電子レンジを重曹/セスキ炭酸ソーダで掃除する方法
ボタン一つで簡単に調理できる電子レンジは一度使うと手放せない調理家電です。電子レンジ用の調理器具や食品の販売数も増えているので、毎日使う方いるのではないでしょうか。
電子レンジの掃除を定期的にすると温める効率を上げたり、電気代の節約や食品や調味料の臭いが電子レンジに染み付くことを防ぐ効果もあります。
ここからは重曹またはセスキ炭酸ソーダを使った電子レンジの掃除方法をご紹介します。
準備するもの
・重曹(セスキ炭酸ソーダ):大さじ1杯
重曹は100円ショップやホームセンター、薬局でも売っています。食用でも問題ありませんが、お掃除用の方が安く、容量も多いです。
セスキ炭酸ソーダの方がアルカリ性の成分が強いので洗浄力も高いので、肌に直接触れないようにゴム手袋を使用しましょう。
・古布やキッチンペーパー:5枚程度
汚れを拭くために使用しますので、ふきん程度の大きさが使いやすいです。使用後は油汚れが付着するので、洗濯が面倒な方は捨てられるものをご用意ください。
ふきんを洗うのが苦にならない方はマイクロファイバーのふきんもおすすめです。こちらも100円ショップやホームセンター、薬局で購入できます。
・電子レンジで使える容器:1つ
コップやお椀、ボウルなどコップ1杯ほどの水が入る大きさの容器を準備します。
掃除時間:30分
手順
1.コップ1杯(200cc)ほどの水に対して大さじ1杯の重曹(セスキ炭酸ソーダ)を混ぜよく溶かし、500wで3分から5分ほど加熱します。このときラップはかけないでください。
2.扉を閉めたまま、20分ほど放置します。電子レンジで温められた重曹水が水蒸気となり、庫内に付着した汚れをふやかして落としやすくしてくれます。
3.古布やキッチンペーパーに先ほど使った重曹入りの水をつけて軽く絞ってから、レンジの内側を拭きます。温かいうちの方が汚れを落としやすいので、手早く拭きあげましょう。
全体的に汚れがなくなったら、最後に水拭きと乾拭きをして庫内に残った重曹を取り除きます。
これだけでは取れなかった頑固な汚れは「メラミンスポンジ」を使用するのがおすすめです。メラミンスポンジは研磨作用があるので、軽く水に濡らしてこすると汚れが落とせます。
注意事項
電子レンジ重曹を温める時に温度が突然上がって吹きこぼれる(突沸する)ことがあります。突沸を避けるために、底の深い耐熱容器を準備します。
吹きこぼれた時は途中で停めて、放置しましょう。
電子レンジの汚れの原因とは?
電子レンジの汚れは
①油汚れ
②水垢
③カビ
のから成り立っています。
庫内で飛び散った油や食品などのたんぱく質汚れは、使用するたびに温め、冷やしてを繰り返されてできているため何層にも重なり固められてできています。時間とともに積み重なってできている酸性の汚れです。
2つ目の水垢は、アルカリ性の汚れです。この中にはにおいの原因になるアンモニア成分が含まれています。
3つ目はカビ汚れです。電子レンジ内に残った水滴や食べ物を餌に繁殖したカビも取りにくい汚れの一つです。カビは健康にも悪影響ですし、放置すればするほど繁殖していくので見つけたらすぐに掃除するのがおすすめです。
電子レンジの掃除頻度
電子レンジの掃除頻度は使用頻度によって変わってきますので、重曹やセスキ炭酸ソーダを使って掃除するのは汚れが気になってきてからで構いません。ここでは2つの目安をご紹介します。
1つ目は「目に見える汚れが気になったら」
目に見える汚れが出てきたら、その汚れが蓄積される前に掃除しましょう。放置するとその汚れを餌にしたカビの菌の繁殖へとつながり、健康にも影響を与えます。さらに掃除の時間も負担も増えるので、目に見えて気になったときが1つ目の掃除のサインです。
2つ目は「においが気になったら」
電子レンジを使用した後の庫内や温めた食品の臭いが気になったら、目には見えていない薄い汚れや見えない部分に汚れが付着していることがあります。特に庫内の色が黒い場合は汚れの付着が目で確認しにくいので、臭いは掃除のサインを知らせてくれる目安になります。
まとめ
重曹やセスキ炭酸ソーダを使った電子レンジの掃除の仕方をご紹介しました。
電子レンジの汚れを放置すると、不衛生ですし、温めの効率も悪くなり時間と電気代が増えてしまいます。
この方法なら30分程度で終わる上、用意するものも少ないのですぐに取り掛かれます。電子レンジの汚れが蓄積される前に掃除してみてはいかがでしょうか。