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ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込み!メリットやデメリットと合わせて解説

家の中をスタイリッシュに見せるために、ビルトインエアコンへリノベーションを検討している方もいるのではないでしょうか。もし、リノベーションしたら、どのぐらい費用がかかるのか知りたいという方も多いはずです。そこで、今回はビルトインエアコンについてとリノベーションにかかる費用などをご紹介しますので、興味のある方は是非読んでみてください。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むとはどうゆう事?

ビルトインエアコンとは、埋込みタイプのエアコンのことです。通常のエアコンは、むき出しの状態で壁に設置します。一方、ビルトインエアコンは、天井などに埋め込みます。学校や会社は埋め込みタイプが多いので、そこから想像することもできるのではないでしょうか。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むメリット

次に埋込みタイプのエアコンにリノベーションすることでどのようなメリットを得られるのかチェックしていきましょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むメリット①スペースを取らず圧迫感がない

天井に埋め込んでしまうので、通常のエアコンのようにむき出しの状態になることがありません。その分、スペースを取ることがありませんので、圧迫感を感じづらいです。また、お部屋の見た目がすっきりするので、リノベーションされる方も多くいます。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むメリット②細かい空調の設定が可能

空調を細かく設定することができます。例えば、風向きを4方向に調節したり、風量を細かく設定したりすることが可能です。もちろん、メーカーによって機能は変化しますので、その点は注意しましょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むメリット③配管がない

通常のエアコンは壁に穴を開けて配管を通す必要があります。なぜなら、エアコンを室外機と繋げないといけないからです。そのため、場合によっては配管がむき出しになり、見栄えが悪くなることもあります。また、通気口があらかじめ決められているとエアコンの設置場所を調節することができないという点もデメリットです。

しかし、ビルトインエアコンの場合、配管が見えません。本体を完全に壁に埋め込んでしまうため、配管も目が届かないところにあります。また、通気口の場所を気にせず設置することが可能です。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むデメリット

ビルトインエアコンにはいくつかのデメリットがありますので、チェックしておきましょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むデメリット①高価になりがち

一般的なエアコンに比べて価格が高いです。費用に関することは後で詳しく説明します。ビルトインエアコンは設置するだけでなく、リノベーションが必要です。本体、設置費用のほかに工事費用がかかるので、通常のものよりも高価になります。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むデメリット②商品の選択肢は豊富でない

基本的に商品の選択肢は一般的なエアコンに比べて少ないです。埋込みタイプのエアコンはダイキンが主力メーカーになります。一般家庭からの需要はあまり多くありません。そのため、販売するメーカーが少ないです。

しかし、現在はビルトインエアコンが人気になっており、以前よりも販売メーカーが増えました。そのため、メーカーに強いこだわりがある人でも選びやすくなっています。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むデメリット③天井付近でトラブルが発生することも

恐らく埋込みタイプを取り付けてもトラブルが発生することはありません。しかし、ビルトインエアコンを設置するとき、天井裏の配管工事が必要です。そのため、水漏れなどを引き起こす可能性がゼロではありません。

また、特に冬の季節に結露が発生します。なぜなら、室内と天井裏の温度には大きな差があるからです。結露が多く発生すると雨漏りのように天井裏から水滴が落ちてくることがあります。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むデメリット④メンテナンスが必要

一般家庭用のむき出しになったエアコンは、簡単なクリーニングなら自分で行うことができます。例えば、市販で販売されている洗浄スプレーを購入すれば、エアコン内部もクリーニングすることができるでしょう。

一方、ビルトインエアコンのクリーニングは業者に頼むほかありません。また、家庭用のビルトインエアコンを掃除できる業者は少ないので、どうしても料金が高くなりがちです。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込むデメリット⑤照明の位置を変更するためのリノベーションが必要になることも

すべてではありませんが、埋め込みたい場所に照明が設置されていると、照明の位置を変更しなければなりません。そのため、エアコンだけでなく、照明のリノベーションが必要になることもあるでしょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みするのにかかる費用

ビルトインエアコンにリノベーションする場合、埋め込み工事をする必要があります。具体的にどのような費用がかかるのか詳しく見ていきましょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みする本体にかかる費用

最も安いものでも約15万円以上はかかります。もちろん、メーカーや搭載機能、サイズによって変化します。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みする工事にかかる費用

工事費用は10万円ぐらいを想定しておくと安心です。まず、ビルトインエアコンを設置するためには、室内機を取り付けて室外機を設置する必要があります。室内機の取り付けには約3万円、室外機の設置には7,000円ぐらいかかります。

そのほかにも冷媒配管工事が必要です。約3,000円(1m)かかります。また、ドレーン配管工事が約2,000円(1m)、配管貫通工事費用なども必要です。

もちろん、住居によっては大幅にリノベーションが必要なケースもありますので、場合によっては10万円以上かかることもあります。まず、ビルトインエアコンを埋め込みたいという人は、業者から見積もりを取ることをおすすめします。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みしている交換工事費用

元々ビルトインエアコンを使用しているご家庭で、エアコン買い替えのために工事をするという場合も取付工事と同じ費用がかかります。しかし、既存の配管があり、それをまだ使えるのなら、安く済ませられる可能性もあるでしょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みするのにかかるその他の費用

そのほかにも以前使用していた家庭用エアコンの撤去費用が必要です。また、配管延長や取り外し工事、処分費用などがかかることがあります。

ビルトインエアコンをリノベーションを埋め込みしても償却資産にはならない

費用のほかにも把握しておきたいこととしては、埋め込みタイプのエアコンは償却資産として扱われないということです。埋め込みタイプは建物の一部としてみなされますので、償却資産とは別になります。もし、知らずに償却資産として申告をすると償却資産税を二重で支払ってしまうことになるので、注意するようにしましょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みした際のクリーニングについて

エアコンは湿気を吸収するため、内部に水が溜まりやすいです。また、ホコリも溜まるので、定期的にクリーニングをする必要があります。また、埋め込みタイプは自分で掃除することはできないので、業者を利用するのが一般的です。

業者を利用する場合、約13,000円のクリーニング料金がかかります。しかし、毎年クリーニングをお願いしなくてもいいです。数年に1回のペースで業者の方にお願いするようにしましょう。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みしたらどのぐらい使えるの?

埋め込みタイプのエアコンの法定耐用年数は13〜15年です。壁掛けタイプのエアコンの法定耐用年数は6年なので、倍以上は長持ちする計算になります。そのように考えると高価ですが、最終的にビルトインエアコンのほうが得かもしれません。

ビルトインエアコンをリノベーションで埋め込みして居心地の良い住まいへ

ビルトインエアコンは魅力がたくさんあります。たしかにデメリットもありますが、壁掛けタイプのエアコンよりも倍以上長持ちするので魅力的ではありませんか?ビルトインエアコンにリノベーションをして暑い季節、寒い季節を楽に乗り切りましょう。