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リノベーション

空き家を有効リノベーション!単身世帯にオススメの理由とは?

昨今、空き家をリノベーションしてより住みやすい家やおしゃれなお店にさせるのが流行となっています。高齢化で空き家が年々増えていく中私たちは空き家をどのように活用していくべきなのでしょうか。今回は、空き家をリノベーションするにあたってのメリット、デメリットなど注意しておきたい点をごしょうかい

空き家活用リノベーションの目的とは?

そもそも、空き家をリノベーションする目的とはなんでしょうか?もちろん一番はご自身の住まいを一新してリフレッシュさせたり、最新の設備を導入したりしてより住みやすくするという事でしょう。しかし、近年リノベーションで増えてきている目的としては、すでに所有している空き家、両親が他界してしまい引き継いだ家にリノベーションし、不動産価値を高めて売却、もしくは賃貸として貸し出しをする事です。


不動産を引き継いでそのまま空き家として放置してしまうと、倒壊してしまったり、内部を荒らされるなど犯罪の可能性も出てきます。特に倒壊は近隣の方に多大な迷惑をかけてしまう可能性が出てくるでしょう、ご自身が住む、住まないに限らず、誰が入居しても良いようにリノベーションを実施しておくことで、安全性の確保が可能です。

空き家活用リノベーションのメリット

それでは空き家をリノベーションする際のメリットとは何でしょうか?
大きく分けると下記の通りです。

空き家活用リノベーションのメリット①倒壊リスクを軽減する


不動産を引き継ぎ何もせずに放置しておくと、建物の老朽化はどんどん進んでしまいます。特に木造建築の場合、空き家ですと換気をすることが出来ないので内部にどんどん湿気が溜まってしまうことになります。そうすると内部の木造は一気に腐敗が進んでしまい脆くなり倒壊のリスクが高まってしまうのです。


また、そもそも引き継いだ物件の築年数が長く、古い建築物だった場合には、耐震性自体もあまり高いものではないため、地震による倒壊の危険性もでてきます。あらかじめリノベーションをしておくことで、このような倒壊のリスクを防ぐことが出来るのです。

空き家活用リノベーションのメリット②省エネ住宅へ改築する


古い住居は省エネ対策はされていないことが多いでしょう。天井に断熱材を用いて夏は涼しい家にしたり、熱効率の高い給湯器を設置し、エネルギー消費を抑える省エネ物件へリノベーションすることも可能です。その気になればオール電化の住まいにもすることが出来るでしょう。省エネを意識したリノベーションにより水道光熱費を抑えることが出来る住居にもすることが出来ます。

空き家活用リノベーションのメリット③防犯対策


空き家にしている期間が長ければ長いほど、空き巣が入ってしまう危険性が高まります。空き家には何も置いてないから大丈夫と思っていても注意が必要です。例えば、その空き家を溜まり場にされてしまい、タバコなどの不始末で火事が起きてしまうなんて例も過去に起きているのです。家をキレイな状態に保つことは防犯対策はの一環ともいえるでしょう。

空き家活用リノベーションのメリット④資産価値を高める


空き家リノベーションの多くの目的が資産価値を高めるというところでしょう。空き家を放置していると、資産価値はどんどん下がっていきます。売却しようと思ってもなかなか買い手は見つからないことがほとんどでです。
リノベーションを実施することで、資産価値を高め、いざ売却を進めようと思ったときにも、スムーズに売却を進めることが出来るでしょう。

空き家活用リノベーションのデメリット

活用が出来ると言えども、リノベーションにはデメリットも存在します。メリット、デメリットを双方把握した上で工事を検討してみてはいかがでしょうか?


空き家活用リノベーションのデメリット①費用が高額になってしまう


普通の住居のリノベーションとは異なり、長い期間空き家になっていたり、建築年数が経過している物件のリノベーションには、直すべき箇所も多くなり、場所によっては修繕も必要になってくるでしょう。その場合にはフルリノベーションになるケースが多くみられます。

空き家活用リノベーションのデメリット②耐震基準が古い

日本は災害がとても多く大地震が起こるたびに少しずつ建築基準法が改正されています。特に1978年の宮城県沖地震は被害がとても大きく、これを受けて新耐震基準が定められることになったのです。改正された建築基準法に合わせて強度な耐震基準で物件をリノベーションしなくてはならないのです。もちろん費用もかさみますし、思い通りにいかない箇所が出てくる部分もあるでしょう。古い空き家のリノベーションする際には、必ず新耐震基準を確認してから行うようにしましょう。

空き家活用リノベーションのデメリット②賃貸とする場合必ず元が取れるとは限らない

空き家をリノベーションして賃貸として利用しようとお考えの場合、立地や最初の投資額によっては、実質利回りが投資額を下回り、損しかしなくなって失敗してしまうケースもあります。不動産は毎年必ず同じ利益が出るわけではありません。地価が下がってしまえば、当然物件の価値もどんどん下がってしまいます。
多いケースとしては、駅から遠いと地価の下落スピードも早いということです。ご自身が所有されている空き家が、どの程度価値があるのか、リノベーションするに値するのかなど、事前に入念に調べ上げてから、あきやリノベーションを実施するようにしましょう。

一戸建ての場合、おおよそ500〜1000万円程度の費用が必要になるでしょう。もちろん、住居の立地、劣化具合、どの程度の設備を入れるかによってもリノベーション内容は大きく変わってきますので、価格帯も大きく変わってきます。
キッチンだけ、水周りだけ、壁や床の張替えだけなど、一部の部分的なリノベーションであれば、400〜500万程度で収まるでしょう。フルリノベーションで全体的にリノベーションを行うのであれば、1000万円を超えてくるケースもございます。場合に応じて価格は変動しますので、必ず複数の業者へ相見積もりをとって相場を理解するようにしましょう。

空き家活用リノベーションの裏ワザ

リノベーションをするにしても、あまりにも高額になってしまうのであれば、あまり得をした気分にはなりませんよね?むしろ下手にリノベーションしてしまえば赤字になってしまうこともあるでしょう。
そんな時に是非利用していただきたいのが、「空き家リノベーションに補助金が出る」ことがあるということです。
自治体によっては、空き家リノベーション、空き家の改修、耐震補強工事に対して、補助金制度をもうけている自治体も存在します。これを知っているのと知らないでいるのとでは、大きな差が発生しますね。
どの範囲に補助金がどの程度でるかというのは、自治体によって様々です。当然全く補助金は出ないという自治体もあります。リノベーション工事を実施する前に、事前に自治体に確認するようにしましょう!

空き家を活用したいならリノベーションを検討しよう

いかがでしたでしょうか?今回は空き家リノベーションについてまとめていきました。空き家リノベーションは特にコストが高額になりがちです。リノベーションは必ずご自身のコストに見合ったリノベーションを行うようにしましょう。空き家はそのまま放置していても、固定資産税などの維持費用がかかってしまうのみです。ただただ空き家を所持していたら、リスクしかないでしょう。
せっかく空き家を所持しているのであれば、うまくリノベーションを実施し、リスクを回避して資産価値を高め、有効的に活用していきましょう。
ぜひ空き家リノベーションを検討してみてください。