだオオカミの時代から、狩りなどの相棒として生活を共にしてきた犬。時代ごとに応じた品種改良などを経て、今では様々の種類の犬が一般のご家庭で愛されています。ここではワンちゃんの性格や性質についてまとめてみました
犬が好きなこと
①お散歩
元々群れで生活していた犬は、リーダーに従って歩くことに喜びを感じます。小さい犬は足腰が弱い為、完全に室内で飼うことを推奨している方もいらっしゃいます。しかし、動物の本能、お外の空気が大好きです。
②狭い場所が好き
穴倉で暮らした歴史があるので、狭い場所は落ち着くようです。大きく広いスペースは運動にとても向いてますが、休憩や睡眠には向いていないようです。
③穴掘りが好き
オオカミだったころ穴を掘って食べ物を隠したり、穴の中の冷えた土で涼をとっていた修正が残っています。今でもお庭の芝生をだめにしてしまうワンちゃんが少なくないようです。
④動くものを追いかける
主に、テリア系の犬種などはウサギやネズミなどの小動物を狩るため品種改良されているものも多くいます。そのような動物たちはちょこまか動くものを追いかける本能が残っています。また、ワンちゃんたちは音のなるボールやおもちゃがとても大好きです。
犬が苦手なこと
①暑い・寒いのが苦手
ワンちゃんは汗をかくことが出来ません。舌を出してはぁはぁと呼吸することで体温の調節押しています。
またその種類が生まれた地域などによって、毛の生え方なども違うので寒さなどに弱いことがあります。生まれた個体によって様々ですが温度管理は必須となります。
②さみしいのは苦手
群れで生活していた動物は基本的に一匹でいることに不安を覚えます。群れとはぐれた、群れを追い出されたと錯覚してしまうこともあるようです。お留守番の得意不得意もしつけの不十分だけでなく、性格によって違うようです。
犬が住みやすいリノベーションアイデア
上記のような性質を考え、マンションをリノベーションしたお宅が沢山あります。ペットだけの為ではなく、人間も心地よく暮らせるお部屋作りにはどのようなアイデアがあるのか、実際にリノベーションした方のアイデアなどをご紹介していきます。
犬が住みやすいリノベーションアイデア①床の材質に工夫
ベランダに面している床をタイル張りにしインナーバルコニーに。人間の居場所と違う材質にすることで犬が肉球から自分の居場所と感じることが出来ます。
タイルのひんやりとした肌触りで暑さ対策をし、自分の居場所があることで落ち着いて過ごすことが出来ます。
犬が住みやすいリノベーションアイデア②壁の少ない間取り
キッチンからリビングまでの無駄な壁を取り払い、犬の空間を自由に。人間からも犬の動きが良く見えるのでいたずら対策にもなります。さらにキッチンの壁をなくしアイランドキッチンやカウンターキッチンにすることで、お料理好きな奥様の動線もスムーズになります。
犬が住みやすいリノベーションアイデア③細かいスペースにこだわって
部屋の壁を取り払い、仕切りをファブリックの素材にしてペットの行き来を自由にしたり、階段下スペースをワンちゃんのお部屋にしたり不必要なスペースも活用できます。
犬が住みやすいリノベーションアイデア④玄関を広く、犬のための玄関
犬は毎日のお散歩がつきものです。室内で飼っている犬なら足を洗ったり、散歩グッズを置く場所などがあれば、なお快適に過ごせます。
玄関に洗い場を作ることでスムーズにお部屋に上がることが出来、スペースを広くとることで汚れて帰ってきた子供を着替えさせたり自転車等を室内に置くことも可能になります。
猫が住みやすいリノベーションで知っておきたい事
しぐさを見ているだけでも癒される猫との生活。甘えて寄ってきた猫を撫でていると、こちらまでうっとりした気分になってきます。かと思うと、スッと遠くへ逃げてしまったり気まぐれなところも猫の魅力。
個体差は多くありますが、こちらでは猫の特性をまとめてみました。
猫が好きなこと
日向ぼっこ
猫は日向ぼっこが大好き。お外の日向でごろんと寝転んでいる猫を見たことある方も多いことでしょう。
日向ぼっこは一見眠っているだけに見えますが、体温を上げる役目や、毛についたダニなどを駆除する役割もあるのだそうです。
高い所に登ること
猫を飼う上でマストになってくるのがキャットタワーの設置です。ジャンプや着地などの特殊な動きで運動不足を解消しています。この特徴は、木の上から獲物を探していたころの本能が残っているからだと言われています。
狭い場所が好き
犬と同様、猫も狭い場所がとても落ち着きます。ネズミや小さな獲物が狭い穴にいないかチェックしている、また、息をひそめて狙っているという子もいるのだそうです。
猫が苦手なこと
①自分の縄張りに入られること
猫は縄張り意識が強く、自分のスペースに入られること極端に嫌います。これは、飼い猫でも同様、自分の気が進むとき以外は自分のスペースでゆっくりしている子が多いようです。
②水が苦手
猫はもともと砂漠で暮らしていた祖先をもっていると言われています。お風呂好きな猫がテレビなどで特集されていることもありますが、本来はできれば濡れたくありません。
猫が住みやすいリノベーションアイデア
高い所が好きだったり、狭い所を好む猫の性質は、人間の子供にも通じています。そこで、猫にも人間の子供にも楽しく、快適に過ごせるようなマンションリノベした方のアイデアをご紹介します。
猫が住みやすいリノベーションアイデア①部屋の壁の上部を少し開けてみる
部屋の仕切り壁の上部を少し開ければ、猫の通り道や居場所できます。また、風通しもよくなるので人間の生活も快適になります。ロフトなどと合わせて設置することで子供の遊べる空間を作ることもできます。
猫が住みやすいリノベーションアイデア②本棚や飾り棚をキャットウォークと融合
猫を飼っているご家庭でよく目にするリノベーションの一つがキャットタワーです。お部屋の雰囲気に合わせて飾り棚と合わせたり、本棚などと一体になっているものも見かけます。
猫が住みやすいリノベーションアイデア③猫用トイレを隠し部屋に
猫のトイレは人通りが少なく、食事の場所から離れた場所が理想とされています。その為、猫のためにトイレ部屋を作ってあげる方もいるようです。さらに猫は砂の上に排泄をします。その為、猫の飼い主の多くが猫砂を利用しています。部屋が分かれている分、砂のお掃除等も簡単になり、人間と猫どちらにとっても心地よい空間ができます。
猫が住みやすいリノベーションアイデア④猫派でも犬派でも玄関フェンス
いきなりの来客に飛び出してしまう猫や犬は多くいます。最近では玄関に収納が出来るフェンスやゲートを取り付けるかもいるようです。外に出て行ってしまう危険を防ぐこともできます。
猫が住みやすいリノベーションアイデア⑤今や定番?猫のための小さな通り道
最近では愛猫家のお宅でかなり多くなったペットドア。簡単な物であればドアについているモノや、寝室のベッドの真横に扉を付けた方もいらっしゃるようです。
犬猫の為のリノベーションアイデアを活かして人間もペットも笑顔溢れる暮らしをしよう
犬や猫の特徴と共にお伝えしたペットが住みやすいリノベ―ション、ご参考になったでしょうか。動物と人間がより良く暮らすために出来るひと工夫をお部屋に取り入れて生活している方がたくさんいらっしゃいます。
いろいろな方のアイデアを参考に、自分だけのを素敵なお部屋で、大切なペットとの素敵な生活をしてみてはいかがでしょうか。