リノベーションで配管工事の修繕のポイントは?失敗しない方法をご紹介!
リノベーションをお考えの方の多くは家の古い部分は一緒に直したいとお考えではないでしょうか。今回はその中でも気になっている方の多い配管工事の修繕 についてご紹介させていただきます。
目次
リノベーションで配管工事?修繕?リフォームとの違いとは?
そもそもリノベーションとリフォームにはどのような違いがあるのでしょうか。以前は同義語として扱われていた言葉ですが、近年でははっきりと区別されて使われてきています。一般的にリフォームは、古くなった建物を新築の状態に戻していくことを意味しています。壊れていたり、汚れて使いものにならなかったりする部分を元の状態に戻していくことをリフォームと表します。
一方リノベーションとは、現在ある建物に改修工事を行い、新築状態からさらに性能を上げることを目的として行われる工事のことを指します。性能を上げることで売却時の価値を高めることが出来、さらにデザインを向上させることも可能です。
リフォームはマイナスをゼロに戻す事。リノベーションはゼロよりもプラスの価値にもっていく事が目的となります。 ここ数年では、ライフスタイルの変化や建物の老朽化に伴い、リノベーションの需要が飛躍的に高まってきています。
リノベーションの魅力
リノベーションはリフォームとは違い、ほぼ改築と言っていいほど設計が自由に行う事が出来ます。 キッチン、お風呂、詳細な配管まで自由に変更する事が可能なのです。 柱に影響を与えない範囲で、部屋の間取りから変える事も出来ます 。
リフォームでは配管工事や配管の修繕をしてくれない
ここで注意しておきたいポイントはリフォーム工事では、お風呂や水道まわりの配管の交換は行ってくれないという事です。リフォーム工事では、主にシステムキッチン、バスユニットなどの入れ替えのみが主要の工事です。
一方、リノベーション工事では水道管から排水管、さらに細部の配管まで大規模な工事を行うことが可能となっています。
使用状況、配管の材質によっても違いはありますが、築20年を超えてくると内側はかなり腐食が進んでいる確率が高いと言えます。通常の生活の中で、配管の状態を気にすることは少ないですが、配管は日々少しずつ劣化していっているものです。
リノベーションで配管工事や修繕をするメリットはある?
配管を交換するメリットはかなり多くあります。一通りを上げる事はできませんがいくつかをまとめてみましたので是非ご一読ください。
リノベーションで配管工事や修繕を行うメリット①:水が清潔で美味しくなる
古くなった配管の中はサビだらけになっていることが多くあります。けれども、サビの程度によっては何年も気付かない事もある様です。手を洗ったり、うがいをしたり、料理に使用する事も多々ある水道水ですから清潔な水道管を利用したいものです。 実際に配管工事の前と後では、水やお米の味が変わったなどと実感している方も多く、これだけでも配管工事をする大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
リノベーションで 配管工事や修繕行うメリット②:トラブルを未然に防ぐことが出来る
腐食が進んでいくと配管に亀裂が入り、漏水などのトラブルが現れてくることが多くあります。例えばそれがマンションなどであれば、自身の部屋だけでなく近隣住民への被害も発生してしまい、大きなトラブルとなる事もあるでしょう。 事前に配管をチェンジする事で大きなトラブルを未然に防ぐ事ができるのです。
リノベーションで 配管工事や修繕を行うメリット③:水圧不足の解消
ご自宅の水道の水の勢いが何となく弱くなったな。と感じた事はございませんか?そのような現象が起きている時、ガス管内にサビが生じてしてしまっている事例が稀にあります。このような場合は、水道管自体の取り替えをする事で水圧不足の問題も解消する事が可能です。
リノベーションでの配管工事や修繕のポイント
リノベーション工事には費用が多く発生してきます。一度に済ませてしまえれば細かく家を修繕するよりも大幅に節約することが可能です。更にリノベーションをお願いする際に同時に相談を進めていくことで、配管の位置なども納得のいく仕上がりになっていくでしょう。 加えて、給排水設備の配管には、塩化ビニルを採用することがおすすめです。塩化ビニル管は新品の状態から約50年間は耐久性があると言われています。何かしら特別な原因がない限り、一度交換してしまえば半永久的に使用する事が可能になるというわけです。
リノベーションでの配管工事や修繕にかかる費用は?
配管の新設及び劣化した配管の取り換えにはどれくらいの費用が発生するでしょう。いくつかご紹介いたします。しかし、配管の状態、住宅の広さ、配管を設置している箇所がむき出しか、壁内を通しているかなど状況次第で費用は必ず変化するので、正確な金額は事前にプロの水道工事店で見積もりを依頼しましょう。
最初に水道管のみ改装を行う場合、おおよその相場は約10万円ほどです。また、排水管については、敷地内全体を交換する場合、1㎡あたり約15,000円前後が相場となっています。
移設については延長する距離などによって変わってきますが、宅内施工のみなら約5万円前後が相場です。
マンションの場合は一戸建てに比較して施工費用が高くなります。給排水管をどっちも移設する場合、約40万円前後が相場です。
配管の改修を行う場合、もちろん、床や壁の取り外しや復旧も不可欠となります。それらを加味すると約70万円前後が相場となるでしょう。マンションの配管を改造したり移設したりする場合、一戸建てと比較すると大がかりな工事が発生してします。 費用を抑えたい場合、水回りのリノベーションと合わせて配管工事も行うようにすると二度手間を防ぐことが出来る上、結果的に費用も安く抑えることが出来ます。
リノベーションでの配管工事や修繕は水道だけではない
配管=水道まわりとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、配管といえばエアコンの配管も含まれます。
エアコンを別の部屋に移設させたり、同じ個室内ですが、風当たりなどから別の場所に取り替えたりなど色々です。その場合の注意すべきポイントと、取り掛かり施工費用についてご紹介いたします。
まず最初に、冷媒ガスの漏れについてチェックです。エアコンは、室内機と室外機の間を、冷媒ガスを用いて熱を移動させており、この仕組みを使って室内の温度を調節しています。ガスが漏れてしまうと、エアコンの効きが悪くなったり、室内の温度が場所によりまばらになってしまいます。
基本的には漏れを防ぐために銅製の配管を利用しているので、エアコンを移設する場合配管の再利用はせずに、全く新しいものに交換してリノベーションするのが好ましいでしょう。
配管の交換を含めたエアコンの移設工事価格の相場は、冷媒配管が4mとして計算すると約18,000円前後となっています。
リノベーションでの配管工事や修繕の期間
建物の表面だけを施工するリフォームであれば1、2週間もあれば、施工は一通り完了するかと考えますが、リノベーション施工の時には、おおよそ1、2ヶ月は必要になると考慮しておいた方がいいでしょう。
もちろん、工事中にはその箇所の水道が使えなくなったり、お風呂に入る事が出来なくなってしまったりと、不具合も現れてします。近くのスーパー銭湯や、コインランドリーの位置なども前もって調査しておきましょう。
また、リノベーション工事は範囲よっては住む事すら難しい場合もあります。その場合には仮住まいの準備なども必要不可欠です。
リノベーションでの配管工事で気になるところを修繕しよう!
配管工事、修繕のポイントなど参考になりましたでしょうか。
配管は目に見えない場所ということもあり、手つかずになっている方も多いですが、生活と密接に関係している重要な場所と言えます。大きなトラブルを防ぐためは、事前の工事をしておくのが安心です。施工しないで後悔することにならないように、事前に調べて万全の状態でリノベーション工事に臨みましょう。