リノベーションで壁紙張り替えよう!壁紙の選び方や費用を解説
リノベーション時に、必ずと言っていいほど張り替えるのが壁紙です。ひと言に「壁紙」と言っても、非常に多くの酒類が販売されており、迷ってしまうでしょう。壁紙は、毎日のように目にするようなものですので、力を入れたいところでもあります。
ですが、どのように壁紙を選べばいいのか、意外と知らないのではないでしょうか。
そこで今回は、リノベーション時の壁紙の選び方や、壁紙にかかる費用など解説します。
目次
リノベーションでの壁紙の張り替えはリフォームとは別物
最初に理解しておいていただきたいのが、リフォームとリノベーションの違いです。
リフォームは壁紙を張り替えるだけ、一部屋だけきれいに工事するだけなど、小規模な改修に使われる言葉です。一方のリノベーションは、全部またはほとんどの部屋を工事する、大規模な改修に使われる言葉になっています。
最近では業者でも、リフォームとリノベーションを混同して利用されがちですが、顧客となる私たちにとってわかりやすいよう、あえて言葉を明確には区別せず使っているケースがあります。
リノベーションでは、ほとんどの場合に壁紙の張り替えが実施されますが、リフォームの場合にはリフォームをしない部屋や、リフォームをする部屋でも希望がなければ、壁紙の張り替えがないケースもあるのが実情です。
この記事は、リノベーションを主体とした記事になっていますので、壁紙の張り替えはほぼ発生する作業になっています。
リノベーションで壁紙を張り替える時 最初にする事
壁紙の選び方にはコツがあります。ですが、リノベーションとともに壁紙の張り替えを行うにあたっては、最初にしなければならないことがあります。
ここでは、壁紙をどう選べばいいのか悩むあなたに、最初にしていただきたいことを紹介します。
リノベーションで壁紙を張り替える際最初にすること①リノベーションの完成予想を考えよう
リノベーションをするにあたり、どのような間取りになるのか、またどのようなシステムキッチンや水回りにするのかなど、完成予想図を考えてみるといいでしょう。
例えば、洋風でリッチな雰囲気を出している家なのに、壁紙が日本のキャラクター入りで幼稚なものだと、洋風テイストにミスマッチしている状態になってしまいます。
子ども部屋だけ、子どもが好きなキャラクター入りの壁紙にするのはありかもしれませんが、お客さんの目に入りやすいリビングや廊下、トイレなどまで洋風テイストの家と壁紙がマッチしていないと、違和感を与えやすくなってしまうでしょう。
もちろん、キャラクター入りの壁紙が悪いということではないのですが、リノベーションした家とマッチしない壁紙を張ってしまうと、毎日のように自然と目に入る壁紙は、自身でも違和感を抱き得ない部分になってしまいます。
そのため、リノベーションのおおまかな完成予想図を考えてから、壁紙の選定に入ると、自然な壁紙を選びやすくなると言えます。
リノベーションで壁紙を張り替える時最初にする事②壁紙は2種類以上使ってもかまわないことを踏まえて探そう
壁紙を選ぶ際には、家のイメージにさえマッチしていれば、なにも1種類の壁紙にこだわる必要性がありません。2種類以上の壁紙を使った家も、珍しくはないのです。
例えば、洋室は「白の壁紙」を使い、和室は「木目調の壁紙」を使う、といった手法でもかまわないということです。
また、一部分だけ別の壁紙を張ることも可能ですので、よりイメージに合った壁紙を探すのも、下準備のひとつと言えるでしょう。
リノベーションで壁紙を張り替える時最初にする事③壁紙をあえて張らない選択肢もある
壁紙は必ず張るものではなく、あえて張らない選択肢も用意されています。要は、下地となる壁の持ち味を生かしてリノベーションしていきたいときに活用できるものです。
壁紙は必須アイテムではありませんので、例えば壁に使った木材の木目を生かした、自然な木目デザインでリノベーションを進めることも可能ということになります。コテージは、この例を使っている典型的なもので、わざわざ壁紙を張っているところが少ないのがポイントです。
自然の味を出すことも可能になるため、リノベーションの完成予想を考える際に、あえて壁紙を張らない場所を作れる場合があるのも覚えておきましょう。
リノベーションで壁紙を張り替える時に失敗しない壁紙選び方
それでは、壁紙選びで失敗しないためには、どのような点に着目していけばいいのでしょう。せっかくリノベーションしたのに、壁紙ひとつで雰囲気が台なしになってしまっては、大きな損失になります。
ここでは、失敗しない壁紙選びのコツを解説します。
リノベーションで壁紙を張り替える時に失敗しない壁紙選び方①色は白が基本
壁紙の色は、白を基本として考えるのが壁紙選びのコツです。同じ白でも、表面がでこぼこしているのか、真っ平らなのか、製品はさまざまですが、壁紙の基本カラーは白です。
どのようなリノベーションをしたいのかによって、適切な色は変わってきますが、分譲マンションや賃貸アパート、ビジネスホテルの一室など、さまざまな施設でメインに使われている壁紙の色は白になっています。
数が多く迷って決められないのであれば、白を選んでおくと、無難なリノベーションをすることが可能になります。
リノベーションで壁紙を張り替える時に失敗しない壁紙選び方②寒色と暖色を使い分ける
色には寒色と暖色が存在しています。赤系の色が暖色、青系の色が寒色と呼ばれており、それぞれ目にすると自然に体に影響を及ぼすのです。
暖色は活発なイメージを作りたいときに、寒色は落ち着いたイメージを作りたいときに適している色になっています。そのため、寝室であれば寒色である青系の色を壁紙に取り入れると、落ち着いて眠ることができるということです。逆に、子どもが遊ぶスペースは暖色である赤系の色を壁紙に取り入れると、元気に遊びやすくなる効果が見込めます。
壁紙の色ひとつで、体に影響が出てくるため、好きな色を選ぶばかりでなく、暖色と寒色の持つ効果を理解して壁紙の色を選択するのがコツと言えます。
リノベーションで壁紙を張り替える時に失敗しない壁紙選び方③自分で決められないときにはリノベーション業者に相談しよう
イメージは何となくあるものの、壁紙の種類も多く自分で決めることができない場合には、リノベーション業者に相談するのがコツです。
リノベーション業者は、壁紙の張り替えも含めてプロですので、どんな壁紙がいいのかどうしても迷ってしまったら、リノベーション業者に相談するといいでしょう。
開業間もないリノベーション業者はもちろん別ですが、数々の家をリノベーションしてきた実績を持っており、実にさまざまなリノベーション事例があるものです。クレームにも発展しかねませんので、明らかに家にミスマッチしている壁紙を選択することは、プロとしてまずないとも言えるでしょう。
そのため、壁紙選びにどうしても困ったら、プロであるリノベーション業者に聞いてみるのもひとつの手と言えるのです。
リノベーションの壁紙張り替えの費用目安は?
壁紙の費用は材質によって幅が生まれますが、1㎡あたり1,000円~2,000円が相場です。高級な壁紙を使うほど、費用が高くなりますが、工賃の差はほとんど生まれません。
例えば、量産されている安い壁紙ならば1㎡あたり1,000円でも購入ができますが、消臭機能や防汚機能が追加されている高級な壁紙だと、1㎡あたり2,000円程度かかってしまうこともあります。この上、デザイン性にまで富んでいるものだと、費用は高くなりがちですが、1㎡の値段だけで見ると、壁紙はそこまで高くないアイテムと言えるでしょう。
仮に6畳の部屋で壁紙の張り替えをする場合には、約40㎡あるため、例に挙げた量産されている安い壁紙を使った場合、1部屋40,000円の費用が壁紙だけで必要となります。
リノベーションではなくても壁紙の張り替えだけなら自分で出来る
リノベーション時に壁紙の張り替えをしてもらうこともできますが、使っているうちに満足いくものでなかったり、汚れたり破れたりすることもあるでしょう。
その際には、また業者に頼まないといけないのかと聞かれると、そのようなことはないのです。実際には壁紙の張り替えは個人でも行うことができるものであり、張り替えている事例も存在しています。
さらに、壁紙の張り替えを自分でやるメリットもあるため、事例とともに紹介します。
リノベーションではなく壁紙の張り替えを素人がした事例
壁紙を素人が張り替えた事例はいくつもありますが、先生が壁紙の張り替えを行っているところもあります。
部屋の一部ですが、職員みんなで壁紙を張り替えました!部屋のあちこちに歴史を感じる『あそびのひろばこかげ』は、今年度で14年目。職員のスキルも上がります笑#放デイ #リノベーション #壁紙 #職人 pic.twitter.com/dKZ6VNRUnY
— こかげ(放課後等デイサービス) (@kokage_taiju_h) August 30, 2019
14年目に突入した壁紙の張り替え事例ですが、特別なスキルなしに壁紙の張り替えを行うことができる証明にもなっています。もちろん、慣れないうちはなかなかきれいに張るのは難しいですし、プロの仕事には負けてしまうでしょうが、それでも十分に壁紙の役割は果たしてくれるのです。
張り替え用の壁紙は安く仕入れが出来る
もともと高級なメーカー製の壁紙は、素人が個人的に購入しても、値段に差はほとんど生まれません。しかし、壁紙の一部張り替えや家全体の張り替えで、とても安価な壁紙が出回っています。
リノベーション業者に頼むときには、1㎡あたり1,000円~2,000円が目安でしたが、量販店やオークションなどを活用すると、おしゃれな壁紙も安く手に入れることができます。
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— 雑貨「晴」 (@zakkaharu) August 10, 2019
例えばこのメルカリで取引されている壁紙ならば、45cm×10mの4.5㎡相当が1,999円で売られているのがわかるでしょう。壁紙だけでも相場の4分の1以下の値段で、好きな柄を選びながら購入できる一例となっています。
壁紙の張り替えを自分ですれば工賃が0円
壁紙の張り替えを自分で行うのであれば、リノベーション業者に頼んだときと違って、工賃は不要です。リノベーション後に、一部だけ張り替えたいのであれば、わざわざ業者に依頼するのは、少々もったいない部分でもあります。
浮いたお金でいい材質の壁紙を使うこともできるでしょうし、家族サービスをすることもできることでしょう。
自分で張り替えを行う手間はかかりますが、大規模な張り替えでないのならば、自分たちでも張り替えは十分可能であり、低予算で好きな壁紙を使いやすいのです。
リノベーションで壁紙の張り替えをするならよく計画を練ってから挑もう
リノベーションで壁紙を張り替えるのであれば、リノベーションのイメージとマッチしているのか、また色は部屋に見合っているのか、よく考えて選び抜くべきです。
とくに、暖色と寒色は交感神経と副交感神経に自然と作用して体に影響を及ぼすため、静かに過ごしたい部屋に暖色の壁紙を使ってはならないのが、わかるでしょう。
壁紙の見た目も、タイル状になっているものや、木目調になっているものまでさまざまありますので、リノベーションした家に合う壁紙を選び抜きましょう。