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リノベーション

リノベーションで犬が活発に暮らせる家にしよう!犬のために出来るリノベアイデアをご紹介


どんな住まいで生活したいか考えた時に、一番に浮かぶ事は何でしょうか?広い家、家族が快適に暮らせる家、バリアフリーの家など、それぞれ皆さん十人十色の答えがありますね。ペットと生活しやすい家という条件を、重視する方も多い事でしょう。

最近では飼い犬を家族として扱っている家庭も多く、家を探す時にペット飼育が可能な物件や、散歩出来る大きな公園が近くにあるなど、ペットを中心に考えるケースも増えています。では、飼い犬と一緒に心地よく生活するには、どんな家が好ましいのでしょうか。

ペット可能で、なおかつ自分の条件と合う物件を探すのは、とても大変ですね。そこで、ペット可能な中古の物件を探して、愛犬も人も過ごしやすいようにリノベーションするというのは、とても有効的な方法です。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家を作るポイント

犬を飼う上で、衛生面や広さの問題などどうしてもネックになってしまうような所を、リノベーションによって取り払う事が可能になります。リノベーションをする時に、ただ犬にとっての心地よさを優先するのではなく、人間も心地よく暮らせるように、両立した環境にすることを考えるのが理想的ですね。

犬も人間も無理することなく、ストレスフリーで暮らせる住まいをリノベーションで、実現することが出来るのです。そのためには犬の特性などを、理解して工夫する事も必要ですね。ここからは、愛犬との暮らしを快適にする、リノベーションをご紹介していきます。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家を作るポイント①犬の為の部屋

人も自分の部屋があるように、犬にも自分だけの部屋を作ってあげると良いですね。部屋といっても、スペースや小屋のような感じで大丈夫です。大型犬になると、大きめの部屋が必要になりますが、犬のお気に入りのオモチャなど入れてあげると喜びます。犬には囲いのある所にいると、落ち着くという昔からの習性があります。

飼い主といるスペースと、自分だけのスペースを分けてあげることで、ストレスなく生活する事が出来ますね。リノベーションで、部屋をあらかじめ計画していれば、階段下のデッドスペースを活用したり、換気をつけて臭いがこもってしまうのを防げます。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家を作るポイント②床を滑りにくく

犬は走り回るので、通常のフローリングは犬にとっては、とても滑りやすく危険です。怪我のリスクがあるだけでなく、高齢の犬などには腰痛の原因になったり、足への負担もかかってしまいます。リノベーションで、滑りにくいフローリングに変えてあげることで、家の中でも安心して遊べます。

理想的で犬への負担がかからないのは、しっとりしていてやわらかい無垢パインや、コルクなどの床材です。通常のフローリングに犬が滑るのを防ぐワックスを塗るのも良いですね。カーペットなどを敷くのも有効ですが、熱がこもりすぎる事や、掃除が大変だったり、臭いがつきやすかったりするので注意が必要です。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家を作るポイント③ドッグランを作る

小型犬になると、毎日散歩しないというご家庭もありますね。そこで、部屋の中にドッグランを作るというのがおすすめです。犬の運動不足も解消出来ますし、室内なので危険な目に合う事もないので飼い主も安心です。

洗面台を、犬のシャンプーがしやすいように、深さがあり高さも丁度良いものにしておくと、こまめに洗ってあげられて便利です。可能であれば、犬を洗うための専用の洗面所を、設置出来ると良いですね。大型犬の場合、散歩から帰ってきた時に、足を洗ってあげられるように玄関や庭に、犬専用の蛇口があると重宝します。

壁を工夫

犬が傷をつけてしまったり、汚してしまったりしても大丈夫なように、壁にも工夫したい所ですね。珪藻土は付いてしまった傷でも、上から塗れば簡単に消す事が出来るので便利です。また壁の機能として、消臭の効果があるものや、湿度を調整してくれるものなどがあります。

抗菌の作用があり、汚れや傷がつきにくいという特別な加工のしてある表面強化クロスという壁材も、手入れがしやすいのでオススメです。壁の傷汚れなどは、一度ついてしまうとやっかいなので、これは子育てをしている家庭でも助かりますね。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家を作るポイント④犬の繊細な所を理解する

犬のための飲み水や餌は、人間が行き来するような動線のある場所ではなく、落ち着いて食べられるように少しのスペースで大丈夫なので、別に設けてあげると良いです。食事をしている時に安心出来ると、犬のストレスもなくなります。

そして、人間のように、犬もトイレの場所はなるべく見えない場所に、作ってあげることが重要です。リノベーションの際に、犬のトイレを置く場所を決めておけば、そのスペースの壁を消臭作用のあるものにしたり、防水の加工をすることが可能なので、清潔に保つことが出来、掃除する飼い主の負担も減らせますね。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家で注意する点は?

リノベーションを上手く活用すれば、人間と生活する中で犬にとって危険な事を回避したり、犬がストレスに感じる事を、取り除く事が可能になります。また、愛犬の為のリノベーションが結果的に、人間の為になったりするケースもあります。

犬へのリスクのないようにリノベーションすることで、高齢者や子供の危険も同時に回避することが出来るのです。それでは、犬の目線で考えた時に、どういったリノベーションをするのが良いのかを見ていきましょう。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家で注意する点①負担のない階段

階段は足腰の弱っている高齢の犬にとっては、特に負担がかかります。踏み外して落下してしまう可能性もありますし、飛び降りる時の衝撃も大きくなってしまうので、なるべく階段は、緩やかにしておくと良いです。やはり段差の大きい階段は、人間にも負担になるので、これは人間にも犬にも優しい設計になります。

また、階段代わりにスロープを作るのも、素敵ですね。この場合は階段に比べて、スロープは面積が広くなるので建築の法律によって、住居の敷地面積が相当広い家でないと難しいですが、老犬でもスロープだと上り下りがしやすく、とても快適に暮らせるようになります。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家で注意する点②スペース分け

犬が入ると困る場所は、立入禁止スペースとして、フェンスをつけておきましょう。犬が食べてはいけない食材などを置いているキッチンや、飛び出して外に出てしまう可能性がある玄関、階段の上り下りに危険が伴うような場合は、階段も犬が入ることが出来ないように工夫しておきます。

また、掃除が大変な場所や、大切なものを置いている部屋など、人間だけが入って良い場所を決めて、スペース分けをすることで、人間のストレスも、汚してしまって叱られてしまう犬のストレスもなくす事が出来ます。しっかりフェンスをしておけば、犬はちゃんと入ってはいけない場所だと、しっかり認識してくれます。

リノベーションで犬が活発に暮らせる家で注意する点③危険な場所


犬にとって危険を伴う場所は、しっかり把握して注意してあげましょう。浴室では、浴槽に水を溜めていて犬が入ってしまい、溺れてしまうという事故があったり、シャンプーなどを間違えて飲んでしまうといった危険があります。

バルコニーでは、少しの隙間から犬が落下してしまったりする可能性もあります。戸建ての庭では、その危険はないですが、マンションなど高層階になると、危険も増すので注意したい所ですね。人間が危険をあらかじめ予測する事で、犬は安全に生活する事が出来ます。

リノベーションで犬が活発に動ける家を作って最高のペットライフを送ろう

マンションでも戸建てでも、人間ベースで生活しやすいように作られている家が多い中で、リノベーションをすることで、人も犬も幸せに暮らせる生活が可能になります。リノベーションによって、愛犬がストレスのない生活を送ることは、飼い主にとっても、ストレスなく生活する事に繋がります。是非、リノベーションで大事な愛犬との素敵な暮らしの夢を叶えてみませんか。