小平市で粗大ゴミを回収・処分する3つの方法―積み放題プランは安い?
自宅の引越しや断捨離だけでなく、実家の整理が必要になることもあります。
ベッドやダイニングテーブル、タンスなど、粗大ゴミの出し方や料金が気になるのではないでしょうか。小平市は、処分方法が複数あるので、迷ってしまうことも多いでしょう。
処分方法について分かれば、最も適切な方法を見つけることができます。
この記事では小平市での粗大ゴミの処分方法や料金、不用品回収業者を利用した時との比較をご紹介します。
目次
小平市の粗大ゴミとは?
小平市では、指定収集袋に入らない大きさのものは粗大ゴミに分類されます。
例えば、ベッド、学習机、洋タンス、和箪笥、テーブル、自転車、じゅうたん、が粗大ゴミに当てはまります。
なお、小平市では布団は一般のごみ収集に出すことができます。羽毛布団は燃えるゴミに、羽毛以外の布団は資源ごみに出しましょう。
リサイクル家電やピアノや耐火性金庫やパソコンなどの適正処理困難物は粗大ゴミにはなりません。小平市で捨てられないゴミについては「小平市で粗大ゴミとして捨てられないもの」でご紹介します。
1.小平市の戸別回収で粗大ゴミを捨てる
小平市では、電話やインターネットで粗大ゴミの回収を申し込むと、回収日に収集車が家の前まで回収しに来てくれます。時期によっては、粗大ゴミの収集希望が増えて、予約が埋まってしまうことも考えられますので、余裕を持って申し込みましょう。
ここからは小平市の戸別収集での粗大ごみの出し方をご紹介します。
①申込
小平市では、粗大ゴミの収集には事前申込が必要で、電話とインターネットで受け付けています。電話は時間帯によって繋がりにくい場合もあるので、インターネット申込が推奨されていますが、以下のケースは電話申込が必要です。
・お申し込みの品目が一覧にないとき
・インターネットでのお申し込み完了後、お知らせメールが届かないとき
・収集日をピンポイントの日付で希望するとき
通常は収集開始日から土日祝日を除く4日以内に収集します。
※電話申込・インターネット申込、どちらの場合も、土曜日・日曜日・祝日の収集や収集時間の指定はできません。
【電話受付】
電話番号 | 03-5715-1774 |
受付日時 | 月曜日~土曜日 午前8時30分~午後6時 祝日(12月29日~1月3日までの年末年始を除く)も申込可能 |
申し込み締め切り | 収集日の1週間前まで |
【インターネット受付】
URL | https://www2.sodai-web.jp/kodaira/index.html |
受付日時 | 毎日・24時間(定期メンテナンス時を除く) |
②粗大ごみ処理券の購入
小平市では、「廃棄物処理シール」を購入して手数料を納付します。
シールは、小平市内・小平市近隣のスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア、小売店で購入できます。
シールに「名前」「申込日」を記入し、品目ごとに収集作業員が確認しやすいところに貼ってください。
購入した廃棄物処理シールは、特別な理由を除いて原則として払い戻しはできません。金額をよく確認して購入しましょう。
小平市の粗大ゴミ回収料金
粗大ゴミの処分手数料は品目によって決められており、主な処分料金は以下のようになります。
小平市の廃棄物処理シールは、200円・600円・1,000円・2,000円の4種類です。
申し込み時に案内された金額分のシールを購入してください。
【処分手数料例】
品目名 | 処分料金 |
ベッド(シングル) | 1,000円 |
マットレス(シングル) | 1,000円 |
タンス(腰丈・背丈) | 600~2,000円 (大きさによって異なる) |
自転車(大人用) | 600円 |
ソファ(2人掛け) | 600円 |
食器棚(背丈程度) | 200~1,000円 (大きさによって異なる) |
③粗大ごみを出す
収集日の朝8時30分までに、指定された場所に粗大ごみを運びます。戸建ての場合は家の前、集合住宅の場合は管理者に排出場所が決められている場合がありますので確認してください。
いずれの場合も交通の邪魔にならない場所に出しましょう。
収集開始日から4日以内の収集になるので、当日に回収されないこともあります。
5日以上回収されない場合は、廃棄物処理シールの料金不足や収集日の勘違いなどが考えられます。もしくは収集漏れというケースもあるため受付センターに問い合わせてください。
2.小平市で粗大ゴミを持ち込み処分
以前はリサイクルセンターに持ち込むことが可能でしたが、2021年3月31日をもって、持込受付が終了になりました。
以降は戸別収集か、不用品回収業者を利用して処分してください。
3.小平市の不用品回収で粗大ゴミを処分する
不用品回収業者を利用して粗大ゴミを回収してもらう方法もあります。
自治体で粗大ごみを捨てる場合と比べて、料金は高くなりますが粗大ゴミを家から運び出すところから廃棄処分まで全て任せられるので便利です。
不用品回収業者の粗大ゴミ回収料金
不用品回収業者に依頼した時の料金は2パターンあります。
1つ目は「基本料金+品目ごとに決められた料金」の合計で料金が決まるパターンです。
ベッド、タンス、食器棚、学習机、カラーボックスなど粗大ゴミの品目が明確で、大型家具が5点以内の時にはこちらの方が安くなります。
基本料金は3000円から4000円で、不用品回収業者の店舗や倉庫から近いと安くなることもあります。例えば、小平市に事業所を構える不用品回収業者は小平市からの依頼には通常3000円かかる基本料金を2000円にしている業者もあります。
品目ごとの粗大ゴミ回収費用相場は以下のようになります。
品目名 | 回収費用 |
ベッド | 6000円 |
マットレス | 3500円 |
タンス | 6000円 |
食器棚 | 7000円 |
学習机 | 5000円 |
ソファ | 6000円 |
2つ目はトラックに積み放題で○○円と決められている場合です。
積み放題プランの中には「基本料金」「処分費用」が含まれており、料金は以下のようになります。
トラックの大きさ | 目安料金 |
軽トラック積み放題 | 30,000~50,000円 |
2トントラック積み放題 | 80,000~120,000円 |
WEB広告では軽トラック1台9800円~という料金設定がよく見られますが、この料金では回収後の廃棄処分は難しいです。
回収された家具や家電が美品でリサイクルショップに引き取られるのであれば、処分費用がかかりません。しかし、一般的に引き取られる粗大ゴミの半数以上は市場価値がないものです。
それらを処分するには費用がかかります。処分費用の他に人件費やトラック代もかかりますので、積み放題プランを9800円で提供すると不用品回収業者は赤字になってしまいます。
また、訪問時に「作業代」として別途料金を徴収される場合や処分料金を抑えるために、回収した粗大ゴミを不法投棄したりや個人で出したごみとして処分場に運んで処分している可能性もあります。
不法投棄は違法ですし、自身で出していない粗大ゴミを偽って処分場に持ち込むのは条例違反にあたります。
詳細は【不用品回収業者の選び方トラブル事例】をご覧ください。
信頼できる不用品回収業者は【小平市の不用品回収業者】から自分で探すこともできますし、ReLIFEでも手配させていただきます。
小平市で粗大ゴミとして捨てられないもの
小平市の粗大ゴミとして捨てられないゴミがあります。家電4品目・パソコンなどです。また、可燃ゴミや不燃ゴミにも当てはまらないので、不用品回収業者や一般廃棄物収集運搬業者に個人で依頼して捨てます。
例えば、パソコンは捨てる部品がない電子機器と言われています。
PCリサイクル推進法によって小型家電回収ボックスに入れたり、リネットジャパンに郵送して処分します。回収されたパソコンは工場で分解され、再資源化され新たな製品へと生まれ変わります。
テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機はリサイクル対象家電なので、粗大ゴミでは捨てられません。家電販売店で引き取ってもらったり、自身でリサイクル券を購入して工場へ持ち込んだりして処分します。
リサイクル対象家電は小平市が管理していないので、料金の支払い方法や処分手続きも粗大ゴミとは異なります。
パソコンやリサイクル対象家電以外にも金庫やピアノ、農薬などゴミ処理場では粉砕できない固いものやゴミ収集車の作業員がトラックに積み込めないものは粗大ゴミとして処分できません。小平市のWEBサイトやゴミ処理ガイドブックで確認できます。
不用品回収業者では小平市で適正処理困難物に指定され、引き取りされない粗大ゴミも回収してくれます。
粗大ゴミをリサイクルする
小平市では、不要になった生活用品を市民間で再利用することができるように、「ゆずります、ゆずってください」の交換情報を掲載しています。
他にも民間のリサイクルショップを探してみるなど、不用品の状態が良い場合は、リサイクルを検討してみてはいかがでしょうか。
【参考】小平市 ゆずります ゆずってください 生活用品交換コーナー
小平市の粗大ごみ処分方法まとめ
小平市での粗大ごみの処分方法をご紹介しました。
小平市では、指定取集袋に入らない大型ごみは粗大ゴミに分類され、戸別収集を利用して処分できます。
冷蔵庫・洗濯機などリサイクル対象家電や、パソコンやピアノや耐火金庫などは適正処理困難物に指定され、小平市では回収・処分ができませんので、自身で廃棄物処理業者を手配して処分してください。