墨田区でベッド・マットレスを処分する方法ー最安値は1,200円・買取・無料処分はできる？
日々の生活の中で、子供がベッドの上で飛び跳ねたりしてマット部分が傷んでしまったり、成長に合わせて買い替えたりとベッドの処分を検討する機会があります。
ベッドはシングルやダブル、木製や金属の枠など大きさや素材によって処分方法や費用が変わる場合があります。
墨田区におけるベッドの処分方法をご紹介します。
この記事を読むと、墨田区でのベッドの正しい処分方法が分かり、すっきりと処分できます。
目次
墨田区でベッド・マット・マットレスは分けて処分する
墨田区では家庭から出る家具や家庭用品のうち、最大辺が概ね30cmを超えるものが粗大ごみに分類されます。
したがってベッド枠、マット、マットレス共に粗大ごみとなります。また、マットとマットレスで収集品目が分かれています。スプリングが入っているか厚みが10cm以上のどちらかに該当するとマットとなり、マット以外はマットレスになります。
粗大ごみは1辺の長さが最大180cm(1.8m)までという規定があります。
ベッド枠などはシングルサイズでも180cm(1.8m)を超える物も多いです。申し込みの際に規定以上の大きさを申告してしまうと収集不可と判断されてしまいますが、180cm(1.8m）と申告すれば、概ね200cm（2.0m）位までは収集してくれます。ただし、確実に収集して貰うには分解して規定内に収めた方が良いでしょう
その他に、二段ベッドの梯子は付属品として二段ベッドの処分費用に含まれます。しかし、同じ付属品でもベッド枠と分離して独立しているベッドヘッドは別品目扱いとなるので注意が必要です。
通常のベッドはサイズによってシングルやダブルと分類されますので、下記の表を目安にしてください。
参考：【ベッドの標準サイズ】
・シングル 幅97cm×長さ205cm
・セミダブル 幅120cm×長さ205cm
・ダブル 幅140cm×長さ195cm
・クイーン 幅160cm（80cm×2）×長さ205cm
・キング 幅180cm（90cm×2）×長さ225cm
・ロング 97～180cm×長さ217cm
墨田区でベッド・マット・マットレスを処分する方法
墨田区でベッド・マット・マットレスを処分する方法をご紹介します。値段や手軽さから比較してみましょう。
墨田区の戸別収集でベッド・マット・マットレスを処分する
墨田区では有料粗大ごみ処理券を貼り、指定の粗大ごみ置き場に出しておくと予約した日時に収集されます。申し込みから収集までは概ね3週間ほどかかります。この処分方法が本記事で紹介する中で最も時間がかかる処分方法です。
申し込み方法は電話による申し込みとインターネットからの申し込みがあります。
インターネット受付では、1回につき10個までとなっており、11個以上の申し込みは電話で申し込む必要があります。
手順
① 収集予約をする
電話、もしくはインターネットで粗大ごみ受付センターに事前申し込みをします。この時に収集する粗大ごみの情報が必要になるので、事前に処分するベッドの高さや長さ、奥行きなどを測りメモをしてすぐに答えられるようにします。
2020年10月26日現在、新型コロナウィルスの影響で電話受付体制の縮小を行っており、電話が繋がりにくくなっています。したがってインターネットから申し込む方がスムーズです。
【インターネット受付】
名称 粗大ごみ受付センター
URL http://sodai.tokyokankyo.or.jp/index.html
受付時間 24時間
【電話受付】
名称 粗大ごみ受付センター
電話番号 03-5296-7000
受付日時 祝日を含む月曜日～土曜日の午前8時～午後7時
年末年始は除きます
②「有料粗大ごみ処理券」(シール)を購入する
収集日までに墨田区内の商店や、スーパーやコンビニエンスストア、すみだ清掃事務所で購入します。
処理券にはA券（1枚200円）とB券（1枚300円）の2種類があります。購入後、氏名欄に予約した収集日と氏名または受付番号を記載し、ベッドやマットレスのよく見える位置に貼ります。
処理券が重ならないように並べて貼りましょう。また、墨田区発行の処理券のみが有効ですので隣の区で購入した粗大ごみ処理券では収集してくれません。
取扱店一覧URL
https://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/gomi_recycle/jigyoukei/dashikata/gomisyoriken.html
③指定場所に出す
予約した収集日の午前８時までに指定されている自宅の玄関前やマンション専用の置き場に出しておきます。指定されている場所は地域やマンションなどによって異なりますので、事前に確認します。
収集予定のベッドは、いたずらや火災事故防止のため前日に出さないようにしましょう。
料金
ベッドとマット・マットレスの料金はサイズと材質によって異なり、以下のようになります。
ベッド料金表
シングルベッド（ベッドマットを除く） 1,200円
ダブルベッド(ベッドマットを除く） 2,000円
二段ベッド（梯子を含む） 2,200円
パイプベッド 1,200円
ソファーベッド 2,000円
ベビーベッド 800円
ベッドヘッド 400円
マット・マットレス料金表
ベッドマット
（脚付ベッドマット、畳タイプ、ソファ兼用型、分割式の厚マットレスを含む） 1,200円
ウォーターベッド、エアーベッドマット（水または空気を抜いたもの） 400円
ベビーベッド用マット 400円
マットレス
（スプリング入りマットレス及び厚さ１０㎝を超える物はベッドマットでの受付） 400円
墨田区の収集可能品目ではダブルまでの大きさしか記載がありません。それ以上のクイーンやキングサイズのベッドは解体し、シングル2つ分等の通常とは異なる方法で出す必要があります。
また、マットはスプリングが入っている物も多く解体が難しいです。したがってマットが規定の180cm(1.8m）もしくは200cm（2.0m）を超える場合は一般廃棄物処理業者や不用品回収業者に処分を依頼します。
有料粗大ごみ処理券の還付
以下の要件に該当する場合は、受付窓口で申し込む事で「有料粗大ごみ処理券」の料金を口座振替により還付（払戻し）できます。取扱所（販売店）では払戻しできません。
受付窓口
名称 住所 電話番号
すみだ清掃事務所（本署） 東京都墨田区業平五丁目6番2号 03-5608-6213
すみだ清掃事務所（分室） 東京都墨田区東向島五丁目9番11号 03-3613-2228
還付の要件
・予定していた粗大ごみの排出をとりやめた場合
・区外へ転出する場合
・他区にお住まいの方が、誤って墨田区の「有料粗大ごみ処理券」を購入した場合
・事業者が墨田区内での事業を廃止する場合
・事業者が区の収集へ出すのをやめた（処理業者へ収集を委託する）場合
還付に必要な物
・墨田区発行のごみ処理券
・請求者の印鑑
・通帳など振込口座の確認ができるもの（あれば購入時の領収書、レシート）
墨田区の処理手数料の減免制度
墨田区では粗大ごみ処理手数料の減額免除が設けられています。以下の条件に当てはまる方は処分にかかる手数料が減額もしくは免除されます。ただし減免制度の申し込みはインターネットからはできないので、必ず電話で申し込みましょう。
地震等の天災その他大規模な災害を受けた者 免除
生活保護を受給している者 免除
中国残留邦人等支援給付受給者 免除
児童扶養手当、特別児童扶養手当受給者 免除
遺族基礎年金受給者、老齢福祉年金受給者 免除
火災等の災害を受けた者 減額（9割以内）
その他区長が特別の理由があると認める者 減額（5割以内）または免除
手順
収集の申し込みをする際に減免申請の件を伝えると、郵送で「手数料減免申請書」が送られてきます。必要事項を記入の上、必要書類と共に受付窓口に持ち込むか郵送します。必要書類は要件毎に異なるので、収集の申し込みの際に確認しましょう。
また、受付窓口はすみだ清掃事務所（本署）のみになります。
名称 住所 電話番号
すみだ清掃事務所（本署） 東京都墨田区業平五丁目6番2号 03-5608-6213
粗大ごみの運び出しサービス
65歳以上の高齢者のみの世帯、または障害者のみの世帯のうち、自ら粗大ごみを運び出すことが困難で、近隣の方や身近な方の協力が得られない場合は、下見・調査をしたうえで、職員が運び出しを行います。
ただし下記の場合は利用できません
・下見や運び出し時に本人立会いができない場合
・運び出し時に建物を損傷させる恐れがある場合
・運び出しに伴い粗大ごみを分解しなければいけない場合（分解済みの場合は収集できます。）
・引越しに伴う粗大ごみの処分で運び出しを必要とする場合作業の中で危険を伴う場合
申し込みはすみだ清掃事務所への電話申し込みのみです。
名称 電話番号
すみだ清掃事務所（本署） 03-5608-6213
墨田区でベッド・マット・マットレスを持ち込み処分する
墨田区では持ち込み処分を行っておりません。
不用品回収業者に引き取ってもらう
引っ越しまで時間がなく時間をかけずに処分したい方、車がなくて処分場まで運べない方、ベッドが2階にあり、外まで運び出しが出来ない方などベッドの処分に困っている方は不用品回収業者を利用するのが便利です。
搬出から回収、処分まですべて業者にお任せできます。費用はかかりますが、自分で運ぶ手間や労力を考えるとおすすめの方法です。
料金目安
墨田区には不用品回収業者が20社以上あり、価格競争が激しい地域です。
ベッドの回収価格は
シングル：￥5,000～
セミダブル：￥7,000～
ダブル：￥9,000～
で上記の金額に出張料金3000円が加算されます。また、家の状況によって作業料金が加算される場合もあります。
例えば階段がないアパートの3階から搬出する場合と、戸建ての一階から搬出する場合では価格が3,000円以上変わることもあります。
このように価格差が大きいので安くしたい時は相見積もりを最低でも3社は取り、料金やサービス内容を比べることが大切です。
墨田区でベッドを買取
墨田区にはベッドの買取を行っている不用品回収業者もあります。
買取対象になるベッドはブランド品で状態が良いものに限られます。
例えば、シモンズやフランスベッド、カッシーナ、テンピュールは中古品であっても買い取られています。
買取後はリサイクルショップの店頭に並びますので、次に購入する方が購入の目安にするのは状態の良さです。買取り業者も高く売れるベッドは欲しいと思っていますので、査定員が来る前には掃除やメンテナンスをすると高く買い取ってもらえる効果があります。
不用品回収業者の選び方
不用品回収業者は慎重に選びましょう。不用品回収を無料で行う、と謳っていながら交通費やトラック走行費用を請求するトラブルが多数発生しています。
このような悪徳な業者にひっかからないために、口コミを参考にすることも有効です。ベッドを回収するには自治体や公安委員会から「一般廃棄物運搬業許可」「産業廃棄物収取運搬許可」「古物商許可」を取得している不用品回収業者を選びましょう。
ベッドを売って処分する
リサイクルショップでベッドを売って処分する方法もあります。
マットレスの衛生的な問題や、売り場の場所をとるため買取と同様にブランドのベッドで状態が良いものは需要があります。
また、ベビーベッドは一定の需要があり、500円～1000円くらいで買い取られることが多いです。
リサイクルショップで出張料金のみで引き取ってくれるの場合もあるので、一度リサイクルショップに問い合わせしてみるのもいいでしょう。
フリマアプリやネットオークションでベッドを売る
リサイクルショップで買取が付かない場合でも、フリマアプリやネットオークションで売れる場合があります。シモンズの高級ベッドは70,000円、無印の足つきマットレスは1500円というの取引履歴もあります。
ただし送料が10,000円以上になることも多いので、着払いか引き取りに来てもらうなど送料は事前に交渉します。
墨田区でベッド・マットレスを無料処分する方法
墨田区ではベッドを30cm以下に解体したとしても燃えるゴミ、不燃ごみとして出すことはできません。
リサイクルショップやフリマアプリなどでベッドを売り、買取金額が回収費用や送料を上回れば実質無料で処分することは可能です。
墨田区でベッドを処分する方法のまとめ
墨田区におけるベッドの処分方法をご紹介しました。
2020年10月26日現在、墨田区自治体が行うベッドの処分方法は戸別収集のみです。最も安い処分方法ですが、申し込みから収集まで3週間以上の時間を必要とします。
最も簡単に早く処分できるのは不用品回収業者を利用することです。不用品回収業者を利用する場合は、業者によって早朝や夜間の回収に対応している所もあります。数社から見積もりを貰うことでより自身のニーズに合った選択が可能です。
時間に余裕があり、費用を抑えたい方は戸別収集を利用し、早く、簡単に処分をしたい方は不用品回収業者を利用すると納得して、ベッドの処分ができます。また、ブランド品や状態が良いベッドは買取されることもあります。ご自身のライフスタイルとベッドに合った処分方法を選ぶことをおすすめします。