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リノベーション

リノベーション工事に差し入れは必要?

リノベーションの工事でお世話になる現場の職人さんに差し入れを持っていきたい方は多いですよね。

しかし、「そもそも差し入れは必要なのか」「断られたらどうしよう」というような心配をしてしまう方もいると思います。

そこでこの記事では、リノベーション工事の「差し入れの必要性」についてと、「差し入れするのであればどんなものが良いか」について紹介したいと思います。

リノベーション工事の流れ

差し入れを検討するにあたり、リノベーション工事の大まかな流れを確認しましょう。どのタイミングでこで差し入れが職人さんに渡せるでしょうか。

リノベーション工事の流れ①リノベーション業者の選定


施工実績や費用、アフターサービスの充実度などをもとに複数の選択肢からご自身のリノベーションにピッタリな業者を選びましょう。

リノベーション工事の流れ②リノベーション業者との契約


リノベーションの要望を業者にお伝えして、相談をしましょう。
住まいの点検や診断を事前調査した上で、リノベーションプランを作成してもらい、そのプランを修正し、見積もりを出してもらいます。

リノベーション工事の流れ③工事スケジュール確認→着工


工事着工前に、業者と施主との間でプラン・仕様等について最後の確認が終わったら、工事スケジュールを組んでいよいよリノベーション工事がはじまります。

リノベーション工事の流れ④竣工調査・立会い・引渡し


リノベーション工事の最中でも、工事の進み具合を確認したり、細かい部分を確認し、希望通りの施工ができているかどうか立会いして確認しましょう。完成後引き渡しになります。

リノベーション工事の流れ⑤アフターサービス


引渡し後、何か不具合があったら業者にアフターサービスをお願いをしましょう。

「リノベーション工事の流れ④竣工調査・立会い・引渡し」においては、工事の進み具合を確認するために立会いができるので、この期間に職人さんへの差し入れができそうです。

工事の進み具合を確認したり、ご自宅が今どのような状況になっているかを確認することができるので、積極的に立会いに行っても良いと思います。

リノベーション工事の差し入れって必要なの?

結論から言うと、現在の環境ではリノベーション工事の職人さんに対して、差し入れは必要ではありません。

昔からの風習では、施主側は10時と15時の休憩にはお茶菓子を出すことが一般的でしたが、現在では近場にコンビニエンスストアやスーパーなどがあり飲料や食べ物などを購入できるため、職人にお茶やお菓子の気遣いは基本的には不要です。

中には、施主の負担を考えて「職人への差し入れを辞退しています」と事前に教えてくれるところもあります。

そうはいっても、悪天候や悪環境の中、自分の家のために頑張ってくれる職人さんのために何かを用意してあげたいと思ってしまうのは自然なことですよね。

リノベーション工事中の差し入れは職人とのコミュニケーション

リノベーション工事を進めてくれる職人さんとお話をして、どこまで進んでいるか確認したり、細かいところを打ち合わせしたりするのは、リノベーション工事では重要な場合もあります。

職人側も、事前のプラン通りと違う内容にどうしても仕上げたくなることや、それまでは見つからなかった新たな瑕疵が見つかる場合もありますし、施主がついでの工事を頼む場合もありますよね。

職人さんと上手にコミュニケーションを取れていれば、その部分も円滑に進めることができ、満足度の高いリノベーションができます。

職人も、工事を終えてから施主に何かを言われるより、修正できる工事中に意見を言ってもらった方が良いですよね。

関係構築のために軽い差し入れを

上記のように施主と職人のコミュニケーションが円滑であれば、リノベーション工事は円滑に進むと言えます。

そのためにも、職人への差し入れを辞退していない業者に限った話ですが、差し入れを順したい気持ちがあるのでしたら、心ばかりの差し入れを準備してあげたら良いでしょう。

もちろん差し入れを用意していなくても、施主は施主なので、何か要望がある場合は担当者や職人に遠慮なく意見を言っても大丈夫です。

リノベーション工事中の差し入れはどんな物がいいの?(飲み物編)

では、具体的に差し入れにはどんな飲み物を選んだら良いのでしょうか。

リノベーション工事中の差し入れはどんなものがいいの?(飲み物編) ①暑い夏には飲み物の差し入れを

夏の暑い時期には飲み物の差し入れが喜ばれるでしょう。職人も皆、脱水症状等に気をつけてはいますが、飲料はどうしても持っていける数に限りがありますし、飲む量も大量になります。

もちろん、何本かの飲料をお届けするのもいいですが、クーラーボックスに飲み物をいれておいて、張り紙でもしておいてあげれば、直接職人に声をかけるのが苦手な場合にも良いですよね。

職人側も、暑くてしんどい時に冷たい飲み物が飲めると嬉しいので、施主のために頑張ろうと思ってくれるはずです。

リノベーション工事中の差し入れはどんなものがいいの?(飲み物編)② 寒い冬にも飲み物の差し入れを   

冬の寒い時期には暖かい飲み物の差し入れが喜ばれるでしょう。寒い中で集中して作業するのは大変な労力が必要になりますので、糖分を補給する意味も含めてコーヒーなどの選択が良いかと思います。

もちろん、加糖のコーヒーが好きな人・無糖のブラックじゃないと飲めない人・そもそもコーヒーは飲めない人等好みがありますので、最初のうちはお茶も含めて何本か用意しておくといいでしょう。

いつでも暖かい飲み物が飲めるように電気ケトルやポットを用意してあげると言う手もありますね。時間を選ばないので職人さんもいつでも暖かい飲み物が飲めて嬉しいと思います。

リノベーション工事中の差し入れはどんなものがいいの?(飲み物編)③なぜ飲み物がいいのか?

飲み物が差し入れに適している理由は2つあります。

①ペットボトルや缶の場合、職人さんが持って帰ることができる
②飲料は足りなくなり、買いに行くことが多い

①と同様の理由で個別包装されていないお菓子などは持ち帰りづらいので避けた方が良いでしょう。②については、近くに自販機やコンビニエンスストアがない場合は非常にありがたく受け取っていただけます。

リノベーション工事中の差し入れはどんな物がいいの ?(食べ物編)

差し入れには、具体的にどんな食べ物を選んだ方が良いでしょうか?

リノベーション工事中の差し入れはどんな物がいいの ?(食べ物編) ①生菓子やすぐ悪くなるものは避けましょう

生菓子や生物など、放置しているとすぐ悪くなってしまうものは避けた方が無難です。

職人も休憩時間はまちまちの場合があるので、まとまって食べものを食べる時間が確保しづらいと言う点と、作業中は食事以外あまりものを口に入れないという職人が多い点から考えても、すぐ悪くなるものは避けましょう。

せっかくいただいたものを悪くしてしまっては職人側も負い目に感じてしまうかもしれません。

リノベーション工事中の差し入れはどんな物がいいの ?(食べ物編) ②個別包装のお菓子がベスト

結論から言うと、差し入れには個別包装してあるお菓子がベストです。チョコや煎餅などは作業の合間にも食べることができますし、余った場合も個別包装なので皆が持ち帰ることができます。

何種類かのお菓子をまとめて置いておけば、職人皆が食べたい時に食べてくれますので、その点も安心ですよね。

リノベーション工事の差し入れはもちろん気持ちが大事

リノベーション工事において差し入れの必要性と差し入れの内容について見てきました。

近年の業者は、差し入れは施主の負担になるのでなるべく受け取らないところも多いですが、日々の工事への感謝の印として差し入れしてくれるものを喜んで受け取らない職人はいません。

もちろん、差し入れの内容にもよりますが、理想のリノベーションを実現してくれる職人さんなので大事にしたい気持ちはしっかり伝わります。

お渡ししてはいけない場合を除いて、リノベーション工事での差し入れは施主と職人とのコミュニケーションツールにもなり得ますので、この記事を参考にしていただけたら幸いです。