アメリカンヴィンテージリノベーションで中古一軒家を大変身!
日本の住宅と海外の住宅、どちらもそれぞれの気候環境・生活様式にあったデザインで生まれた住宅ですが、海外スタイルのカジュアルさやテイストに魅了される方は多いと思います。
もちろん日本の住宅文化には馴染みがありますが、映画の中に出てくるアメリカンテイストな住宅にも心動かされますよね。
ご自宅のリノベーションを検討している人には日本に住みながらも、海外スタイルの本格的な住空間を実現したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
「洋画の中に出てくるような一軒家に住みたい。」
「高い天井に天然木、自然でカジュアルなスタイルの暮らしがしたい。」
というニーズがある人は増えているように思います。
そこで、この記事では中古一軒家のアメリカンスタイルリノベーションについて説明します。
目次
アメリカンヴィンテージってなに?
住宅におけるアメリカンスタイルとは、文字通り西洋風の住宅のことを指しますが、その中にもアーリーアメリカンスタイル、ヴィンテージスタイル、カントリースタイル等様々な種類があることが特徴です。
特に近年では1950から60年代の「古き良き」アメリカを彷彿とさせるアーリーアメリカンスタイルの住宅が流行しています。
具体的にはカフェのような広々としたキッチン・高い天井・天井への吹き抜け・リビングを中心とした間取り天然木の床材・壁材・カバードポーチなどが特徴です。敷地が広い場合には、大きな庭やガレージなどがある場合が多く、外観的な特徴はシンメトリーな作りとツーバイフォーにあります。
基本的には、アメリカンスタイルの住宅は輸入住宅という括りで作られることが多いのですが、現在ではリノベーションでアメリカンスタイルを取り入れることも流行しています。
アメリカンヴィンテージなリノベーションのポイントとは
ここからは一般的な中古一軒家をアメリカンスタイルにリノベーションする際のポイントについて、様々スタイルはあるのですが、基本のアーリーアメリカンスタイルに沿って説明していきます。
アメリカンヴィンテージなリノベーションポイント①外観
部屋の中のみをアメリカンスタイルに変更することも素敵ですが、何と言ってもアメリカンスタイルの住宅の良さは印象的な外観です。
ラップサイディングという板を重ねたような外壁が特徴なので、リノベーションでは是非取り入れたい外壁ですね。詳しく説明すると、ラップサイディングとは、幅の細い板を1枚1枚ていねいに重ね張りして仕上げる工法です。日本では、「鎧張り」「下見板」「横羽目」などと呼ばれており、木造の伝統建築にも使われています。
現在では材料が特殊で日本の四季や気候の変化に対応できるような不燃外壁材も販売されており、昔と比べると安全性を担保した上で、比較的簡単にアメリカテイストの外壁を再現することができます。
アメリカンヴィンテージなリノベーションポイント②内装
特にアーリーアメリカンスタイルの内装は開拓時代のアメリカを思わせるログハウスのようなものをイメージしてください。
リノベーションでは、天然木やパイン材の床材を使用することで木のぬくもりを感じられるようなお部屋の雰囲気にすることができます。
壁紙等もホワイトやグリーンの淡いカラーを利用することで、優しく落ち着ける空間を作ることができます。
さらに、地方によっては暖炉などを設置すると、本場のアメリカンスタイルのようになるのでそちらも検討すると良いかもしれません。
リノベーションには特別関わるわけではないのですが、インテリアも木材をふんだんに取り入れたりするのも良いでしょう。
ヴィンテージスタイルでは、ブラウンやキャメルなどのダークカラーを中心に内装を組み立てるのが良いでしょう。
アメリカンヴィンテージなリノベーションポイント③アメリカンスタイルの間取り
アメリカンスタイルの間取りの特徴は、リビングを中心とした間取りになっているということです。玄関を入るとそこは広いリビングで、家族がそこに集まってくるアメリカのホームドラマをイメージしてもらうと良いかもしれません。
しかし、日本の住宅はアメリカと比較して敷地が狭いので、無理のない間取りをリノベーション業者と一緒に考えるのが無難です。
アメリカンヴィンテージのリノベーションで中古一軒家をおしゃれにするには
ここからは中古一軒家をアメリカンスタイルにリノベーションする際の注意点を説明していきます。
ここでは、基本的なリノベーションの注意点については割愛させていただきます。
中古一軒家の間取りの変更を検討するなら
間取りの変更も含めて中古住宅のリノベーションを検討するなら、物件購入段階の建築工法の確認に加え、設計士や専門家に相談した方がいい場合があります。
特に水回りの配管や電気系の工事は自分ではできませんので、どうしても専門家の手を借りなくてはいけません。
リノベーション業者の中には、アメリカンスタイルのリノベーションプランを一緒に作ってくれ、輸入家具やキッチン等の導入も含めて提案してくれる業者もありますので、必ず間取りを変更する際には相談して下さい。
業者選びは慎重に
アメリカンスタイル住宅が流行しているからといって、その内容を詳しく知っている業者は多くありません。
自分が信頼して任せられるような業者を探すために、様々な施工実績を調べて比較することをオススメします。
特に輸入住宅を扱っているような業者がリノベーションをしている場合は信頼してお任せできる可能性が高いのでご自身で調べてみてくださいね。
アメリカンヴィンテージ住宅の具体例
ここからはアメリカンスタイルの家の具体例として、外観と内装を見ていきます。
アメリカンスタイルの具体例①
こちらのお家の外観は黄色のラップサイディングと窓枠などの白い装飾が目を引きますね。こなれたホテルのような出で立ちのパーラーが印象的です。
内装も白を基調とした壁紙と色の濃すぎない木の床材が優しく落ち着ける空間を演出しています。アメリカンスタイルらしくLDKは22.65帖と広い空間を実現しています。
家の外観も内装も居心地の良さそうなお家でしたね。
アメリカンスタイルの具体例②
こちらのお家の外観は白いラップサイディングで、カバードポーチがあるのが特徴です。
家の前には庭もあり、まさにイメージぴったりのアメリカンスタイル住宅と言えますね。
シンメトリーな外観に広い窓は、中古住宅をリノベーションする際に参考になりそうです。
アメリカンスタイルの具体例③
こちらのお家はコンテンポラリースタイルの外観です。ラップレイディングではなくレンガ調の外壁材を使用することでモダンな印象を確立しています。
どの物件にも共通して言えるシンメトリー構造にもなっており、並んだ煙突が可愛らしいですね。
アメリカンヴィンテージリノベーションで映画に出てくるようなお住まいの実現を
アメリカンスタイルの住宅は映画に出てくるような外観と広いリビングが特徴です。中古一軒家をリノベーションする場合は大胆な間取りの変更が必要な場合もありますが、外観においてはラップサイディングを用いることで、アメリカテイストの見た目を実現することができます。
内装に関しても床材や壁紙を選択することで、アメリカテイストな土台はできますので、部屋の中だけでもアメリカンスタイルにしたいというニーズの方も比較的簡単に実現できると思います。
この期にあなたのお家も映画のワンシーンに出てくるような素敵なものにリノベーションしてはいかがでしょうか。