豆知識

リノベーション

リノベーションで老若男女住みやすい家づくり!ポイントやアイデアはどんなものがあるの?

リノベーションのニーズはその家族構成や将来のビジョンによっても異なります。

子供が生まれた・大きくなったので子供部屋を作ろう、逆に子供が独立したので、子供部屋が必要なくなった、両親と同居したいのでバリアフリーな家にしたい…ニーズは様々異なると思いますが、生涯住み続けられる家というのは、様々な段階に応じて、リノベーション等で姿を変えていける家であるといえます。

そこで、この記事では生涯住みよく暮らせる家をテーマに各世代についてのリノベーションについて説明します。

今のお家が少し住みづらくなった方もいると思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

リノベーションで老若男女住みやすい子育て世帯の家

子育て世代では、家の改築を考えるタイミングについて、子どもが出来たタイミングか、小学校に上がるタイミングでの新築購入またはリノベーションのニーズが多いそうです。

持ち家を保有していない世帯は新築購入やリノベーション物件の購入、保有している世帯は子供部屋が必要になるタイミングでの検討が多いと言われています。

みなさんの思い描く子ども部屋、子どもにとって快適な空間をとはどんなものでしょうか。子育てをしながら様々なシーンを想定すると、各々リノベーションでこだわるべきポイントが見えてくると思います。

子供部屋は、遊ぶところであり、寝るところであり、勉強するところであり、友人を呼ぶとことであり、一人になるところです。

子供の成長に合わせて融通が利くような子供部屋を作ってあげたいですね。特に欧米諸国では子供部屋は子供が誕生した時から用意されていることが多く、自立を促せるような気風があるといいます。

ここからは子育て世帯のリノベーションについて説明します。

リノベーションで老若男女住みやすい子育て世帯の家①子供部屋は間取りに融通が利く部屋を

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子どもがまだ小さい場合や目が離せないような時期では、親御さんが安心して作業ができるようなスペースに、そして、小学校の入学など、子どもが少し自立したと感じたら、一人でも寝れる空間を作ってあげるのが良いとされています。

上記の写真のように広いスペースが確保できると良いですね。

子供部屋は家を独立して出て行くまでの子供にとっての「城」とも言えますので、将来的に様々なものを置けるようなシンプルな融通のきく間取りにしてあげたほうが無難です。

リノベーションで老若男女住みやすい子育て世帯の家②小さいうちはキッズスペースをリビングに設ける

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まだ小さなうちは、こちらの写真のようにキッチンから子供の様子が見えるよう、リビングにキッズスペースを設けるリノベーションが流行しているようです。

子育て世帯は「家事をしながらでも安心して子どもの様子が見れる間取り」の実現に重きをおきていることがわかりますね。料理をしながら、家事をしながら常に子どもが目の届くところで遊んでいてくれると、安心して作業もはかどり無駄な時間を費やすこともなくなります。

子どもが大きくなった時のことも考え、その後は収納に変更できるようなアイディアもいいですね。

リノベーションで老若男女住みやすい子どもが独立した後の家

子どもが、自立し家を出た後のリノベーションでは、残された夫婦の趣味や老後のために空いたスペースを有効活用する場合が多く、子どもが家から独立したタイミングも皆さんがリノベーションの検討する時期にあたるようです。

ここからは子どもが独立した後のリノベーションについて見ていきます。

リノベーションで老若男女住みやすい子どもが独立した後の家①子供部屋は趣味の部屋に

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趣味がある方は子供部屋は趣味のためのガジェットやモノをしまう部屋として機能している場合が多いです。

特段大規模なリノベーションは必要ありませんが、様々な趣味によって、空いたスペースに手を加えて使っている方が多いそうです。

特段子供部屋などのスペースを活用されていないお宅も、間仕切り壁をなくして広い空間を作ったり、リビングと繋げる等のリノベーションも検討できますね。

リノベーションで老若男女住みやすい子どもが独立した後の家②来客が泊まるへやに

子供部屋をそのまま、来客用の寝室に変えてしまう家もあります。

こちらも特にはリノベーションは必要ありませんが、壁紙(クロス)や床の張替えなど、お子さんが昔汚した箇所をリノベーションして綺麗にするニーズが多く、昔子供部屋だったスペースは今では帰省する子供の寝室にしていたりゲストルームにしているお宅もあります。

リノベーションで老若男女住みやすいバリアフリーの家

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ここからはバリアフリーのリノベーションについて見ていきます。

日本は世界有数の長寿国として知られています。子どもが独立しても、これから先の人生はまだまだ長いということで、将来のことを考えたバリアフリーのリノベーションを検討している方も少なくないと思います。

加齢で身体の機能が低下すると、歩いたり、座ったりといった日常の動作でも負担が大きくなり、転倒などの危険も生じます。高齢者の住宅に限らず、将来を見据えてリノベーションでバリアフリー化することは、生涯・長く住み続けられるためのものと言えるでしょう。

リノベーションで老若男女住みやすいバリアフリーの家①バリアフリーのポイント

バリアフリーのリノベーションについてのポイントを挙げていきます。

玄関ドアは引き戸に、間口の広いものにする

車イスや杖の使用、介護者を伴った移動を考え、出入口は間口を広くとるのが良いでしょう。風などで勢いよく閉まる心配のない引き戸にし、力の落ちてきた方でも開閉しやすいようにするのがオススメです。

なるべく段差のない空間にする

足腰の弱ってきた高齢者にとって、少しの段差はつまづいて転び怪我をする可能性があります。なるべく広く、段差を取り払ったスペースが作れるように検討しましょう。

トイレを広くし、手すりを取り付ける

足腰が弱ってくると、手すりの設置は必要不可欠になります。トイレで用をたす際には立ったり座ったりという動作に手をついて体を支える必要が生じるので、手すりをあらかじめ設置できるスペースを確保しておくのも良いですね。
また、洗浄便座や乾燥機能、便器の自動洗浄機能があると、体をひねったり向きを変えたりという行動が避けられるため機能のないトイレの場合は設備の入れ替えを行いましょう。

また、将来トイレの介助が必要になる場合もあるかもしれません。その時のために、トイレを思い切って広くリノベーションしても良いでしょう。

介助しやすいような動線、間取りを考える

車椅子や杖を使っての移動は負担が大きいです。そのため、家に入ってから落ち着けるスペースまでの動線を広く、シンプルにすることが大切です。

玄関からリビングまでは段差もなく広い廊下で、手すりもついているとなお良いですね。

リノベーションで老若男女住みやすいバリアフリーの家②今現在必要ではない場合も

今現在、介護や介助が必要ではないという人もいるでしょう。しかしながら、生きている以上、老化は避けられません。

家族や両親に今その必要がなくとも、将来必要になる可能性を考えて、なるべく広い空間が開けられるようなリビングや、廊下の間取りにしておくこともオススメです。

バリアフリーにリノベーションする際に、様々検討しやすくなりますね。

リノベーションで老若男女住みやすい家づくりをすれば家族の形に合った住まいが出来る

冒頭でも述べましたが、「将棋住める住み良い家」とは、各家族の様々なステージに応じて、臨機応変にその姿を変えられる家だと思います。

そのために定期的な家のメンテナンスやリノベーションは不可欠と言えるでしょう。あなたが今住んでいる家は、あなたの将来住みやすい家でしょうか?

様々なライフプランを検討しながら、リノベーションについて考えてみるのも良いですね。